匿名さん 2015-12-25 14:47:11 |
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…あっ、うん!えーっとね、貸してもらっていい?
(どんな条件を提示されるのだろうかと不安半分楽しみ半分といった様子で相手の顔色を見ていたが、発せられた言葉は連絡先の交換で。それは紛れもなく自身にとっては嬉しいであり、尻尾が付いていればぶんぶんと横に振りそうな勢いで表情を明るく変え相手のそばに近寄り、自身のスマホを取り出し連絡先を告げようかと思うものの相手がその扱いが苦手というのは既に情報として頭に入っており、相手の返答を聞く前に相手のスマホを取ってしまえばものの数秒で交換して「はいっ、…私、秦野叶美だよ。入ってるでしょ?」と恐らく自身の名前も知らないだろうと踏んでか説明しながら相手に返し。連絡先を交換出来たことが余程嬉しかったのか自分のスマホにも登録されている相手の連絡先を開いては大切そうに両手で持って)
…あっ
…おお〜…へぇ、凄いんだね
(スマホを取られたかと思えばすぐに帰ってくる。中には彼女の言う通り連絡先が入っており、驚き半分関心半分。いつも自分が使っている物とは思えない速度だった。ちゃんと入っている上こっちまでにやけるぐらいに嬉しそうなので全く怒りなど湧かず。
「秦野さん、ね。気が向いた時に連絡するから。じゃあね」スマホの画面を閉じてポケットへ。いつものような作り笑顔ではなく素のちょっとクールな笑みで、手をヒラヒラ振って教室を後にして。 と、暫し歩いてからまだ忘れ物の数学のノートを取っていない事に気付いて戻ってくる。何となく息を潜めて教室を覗いてみて)
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