T 2016-01-02 01:43:41 |
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有難うございます…。…あ、の…。
(漸く地に再び戻ってきた感覚。地面に足を付けて立って、少し肌寒い位の気温で己の身の体温を下げようとして。そうすれば次に思い浮かぶは助けてくれた事への感謝。伝えなければならないとは思えど、何と無く素直に出るものでもなし。謝罪と感謝とを行おうとしてはおずおずと彼女の服の裾を引っ張り。眉尻を下げ乍、小さな、然れども相手に聞こえる声色で感謝の意を伝え)
あはは、良いってことよ。ところで、人間のお嬢さんがなんでまたこんな深い森なんかに…?(ここ最近、他の人にお礼なんかを言われたことなく改めて彼女から感謝の言葉を聞くと少し照れくさくなり、頬を軽くかきながらもふと思った疑問を聞いてみて)
…あっ!そうだ!お婆さんの所にお見舞いに行かないといけないんです…!
(照れ臭そうな表情は先刻覚えた恐怖等拭い去る様な優しい物で、悪い人じゃ無いのかも、などと甘く考え。然らば怯えてしまって申し訳ない、と思い。然し彼女の質問にそんな考えも吹き飛び、思い出した様に掌を軽く叩いて。お婆さんのお見舞いだと言うのに、もう夕暮れ。此処から自分の家が近いならば戻って明日にすれば良い__そう考えては、家までの道は知っているのかと問い掛け)
へー…ご老人のお見舞いね…ん?ああ、そこなら近くまで送れるが…(お見舞いと聞き改めて彼女の姿を改めて見ると森の中に来る格好ではないなと確かに思い、おそらくお見舞いの花を探してたら迷ったのだろうと個人で納得しつつ彼女の言葉に窓の隙間から外の様子をみると確かにあたりは綺麗なオレンジ色の景色になっていた。家の場所は、近くまで送れるが、まだ外には先ほどの獣などいるかもしれないため、いま帰るのは危険だと答える)
う…、さっきの動物が居るんですか…。…どうしよう。
(彼女の口から出て来た答えは予測出来た範囲で、驚く事などは無く。然れど八方塞がりの様な気持ちになり、さてはて如何したものかと軽く唸って。こうして居る間にも橙色の空が段々と深い藍色へと変わっていく。焦りにも似た感情でちらりと外を見詰めては眉を顰め、頭の中に幾つかの選択肢を浮かべ。然し、矢張りどれも選択するには如何せん難しい所が有り。どうしようも無い感情を持て余してはぽつりと上記零し)
なら、ここに泊まっていくといい…少々古臭いと思うが、人間が泊まれるくらいの設備もある(彼女の困っている様子を見て、しばらく待つのもいいがここの獣達はそう簡単に諦めるの様な輩ではないと思い。今の状況で1番良いと思われる提案提出してみては彼女の様子をみて)
こ、此処に、ですか!?……良いんですか?
(思いも寄らぬ案が彼女の口から飛び出て来て、瞳をぱちくりとさせては。自分の居る小屋__真下の地面を指差し乍此処かと問い掛けて、首を傾げて。そして今自分が考えて居た案の中のどれよりも其れが最善なのだと考え付いては、本当に大丈夫なのだろうかと眉尻を下げて。出来る事なら好意に甘えたいが、人なりに体裁が有る。もう一度彼女の口から許可を聞こうと緩々と首を傾げてから問い掛け)
ああ、この小屋は前まで猟師が住んでいたが最近いなくなってな、猟師が住んでいたためか獣が近づけないんだ…だから、ここにいる方がいい(別に自分の部屋でもないため、許可を得ようとしてくる彼女を見ては微笑みながら、変に外に行くよりかはよっぽど安全だと彼女に答え。)
猟師…そう言えば最近見掛けませんね。
(優しい微笑みが此方を向いて、緩い許可を出した。其れは単純に安堵を覚える行為で、緊張の糸が切れた様に口許に緩々と笑みを描き。不意に話題に上がった猟師を頭に思い描き。確か何時も花を摘む時に会っていた人。最近と雖もめっきり自分が来なくなって、そして今日合わなかっただけだが、何と無くそれだけでは無い様な気がする。こう言う時の勘と言うのは妙に当たる物で、軽く息を吐き乍も彼女なら知っているかもしれないと思い世間話の様に零し)
猟師でも、彼は所詮唯の人間…踏み入れてはいけない領域まで踏み入れたのよ…(ふと漏らした彼女の一言にため息を1つつき窓のそばに近づき、じっと外を見ながら彼に何があったかを直接伝えるわけでもなく、しかし喋り方で悟らせるようにし)
……。貴女がやったの?
(信じたくは無いけれど、其れは紛れもない真実であると彼女の態度が語っている。時に、瞳は口よりも雄弁に物事を語りかけてきて。此方を向かない姿も、その瞳も全て嘘偽りの無い真実なのだと。其れは致し方ない。終わってしまったことをどうこう言った所で変わる物もない。大事なのは、自分の命だ。もし彼女がやったならば__どう逃げ出すか、頭の中で計算しつつもゆっくりと口を開いて其の質問を投げ掛けて)
そう…彼の叫び声はある意味心に響くものだった……なんて、私がここでやったと言ったらお嬢さんは、どうするのか見てみたいけど…生憎私はやってないわ(彼女が不振を抱くような言葉を投げかけに耳がピクッと動く。外を見つめてた顔をゆっくりと彼女の方に振り向きゆっくりと近づきながらその時の状況を説明するも顔を近づけたところで、にっこりと笑い自分はやっていないと主張をする)
そんなの…不信感満載ですよ、お姉さん。
(一歩一歩確実に歩み寄って。何時でも後ろに下がれた筈なのに何故か下がることは叶わず、目の前でゆるりと微笑んだ彼女から目が離せず。恐怖にも恋にも取れる様な大袈裟な鼓動を聞き乍、彼女に反抗する様に笑みを浮かべ。嘘の様な言葉には突ける場所なんていくらでも有るのに、対した突き方も出来ずに憎たらしい口を聞く事しか出来ないのは、思った以上に自分がこの場面に緊張__否、パニックに陥っているからだろう)
っぷ・・そうだな、なら、不信感満載のお姉さんはここで退散するとしようかな(じっと見つめるも無理をしながら強がっている彼女を見ては少し愛らしく思えると同時にからかいがあるなと思った。あたりは暗くなり獣たちの気配も徐々に消え始め、いつまでも自分と一緒にいるのも彼女も迷惑になってるだろうと考え1つ伸びをして小屋から出ようとする)
…まっ、て…!
(段々と暗くなって行く室内は電気は付いておらず、外の暗さを其の儘取り込んで。此処で一人になってしまうのはきっと一番恐ろしいことだ。然らば、と思っては相手の腕を掴んで。上記零しては一度顔を下げて、どう言うべきか考えて。答えは見つからず、ただ素直に'行かないで、下さい'と懇願して)
いいのかい?もしかしたら、私はお嬢さんを食べてしまうかもよ?(腕をつかんでくる彼女に軽くキュンと心を打たれるものを感じられたが、確かに暗い部屋の中人間一人ましてや見た目にも、か弱い女性を置いてるのはこちらが心配すると思い、仕方ないといって感じで小屋からでていくのをやめて)
……其の時は…、殴ります。
(その場に留まる様子の彼女に嬉しそうに頬を綻ばせては手を離して。もしもの話に対して軽く首を捻り対策方法を考えるも、小屋の中に武器など有る筈も無く。逃げる事も叶わぬならば、己の拳のみだろうと考え。拳をぐっと作っては本気の表情で呟いてゆっくりと頷き。暗い儘の室内、中に電気は無いのかと朧げな月の光を頼りに小屋の中をゆっくりと歩き出して)
あはは、そいつは恐い!気を付けないとね。ところで、お嬢さん名前は?(彼女が本気で殴ってきたとしても身体つきといい対したダメージは与えられないだろうと思うがあえて怖いと言い。歩き出す彼女の姿をじっと見つめながらそういえば彼女の名前を知らず聞いてみて)
…私ですか?ロク、です。…貴女は?
(揶揄う様な声。きっと殴った所で彼女に勝てないことなんてわかり切っている。詰まり、一番安全な策で有り一番危険な策、諸刃の剣である。少しの沈黙の後の問い掛けに対する返事は一瞬躊躇って。自己紹介とは何時になっても少し恥ずかしいものだ。冷静さを繕って抑揚の無い声で己の名を言えば早く流してしまいたいと言う様に相手にも同じ質問を投げ掛けて)
ロク・・ね・・ん?私は、サーシャ!見てのとおり狼男というより、狼女さ!よろしく、ロク(自己紹介をしてるだけなのに、少し恥ずかしがっている彼女を見ては不思議に思うも、相手の名前を聞いては自分に覚えさせるように復唱しあた、彼女から同じ質問がとんできて、こちら特に恥ずかしいと思ったことがないため笑顔で答えた後、狼の特徴でもある獣耳と尻尾を見せて)
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