高坂穂乃果 2016-01-02 16:43:48 |
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うん!協力して頑張ろ?穂乃果達なら出来るって
(乗り気な相手を見て満足するように頷いていると、相手と自分ならばきっとお手伝いとしていい仕事が出来るはずだと笑顔で告げてみては親が決めつけるかのように話しかけるのに合わせて大きく頷くと、早速自分は何をしたらいいのかなと親に視線で訴えかけるように見つめたりして相手とのお手伝いを頑張ろうと思っている様子を見せていて)
とは言っても、お客さんが来ないことには私たちに出来ることはあまりありませんね…
(相手が張り切る姿を見て頑張ろう、という気持ちには応えたいところなのだが、現実問題として客がいないことにはなにもやりようがないんだよなと相手と並んで店のカウンターの中に立ちながら軽く肩を竦め、とりあえずは誰かが来るのを待とうと考えていて『とりあえず二人がいれば大丈夫ね。海未、穂乃果がサボったら容赦なくやっちゃっていいからね』そんな自分たちの様子を見て自身は不要と思ったのか母は中へと戻っていこうとして、その戻り際にそんなことをいい笑顔で言っては次こそ中へと引っ込んで
ううん、海未ちゃんなら出来る方法はあるよ?看板犬だったじゃん
(前までの事だがお客さんが来ない時は相手と共に外で宣伝をしているそれだけでお客さんが来たということもあるので、自分はそれを今試してみたいのだと相手に伝えると笑顔を見せて相手に頼み込むようにすると「うぅ、完全に穂乃果がサボる前提になってる」と親に言われた言葉に苦笑いしか出来ず自分だってやる時はやるんだけどなと考えていて)
え、いや、それはその…
(昔は家の前で客引きになるからと繋がれていた時期もあったが、正直今になって思い返せばあの頃は見知らぬ人に声をかけられるわ頭を撫でられるわで人見知りの激しい自分にはいい思い出がなく、敢えて大げさに言うならばトラウマのようなものであり、またあれをやるのかと考えると正直気が進まず、かといって相手に成長すると言った手前はっきり断ることも出来ずしどろもどろになっていて
嫌なら良いよ?穂乃果一人でやって見るし
(成長すると言った矢先にこういうのはまだ速すぎたのかと考えると今は相手の答えに任せると告げると相手の髪を撫でつつ、いざとなったら自分でやってみるからと笑顔で告げると、まずはことりからと言ったのは自分だからなと内心考えていて「穂乃果は海未ちゃんのいうことをちゃんと聞くから」と相手を落ち着かせようとしているのか優しく声をかけながら相手の様子を伺い)
いえ、キチンと役目を果たします…
(今、売り上げのために自分が出来ること、それを最後までやりきることが役目を果たすということだと自分自身に強く言い聞かせて、ここで甘えてしまっては普段から相手を叱ったりしている立場上、口ばっかりだと思われかねないし仮に許してくれたとしてもそれはそれで自分自身の弱さが許せなくなってしまいそうであるため、覚悟を決めてそう口にして
役目…そっか、じゃあ…穂乃果と外で宣伝しよっか
(役目という意味で言ったのではなく相手が自然に話せるようにしたいという思い出していたのだが、苦笑いしながら相手の頭を優しく撫でて自分と一緒に外で宣伝をしようじゃないかと提案すると、相手が怖がってる時は自分が何かとカバーしてやろうと考えてるようで「あ、そうだ…怖くて堪らないって時は手を握ってて良いからね?」と優しく相手に声を掛けるといざとなったら自分がいるからねと声を掛けておき)
…そうしたら店番をする人が居なくなってしまいますよ。私は大丈夫ですから、穂乃果は穂乃果の仕事をしてください
(相手のその気持ちだけで不思議と身体の内側から力が沸いてくるようで、一緒に外へ出ては店への来客があった時に対応出来ないだろうと苦笑混じりに言い聞かせるようのべてはさっきまでの不安そうな表情ではなく穏やかな笑顔で心配はいらないとばかりに相手の肩をポンポンと叩いて
どうしても無理なら穂乃果のところに来ていいからね?
(信頼していない訳では無いが主人として心配ということが大きな理由で、相手を心配するように話しかけつつどうしても無理なら自分の隣で立っているというだけでもいいからと告げると、肩を叩いた相手の掌を重ねて「じゃあ…海未ちゃん。ファイトだよっ!」と相手が外で頑張れるよう精一杯の笑顔と応援をして相手を見送ろうとしていて)
心配性ですね、穂乃果は…。大丈夫ですよ、行ってきますね
(外へ行って客引きするように言ってみたり、いざ行くとなれば過保護なまでに心配してみたりと割と考えがブレブレな相手にクスっと悪戯っぽく笑いかけては確かに最初こそ外で知らない人たちが沢山いる中に自ら向かっていくなんて嫌で嫌で仕方なく、果たして本当に大丈夫なのかと心配でもあったが、いまは不思議とそんな気持ちはなく頑張れる気がしていて
うん、海未ちゃん頑張ってね?
(心配性なのは相手がちゃんと怖がらずに出来るかどうかの心配で相手を見つめながら心配していると、とにかく相手が変わろうとしているのは間違いではないため相手を応援しようと声をかけてみると、自分は相手が連れてきた客にお饅頭を売り込んでいかないといけないなと自然に貼り切り出して、相手が外に行くのを見送ろうとしていては軽く手を振り)
さあ…がんばりますよ…
(応援してくれる声を背に受けて外へと出れば相手には大丈夫とは言ったものの、それでもやはり一人で外に出るというのは久しぶりなため緊張してしまっていて、それでもまだ穂むらの前の住宅街は街ほど人の通りが多いわけではないため幾分か恐怖心のようなものも緩和されていてふぅ、と小さく息を吐いて客引きをするべく辺りを見回していると『あっ、海未ちゃん!海未ちゃんがここにいるってことは穂乃果ちゃん帰って来てるの?』向こう側から彼女の幼なじみであることりが手を振り駆け寄ってきて
海未ちゃん大丈夫かなぁ…
(相手は大丈夫だと言ったけれど実のところ怖かったりしないかなと不安になっていて、秋葉原より人通りは少ないしきっと大丈夫なのだろうけどそれでも心配で、相手の様子を見に行こうとドアの前に立つと聞き覚えのあるような声が聞こえたのでゆっくりと開けて顔だけ出すと「あれ、ことりちゃん?何でここにいるの?」と間違いはなかった幼馴染みのことりがいて不思議そうに見つめながら問いかけてみて)
あ…はい、穂乃果なら…
(目の前のことりはまかり間違っても自分に対して悪意などをもっている筈もなく、信用出来る人なのだということも重々承知の上ではあるのだが、それでもやはり家族以外の人には中々心を開けないのが現実であり、逃げ出したくなる衝動にかられたりもしたが、そうしてしまえばいつもと同じだと自分に強く言い聞かせてそこでグッと堪えれば相手なら店番をしていることをたどたどしい口調ながら告げようとしたが、それは相手の乱入によって遮られてしまい『あ、穂乃果ちゃん!私はちょうどお買い物へ行った帰りだったんだよ。通りかかったら海未ちゃんが居たからきっと穂乃果ちゃんも居るだろうなって』ことりも店のドアを開けて顔を出した相手の方に駆けていってしまえば自身は拍子抜けしてしまっていて
そうなんだ、穂乃果は海未ちゃんと散歩しててお饅頭買いに来たんだけどお泊まりになって店番してるんだ。海未ちゃんは外出宣伝って感じで
(駆け寄ることりには事情を説明して相手の方をちらっと見ると、自分がきっと来てしまったから話す機会を失ったのかもしれないなと思い、簡単にまとめた内容にした後相手が話しやすい場面を作ろうと「海未ちゃんからも一言と言うよりお話しないと」と相手へことりと会話するように無理強いはしない程度に頼み込んでみては、首をかしげながら相手を見つめていて)
『えっ、海未ちゃんとお話し?ふふ、是非してみたいなー。ずっと海未ちゃんとは仲良くなりたいって思ってたの』
(いつもならすぐ相手の後ろに隠れたり別の部屋に逃げたりしてしまうところではあるが、それをグッと堪えてつかず離れずの距離で様子を窺うかのようにチラチラ視線をやっている、そんな自分の変化にはことりも気がついていた様子で、相手の言葉を聞いてようやく納得がいった様子で近付いてきては仲良くなりたいと眩いばかりの笑顔でいわれてしまうとあがってしまい「わ、私もでしゅっ」と思い切り噛んでしまっていて
今日は海未ちゃんの成長の日だからねぇ、主人としても優しく暖かい目でね?
(噛んでしまった相手を気遣うように頭を優しく撫でてやりながら相手へ近づくことりに、今日は相手が成長する日なのだど話したりして相手を少しでも安心させたいからしていることでもあるので、相手なら察してくれるかなと思い「緊張してるから優しくね?」と相手が噛んだというのは緊張していると言ってもおかしくないので、緊張を解してからだと説明し)
うぅ…面目ないです…
(噛んでしまったことによる恥ずかしさ、そして成長するんだとデカいことを言っておきながら、何だかんだ言って相手にフォローされてようやく向き合うことが出来ているという有り様が不甲斐なさすぎて耳は力無くペタンと寝てしまっていて相手とことりとの間で視線さまよわせていると『大丈夫だよ、そんなに怖がらなくても穂乃果ちゃんもついてるから、ね?』ことりは無理に距離を詰めようとはせず、まずは相手を介して仲良くなろうとしていて
うんうん、海未ちゃんなら出来るから怖がらなくてもいいよ?
(寝込んでしまった相手の耳と共に頭を撫で出すと、ことりの言う通り怖がらずとも自分がいるからとことりらしい優しすぎる言葉には感心するようにうなずきながら相手を見ていると、自分は自分である程度フォローはするが相手の為に大幅にはサポートするつもりはしないようにして、ゆっくり慣れていけば自分がいなくても接客や人とも会話ができるだろうと考えていて)
穂乃果…それからことりもありがとうございます…えっと、良かったらお饅頭いかがですか?
(二人の優しさのおかげで不安や己の不甲斐なさに申し訳なく思って沈んでいた気持ちも幾分か晴れて、今ならことりともちゃんと話せるかもしれないと考えながらも上手いこと話題が思い浮かばず、悩んだ末にせめてまずは接客という形からでも自分から口を開かなければと、ほむまんの購入を促してみて『ふふ、海未ちゃんみたいな可愛い子に言われちゃったら断れないなぁ。それじゃあ穂乃果ちゃん、お饅頭二個ください』ことりは微笑み浮かべ緩く首を傾げ、店番担当の相手へと向き直っては注文を告げて
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