《 非募集 》毒花に薫る宵の口

《 非募集 》毒花に薫る宵の口

語り師  2016-01-04 13:42:11 
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絡み付く恋慕。


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  • No.34 by 馨  2016-01-20 08:38:55 

(いっそ呆気ない程に間髪置かない承諾が何より己を安堵させ、いつの間にか強張っていた全身を支える力が抜け落ちそうになってしまい。同時に、麻痺していた正常な思考が少しずつ意識を取り戻す。これ以上相手に醜態を晒す事はできないと自らの体を叱咤して膝を立たせ。次に襲い来るのは虚無感に包まれそうになるまでの呆れと後悔。なんて事を、己などが触れてはならない相手だと分かっていたはずなのに。卑しくもこんな体で相手を求め、汚してしまった。瞳には変わらず相手を映しているにも関わらず、絶望と困惑を目の前に刹那焦点を失って瞳が揺らぎ。だがそれを再び夢の中へ引き戻し、溺れさせようとするのは頬を辿る指先。最早抵抗はできず意思とは関係無しに思考が何処へか消え行き、陶酔しきった瞳が蕩けるように細められる。狭まる距離はどうしようも無く鼓動を速め、頭に血が昇って逆上せたように一層何も考えられなくなってしまい。不意に唇から覗いた艶かしい舌先が相手の唇を濡らす。それさえも全身に回る毒となってゾクッと背筋を戦慄かせ、何かに耐えるように唇を結び。その時、相手の声が紡ぐ甘美な睦言を耳に入れ。“良い子”にしていれば相手の傍に居る許しが手に入るのだ。そんな物を望んではならないと分かっているのに、どれだけ距離が近かろうが満たされない程今は相手を欲してしまっており。誘われるまま顔を寄せる己の行動を脳は嘲り蔑む。まるで自分のものではないようなその声の中に、一つだって自らの行動を許すものは無い。“汚らわしい”“彼を汚すつもりか”“身の程知らず”“浅ましい”“下劣”“淫蕩者”。耳を塞ぎたくなるような罵倒が脳裏を飛び交い呼吸さえ苦しくなり、悩ましげに眉を下げて怯懦を露にするが助けを求められるのは結局目の前の相手しか居ない。全てを忘れさせて欲しい、相手の事しか考えられなくなるくらい、脳裏に響く声などには意識も向けられないくらい、乱して欲しい。一つ叶えられれば膨らむ欲求は口にするにはあまりに汚ならしく、ただ相手の肩に掛けた手は縋るように着物を掴み。視界が閉ざされるのは恐ろしいが相手の表情を直視する事もできず恐る恐る瞼を下ろすと、震える唇を相手のそれへ押し付けて)

  • No.35 by チヒロ  2016-01-20 19:31:09 

(恐れ乍も辿々しく掴まれた着物が、決意のサイン。殆ど無いに等しい僅かな距離を埋め、彼の整った顔がぼやけてきた頃に目蓋を閉じて直ぐ、唇が重なり。小刻みに震える手や覚束無い吐息が、行為に不慣れであることを訴え掛けているかの様。他人の目から見て彼が如何映るのかは別にして、己にとっては純粋で順応な存在。色に例えるなら白に成りきれないグレー。白に成りたいと切望してもそうはさせない。染みを垂らし、汚してやりたくなるのは己の性根が腐り切っているからか。触れ合うだけの生易しいもので終わらせる気は到底無く、押し当てられた儘の唇を器用に舌先で抉じ開けて挿入するなり、生温かな口腔をゆっくりと侵食し始め。最中、犬歯で下唇を掠めてしまえば、其処から滴る微量の血液を味覚が知らせ。最初こそ感じるのは傷口の痛みかもしれないが、直ぐに快感にも似た熱が彼の身体に広がり行くだろう。頬骨から輪郭へと滑らせた手で顔を持ち上げ、角度をつけては、唾液を吸い上げると同時に血も交え、奪う。その度、卑猥な水音と微かな吐息が隙間から零れ)…ん…っ。

  • No.36 by 馨  2016-01-20 21:53:46 

っ…んっ、ぁ…ッ、
(今更口付けを深める事が怖いなんて生娘のような初々しさは無いが、不慣れであるのは確かで。経験が伴わないまま度胸だけが膨らんだ末の情けない話で、故に唇が割り開かれるだけで身体が強張ってしまい。だがそれ以上に、口内を犯されているのは此方であるというのに相手を汚してしまうような錯覚が払拭できず、背徳感と罪悪感に押し潰されてしまいそうで。そんな中で脳裏を埋め尽くす黒い感情を一掃したのは刹那走った痛みであり、突然の事に出所の分からない痛みがビクッと肩を跳ね上げさせ、同時に喉の奥から溜め込んでいた熱を吐き出し。弾みで更に開いた唇の端に隙間が生じ、そこからあられもない声が漏れだすのを止められず。中途半端に現実へ引き戻された意識が相手への思慕に絡め取られるのは一瞬で、余計な考えが吹き飛んでしまった分相手から与えられる物で脳裏を占拠され。熱い舌と、確かに触れている体温と、安堵を誘う相手の香りと、蕩けるような口付けと、重く身体中に広がる愉悦。身体一つに受け止めきれない快感は己の知らない物で、固く閉じた目尻に生理的な涙が浮かぶのすら自らを昂らせる。一心不乱に相手を求めてしまい散々な醜態を晒しながら、最早水音の合間に漏れる呼吸の苦しさと快感に喘ぐ声は気にならなくなっており)
ふ、っぁ、ん…っは…、あ、ぁ…っ

  • No.37 by チヒロ  2016-01-21 19:05:57 

(じゅるじゅる端ない音を立て乍、時には口内を犯す様にねっとりと唇を重ね。何方の物なのか出処知らずの唾液を受け入れる。合間合間、鼓膜を揺らす彼の喘ぎ声に、支配感を覚え舌先は彼の声がよく漏れる所ばかり執拗に責め立て。極僅かな傷からは己を満たす程の血が出る筈も無く、鉄の味が消えると程無くして、柔らかな唇から距離を置く。銀糸にも似た唾液が、名残惜しそうに二人の唇を繋ぎ。彼をうっとりと見詰めれば、今にも溢れそうに目尻で震えている涙に気づき、指先でそっと拭いつつ言葉を連ね)
…っ、ふ。…良い声で鳴くね。

  • No.38 by 馨  2016-01-21 22:31:52 

(己の望んだまま、もしくはそれ以上の幸福感と快感にいよいよ膝が立たなくなってしまいそうで、愉悦が込み上げる場所を刺激される度大袈裟な程の快感に全身を支配され刹那脳内が白く染まり。相手の肩を強く掴んだ指先が情けなく震え、処理できない快感で溢れんばかりであった中、離れる唇は一抹の安堵と共に虚無感と名残惜しさを感じさせ。漸く薄く瞼を上げるが物欲しそうに眉を下げて相手を見詰める己の表情にまで配慮は向けられず、その細い指先が目尻に触れる瞬間さえ恍惚と目を伏せており。しかし微睡みの中に居るように浮かされた意識が覚醒するのは直ぐの事で、相手の一言によって晒してしまった醜態を思い出すと絶望と羞恥に弾かれたように顔を伏せ。なんとはしたない声を上げてしまったのか、悔やんでも悔やみきれない。意思とは関係無しに耳元までもが赤く色付いて熱を持ちそんな己にすら嫌気が差すと、口元をぐいっと乱雑に拭いながら数歩後退り訳も分からず否定を口にして)
っ、ち、違…っ。

  • No.39 by チヒロ  2016-01-22 19:01:48 

其れなら…俺の勘違いかも。
(耳迄染め上げた原因くらい早々に予想がつくもので。後退りされてしまった事により距離ができてしまい、大袈裟に眉を下げ寂し気な表情を見せると、否定の意思を汲み取って其れを弾き返すでも無く、吸収するかの様な柔らかな返事を。けれども、未だ耳に残るは吐息と云う単語で片付けるには難しい、淫らな声ばかり。思い返すと、興奮から来る震えが背筋に走り、燃え滾る色を瞳に滲ませる。しかし、次の瞬間にはもう、元通りの顔で、此処に留まる理由も無いと思ったのか当初の目的であった浴室に向かって。豪華故に重々しい脱衣所の扉を開くと其処もまた隅々迄抜かり無く手入れ、そして整理されており。彼用の着替えが何通りか用意されているのを確認後、出て行こうと扉に手を掛け乍彼を見詰め、離れてしまう前に彼からの質問なり何なりの言葉を交わす間を設け)
さぁ、ゆっくり温まって来ると良い。着替えはお前の好きな物を選んで。

  • No.40 by 馨  2016-01-22 23:26:17 

(相手の表情に悲哀が色濃く浮かぶのを見ると突如として罪悪感に襲われ。その上己の返答を否定してくれたなら救われたというのに、ただその言葉を受け入れる様子は一層自らへの嫌悪をはっきりと感じさせる事となり。重苦しく感じてしまう状況下で行き場の無い視線を斜め下へ逃がすが、それとほぼ同時に相手の足が歩みを再開すると三歩程後ろを躊躇いがちに着いていき。通されたバスルームはまるで表社会の中心に聳える一流ホテルのスイートルームを彷彿とさせ、ともすればそれ以上に豪奢で。普段仕事で使用する際は何とも思わないはずが、此処で相手が生活をしているというだけで己が酷く場違いな人間に思えてしまう。落ち着かない様子で視線を忙しなく泳がせていたが、相手から声を掛けられると示された通り何通りかの衣服が用意されているのを横目に確認し。まるで客人が来る事を予期していたような備えと、客人をもてなすにしても度が過ぎる程の丁重さ。違和感を覚えながらもそんな事に気を遣っている余裕も無く、何処か不安げに相手を見遣ると小さく頷き)
…分かった。

  • No.41 by チヒロ  2016-01-25 02:54:03 

俺は部屋に戻ってる。
(右に左に視線を這わせてから分かったとやや不安そうにも窺えるが、此れ以上首を突っ込む世話焼きタイプでも無いし、大の大人、しかも、男が此処に二人居たって邪魔なだけだろうと独断すれば短く伝えて扉を閉め。廊下がやけに短く感じるのは、行きでのんびり寄り道し過ぎた所為か。血の余韻探して口内に舌を動かしている僅かな時間で部屋に着いてしまって、少し前まで彼が寝ていたベッドシーツは皺なく伸ばされ、申し分無い迄に整った部屋の中を見ては、既に姿の見えぬ誰かに対し満足気に笑う。する事も無く、暇を持て余せば当然の様に睡魔に襲われ。折角なら自室で寝たいところではあるが、彼に案内するのを失念したこ事もあり、此処に居る他選択肢は無い。かと言ってソファーで寝るのは心地悪さが目に見えており、彼に多少の申し訳無さを感じ乍も、睡魔に抗わずにベッドに入ると直ぐに意識は遠のいて)

  • No.42 by 馨  2016-01-25 21:24:26 

(相手が扉の向こうに姿を消せば湯には浸からないまま簡単に体を洗い流し、示された通り数種類の衣服の中から暗い色合いの物を選んで身に付け。不自然な程体に合うそれに疑問こそ生じるが然程気に留める事は無く、濡れた髪はそのままにバスルームを出て。記憶を頼りに元来た道を戻る最中、先程も目を奪われた大輪の薔薇が如何にも高価そうな花瓶に活けてあり。思わず足を止めそうになったが、瞬時に先程の醜態が脳裏を掠め微かに眉を潜めて早足に通り過ぎ。一先ず先程まで居た部屋に戻ってみれば、そこには真っ白なシーツに包まれる相手の姿があり、どうやら眠ってしまっているようで。起こしてはいけないと足音を忍ばせるが、殆ど無意識のまま足は躊躇わず相手の方へ歩んで行く。誘われるようにその端正な寝顔を見詰めると、心中に芽生えた欲が己の行動を抑制しようとしないままその頬に触れようと手を伸ばしていて)

  • No.43 by チヒロ  2016-01-26 03:31:48 

(/いつも御世話になっております!そろそろ、初日を終わらせようかと思うのですが、如何でしょう?そして、御相談ついでに一つ。吸血鬼はこんな感じで大丈夫でしたでしょうか?只の変態!初日から手出し過ぎ!(←)…等々、主様のイメージと大きく逸れる所がありましたら、出来る限り変更致しますので遠慮無く仰って下さい。)


…こっちにおいでよ。
(人の気配を察知するの可能だが、殺気を放たない其れを気取る事は気を張り巡らせていなければ難しく。よって、彼が部屋に戻って来た事も夢の中の己は知らない儘。頬を撫でる暖かな掌に漸く睫毛を揺らし、ゆっくり目蓋を開いて、揺れる瞳が彼を捉えるのにそう時間は掛からず。布団を捲れば、ずれなくとも余裕であと一人くらい寛げるであろうスペースを掌で叩き、確り醒めない意識の中では普段の様には話せず、若干掠れた声で誘い。意識を失っていた彼に昨夜から付き添っていたことも祟ってか、思っていたよりも疲労が溜まっていたらしく、問答無用で襲い来る睡魔に身を任せると、彼の返事を待たずして二度目の眠りにつき)

  • No.44 by 馨  2016-01-26 22:53:45 

(/此方こそ、いつも楽しませて頂いております。そうですね、区切り良い場面ですし、次の日に致しましょう。進行ありがとう御座います。
チヒロさんについてはもう何も言うこと御座いません、本来あるはずの変態さが上品さや妖艶さに掻き消され優雅にすら見える程ですから、息子、背後共々息子様にはもうすっかり執心で…。寧ろご馳走様です(深々)愚息こそ何か不手際を犯してしまっていないかと気が気で無く…。初日から飛ばしすぎた感が否めないのですが、大丈夫だったでしょうか?)


…え、あ、…でも、…
(肌理細やかな肌は正しく絹か何かのような柔らかさと滑らかさを伴って指の腹に心地良い感触を与え。うっとりと目を細めながら押し止め切れない欲に任せて頬を撫でていた最中、開かれた瞳に己の姿が映ると我に返ったように慌てて手を引っ込め。汚れた手で相手に触れ、あまつさえ安眠を妨害してしまった事に罪悪感と自己嫌悪が一気に押し寄せて視線を彷徨わせるが、鼓膜を穏やかに震わしたのは想像もしない言葉であり。あまりに急な事で直ぐには理解が追い付かず、ただ瞠目して相手と真っ白な布団の間を視線が忙しなく行き来するばかり。言葉にならない声ばかりが唇から漏れ戸惑いを隠せずに居たが、そうして躊躇っている間に相手はまた眠りについてしまったらしく。長い睫毛が頬に陰を落とすのを見詰めていると掠れた相手の声が耳元に甦る。甘さを孕んだ声色は己から逆らう意思を丸ごと削いでしまい、ゆっくりと布団の中へ身を沈めればほんの少し相手との間に隙間をあけて目を閉じ。横から感じる相手の寝息と、触れるだけで汚れてしまいそうな白の布。それらをできる限り意識してしまわないようにと悶々としている内、相手の吐息につられてかゆっくりと微睡みの中に落ちていき)

  • No.45 by チヒロ  2016-01-27 18:54:14 

(/そうですか。良かったです。動かしていて、こんな感じで良いのかと手探り状態でして…。其の御言葉を聞けて安心致しました。息子様は可愛くて可愛くて。一挙一動にやられっぱなしです…!此方も御馳走様です。
息子様が襲う人間は此処には居ないと思うのですが、これからの展開はどんな感じで進めますか?外に出て襲うのか、何らかの方法で人を招くのか…イベント等交えつつやっていければ良いですね。)


(朝の冷え込む空気の所為か、隣に慣れない温もりを感じた所為なのか。今日は普段より早く起床してしまったらしく、壁掛け時計が示す午前五時半、という微妙な時間に眉を顰め。変な時間帯に目覚めてしまった。決して爽やかな目覚めとは言えない緩慢な動作で上体を起こすと、視線は規則的な寝息を立てる隣の人物に向けられ。凝り固まった身体、すっきりとしない頭を軽く振り。己の方が先に寝てしまったことすら棚に上げ、普段とは違うベッド、ましてや、他人と一緒に眠りについてしまったことに、軽い後悔の念が押し寄せ。しかし何故だか、赤子の様にスヤスヤと眠る彼の顔を見れば不思議とそんな気持ちも消え、起こさない様に注意を払いつつ、静かに部屋を出て。向かった先はバスルーム。真新しく張られた湯、折角なので浸かることにし、暫く湯船で時間を潰し暖をとったなら、頭と身体を洗い流して深緑の和服を選ぶ。慣れた手つきで着替え帯を締め、この着替える行為こそ、己にとっての一日が始まる合図。起きたばかりとは比べ物にならない程、頭は冴え渡り、完全覚醒した六時半。男性にしては長めの風呂を終え、其処から部屋に戻れば、就寝中か起床しているのか判定出来ない為、頭が入る分だけそっと扉を開けて中を窺い)

  • No.46 by 馨  2016-01-28 19:54:32 

(/此方こそ、有り難いお言葉を頂けて安心致しました。ありがとう御座います。
そうですね、夜中ふらりと地下に血を求めて向かう流れでしょうか。あとは息子様の本性が明らかになるシーンも挟ませて頂きたいですね!
それからぼんやりと考えていたのですが、以前息子様に執心していた人間の一人が不意に現れ、一緒になれないならば心中すると喚いて息子様の体に傷を付けたり、はたまた強引に連れ帰って監禁したり…何らかの形で危害が加えられ、それを知った息子が色々と暴れる展開なんか楽しそうだなぁと…。如何でしょうか?)


ん…。
(悪魔との契約の後、二度目に訪れた悪夢に魘される事の無い目覚めはやはり一瞬意識を混沌とさせ。自然と視線が身を包む布団に向き、あまりの穢れの無さに責められるような罪悪感に苛まれ慌てて逃げ出すという先日の繰り返しの後、室内を見渡せば案外あっさりと昨夜の事が思い出され。その時の目覚めよりは現実味のある感触を得ながら、ふと彷徨う瞳が再び布団へと向き。不覚にも相手とベッドを共有してしまった事に自己嫌悪を覚え眉をしかめるが、体は吸い寄せられるようにあれだけ嫌煙していた白に傾く。マットレスに腰掛けて相手が身を落としていたそこに触れるが当然既に温もりは無く、求めるように顔を埋めれば微かな残り香を感じて。この仄かな香りに包まれていた昨夜の己が疎ましく、妬ましい。それも罪悪感を感じるばかりで、できるだけ肌が触れ合わないようにすらしていた。なんと愚かなのかと意識もせずにシーツを強く握り締めてしまい、相手の存在に恋い焦がれるように顔を柔らかな布の上に埋め。暫くそうしていると一度は醒めたはずの眠気が甦り、不節操にも惰眠を貪ろうというのだから全くこの体には嫌悪ばかりが募って。故に部屋の扉が開かれた事など露知らず、目を伏せてシーツに頬を寄せており)

  • No.47 by チヒロ  2016-01-29 02:17:05 

(/本性明かすのはどんな感じで明かしましょうか?折角なら、息子様を驚愕させてみたいですね。いつ頃・どんな場面で等、希望あれば大凡で構わないので、教えて下さると助かります。
其の展開面白いですね!是非ともやらせて下さい。吸血鬼は玩具感覚で人間にちょっかい出しているでしょうから、酷く恨まれていそうですし。邸宅に乗り込まれるか、監禁されるか。何方も捨て難い…!

先ず、今日(下記ロル)は夜まで早送りしてしまって、息子様が人を襲う為に、地下に向かう感じに致しましょうか。)


馨…朝御飯だよ。
(開いた隙間から覗いた先、シーツに身を委ねる彼が見える。布団も掛けていない事から、一度起床済みであることは把握出来て、其れならば、再び深い夢の中へと旅立たれる前に引き戻そう。態々部屋に入って起こす程の仲でも無い、だが、己を求める様にしてシーツを握り締め寝る姿には可愛げを感じたのだろうか。まるで愛犬か何かを呼び付ける声色で、大きくは無いが、室内には十分響く声で名前を呼ぶと、扉の前で彼が来るのを待つことにし)

  • No.48 by 馨  2016-01-29 21:46:19 

(/詳しい希望は無いのですが、どちらかというと言葉で説明される前に行動によって明かされる方が好ましいです。前回の廊下での遣り取りで気になる節は何かと残っているかと思いますし、唐突に血を吸われるとなるとシチュエーション的にとても好きです…。やはり時間帯は深夜とかでしょうか。チヒロ様のやりやすいタイミングでお願いできればと思います!
そうですね、どちらも捨てがたいのでいっその事混ぜてしまうのは如何でしょう…?恨まれていたり執着されていたりという理由があって道で襲われ、息子様は特に抵抗もせずされるがまま裕福な男性の屋敷に連れ去られる。そこで暴行を振るわれたり、かと思えば壊れ物を扱うように大切に慈しまれていたりと、何かと悲惨な状態であると息子も助けに行き甲斐がありますし…!ただ、このシーンは二人の間にある程度の信頼関係のような物が築かれてからが好ましいかなと思っております。信頼関係という程明確な物ではなくとも、何となく共依存のような状態になりかけている、とでも言うのでしょうか…。説明が下手で申し訳御座いません。なので、ある程度の展開まで進めば時間を飛ばしてしまうのもありかな、と考えております!
そうですね。では適当なところでタイミングを見計らい早送り致しましょうか!)


っ、
(相手の声が柔らかく室内に響いた時、微かに鼓膜を揺らした音は心地よく意識を覚醒させ。緩慢な動きで身を起こすが、その声が相手の物である事と内容を理解するなり弾かれたように其方に視線を向け。起こされなければいつまでこうして体たらくを晒していた事か分からず、慌てて相手の方へ小走りに寄るとそこで一度足を止め。相手よりも先に起きる理由は無いのだが、仮にもこうして寝食する場所を与えられているのだから怠惰を働いてしまった事に罪悪感を感じており。だがそれよりも謝罪しなければならないのは昨夜ベッドを共にしてしまった事で、幾ら此方に非は無かったとは言え適切な判断ではなかったであろう事を思い視線を落としながら告げ)
…昨日、の…悪い…。

  • No.49 by チヒロ  2016-01-30 03:02:57 

(/此方も正体を明かす時は、息子様の首筋にガブリといっちゃおうかと思っておりました!本格的な吸血はこの時が初めてだったりすると、後々思い出になって良いかなと妄想していたり。そうですね!タイミングがあれば深夜にでも襲っちゃいます(笑)
主様の御話を聞いているだけでも、物凄く楽しいです。今は仔犬の様に可愛い息子様が、どの様に助けに来て下さるのか、楽しみであります。是非やりましょう!確かに、二人の間に信頼関係の様な絆が確立してからの方が、展開的にも良さそうですね。説明下手じゃないですよ。ちゃんと伝わっておりますので御安心を…!
朝食後、各々自室に行く流れで大丈夫でしょうか?)


何の事?…さ、朝食にしよう。
(声に反応し寄って来るのを愉しそうに眺め、余りに忠実だと尻尾まで見えてきそうな気さえしてくる。気まずそうに視線を落とし謝罪してくる姿からは、強く反省の色が窺えるのに、素知らぬ振りをして。昨夜の事、己にとっては大した問題にさえならない、何なら既に記憶から抹消したかの如く淡白な返しを。瞬時に意識を朝食へと切り替えれば、着物の袖を一振りし一階のダイニングへと向かって。初日とは違い、彼を振り返る様な気遣いは無く、付いて来ないなら見放すつもりの、計算された早足で。階段の下、足を止めれば一度だけ彼を振り返り、近くに位置するダイニングルームを指す。覚醒している己と違い、起きてきたばかりの彼を思っての優しさなのか、其れとも焦らせて苦しめたいだけの意地の悪さか、一方的に話し終えてしまうと一人でダイニングルームの中へ姿を消し)
其処がダイニング。顔、洗って来るだろう?洗面所は昨日も行ったし、分かるよね。…じゃあね。

  • No.50 by 馨  2016-01-31 22:24:51 

(/恐れ入りますが何卒よろしくお願い致します…お手柔らかに…((
お優しいお言葉ありがとうございます…!ではこの展開は息子様が正体を明かす場面、息子が地下へ出向く場面を終えてからという事でよろしいでしょうか?
はい、そのように致しましょう!)


(それなりに思いきった謝罪の言葉だったが、あっさりと受け流されてしまえば続く言葉が見付からずに口を噤み。そんな事をしている内に相手は踵を返してしまい、先日と比較して少しばかり速足にも思える足取りになんとか着いていき。掛ける言葉も無く沈黙が流れていた中案内されたのはダイニングで、突き放すような物言いに足元が覚束無いような漠然とした不安を覚えるが取り敢えず顔を洗ってこようと促された通りに洗面所へ赴き。相変わらず己には不釣り合いな高級感に急き立てられ早々に柔らかなタオルで顔についた水滴を拭うと、洗面所を出て先程案内されたダイニングへ向かい)

  • No.51 by チヒロ  2016-02-02 02:56:21 

(/順序はこの後、深夜息子様が地下へ→後日、吸血鬼が本性を明かす。その両方が終わった後、ある程度時間を進めた上で、吸血鬼が誘拐される、と。
息子が冷たい接し方で誠に申し訳ありません。少し話し、此の儘一旦お別れさせて頂きますね。
御相談させて下さり有難う御座いました。解決しましたので、また背後は失礼させて頂きますね。)


(ダイニングテーブルは、数十人は座れるであろう立派な木目調のもの。だが、其処に一人、座って食べるのが毎度の事。一番造りの立派な端の椅子に腰掛ければ、彼を待つこと無く食事を進め。温かいスープ、サラダ、ロールパン、ミルク、フルーツ盛り。見た目は勿論、栄養バランスも確りと考慮されて作られている其れらを、ゆっくり口許に運び咀嚼。何時も洋食と決まっている己には一つしか用意されていないものの、彼が座るべき場所には洋食と和食が並べられており、何方を選んでも地下で暮らしていた彼にとって申し分無い味だろう。温食が冷めぬ内に早く来ればいいと気に掛けていた所、丁度彼がやって来て、食べかけの食器から視線を上げると、やや遠くに置かれている彼分の食事を眺め)
好きな物を食べると良い。

  • No.52 by 馨  2016-02-04 22:40:15 

(/畏まりました。いえ、冷徹さにも息子様らしさと言いますか、美人さが引き立って大変魅力的です。どうかお気になさらず。分かりました、引き続きよろしくお願い致します。
では、此方も背後は失礼致します!)


(仕事柄出向いた富豪の家にもこれほど立派なダイニングを持つ者は居らず、思わず目を瞠り明らかに多い分量で作られている料理を眺め。促されるままにテーブルにつくがやはり食欲が戻っている事は無く、罪悪感を感じながらも倦怠を帯びた手付きでスープを一口口に運び。見た目も然る事ながら味も格別であり、地下でどんなに高級な店に行こうが味わえないであろう味覚が口内を満たし。それでも食欲が刺激される事は無く、余計な事をぼんやりと考えてしまう。そういえばこの屋敷には使用人のような者は誰一人居ないが、昨夜の風呂と言い朝食と言い、相手一人ではとてもここまで周到には用意ができないように思え。食事中に口を開くのはマナー違反になりそうな厳かな雰囲気を壊し、相手へ視線を遣りながら問い掛けて)
…これ、あんたが作ってんのか…?

  • No.53 by チヒロ  2016-02-07 20:28:30 

…どうだろうね。
(大人しく食べ始めたのを見て、再び己も食事を摂り始める。美味しいには美味しいが、此れだけで満たされる筈は無い、本能では血を欲しているのだから。フォークがカツンカツンと食器に当たる音だけで、静まり返る中、彼からの疑問が一つ。丁度食べ終えた事もあり、口許をナプキンで拭いつつ、序でにと言った感じの明確な答えにもなっていない簡素な言葉を返しては、椅子から立ち上がって。減りの良く無い彼の皿に気づくと、明らさまに眉を顰め。彼には健康で居てもらわなくては困る。血の提供という重要な役目があるのだから。しかし、単刀直入に述べてしまうのは美しくない気がして、彼が座っている席後方を通り過ぎるが同時、冗談とも本気とも伺える調子で告げダイニングから出て行って)
もし、俺が作ったのだとしたら…折角の手料理を“残す”だなんて。――失礼極まりないと思わない?

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