菜月 2016-01-04 14:38:31 |
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「今日もパンがうまいっ!」
「穂乃果ちゃん、もう3つめだよ..?」
「いい加減にしないと、太りますよ?」
ぱくっ
「(( え.. ))」
とろとろのクリームがたまらなくてどうしても止められない。
それにしても、美味しい..
「穂乃果」
「んまいっ.....あ」
やばい、海未ちゃん激おこ..
「海未ちゃん?」
「..この馬鹿、馬鹿穂乃果。なんでそんなに食べるんですか、アイドルの自覚を持って下さい」
「太りにくいしいーじゃーん」
ことりちゃんが海未ちゃんに何かを囁いている。
何か企んでるんだろうか?
いや、ことりちゃんに限ってそんなことはないはずだ。
「穂乃果ちゃん。これ、着てくれる?」
新しい衣装..じゃない、一番最初のステージで使用したものだ。
今までやったなかでもやはりお気に入りで..懐かしい。
「んぐぐ..入らない.....」
シャッ
「ぎゃっ?!」
「海未ちゃん、まだ着替え中..」
チャックがあがらず、みっともない状態。
いくら海未ちゃんでも、見られたくなかったよぉ..
「だから言ったんです。クリームパンになんかハマる穂乃果が悪いんです。反省して下さい」
「うっ..海未ちゃんってばひどいよー!」
申し訳なさそうに目を伏せる海未ちゃん。ちょっと言い過ぎちゃったかもしれないな..。
「穂乃果ちゃん」
「ことりちゃん?」
もしかして、また怒られる?
「心配しなくていいよ。海未ちゃんは、穂乃果ちゃんがアイドルらしく輝いていられるようにって、アドバイスしたかっただけだから..」
「?!..そっか......」
有り難う、海未ちゃん
もっと気を付けたらよかったね..
自分のことより私のことを思ってくれるなんて、やっぱり優しい。
「海未ちゃんっ」
「えっ、は、はい、言い過ぎましたすみませんっ」
「違うよ..有り難う」
恥ずかしいけど言うね、『大好きだよ』
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