おそ松、 2016-01-15 19:41:58 |
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え…( 自分の言葉はどうしても相手を傷付けてしまうようでイタいの台詞を真に受けてしまうわけだが、それ以上にショックだったのは視線まで逸らされたことである。自分の愛が重すぎただろうかと内心、落ち込み )
ぬあ…っ!?――…に、兄さん?( 強制的に笑わされ続けたことで軽く酸欠状態に陥り苦しんでいたが終わりは急に訪れ、突然突き落とされたことで無情にも身体はゴロンと転がり床に打ち付けてしまうが痛みに悶えながらも自分は何かやらかしたか?とそちらの心配が強く )
( 相手が手を伸ばしアイスを取ろうとした瞬間、パサリ音がした方向に視線を向ける形となれば明らかにその手の類の本、そして明らかに長男以外の趣味である表紙から察するに四男のものだろうか然し問題はどうして今これが相手から出てきたか…である、思わず無言で凝視して )
…仰せのままに( 少し意地悪をし過ぎただろうか内心思うが反省はしていない、いつもは自分が振り回されているのだから偶にくらい自分が可愛らしい兄の反応を楽しみたいと反発からであろうが希望を出された箇所である頬へ口付けを )
……うっわ、何、( 普段なら此処で言い返してくるものの一向に返事返ってこなければちらりと横目で相手見て。スルーしても良かったが見るからに傷ついたと見える表情に「めっちゃ変な顔してる」なんて付け足せば片方手を出しデコピン、 )
……や、ちょっと、…俺用事思い出したわ…。( 若干前のめりになりつつゆっくり立ち上がればそそくさと部屋を移動しようと。なるべく相手を見ないように目を逸らしつつ、顔真っ赤にすれば内心ごめんと謝りつつドアに手をかけて。 )
あっ…あ、あー!これね、これあの、あれ。一松がその、片付け忘れてたみたいでさ!優しいお兄ちゃんが片付けといてやろうと思っ…て…( やばい、と思った時には既に頭の中真っ白で。そろりと相手の方を見れば案の定凝視しており、なんとか誤魔化そうと口を開けば涙の後すらない顔を上げ代わりに冷や汗だらだらと、 )
…ふ、擽った…( 本来望んだ場所ではないものの嬉しそうに目を細めて。ぎゅ、と下にいる相手の服を掴めばちらり、甘えるような視線向けて「…じゃあ次は、お前がしたいところにしてほしいな。…王子様。」と挑発気味に )
いっ…、え、あ…( 落ち込んでいた所にデコピン決まれば痛さで我に返り額を抑えながらも正直に言っていいやら少々困惑。然し隠し事もしたくないと怖ず怖ず「…いや、俺の愛は…その、重いのかもしれないと思ったら、な…」と歯切れ悪く )
……だが、大丈夫か?具合が悪そうに見えるが…俺も付き添うか?( 察しがいい他の兄弟なら感づく所も素直さと鈍感さが相まり気付けない残念さである、用事と言われて疑う事なく信じるが具合が悪そうに見える相手の身を案じ )
――…、…そうか、兄さんは優しいな?( 非常に嘘臭い、というか泣いてた割には涙の後すらないことから確実に嘘だと判断、「嘘をつくな」と喉元まで出掛かるが寸での所で制止、自分には先程相手に酷い事をしてしまった負い目がある、それに折角購入してきたアイスも溶けては勿体無い、やれやれと苦笑いしながらも仕方ないなと自分のアイスを選び置いてから立ち上がり「残りは冷凍庫に入れてくるから、先に食べててくれ」と )
( 擽ったいと言いながらも嬉しげな表情見せる相手に胸がキュンとしてしまい口元を緩め、今度は自分がしたいところにとノリ良く返されてはクスリ笑みを浮かべて「…では、その麗しき唇に口付けることをお許し下さい」と恭しく述べ唇を重ね合わせ )
…は?…重いって、…今更?( 拍子抜け、と言わんばかりの表情浮かべれば双眸数度瞬かせて。徐々に眉間に皺を寄せていけば大きな溜息一つ。わしゃわしゃと自身の後頭部掻けば「あのな、お前兄ちゃんのことそんな心狭い人間だと思ってんの?」なんてじと、 )
るっせーよ馬鹿!!ほっとけ!!…いいか、絶対ついてくんなよ!?( 前のめりのままくるり振り向けば普段の温和な姿とは全くかけ離れたように必死になって。顔色は赤いものの猫のように威嚇するような瞳を向けて。大声を出しつつドアがらり、 )
…あっ、いや、あの、それほどでも…。…あっ、ハイ、…わかりました…。( アレは気付いたのだろうか、それとも嘘だと察せずに置きに行ったのか。前者ならもちろん焦るし相手も怒るだろう、よって何もいいことはない。然し後者でもイマイチ釈然とせず複雑な心境になり。部屋に残されれば相手の置いていったアイスと自身の手の内にあるアイス交互に見つめ。そうだ、と何か思いつけばごそごそと部屋を漁ってペンをとりだし。相手のアイスの袋に「ごめん、好き。」とだけ雑な字で書けば部屋の隅に移動して相手から距離をとり、 )
……んっ、…ふ、…( 相変わらずイタいなぁ、なんて思いつつ慣れが生じればスルーしつつ、そっと目を閉じ感覚研ぎ澄ませて。時々呼吸漏らしつつゆったりとしたこの瞬間に愛おしさを感じて掴んでいる手にさらに力込めて、 )
だ、だが…愛するマイブラザーたちにまで嫉妬してしまうのは――…いや、兄さんの心が狭いとは思ってない( 相手を好きになってから気付かされる己の独占欲、最愛の兄弟ですら嫉妬の対象になるのだから心が狭いのは寧ろ自分だろうと彼の言葉に頭ふるふる左右に振り )
…あ( どうみてもただ事ではない状態だったし助けになれたらと思ったが無情にも却下された自分の申し出、余りしつこく食い下がっても相手の怒りが増してしまうだけかと素直に聞き入れ代わりに何かあった場合はすぐ対応出来るようにその場に待機して )
( 幾つかのアイスを冷凍庫に入れ終えれば後はマイブラザーたちに報告すれば各々勝手に食べるだろう、自分もアイスを食べるべく戻れば何故か部屋の隅で距離をとる相手を不思議に思いながらふとアイスを取れば自分宛にだろう書かれたメッセージ。思わず口元に笑みが浮上すれば己もまた部屋の隅、相手の隣に腰を下ろしては自分は気にしてませんの意思表示として彼の頭に手を添え「…俺も、好きだ」と )
……ふ、…ン…( 唇を触れ合わせるだけの行為が此処まで胸を満たすのは相手がおそ松だからに他ならない、濡れた彼の呼吸が煽情的で思わずゾクリとすればもっと触れ合いたい衝動ままにキスは続き )
…別に、いいんじゃね?逆に嫉妬されないで放置される方が兄ちゃんどっか行っちゃいそうだけどなー。( じ、と暫し真顔で相手の話に耳を傾ければぼそり、と口を開いて。す、と顔逸らして頬膨らませれば横目でチラリ。「…例えば浮気とか。」なんてありもしないことを口にすれば相手の様子伺い。 )
( アイツが反発するタイプじゃなくてよかった、なんて心から思いつつトイレへと逃げ込めば数十分後に妙にすっきりとした様子で部屋へ戻ってきて。相手を見るなり「…さっきはごめんなー?兄ちゃん色々あってさー、」なんてへらへら、 )
……っ、…そ、…そうかよ。( 隣へ来た相手に一瞬びくり、怒られるかと身構えたがどうやらそんな様子はなく。頭に乗せられた温もりに恐恐と目を開けば同時に耳に相手からの返事が返ってきて。あとから出てくる羞恥と告白にぽぽぽ、と頬染めていけばぷい、と顔逸らして照れを隠すように )
…っん、ふ、……か、らまつ…!( 繰り返して続く長いキスに段々と息が苦しくなれば漏れる吐息も荒くなり。少しずつ身体の力抜けていけば少し離れた隙に無意識のうちに名前呼び、 )
い、いやだ!俺を置いてどこかに行かないでくれ!( 相手を放置など到底出来る筈もなく置いていかれる想像をしただけで胸が締め付けられてしまうのだから大概だと思う。そこに追い討ちを掛けた“浮気”のショックたるや涙腺崩壊だぱり涙が溢れ出し )
( 相手が出ていってから待機する姿勢は微塵も変動なくさながら主人を待ちわびる忠犬の如し、相手の安否に不安気だった瞳は相手のすっきりした表情で安堵に塗り替えられ「フッ、俺なら大丈夫だぜマイブラザー。兄貴が無事ならそれでいい」 と)
( 此方から視線を逸らしてしまった相手だが耳が赤く色づいているのは自分からも確認出来る、そんな姿に可愛いなと口にしたいが言えば余計意固地になって自分の方を見てくれなくなるに違いない心の内に秘めたままアイスの包装紙を開き中身を取り出せば一口齧り。自分にも美味いが多分相手も好きだろうと隣にアイス差し向け「おそ松も食うか?これなかなか美味いぜ」 )
…ッンン、…、ふ…( 貪欲に求めたキスに息苦しさは感じたがそれ以上に欲しいと渇望する思いが強く、然し彼の自分を呼ぶ名が我に返らせたらしいハッとすれば慌てて離れ「す、すすす…すまない!その、つい夢中になってしまって…苦しかったよな?悪い…」しゅん頭を下げ )
…うわっ、じょ、冗談だっての!もー、泣き虫なんだからカラ松くんはーっ!( じ、と相手の様子を伺っていたものの突然涙溢れればギョッとしたように目を見開いて。愛する弟の涙に思わず兄心刺激されれば頬杖つきながら自分の袖で相手の涙拭ってやり )
うんうんあんがと、…ね、お前もしかして俺が戻ってくるまでずっとその体勢でいたの?( 自分が出ていくときから全く変動している様子が見られなければへらへらとした顔からきょとりとした表情へ変えて。「…足辛くない?」なんてとたとた両手ペンギンのように若干広げながら相手の側へ寄り )
……ん、…食べる。( 未だに顔を赤らめながらむー、と何やら不貞腐れていれば、横からアイス勧められちらりと。ぼそりと呟くなり眉間にしわ寄せながらはむ、と餌を与えられた雛のように咥えれば、ぱぁっと周りに花が見えるように表情明るくして。思わず自分のまだ未開封のアイス床に置けばアイスを持っている相手の手を両手でガッと掴みぺろぺろとそのまま舐め始め、 )
…っ、んは、…ぁ、…もう、…おしまい?( 頭まで酸素回らなければとろん、とした瞳を浮かべ。すっかり相手のペースに呑まれていたものの気持ち良ければ問題ない、と判断していたためその時間に終わりが来れば少しだけ残念に思いつつ。そっかぁ、なんて口元袖で拭いつつへにゃりと笑えば「…ん、平気。…俺の王子様ってばわりと肉食なのね、」 )
…兄さんが…おそ松が、俺を置いてどこかに行くなんてやだ…浮気もしないでぐれ゙…ゔゔー…、ひっく…( 冗談と聞けば言っていい事と悪い事があるぞと訴える瞳からは次々涙が溢れ出て彼の袖濡らし )
……?ああ、そうだが( 相手の問いにさも当然ですとばかりに断言、何か可笑しいことでもあっただろうか双眸瞬かせると多少痺れている感覚はあるが耐えられないほどではない大丈夫だとばかりに頷き )
( 不貞腐れた表情をしていたがアイスは食べてくれるらしい、雛鳥の如くアイスを咥えた瞬間みるみる表情を明るくする姿にどうやら満足頂けたようで柔らかな笑みを向けたまま暫し楽しみ眺めていると自分の手を両手で掴んだまま舐めるさまに不埒な考えが頭に浮上、困ったように眉尻下げれば「に…兄さん、食べたければ自分で食べてくれ。これじゃ食べずらいだろ?」と )
――…っ、( とろりとした瞳は余りに煽情的で刺激が強く直視すれば色々と危険すぎる、主に下腹部が。ごくり唾を飲み込む音が厭に生々しいというか相手に聞かれてやしないだろうかと一抹の不安を抱きながらも頼むから挑発しないでくれと心中。「…ああ、おそ松が相手だと特に、な」)
あー、あー、悪かったって!何処にも行かねーしずっとお前のモンだから!だから泣くなよー、もう兄ちゃんの袖べっちゃべちゃだよ?( どうにも止まりそうにない涙に困窮した様子で眉を下げれば何か訴えてくる瞳に苦笑して。どうしたもんか、と考えれば頬杖をやめその手を相手の頭へと乗せればちゅ、と額にキス落とし「…ごめんって。な?」 )
…お前は忠犬ハチ公かって。…えい!( 流石に少し呆れたように相手見れば悪戯心むくむく、ささっと背後に回れば後ろから両足めがけて手を伸ばしぎゅぅ、と握って )
…んー?…やだ。だって人が食べてるやつのほうが美味そうに見えるしさー、俺カラ松のが食べたーい!( 声をかけられ一度舐めるのをやめちらりと相手を見れば、ニィ、と口角上げそれらしい理由を述べて。だめ?なんて相手がこういえば早々断ることがないことを承知しつつ握ってる手に少し力込めて尋ねれば、少しだけ瞳潤ませてじっと返事を待ち。 )
…んじゃあ、沢山お前のことその気にさせないとな。( すっと目を細めそっと相手から退き隣に座れば「…気持ちよかったから。」と無意識のうちに恍惚とした表情浮かべ小首傾げて。 )
本当か…?本当に反省しているんだな?( ぐずくず鼻を鳴らしながらも漸く落ち着きを見せた目は真っ赤に充血。じとり責めるような確かめるような眼差し向けていたが頭へと手を乗せれ額にキス落とされての謝罪は効果覿面だった模様ふにゃり笑顔見せれば「…ん、わかった。おそ松を信じる」と )
…兄貴に対して敬愛の念は抱いているが忠犬ではないだろ。どちらかと言えば地獄の門番であるケルベロスこそ俺に相応し――…ぬ゙おァあ゙あ゙あ゙!!( 忠犬ハチ公の利口さと忠義心はリスペクトするが然し自分がそれかと言えば話は変わる。己は魔界のケルベロスこそ相応しいと言いかけた言葉は背後より両足目掛け握られたことで断末魔を上げ身悶えて )
我儘はダメだぜ兄貴、自分のがあるんだから自分のを食え( 相手の言い分がまるで分からない訳じゃない寧ろ自分も同じ気持ちだが己の食い扶持が大幅に減少するとなれば話は別である、然しそんな気持ちとは裏腹に潤んだ瞳の彼は実に可愛らしく狡猾で逆らう術など無し「…あと少しだけな」とだけ妥協案出し )
――…あ~、その、お手柔らかに頼む( 最早すっかりその気にさせられている現時点で自分の負け、完膚無きまでの敗北が決まったようなものだが素直に認めるのは正直悔しい眉尻を下げながら恍惚の表情見せる彼を直視してしまわないよう視線を逸らし咳払い )
本当本当!この俺が嘘つくと思うー?( 充血している瞳に”あーあ、やりすぎた”なんて内心少しだけ反省しつつ。然し次の瞬間には緩んだ笑みを浮かべ己を信じるという言葉にホッと安堵の気持ち浮かべば「よしよーし、カラ松くんは物分かりのいい良い子でちゅねー、」なんて小さい子供をあやすように頭わしゃわしゃ、)
あーはいはい、イタいイターい!( つらつらと紡がれる言葉を止めるかのように何度もむぎゅむぎゅと握ればその度に上がる悲鳴と身体の跳ねににやにやと。「やべー、おもしろ!」なんてゲラゲラ笑えば相手が幾ら暴れようとも離す気などなく。 )
…ぶー、ケチ。( 何時もの通り甘えるようにおねだりするも弟のようにすんなりとは通らず。この時ばかりは自分が兄という存在に少しだけ恨みがましく思うも、頬膨らまして唇尖らせれば”あと少しだけ”という許しをもらいパァッ、と表情明るくして。「おっけー!」なんて意気揚々と答えればぺろぺろ舐めていた可愛さから一転。ばくりと大口で半分ほど口にし )
お手柔らかかどうかはお前次第、ってね、( 逸れた瞳と咳払いに動揺してるようにも照れているようにも見えれば思わずくす、と笑ってしまい頬つんつん。幾ら肉でもなんだかんだでやっぱりヘタレだよなぁ、ふとそう思えば妙に弟が愛おしくなり「こっち見て話せよー、」と相手の手ぎゅ、と握って )
正直そうだと断言できない――…が、肝心な所では嘘をつかないと信用してるぜ( ふふ、と微かに笑い揶揄するが根本的には信じている、子供をあやす口振りと態度は不服とばかりジトリ目で訴えると「子供扱いはやめてくれ」と拗ねた口振り )
ぅあ゙ッ、あああ…っ、ひ!ぃ゙いい゙!!…い、い加減…に、…あ゙あッ、くそ…兄貴…怒る、ひぐうぅう…っ!( 痺れた箇所を執拗に攻撃されては身悶えるより他なし断末魔のような悲鳴上げながら、そして真っ赤な顔は涙でグシャグシャに汚れてしまうが気にも留められない程に暴れては酸欠状態なのか呼吸が乱れ )
弟からアイスを奪おうとする兄貴こそどうなんだ( ケチと言われようが自分のもあるのに弟から奪うのだから文句だって出る。渋々了承した先に待ち構えていた惨劇、大口で半分ほど奪われてしまうと余りの事態にフリーズ )
…それは手厳しいな( 自分次第で匙加減が変わると言われても簡単ではない、それで言ってくるのだから手厳しいと思う、けれど兄らしいと思う気持ち半々。どうにも芽生えた気恥ずかしさ誤魔化すよう逸らしていたが自分を見ろとばかりに仕掛けられた行為の数々、手を握られては敵いません参りましたと言うように照れて赤い顔を彼の方へ )
…ん、そっか。( 微笑に釣られるように目を細めれば眉下げて照れくさそうな緩い笑みを向け。しかしコロリと表情を変え恨めしそうな瞳を向ける相手にきょとりとすれば、「ありゃ、お気に召さなかった?」なんて小首傾げてじ、 )
……っ!( ぞわり、暫くは大丈夫だと思っていただろう箇所に1度治まったはずの熱が再び戻ってくるのを感じれば笑顔は消え真顔になって自然と呼吸が荒くなり。先程まで平然と大丈夫と言っていた相手が自分の目の前でここまで乱れている。その表情と声にどうしても別の行為が浮かんでしまえばごくりと唾を飲み込んで。「…怒る、って、…この状況で出来るなら怒ってみろよ、ほら。」じわじわと自分の中のスイッチが入っていけば痺れた箇所をただ握るだけではなく緩く握ったりなぞったりと強弱つけて耳元で囁き。 )
ん、あんがとー!( フリーズする相手を他所になんとも幸せそうな無邪気な顔を向ければ「うひゃー、冷てぇー!」なんて口を動かし。おもむろに手元にある自分のアイスの袋を開封しつつギュッと目を瞑って口の中の冷たさに耐えるような仕草をし。 )
あー…可愛い顔しちゃってもうー!( 相手の顔を見るなりデレデレと緩みきった表情浮かべれば首に手を回し頭抱きしめるかのようにぎゅっとして。そのままわしゃわしゃと髪の毛が崩れるほど激しく撫で回せば「なぁー、俺のこと好きー?」と一言。 )
当たり前だろう、子供じゃないんだ( お気に召すか否か問われれば間違いなく後者である、仮にもいい歳をした男がされて喜ぶ行為でもない正確には少し嬉しいけれど今に限り話は別。徐に相手の胸倉掴み引き寄せリップ音を鳴らしながらキスをすれば口端吊り上げ「どうせするならこういうのにしてくれないか?おそ松」と不敵に笑ってみせ )
い゙…っ、やだぁ…!も、…あ゙、あ゙あ…っ、ひ…許して、おそ…まつぅ…っ!!( 怒りに任せて足を振り上げ反撃しようにも痺れた足が素直に言うことを聞いてくれる筈もない、麻痺が消えるまで地獄に耐えるのは余りに辛く涙ながらに懇願するが痺れた箇所に容赦なく攻撃続き耳元で囁かれ不覚にも身体ぞくり震えて )
( これが許可無くであらば拳骨という名の制裁ひとつ御見舞いしてやっただろうが如何せん許可を出した時点で自分の敗北。結構な量が奪われてしまったがもう半分残ってるだけマシとしよう、別に争いがしたい訳でもなし元より相手の為に購入してきた自分のアイスに口を付けながら無邪気な相手を微笑ましげに )
……ん( 可愛い顔に理解は出来ないが撫でられる心地良さは素直に受け入れ、ただ少しだけ悔しい気持ちもある相手を慌てさせてやりたい悪戯心「好きじゃない」即答直後ふにゃり笑顔見せれば「…愛している、だ」と楽しげに )
えー?でも俺にとってお前は可愛い弟で……っん!?( 不服そうな相手にけらけらと眉下げて笑っていれば不意に引っ張られ目を見開き。抵抗する暇もなく唇を塞がれれば暫し呆然。ぽかん、と口を若干開きつつ相手に向けていた視線のみ動かして床にやれば徐々にぷるぷると震え出し唇きゅっとして顔赤らめていき。「ばっかじゃねぇの!?」なんて声を張り、相変わらず不意打ちには弱かったのかぐぐぐ、と相手の両肩押せば恥ずかしさと嬉しさでこんがらがり若干目に涙溜めて引き剥がそうと。 )
…カラ松かーわい。( 我慢しきれずちゅ、と首筋にキス一つ落とせば相手の瞳を見るよう視線のみ上に向けて「…おそ松お兄ちゃんって呼んだらやめてやるよ。」なんてにやり。ゆるゆると痺れもとれてくるころであろう相手の足を今度は擽るかのように撫でればこの攻撃に耐えることで精一杯であろう相手に少しだけ調子に乗ればほら早く、と急かすように付け足して。 )
……、…本当お前怒んねぇよな、さっきも今も。( 口の中のものを飲みこめば続くように自分のアイスを口にして。ちらりと横を見れば優しい表情で自分を見守る相手が目に入り少し気恥ずかしくなって目を逸らし。ぽつり、小さく呟けば「腹立たねぇの?」なんて自分が相手の立場であれば速攻でキレているだろうと考えつつ尋ねてみて、 )
は?…えっ、…っあー!んにゃろー!カラ松のくせに生意気だぞー!( 思わず素のトーンで声を出すのも束の間。楽し気な声色と共になんとも心臓に悪い言葉を返されればへなへなと力抜けていき肩にぽすん、と額乗せて「…びっくりした、」なんてぼそり、 )
( 不意打ちによるキスで目を見開き明らかなる動揺を見せる相手は欲目もあるが至極愛らしいと思う。けれど言ったが最後とんでもない拗ねっぷりを拗らせる可能性がある為それなりに働く学習能力で制止しつつも涙を滲ませた姿に流石にやりすぎたかと罪悪感、「すまないな、別に困らせるつもりはなかった。その、おそ松を見てたら我慢出来なくて」と此方の両肩押してくる相手に向かい申し訳なさそうに、そして少しの寂しさ滲ませた瞳で彼の反応を )
――…ゔ、あ…っ( 好き勝手に遊ばれ挙句おそ松お兄ちゃんと呼べ発言は正直殴ってやりたいと思う気持ちあり、しかし今は緊急事態である一刻も早い解放を求める今手段は選んでいられないと口を開き「お…おそ松、お兄ちゃん…っ、も…やめて…」ぷるぷる震えながら懇願し )
…ん?おそ松は怒って欲しいのか?( きょとり双眸瞬かせ、変わってるなと彼の言葉に素っ頓狂な返しを。長男に限り本気で怒っている場合は既に手も出しているし単にこの手の扱いに慣れているからかも知れないが「腹は立ってない、兄さんが美味そうでなによりだ」と特に気にした様子なく )
フッ…驚いたかブラザー、人生にはthrillingなspiceも必要だろう?( 言ったは良いが「あっそ」などと軽く流されなくて良かった自分の愛は独り善がりなどではなかったのだと密やかに内心で安堵、肩に額乗せるその後頭部に掌宛てがうと軽く引き寄せ「不安にさせてすまない。だが、不謹慎だと思うが嬉しいぜ?ブラザーに愛されてるって実感できて、な」はにかみ笑い )
……っ。( 狡い。最初にその一言が浮かべばまるで子犬のような視線と自分を求める言葉に胸がキューっと締め付けられて。キスしていいなんて言ってないだの不意打ちはやめろだの言えるだけ文句を言ってやろうと考えていたもののそんな姿を見れば押し黙ることしか出来なくなり。徐々に押していた力緩めていけば視線逸らしつつ顔赤らめたまま「別に困ってねーし、……どうせ褒めるときにするなら、…もっと優しくしたほうがいいんじゃねーの。」なんてぽつり呟けばちらり相手見てそわそわと。 )
( ぷちん、と自身の理性が切れる音がすれば健全な成人男性が止まれるはずもなく。すっと足から手を離しぐいっと首に腕をかけ乱暴に倒れさせるように引っ張れば有無を言わさずマウントをとって無表情で相手見下ろし )
や、まぁ、…そういうわけじゃねーけどさぁ…( なんだかなぁ。眉顰めてコイツやっぱ馬鹿だなぁ、と複雑そうな表情するも、自身のことよりも自分のことを気にする相手に思わずきゅん、と胸が高鳴り。あっそ、と照れを押し殺すように一言返せば手に持ってるアイスを舐め。何故か釈然としない、長男である自分より余裕がある姿にも腹が立つし、なんか悔しい。ぶわ、とそんな考えが過ぎればどうすればコイツの余裕を無くせられるだろう、と頬膨らませれば無意識のうちに隣にいる相手の腕の裾を掴んで。 )
っあー!イタタタタッ!やばいこれ兄ちゃん耐えきれない耐性消えてるー!( 無駄に流暢な発音に思わず不意打ち喰らえばぎゃーぎゃー騒ぎ出し。片手は自身の腹を抑えつつ、もう片方の手で相手の胸あたりをぽかぽかと軽く殴れば「…そりゃ良かったですねー!兄ちゃんは今お前からの愛に耐えきれなくて死にそうですよー!」なんて照れてしまった自分の表情を隠すように相手の胸に埋まって。 )
…!そうか( 気紛れな彼がキス禁止令を出しても可笑しくはなかったが許してもらえたらしい、大好きな飼い主に叱られていた子犬が主人から許しを得られたように瞳を輝かせる様を披露すれば安堵の吐息。依然赤い顔の相手は愛おしく困っていないと告げてくれた、それどころか褒めるならもっと優しくと助言「…それは、その、つまり…おそ松にキスをしてもいいというお許しか?」などと期待に満ちた空気纏わせ )
――…っ!おそ…松?( 望まれるまま呼んだというのに何故か自分は倒されマウントを取られている、加えて無表情の彼に意味がわからないとばかりに双眸を瞬かせれば足の痺れこそ納まったものの気まずいにも程がある現状から回避したくて目が理由を問い掛け )
( 「ならどういうわけなんだ」と訴える視線、然し追求するつもりもない何より自分が食べているアイスも溶ける早く食べてしまわないと口にしていれば何やら此方の腕の裾を掴んでくる仕草可愛らしく思わずちょっかいを出したくなるが幾らなんでも節操がない、相手を前にすると余裕がなくなるのをどうにか改善しなければと無意識に眉を顰めて )
…なっ、また痛いのか!?えっ、耐性って消えるもの!?( 耐性を真に受け兄弟の中でも長男だけは平気だと安心していたのにまさかのダメージ宣言、途端に慌てながら「どうすればいいんだ」とオロオロ「フッ…安心してくれ、万が一でも兄さんに何かあれば俺が全力で蘇生させる。おそ松を死なせたりはしないぜ」とこれまた至極真面目に真剣に答え )
……っ、言わせんなよ、馬鹿。( 確認をとるかのように聞き返してくる姿に思わずむっ、とすればやはり文句の一つでも言ってやるべきだったかな、と若干後悔しつつ。然し目の前の相手が視界に入ればきらきらと輝いた視線向けられ、さらに言えば子犬のように喜ぶ姿に一瞬尻尾が見えたようで。”くそ、なんだこの小動物は。成人男性のくせに。”これ以上文句を言うとついこの本音が漏れてしまいそうになり、言葉飲みこんで大人しく口付けを待ち )
――…あのさぁ、…兄ちゃんもう止まれそうにねぇんだけど。( ぐい、と相手の手首掴むや否や余裕がない瞳浮かべて下に居る相手見降ろして。声のトーンも普段より若干低くすれば「…どうしてくれんの?」なんて徐々に顔近づけていき、)
……っ!?( さてどうしたものか、とちらり相手のほうを見れば何やら不機嫌なのか眉に寄っている皺を目撃し。アイスを食べ過ぎたのがいけなかったのか、それともこの掴んでる手がいけないのか、だから怒らせたのか、なんてぐるぐる思考を巡らせるも答えは出ず。最終的にうだうだ悩んでても仕方ない、と納得すれば掴んだ手を一度離し再度腕に抱き付くようにぎゅ、と。「…カラ松ぅ、…好き。」とぽつり、 )
……なーんて、冗談だけ、ど…!?( 思った通り、慌てる姿にざまぁみろ、なんて思うも続けて発せられた言葉に再び不意打ちを食らって。やはり耐えきれず顔真っ赤にさせていけば埋めていた相手の胸をどんっ、と押し腕で顔隠しつつ大声で「ばっかじゃねぇの!?やっぱお前ばか、ばーか!」なんて叫んで、)
――
わり、返事遅くなったー…!ちょっとこれから暫く不定期になるかもしんね、本当ごめん、(両手ぱんっ、ぺこ、)
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