15045 2016-01-17 12:52:16 |
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俺は薬売りちゃんが男装してようが何してようが気にしてないよ。(言い淀む彼女に対して、竹を割ったようなあっさりとした結論を口にして。その後視線を窓の外に向け「…薬売りちゃんが此処に来てくれるんだったら何でもいいかなぁ」と独り言のように小さく呟いて) そりゃ楼には営業で来てるんだろうけど、俺の部屋に来た時は対等にお喋りの相手をしてよ。(根からの真面目なのだろう、彼女の営業者としての模範的な返答を受け、やや不貞腐れたような言い方で自身の要望を告げ。) あー、もうそんな時間?……ん、今日もありがと。また明日。(気がつけば仕事の時間が近づいていた様子。至極面倒そうに溜息を漏らして。下まで見送ってあげたいものの、約束をしていない別の客に絡まれるのが煩わしいので部屋で客を待つことにしている。薬のお礼述べ、片手をひらひらと振って彼女に挨拶をして。)
(/背後から失礼します!これで次の日に>10の流れで大丈夫ですか?)
(毎朝早起きをして処方箋や薬の確認、薬草の確認をするところから始まって。毎朝早くに仕事へ出掛ける母親を見送ると己も身支度を整えて出掛ける間際、最終確認をして忘れ物がないかを確認した後、己も本日は色々な場所を、遠く迄巡るので早めに自宅出ると最初は遠い場所から回ることに決めて。一日かけてゆっくりと仕事として薬を売ったりお得意様に処方箋を渡したりと毎日変わらないがその積み重ねがお得意様へと繋がるのでなるべく笑顔を忘れずに対応して。本日の仕事も終盤に差し掛かり、大分陽が傾いてきた頃に本日最後の場所、色街へと到着して。色街へ来る途中に質の良い高価な着物へと着替えを済ませていたので仕事を終わらせる為に贔屓にしてもらっている花魁の楼へと変わらずに声を掛けてから入室すると何やらバタバタと廊下を走り回っている姿を見て近くを通った一人に尋ねるとどうやら病欠で花魁がひとり足りなくなってしまい、慌てているのだと把握した後、薬を渡そうと店主を呼んでくれと頼んだのだがなぜかこちらをじっと見詰められ挙句、最終的に病欠の花魁の代わりを頼まれると同時に嫌だと断るのだが営業がかかっている彼女たちには無理だったのか何処の座敷へと連れて行かれた後そこで華やかに着飾られ、顔も白粉塗って紅を点したりとまるで別人に変わって) ――あの!例え美しく着飾ったとしても、やっぱり私に代わりは務まらない気がするのですが……はい、ごめんなさい。
(/勝手に場面転換後、花魁にて無半ば理矢理代わりに働く方にしてしまいましたが、こちらの設定でも大丈夫でしたでしょうか? やりにくかったり無理でしたら変更いたしますので!)
(陽が傾く頃、いつも通り従事する男娼たちや着飾った女客で賑やかになっていく楼。約束を入れていた客が用事で来れなくなったとのことで、店主に客寄せを命じられ渋々玄関口に連れてこられた。こうして客引きをすることは滅多にしないので、通りがかった人たちが口々に言い寄ってくるのを営業用の笑顔と会話でやり過ごして。)―またお暇なときにでもいらしてくださいね。(名も覚えていない相手ににっこりと笑みを張り付けて愛想よく見送っては、片手を首に当てがって気だるげに溜息を吐いて。「こら、本性が出てるぞ」と、隣で構えている店主に頭を軽く叩かれてますますやる気をそがれた様子。)俺みたいな人気の男娼がする仕事じゃないでしょこれ。あぁ面倒だなぁ…。(文句を垂れていると、店主がふと思いついたように「そういや今日は薬売りさん来てないな」と口にして。そういえば、いつもならこの時間にはとっくに営業しにやって来ているはずなのだが…。ここで妙案を思いついて。)ね、俺もそうだけど、薬がないと困る男娼他にもいるよね?今日は客付いてないから、薬売りちゃんに貰ってくる。(畳みかける様に店主にそう言って、返答を聞く前に「じゃいってきまぁす」と通りに飛び出して。彼女がどこに住んでいるのか、どこまで営業しに出かけているのかは知らないものの、とにかく通りを歩けば見つかるだろうとの考えであって。)
(/大丈夫ですよ。ちょっと導入が長くなっちゃいましたが、この後店先でばったり出くわす感じだとありがたいです!)
(花魁は予想以上に、遥かに上回る程精神的に疲れてしまって愛想笑いすることが精一杯で。体力は有り余っているのでこの派手な質の良い着物を重ねて着ても大丈夫なのだがやはり体力より精神の方が薬売りの営業よりも疲れてしまい、その姿を見兼ねたのか休憩を頂くと時間ができたので本業である薬売りの営業へ男娼の楼へ向かおうとしたのだが現在の姿を思い出すと確実に一際目立って注目される事が目に見えているのだが真面目な性格と本業を疎かにしたくないので鞄を持つと数回深呼吸した後腹をくくったのか表に出て男娼の楼へと目指し歩み出して)店主さんに事情を説明すれば大丈夫よ。お願いです……周さんに気付かれず、無事に営業を終わらせることができます様に!
(/こんな感じになりましたが如何でしょうか?店から出させましたので大丈夫だと想うのですけど……これから楽しみです!)
(明るい灯りを燈す店に囲まれた通りを、見当もつけず歩いていく。恰好は店に居る時と変わらない紺色の着物に白の羽織なので、気付く人には声を掛けられたりするが立ち止まることなく笑顔を向けるのみで。…それにしても、どうして時間通りに薬売りの彼女はやってこなかったのだろうか。何か事故に巻き込まれたのだろうか?客寄せの仕事をサボる口実として出てきたものの、考えていく内に深刻な状況なのかもしれないと脳裏を過って。考え事に気を取られ前方をよく見てなかったらしく、どん、と人にぶつかってしまい。) あ、ごめんなさい、前を見てなくって……。(そこまで強い衝撃ではなかったので転んだりすることはなかったものの、申し訳なさそうにぶつかった相手に視線を向けて謝罪の言葉を。) ―え。(ぶつかった相手に思わず目を見張り、疑問の感嘆を一つ。相手は着飾った花魁であったが、どうにも見覚えがある。…まさしく自分が今探していた相手のようであり。)
(/無理やりエンカウントさせちゃいました← 何か都合が悪かったら変更しますので。)
(陽が暮れて仰ぎ見ると一面暗闇で所々星が瞬いていて。この時刻になるとどの場所も灯りが燈る様になり人通りの歩く人の姿は昼間と違っていて質の良い高価な着物姿の男女が大半で毎日歩いて慣れている筈なのだが今回は男装ではなくて花魁が着付けている様な質の良い高価な着物であり顔も白粉を塗ったりして普段とは違うので落ち着いて歩くことができず、色々考えていたのできちんと前を向いておらず前方不注意でどん、と身体が接触してしまい即座に謝罪するとその相手には見覚えがあり珍しくしどろもどろとなって)あ、すみません。ごめんなさい――えっ? 周、さん?!こ、今晩は。まさかこんな場所でお会いするとは偶然ですね!本日はお休みですか?
(/思い描いていたエンカウントだったので思わずにやにやと(笑) 珍しく動揺しているのはきっと着物や化粧のこともあるかと!)
(慌てた様子で自身の名を口にする相手は、姿こそいつもの男装でないが見間違えなく彼女であって。疑問符で埋め尽くされた脳内、言いたいことは色々あるが、とりあえず口を開き。)…ほんとすっごいぐーぜんだねぇ。何?薬売り辞めて花魁に転職したの?(その口調はやや咎める様な、機嫌が悪そうなもので。どんな理由があったのかは分からないものの、着飾っている姿は自身と同じ職の女の物であり。だからこそ、真っ当な生き方をしている彼女には一番近づいてほしくない職業でもあった。しかし彼女にも何か事情があるのだろう、ちょっと冷静さを取り戻すように額に片手を当てがってから経緯を尋ねるべく。)で、どうしてこんなことになってるの?
(/同じような考えで安心しました…!なるほど了解です。)
(大通りは人の行き来が多くて他人には聞かれたくないので「すみません、ちょっとこっちに来て下さい。」と言って人通りの少ない細い路地迄誘導すると何から話すべきかと悩むが全て話すのは変わりないので経緯を相手に説明をして) 話せば長くなるのですが、私は花魁に転職した訳では御座いません。いつも通りに花魁の楼へ薬を売りに来たら人が足りなくて困っていたらしく、半ば無理矢理着つけられて化粧をされて代わりを補わされたのです。現在は何とか少ないながらやっているみたいで私は休憩中です。その間に薬や処方箋を渡そうと向かっていた所にばったりと遭遇して、現在に至ります。(大体説明を終えると再び相手の顔を見詰めて。反応が気になるのか心配そうに眉根が少々下がり気味で表情を窺って)
(/それでは再び此方は失礼しますね!何かあれば直ぐに声掛けや希望などを宜しくお願いします!)
(裏路地に連れられ相手の説明を真面目な顔で聴いていたが、ともかく相手が無理矢理任されていたということが分かって内心一安心し。)…ふぅん、なるほどね。素人に花魁なんかが務まるわけないのに何やらせてんだか。(はぁ、とわざとらしげな溜息を吐いて、心配そうな相手に視線を向けて。見た限り相手に客が付いたわけでもなさそうで、今は休憩を貰っているとのこと。とにかく、相手を店から解放して今日の分の薬を受け取らなければならない。考える様に口許に片手を当て視線を落としていたが、すぐにぱっと顔を上げて口を開き。)よし、薬売りちゃんは俺が身請けする。それで店辞めてうちの楼に行こう。あ、着物もそのまま貰っちゃえばいいよ。折角綺麗にしてもらってるんだし。(口早にそう宣言しては、有無を言わさず相手の手を掴んで裏路地を出て。彼女を一時雇っている状況の店の店主に商談をする魂胆であって。)
――えっ?あ、周さん!何から何まですみません……でも、この姿だと目立つのでお邪魔になりませんか?(身請けや着物をそのまま貰う等色々と現実離れした事が目まぐるしく降り掛かってきたので脳内は少々混乱していて。一番はこの姿で男娼の楼へとお邪魔すれば確実に目立って仕事とはいえ相手や店主に迷惑がかかってしまうと心配になり相手に申し訳なさそうな口調と表情でその事を伝えて)処方箋を渡して、店主さんに色々とお話をしたら直ぐに失礼しますので。
まったく世話の焼ける人だなぁ。(手を引きつつこの場所から近い店だろうと推測して通りを歩いていき。言葉こそ意地悪なものであるが、楽しそうな笑みを湛えていて。そして店までやってくると、体裁等気にせず中へ足を踏み入れ。何人かの花魁と客、それに店主であろう人物を見つけてずかずかと手を引いたまま進んでゆき。)―ねぇ、この子薬売りの営業中だったんだよ。なのに無理矢理働かせるなんて非常識だよね?ってことで薬売りちゃ…じゃない、瑠璃ちゃんは俺が身請けしていくんで。着物も持ってっていいよね、営業妨害のツケってことで。(ペラペラと一方的に店主へ文句をぶつけ、彼女を連れて帰る旨を宣言。最後にぽかんとしている周囲を見回してしたり顔を浮かべてから「んじゃ、楼に行こうか」とここでようやく手を離して相手に声を掛けて。)
(到着すると己はずっと彼の後ろに隠れる様にして立っていたので花魁や店主と同様に一瞬驚いてぽかん、としていたが彼に話し掛けられるとやっと我に返ってつい「は、はい!」と勢いで言ってしまったがやはりこの姿では確実に目立って男娼の楼の店主や、ましてや人気のある彼の営業に影響を及ぼすと考えれば再びその事について彼に伝えて)あの、周さん。私の為に色々とありがとうございました。でもその……これから楼に戻ったら私、こんな姿なので周さんの営業に影響や店主の迷惑になりませんか?薬を渡さないといけないので仕方ないですけど、色々と申し訳ないので。(性格ゆえに色々と気にしてしまい再び同じ事を彼に伝えると内心では同じ事を言って再び呆れられないか等色々な事をぐるぐると脳内で考えてしまい心配そうな表情で見遣って)
(相手の返事を訊いて「よし」と一言、すたすたと店を後にして。)薬売りちゃんが心配することないって。今日客の予定がなくなったから暇してるの、店主には何とか言っとくし。(背中で相手の心配事を聴いていたが、足を止めくるりと背後の相手に向き直ってきっぱりと言って。相手を招きたいのは自分の暇つぶしになってほしいと思ったのと、このまま一人で返すのは心配であったからで。着飾っている若い女をこんな時間に一人にしておけない。この選択で正しい、と思い直し再び前を向いて歩き始め。)薬売りちゃん、こんな格好なかなかしないでしょ。着物ひっかけないようにね。
……周さんの仕事に支障が無いのなら良いのですが。えっと、普段はお客様とどんな感じで接しているのでしょうか?(彼の背中を追いかける様にして歩いていると考える事は一つで。己はただの薬売り、そして彼は男娼で。住む世界や価値観も違うのでどうしてここまでして己を助けてくれる理由がわからずに考えていると急にこちらを向いてきて相変わらず己に優しく接してくれるので男性は、特に彼に対しては苦手意識が強かったのだが花魁の楼で助けてくれた彼の姿を見て少しだけだが苦手意識は薄れて。そんな彼が再び前方見て歩き出すと同時に己は早歩きになり着物に気を付けて歩くと隣を歩いて)先ず、こんな上質な着物を何着も着たことないので少しドキドキしていますね。あの、転びそうになったら大変なので周さんの着物を少し掴んでも構いませんか?
たまにはお休みも貰わないとね。…そうだなぁ、相手に気に入られるような振る舞いしてるから一概には言えないかな。(ここ数日は働きづめであったため、今日のように穴が開いてくれて助かっていて。仕事のことを訊かれて、意外な質問に少し考える様な空白を空け。仕事の内容を細かに話せば相手は困惑してしまうだろうから、大体の事を軽い口調で答えておいて。楼に戻ったら店主に何か言われるだろうかとぼんやり思いを馳せていると、いつの間にか彼女が隣に並んで歩いていることに気付いて。)えっ。……薬売りちゃんってば意外に積極的なんだ。いいよ、はい。(突然の申し出に戸惑いの声を上げ、相手の顔に視線を向け。しかしすぐさまいつものからかうような表情に戻っては、忍び笑いをしつつ応じて。相手はいじらしくも着物と言ったが、彼女側の掌を差し出して。)
周さんは毎日働き詰めですからね。でも意外です。周さんは気に入られるとか気にせず自由に振舞っているイメージがあってだから人気なのでは?――と、勝手に私が想像してしまいました。(毎日来ると絶対に彼は楼にいたので働き詰めなのは何となく判っていたのだが、気に入られようとしているイメージが浮かばずにどちらかというと自由に飄々としているイメージが強いので意外な返事に驚いて) えっ?あ、の……私は別に積極的ではなくて。ですが折角掌を差し出してくれたので甘える事にしますね?(差し出されたてに最初は驚いて戸惑いながらもゆっくりと手を繋ぐと楼目指して暫く歩いて。やはりこの姿は人目を惹きつけて目立つ事もあったり、彼が綺麗な容姿をしていたりするので大通りを歩く度に視線を集めたりと余計に目立ってしまって)
毎日働いてるのは薬売りちゃんもでしょ。相手の思い通り、服従してこそ独占欲を…って、この話はやめにしよ。(自分もだが、相手も日々営業で歩き回っていて苦労をしているのはお互い様だ。確かに彼女の前では素であるために自由気ままにしているものの、客相手には猫を被って接している。それについて説明しようと思ったが、彼女に全部語るのはなんだか気が引けて。首を左右に緩く振って話を止め。)ふふ、こうして歩いていると恋人同士に思われたりするかもね。(手をつなぎ返してくれたことに、嬉しそうな口調で応え。人の目がこちらに向いていることに気付くも、今は無視を決め込んで。…しばらく歩いていると楼に到着して。)
服従してこそ独占欲を……また新たな発見です。周さんは意外に独占欲が強い、と。――って、ごめんなさい。この話は終わりでしたね。もう話しませんので。(独占欲など新たな発見ができたのでつい、終わりと言われてもその話題を続けてしまって直ぐに謝罪をして。そして話題は現在のお互いについてで、いせいと手を繋いだりするのはこの歳で初めてでありからかわれ冗談だと理解しているが“恋人同士”などの単語に過剰反応示して「もし、私なんかと歩いていて恋人同士に見られてしまったらごめんなさい。周さんにはもっと素敵な女性がお似合いてますものね。」手を繋ぐ事で精一杯な己は恥ずかしそうに頬を赤く染めて。そんなこんなで楼にやってくると早速店主に遭遇したので軽く一礼をした後挨拶を交わして) て、店主様さん……こんばんは。本日も宜しくお願いします。
別に?俺はそう見られても困らないし、むしろそっちの方が………いや、なんでもないや。(いつもの茶化した態度で”恋人同士に見られてもいい”と言おうとしたが、ふと彼女の方を向くと頬を染めた表情であって思わず言葉に詰まり。すました態度も長続きはせず、つい、と顔を彼女から逸らして言葉を紡ぐのを止め。つないでいた手をゆっくり外してから彼女が先に店主に挨拶をし、続いて自分も一声掛け。)ただいまー、薬売りちゃん見つけてきたよ。ってことで今晩はお休み貰って薬売りちゃんと過ごすから。(いつもの男装ではない彼女を見て驚いた様子の店主に追い打ちをかける様に飄々とそんなことを言ってのけ。店主は「何があったのかは知らないが…まぁ、薬売りさんに手は出すなよ」と釘を刺すように返答し。それに対しては「はいはい」と適当に返事をして、いつも通りに階段を上がり始め。)
……周、さん?(いつもならこの辺りで茶化される筈なのだが再び途中で強制的に区切られてはそっちの方が、と意味深だったので不思議そうに首傾げて。楼へとやってきて店主へ挨拶をすると予想通りな反応であったが彼はそんな店主へ追い討ちかけるように飄々とした態度で今晩は己と過ごすから、という発言に反応が遅れてやっと驚いたリアクションをするが先に行ってしまったので店主には軽く頭を下げてから彼の背中を追い掛けて。やっと追い付くと階段ゆっくり上がって後ろをついて歩き、無言は辛いので此方から話し掛けて)あの、周さん。今晩私は、お客として接した方が良いですか?それとも薬売として?こうい場所には不慣れな者なので迷惑をかけてしまったらごめんなさい。
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