2016-01-08 15:23:48 |
通報 |
ま、それが俺の本職だからね。いいの?あんたが犠牲になるかもしれないよ?
(人をからかって不快にさせるのが悪魔。本職を全うしただけなのに相手を不快に思わせたくないと胸中がざわつく感覚を覚え、小首を傾げて。相手が隣に来たことに本能的な恐怖で一瞬びくりと体を震わせると「…っへぇ、面白そうな話じゃん」だんだんと好奇心が勝ってきたのかゆらりと尻尾を揺らし)
そこまで酷くなければ俺は我慢できるさ。…なんだ、もしかして心配してくれているのか?
(俺を誰だと思っている。そう言うように胸を張り笑ってみせ、相手の様子の変化に首を傾げて。つられるように体を震わせ「あ、すまないな」と苦笑い。しかし話ているうちに興味を示してくれる相手に嬉しくなり「…で、彼女はオズの魔法使いに会いに行く途中で3人の仲間に出会って……」と此方まで楽しげに語り)
ち、違うし!!ここから出るための駆け引きだもんね
(図星だが意地でも認めたくなくてふい、と顔を背けて。相手の身に付ける十字架などの浄めの装飾に触れないよう慎重に近寄ると本を覗き込む姿勢に。相手の声に乗って耳に入る言葉と本に書かれた文字を照らし合わせるように目で追い、人の書く言語を覚えようとして)
なんだ違うのか、残念だな…。
(がっくりと肩を落とすがその表情は反対に嬉々としており、他所を向いてしまった相手の頭を自然な流れでポンと撫でて。本を覗き込む相手の意図に気付くと、たまに相手の様子をチラリと見たりしながらゆっくりと読み上げていき)
…悪魔が人間の心配するとか…冗談でも笑えねーじゃん
(ちらりと相手に視線を戻せばどこか嬉しそうに見え、バレバレじゃんと短く息を吐き。頭を撫でられることは嫌ではないらしく、大人しく撫で受けており。書物に並ぶ言葉の意味が分かってくると「人間も面白いこと考えるんだな…」とポツリ独り言を)
まあ確かにそうだが、俺は嬉しくなるな。
(実際今も嬉しい、なんて心で呟けば、相手が撫でられることに抵抗しないことを良いことにすっかり上機嫌。独り言を拾えば「良ければ読み書きを教えてやろうか?お前も物語を作ってみたらどうだ」と提案してみて)
あんたが嬉しいなら…それでいいか
(なぜ人間を喜ばせることに嬉しいという気持ちが湧くのか、悪魔としての概念が強く残る今は理解することができず、ただただ首を傾げて。相手の厚意の言葉に「…教えて、俺…人間の全部が知りたい」こくこくと頷けば今まで知り得なかった知識を求めて)
…ふふ、急に優しくなったな。
(数日前に捕らえたときの暴れっぷりを思い出し、可笑しそうに笑いながら。「…じゃあ、これから勉強だな。だがお前がちゃんと取り組めるか心配だなぁ」人間について興味を示した相手の変化に嬉しくなり頬を緩め、軽い冗談を)
トピック検索 |