祝 2016-01-12 18:15:40 |
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上がったぞーってあれ?
(タオルを首に掛けてリビングに戻ってくるも妹の姿は見当たらず、そこにあるのは一人分の夕食のみで。避けられてる?と密かに感じながらも黙って食べるのは悪いと感じ、「祝ー、食べないのかー?」と階段の下から声をかけ)
あっ、私先に食べたからっ、大丈夫だよ!
(気を紛らわそうと洗濯物畳んだり、アイロン掛けたりと、主婦顔負けの手早さで家事終わらせて仕舞えば自室のベッドに寝転びうーんと唸って。兄の声が聞こえればぱっ、と体起こしドアの隙間から顔覗かせ階段下に向かい述べて。)
そうかー?分かったー。
(何故先に食べたのかは謎だが、取り敢えず了解の返事を返して食卓へ。相変わらずの腕前に一人美味ぇなんて呟きながらぺろりと完食し。食器を片付けて自室へ戻る途中、妹の部屋を通る際に「ご馳走様、美味かったよ。」と扉越しに声をかけて自室へと入っていき)
よ、良かった、
(兄に返事したはものの実際の所、夕飯食べて居らず、下の階から香る夕飯の匂いについお腹鳴らしてしまうも何とか我慢し。ご飯食べ終わったで有ろう兄の一言に胸撫で下ろしつい上記口に出してしまったが小声だし聞こえてないだろうと部屋で一人嬉しそうに頬緩め笑っていて。)
んー、レポートでもするかな。
(明日は休日のため特に予定は無いが、こうも早く帰ってきてはすることが見出せない。以前までは妹と遊んだりもしていたのだが、今はあいつはあいつで忙しいだろうしと、PCの前に座って今すぐやらないといけないわけでもない課題に取り組み始め)
ふ-、父さんまだかな-。
(頬緩め兄の言葉頭の中で何度も蘇らし、なんてしていたら父からもうすぐ着く、と連絡が有り。スイッチ切り替えようと頬ぱちんと叩いて自室後にしキッチンに降りて準備始め、ついでだから自分も少し食べようと二人分用意し食卓に向かい椅子に腰下ろし頬杖付き父の帰り待って。)
父さんおかえりってあれ…?祝もう食べたんじゃなかったっけ?
(作業もひと段落したところでグッと伸びをして、水分補給ついでに顔見せとこうと自室を出てリビングへ。普段通りの挨拶をするも、向かい合って食事を取る姿にふとした疑問が生じ、きょとんとした表情でそのままそれを口に出し。いつからうちの妹はこんなに食いしん坊になったのだろう)
へっ!?あ、ん-と...ほらっ成長期だからっ!いっぱい食べて大きくなんないといけないでしょっ、?
(まさか降りて来る何て考えても居なかったので兄の言葉聞くや否やあからさまに嘘の様な慌てた口調とぎこちない態度で返答し、ご馳走さま、と手を合わせれば自分の食器だけ手早く洗い自室戻っていき)
あー…うん、なるほど。
(かなりの焦りように確実に疑いの目を向けてはいるが、その勢いに押されて無理やり納得。逃げるように去っていく妹を呆然と見送れば、本来の目的を果たしつつ「いや、喧嘩なんかしてないよ。」と父親の誤解を解いてから自分も部屋に戻り)
どうしよう、お兄ちゃんにデブだと思われちゃった...
(部屋に戻り先程同様やり取り思い返しては自分の兄に対する言動に一人自己嫌悪し、食事中に言われたあの言葉が頭で何度も繰り返して良くない妄想しぼそり上記呟きベッドに飛び込み枕に顔埋め)
むむ、やはり避けられてるのか俺…?
(ゴロンと仰向けでベッドに寝転がると、先程の一件を振り返り。考えていても仕方ないと結論付ければ、さりげなく真相を確かめる作戦を敢行することに。早速妹の部屋の前まで向かえばコンコンと扉をノックして、「祝、入っても良い?」と声をかけ)
お兄ちゃん?...どうしたの?
(うう、と唸りつつうとうとし始めていたが扉をノックする音と兄の声が聞こえれば慌てて体起こし扉少しだけ開けるも中に入れようとはせず、開いた隙間からひょこ、と顔だし何時もの笑み浮かべ尋ねて。)
えーっと…別に用ってわけでもないんだけど、何してんのかなーって。
(どうしたのという問いに対する答えは用意しておらず、苦笑浮かべながら困ったように返答し。そう簡単には入れてくれないようになっていることからも何らかの警戒心が伺えて)
勉強、してたっ....!
(何、と問われれば此方も困り貴方の事を考えてました、なんて言える筈も無く適当に勉強とだけ答えれば会話終わって仕舞い。何か切りだそうと考えるも良い話題無く、丁度風呂に入って無い事思いだして扉閉め着替え準備して。「私、お風呂入って来るから、また後でねっ!」着替え持って部屋出れば、笑み浮かべ前記述べて下の階に降りて。
う、うん。またー。
(妹のあからさまな態度で、部屋にこそ入れてもらえなかったが疑惑はほぼ確信へと変わり。有無を言わさず再び逃げるようにその場を後にする妹を見送れば「後で、ねぇ…」とその場凌ぎであろう妹の言葉を呟き部屋へと引き返し)
何話そうかなっ、バイトの事とかが一番良いよねっ。..嘘、やっぱちょっと太った..?!
(風呂場に付けば手早く服脱ぎシャワー浴びて。湯船に浸かりながら兄との会話の話題考え一人言呟きながら気を抜いて。髪も体も洗い終わり風呂から上がってはお下がりのトレーナーに着替え水滴る髪をタオルで拭き乍、自室戻って。)
…。
(先程の妹の言葉は本気にしておらず、ぼんやりと天井を見つめながら考え事をしていると、疲れていることもあってか睡魔が押し寄せ、目を閉じるとすぐにそのまま意識が途絶えて)
髪はー...後で乾かせばいっか。
(自室に戻り鏡見ながらクシで髪ときつつ呟いて。兄の部屋、隣にあるもものいざ行くとなれば何故か緊張してしまい中々部屋から出られず居て。数分してから気持ち切り替え部屋出て行き「おっ....お兄ちゃん?起きてる?」兄の部屋ノックし前記述べ。
ん…?んー起きてる。
(ふいに聞こえた扉を叩く音と妹の声で意識が呼び戻されゆっくりと目を開き。何も考えずその場で返事を返すが、その声にはたっぷりと寝惚け成分が含まれており)
あのっ、最近バイト忙しいの?家であんまり見ないからっ、
(返事聞こえ扉開けようとするも先程自分は相手を中に入れなかったんだし兄も自分と同じだろうとドアノブから手を退け緊張しつつドア越しに喋りかけて)
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