赤、 2016-01-13 00:15:49 |
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(※)トンデモ、厨二設定/長文、捏造注意
――始まったのは中学生の頃で、未だに原因は全く解らない。俺達ふたりには<不幸や不運を呼び寄せてしまうチカラ>があるようだ。ガラの悪い_世間一般では所謂暴力団と呼ばれる集団に回数を重ねて絡まれたり、ひょんな事からこちらから絡んでしまったり。とかく外に一歩踏み出せば多数の不幸に遭ってしまうのだ。四人の弟達とは不幸中の幸いか別クラスであった為に、例え暴力団との関わりで傷をこさえたとしても「同クラスの奴等と喧嘩した」などと簡単な理由をつけておけば、疑われる事もなく_ただ「程ほどにしなよ」と愛情故の呆れた声音を聴くだけだった。
異変が起こったのは高校に上がって間も無い頃。何の変化も訪れない儘に俺達の<チカラ>は本領を発揮していたのだが_明らかに<チカラ>が向かう人物が変化した。暴力団やらガラの悪い人間から、異形の化物へと。全身が黒く塗り潰されている中に爛々と光る赤い目玉がひとつあり、強力で俊敏性が高い。黒い部分を攻撃しても素早く再生する為にかなり厄介。弱点はただひとつ、赤い目玉_<コア>を破壊する事。四人の弟達に事の真相を打ち明けるにはもう遅く、俺達は俺達だけで次々と集ってくる化物の討伐を続けた。
どうやら化物には悪知恵が備わっているらしく、俺達を攻撃するより弟達を襲う方が俺達にとって恐ろしい事だと解っているようで、事ある毎に弟達を襲おうとするようになった。――注意をこちらに引かなければ……。俺達は、破壊した<コア>の欠片を体内に取り込んだ。するとどうだろう。元々持っていた<チカラ>と<コア>のエネルギーが合わさる事により、化物はターゲットを完全に俺達だけに絞り直したのだ。しかも化物の<コア>を摂取した事で、化物への攻撃力がより上がり、以前より効率よく化物を討伐出来るようになった。
――しかし、やはりそれは危険な賭けだったのだ。化物のエネルギーを体内に取り入れた事で、俺達の身体は内側から化物化が始まっていた。きっとそう遠くない未来に俺達は完全に化物へと変化してしまう。しかし化物の数はかなり減っていた。化物を殲滅し終えると同時に完全化物化_と言った所だろうか。
『 なあカラ松。 』「 なんだ、兄貴。 」
『 お前、後悔してる? 』「 してない、と言えば嘘になるな。でも満足はしてるぜ。 」
『 ははっ、お前らしいねえ。 』「 兄貴は違うのか? 」
『 いいや、違わねえよ。 』「 ――なら、もう一踏ん張りだな。 」
『 そうだな。お兄ちゃんの底力って奴を見せてやろうじゃん。 』「 …嗚呼。 」
「 …少しだけ悲しい。 」『 少し所じゃねえだろ。俺なんか今泣けるよ。 』
「 フッ、俺達はずっと六人でひとつだったからな。 」『 …でも、もう四人でひとつになるんだ。 』
「 大丈夫だろうか。 」『 だーいじょぶだっつの。チョロ松が居んだからさ。 』
『 そんじゃ俺達は化物共々消えに行くか。 』「 そうだな。行こう。 」
【 規則 】
カラ松( 募 )
ロル80↑( 小説ロル歓迎 )
置レス
シリアス/ストーリー展開重視
戦闘シーンあり/R18G厳禁
【 pf 】
『 ウチの弟に触れてみな。お兄ちゃんがブッ裂いてあげるよ。 』
『 ……おれ、ちゃんと、…みんな、守、れた……かなあ…。 』
松野おそ松 / 松野家長男
へらへらとしていてギャンブル好き等悪いところばかりが目立つ適当人間。だがカラ松含め弟達を守る事については自分自身の命をも擲つ程に全身全霊を掛けている。基本的に余裕ぶった笑みを口許に浮かべており戦闘中もふざけた発言が多々見られる。何でもかんでも背負い込んでしまうのが悪い癖。「長男だから」という理由でカラ松にさえも隠し事をしてしまいがち。いつでものらりくらりとしているが遣るときは遣る。
化物化が進んでいる証拠として、右目の白目の部分が黒く、黒目の部分が赤く変色している( 某キャラクターを参考 )。意識する事で変色を元に戻すことが可能。カラ松以外の弟達が居る場面では変色を元に戻したまま生活している。が、それを長く続ける事により激しい頭痛と嘔吐感、疲労感、酷い目眩に教われるが、「二日酔い」と理由付けて何とか誤魔化している。
【 pfテンプレ 】
『 台詞/自由 』
『 台詞/完全化物化直前 』
松野カラ松 / 松野家次男
性格、容姿、備考など自由に( 戦闘は殴る蹴る飛び道具のみ )
ロルテ/主の文に絡む形で
【 主ロル 】
――あー、こりゃあ今日も多いねえ。ご苦労様。
( 皆が寝静まった深夜。住み慣れた我が家の屋根の上に立ち、漆黒の空と同化するようにやって来る化物の多さにぽつりと言葉を漏らした。肌を切られそうな程に冷たい風が頬を擦る。――ああ、彼奴等は寒さってもんを感じないのだろうか。醜く変色しているであろう右目を細め、隣に立つ彼の存在を確かめる様に肩に手を置く。……温かい。『 …んじゃ、今日も頑張ろうぜ。カラ松。 』彼の名前を呼ぶと不思議な事に勇気が込み上がってくる。それ程に彼は俺にとって大きく大切な存在なのだ。"声"と呼ぶには些か語弊を感じる化物の叫び声が鼓膜を震わす。…あと、どの程度もつか解らない。解らないけど――自分の意識を自分でコントロール出来ている内は、まだ全身全霊を以て頑張ろうと思う。叫び声が大きくなって来た頃、俺は屋根を蹴って黒く塗り潰された空へと跳んだ。 )
( レス解禁 )
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