主 2015-12-23 12:06:24 |
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(/や、夜分遅くに失礼します…(小声)もしよろしければカラ松で参加希望です!に、付け加えこちら返信速度が遅い時と早い時との差が激しいかと思われますのでそこ含めご検討くださればと…!)
(/参加希望ありがとうございます!!返信速度に関しては此方も同じなのでお気になさらずに。では、こちらは一松をやらさせていただきますね。よろしければ「カラ松が一松にもう一緒に帰らないと言うところ」から始めてくださると嬉しいです!)
なあ、一松。暫く別々で帰らないか?
(本当に言おうか言うまいか、本日一日中悩みに悩んだ結果言うと言う選択肢を選び学校から自宅までの帰路をどこか上の空で歩いていたが自宅が見えてくると一気に現実へと戻り。相手に友達がいない事は知っている。知った上でその友達の分まで自分が弟の側にいてやろう、学校を楽しませるとまでは無理かもしれないがせめて苦痛にはさせないようにしようといつもの強い兄弟愛から相手をずっと慰めてきたがここ最近、友人にそれは“逆効果”だと指摘されショックを受けるのと同時にそれに気づかなかった自分を責め立て後悔すれば、今からでも遅くはないと早く行動を起こし。自分自身相手の側を自ら離れるのは嫌で仕方がなく出来るなら一緒にいたいくらいだったがそんな自分の我儘で弟を傷付けたくないと感情を押し込み。ピタリと足を止め俯きがちでそう述べては比較的冷静に言ったのにも関わらずじわ、と目頭が熱くなり相手に見えないように顔を背けてはぎゅっと目を瞑って。)
(/こちらこそ許可ありがとうございます!ああ…本当にすみません、出来るだけ早く返せるよう努めさせていただきます…。提出させていただきました!短い、場面が変、等々何かありましたらご指摘してくださると助かります。)
…はっ、ぁ?何、それ。…っ、…いいよ、別に。元々アンタが一緒に帰って欲しいって言うから付き合ってあげてただけだし…
(自宅まであと少し、どこか上の空の相手に気付きつつも、きっとまたどうでもいいようなことだろうと高を括っていた数分前の自分を恨むほど告げられた言葉に呆気に取られて。咄嗟に口から出た言葉は虚栄心からの嘘っぱちに過ぎず、唇を噛み締めてはなんで、と涙が溢れそうになるのを必死に堪え。悲しみは徐々に苛立ちに変わり、じろりと顔を背ける相手に目線を向けては低い声で)
…ねぇ、あのさ、俺の代わりに誰と帰んの?
(/いえいえ、素晴らしいロルに感動しました…!此方の拙いロルが見苦しですが何卒よろしくお願いいたします!)
ご、ごめ、…なさ…え、あ、ああ…同じクラスの、友達と帰る…だから一松は兄さん達と一緒に帰ってくれ。本当にすまない…。
(言った後ももうちょっと時間取った方が良かったのでは、他の兄弟に相談するべきだったのではなどどんどん不安が募っていき。返ってきた相手の声に顔を引き攣らせ、とっさに謝罪を述べようとしたが問いかけられた質問に言葉を止め。声色からして相手は怒っているのだろう。当たり前だ、自分から誘っといてこちらから切り離したのだから。随分と都合の良い奴だなと心中で罵倒してはなるべく落ち着いたトーンで告げて。)
(/感動されるようなものではございません!!絶対!こちらの方が拙いですよ…主様を見習たいです…。こちらこそ似非プラス汚いロルですが何卒よろしくお願いします…!)
…へぇ、そう。…俺みたいな燃えないゴミと一緒に帰るより友達との方が楽しいんだ、そりゃそうだよね
(不安そうな表情にますます苛立ちどうしようもない鬱憤が溜まって、吐きすてるように冷たい言葉を相手に浴びせ。謝られたところで相手に拒否されたという事実は変わりようもないと、恨みと悲しみと自己嫌悪で心がいっぱいになり。その真意にも気がつかないまま相手の胸倉に乱暴に掴みかかって「…っアンタとじゃなきゃ…」と震える声で言いかけるが、ハッと我に返って手を離し)
(/謙遜なさらずとも!似非度負けてません…!それでは背後は失礼しますね)
は、ちが、っ、一松それは違うッ!俺だって本当は…っ、
(自分に対する非難の言葉なら必然の事故構わないが自分自身を貶すような言葉は見過ごす事が出来ず思わず肩を掴んでは勢いのまま危うく事実を言いそうになり、口を開けたり閉じたりさせては目線を下に落とし。掴みかかられるなりひっと声をあげ殴られるのかと覚悟したがどうやらそれは違い、声を震わす相手に目を見開けば「いち、まつ、いちまつ、ごめ…、」必死に涙を堪えながらに相手の手首を掴み。)
(/謙遜じゃねえですよい!あああ、そんなそんなめちゃくちゃ一松…うう、自分も負けないよう頑張ります…!ではこちらもドロンしますね。)
…煩いっ!アンタはいつも嘘ばっかりだ!中途半端な優しさとか、要らないんだよ…っ!
(自分を擁護する相手に舌打ちし肩を掴まれたのもすぐに振り払い、俯き震えながら心にもないことを叫んで。最後に相手の顔を一瞬だけみると思わず小さな嗚咽を漏しじわり目に浮かんだ涙を拭えば、相手に背を向けてそのまま振り返らずに自宅まで駆けてゆき)
違う…これは……、一松が泣いてた…?
(本当に本音だと手を伸ばし相手を掴もうとしたがそれは叶わず、一瞬見えた相手の表情に頭の中が真っ白になれば行き場をなくした手を脱力したように下げ。弟を傷付けてしまった、どうしようと片手で頭を押さえこのまま帰っても相手が嫌がるだろうと判断し、少しぶらぶらして帰るかと目元を指で拭っては足を進め。)
(/おお!全然大丈夫ですよ!寧ろ要らない部分は切っていって構わないので…!)
…っは、ぁ、……なに、これ……
(無我夢中で勢いよく自宅の二階へと駆け上がり部屋に入るやいなや隅に体を縮めて。事情を察したのか上がってくる足音は聞こえず、密かに相手が来てくれることを期待していた自分に気づきぎゅっと服を握りしめ。また泣きそうなのを堪え荒い息で溜息を吐き冷静さを取り戻そうと必死になるがとめどない想いになす術なく、自分の汚い部分が溢れ出る感覚を感じて)
ただい、ま…。…二階か。
(そろそろ落ち着いて来ただろうかと携帯を取り出し時間を確認しては炭酸飲料を片手に自宅へと方向転換し。家に着けば恐る恐る中に入り、まず一階を一通り見た後いない事を確認すれば二階へ上がり部屋の襖を少し開け「一松…?居るか?」と小さめに声を掛け。)
どこ行ってたの……入れよ、カラ松
(差し込んだ廊下からの細い光に目を細め、じっと襖の向こう側から聞こえた小さな言葉を拾って。暫しの沈黙の後、電気も付けていない暗闇の部屋の中では見えないだろうが泣き腫らした目を擦り随分落ち着いた声色で答えると名前を低い声で呼んで)
ちょっとコンビニに…は、はい…。
(終始びくびくしながら相手に返答すると入れと言う相手。いつも以上に低い声に声が裏返りそうになり咳払いをしてそれを抑えてはゆっくりと襖を開け中に入り。暗さで一瞬どこに居るのか分からず目を動かし、発見すれば後ろ手で襖を閉め相手の近くまで歩み寄ると「一松…これ、飲むか?」としゃがんで目線を合わせては炭酸飲料を差し出し。)
あっそ……飲む
(聞いたのは自分にも関わらず興味なさそうにし、差し出されたボトルを半分引ったくるようにして奪えば流れるような動作で炭酸を飲み。一気に飲みきった空のボトルを適当な場所に投げると無造作に相手の服を引き自分に近づけさせ。マスクをずらしては「なぁ…カラ松兄さんは、さ、俺の事どう思ってんの?」と普段なら聞けぬ問いを激しい感情に乗せ告げて)
あ、こら。母さんに怒られ、っうお…ッ!?え、一松、のこと…?…大切で大好きな俺の弟。
(一気飲みする相手を見つめ、投げ捨てられたペットボトルを取ろうと手を伸ばすが服を引っ張られた為それは叶わず、距離の近い相手に目をキョロキョロさせてはその問いに目を見開いて。相手は好きだ。それは兄弟愛以外のものと理解しているがそれを本人に言えるわけ無く、しかし嘘を吐くのは絶対にしたくなかった為目線を落としぽつりと告げては相手の手首に手を添えて。)
…っ、ふぅん、大切で大好きな弟、ねぇ。何、兄としての義務感ってやつ?…
(叱る言葉は完全に無視し、動揺する相手にわけもなく苛立って。激情の前では相手の気持ちも歪んでみえ弟という言葉にチクリと鋭い痛みを胸に感じ。添えられた手を乱暴に振り払い睨みながら顔を近づけ、ハァ、と深く息を吐けば頬を殴ろうと手を振り下ろして)
……へ…?
(義務感という言葉に開けかけた口を閉じ、目線を斜め下に落とすと突然頬に鋭い痛みを感じ。一瞬何が起こったのか理解出来ずゆっくりとした動作で頬に手を当ててはああ、殴られたんだと理解するのと同時に段々血の気が引いていき。殴られて当然の事をしたんだ、これくらい受けて当然とじわりと自然に出てくる涙を必死に堪えては相手に顔を見られたくなく床に座り込んで。)
………カラ、松……
(殴った手をじぃと見つめ確かに兄を殴った感触に自分のせいにも関わらず悲しみと苦しみを感じ、一方で″こんなことできるのは僕だけだ″と段々酔いしれて。まだ残った僅かに冷静な部分を押さえつけるように座り込んだ相手の背中をグリグリと押し。「…ねぇ、答えてよ、兄さん。そうなんでしょ?弟四人のうちの単なる一人、しかも兄を蹴る最低なドクズだ」と饒舌にまくし立て)
……一松は、っ…クズなんかじゃない。弟を傷付けた俺の方がクズだ。
(“一松は特別だ”。そう続けたかったがこれを言ったら弟にまた迷惑を掛けてしまうと、奥歯を噛み締め言葉を飲み込んでは堪えきれなくなった涙をポロポロ落とし「一松は誰よりも優しくて兄弟思いだ。」と振り返り眉を下げ笑みを浮かべては“俺の誇りだよ”と付け加え。)
ぁ、っ…なんで…なんでそんなに無駄に優しくて眩しいんだよ…!こんなゴミには一生届かないって言いたいわけ…っ
(肯定されたことに息が詰まり動揺して蹴る足がぴたりと止まり。優しい、誇りだと並べられた言葉が心臓を貫く気がして、嫌だ聞きたくない、と呟きながら相手の声を止めようと首に手を掛け。けれど相手の涙が手に触れればハッと自分のしようとしている事に気付き。その場にどさりとしゃがみ込むと「…生きてる価値、ないよ…僕」と震える声で俯いて)
いちま…ッ……?一松!?大丈夫、…そんな悲しいこと言うな…お前がいなくなったら俺は、俺はっ…生きていけない…。
(違う、違うと首を横に振り否定していると首に手を掛けられ、流石に危険と感じたのか相手の手首を掴んでは青褪めていき。目をぎゅっと閉じていると首元から手が離れて行き、薄っすらと目を開くと相手が座り込んでいて。慌てて側へ寄ると相手は震えており、その吐かれた台詞に顔を歪めては一瞬迷った後相手を優しく自分の胸元へ引き寄せ。)
…ぅ、あ…っ、カラ松…あった、かい……
(突然の抱き締められる感覚に驚き目を見開くも、その優しい温もりに安心感を覚えて幼い頃のように相手の胸に擦り寄り。段々と気持ちが落ち着けば深い息を吐いて、確かに聞いた生きていけないという言葉を思い出し口角を上げ。顔を耳元に寄せれば「…同情心だって、何だっていい。アンタがいてくれるなら生きてるから。俺から逃げないで」と低く落ち着いた声で囁きそっと背に手を回して)
そりゃあ生きてるからな。お前もあったかいぞ。
(拒むこともせず擦り寄って来た相手に兄心が擽られ頬を緩めれば相手の肩に頭を置き。そして近くに来た気配に顔を上げては「俺はお前からは逃げない。お前は、…こんな俺が側にいて良いのか…?」と不安気に眉を下げるとぎゅっと相手の服を掴み。)
…生きてる、から
(肩にかかる重みに心臓が飛び跳ねる思いをするもどうせまた兄弟の情だろうと期待しないようにし、当たり前の事だが心に引っかかった相手の言葉を無意識に小さく呟き返し。引っ張られる感覚に抱く力を強めれば「カラ松じゃないとダメなんだよ……その言葉、忘れないで」と静かに念押しするように)
ん?どうした一松。
(何か引っかかったのか先程言った言葉を繰り返し口にする相手の顔を覗き込んでは相手の頬に手を当て。相手の言葉に力強く数回頷き「忘れない。絶対忘れない」と自分で良いと言ってくれる相手に嬉しさからかまたじわりと涙を浮かべ。)
……別に、なんでもない。ただ…今は生きていたいと思っただけ
(覗き込む相手の額を軽く押してから、添えられた手に自らの手を重ねぼそりと言い。大きく頷く相手に何か声を掛けようとしたが突然の涙に動揺し「は、何泣いてんの…そんな顔されたら、期待するだろうがっ…」と顔を逸らし抱きつくのをやめ相手から離れれば、どうしていいか分からずに少し距離を取り一人体操座りして)
一松お前…今だけじゃなくずっと生きててくれ。
(相手の言葉に顔を歪め押された分また顔を寄せ相手と額を合わせては震える声で述べ。離れてしまった相手を名残惜しそうに手を伸ばすが直ぐ下ろし、「だって、お前が俺で良いって…き、期待…?」ぐずぐずと鼻を啜っては期待という単語がいまいち理解出来ないのか疑問符を浮かべて。)
…アンタには一生わからないよ、この言葉の意味も、俺の気持ちも
(額の熱っぽさを感じ震える声を聞くと、小さく「…わかった」とだけ返して。伸ばされた手に視線をやるが此方に届かないのを見てはすぐにまたそっぽを向き、自分の服の端をぎゅっと握りしめるとどこか遠くに投げかけるように呟いて)
…ごめんな、一松。こんな兄貴で…。……下行ってくる。
(自分はどこまでも頼りない兄貴だと自嘲的な笑みを浮かべれば少し気持ちを整理して来ようと立ち上がり、去り際に相手の頭を撫で。)
……っ、
(離れていってしまう相手を追いかけたくても体も口も動かずに黙ったまま俯き。階段を降りる音が聞こえれば撫でられたところに触れ潤んだ瞳を閉じ「ごめんなさい」と届かない声を漏らして)
あれ、兄さん達帰ってきてたのか。おかえり。…あー…一松は上で寝てる。
(もしかしたらこの頼りない兄に失望したかもしれないと表情を暗くさせながら居間へ入るといつの間にか皆揃っており、いつもならイタい台詞の一つや二つ言ってるが今回はそんな余裕は無く。一松はと三男に問われればちらりと階段を一瞥しつつありがちな嘘を吐けばいつもの表情張り付け机の前に腰を下ろし。)
…カラ松……?…、いやだ、見捨てないで……
(下から聞こえてくる声たちに小さく溜息をつき、じっと暗い部屋の隅にいるといつの間にかうとうとして。朦朧とした意識の中、相手が自分に「もう嫌いになった」と言って離れていく夢を見ると、目からは涙が伝いがたがたと震えながら寝言を言って)
フッ…仕方がない。俺が呼んでこよう…。
(他愛もない話をしているといつの間にか飯の時間になっており、皆寛いでいるからか動きたがらずその様子に小さく笑った後いつものようなセリフを吐けばイタいと投げつけられた座布団をキャッチしつつ階段へ上がり襖を開け「一松。飯の時間だぞ…ん?…本当に寝てたのか…」と声を掛けるが返事が無く静かに近寄ると何か嫌な夢を見ているのか涙を流す相手に眉を顰め、隣に座り相手の涙を指で拭えば「一松、」と小さく声を掛け。)
……やだよ、カラ松…
(はっきりとしない意識が自分を呼ぶ声で引き戻され、夢うつつで隣にいた相手の服にしがみ付くと震える声で。また涙が溢れそうな目を覆うように相手の胸に顔を押し当て「なんで、なんでもう僕と、帰らないなんて言ったの…っ」と素直に聞くことができなかったことを問い)
一松…?え、あ…そ、れは……俺は、お前の側に居たらダメって言われて…だから、その…ごめん…
(寝ぼけているのか珍しく自分の胸元に来る相手を心配そうに覗き込んでは次に問い掛けられたその質問に動揺し。言って良いのか迷ったが弟に嘘は吐けないと途切れ途切れに答えては愛する弟を悲しませてしまった罪悪感に苛まれ奥歯を噛み締めて。)
は…言われたからって……そんなのっ、理由になってない…!
(相手の答えに眠気は一気に醒め、あまりの納得のいかなさに小刻みに震えるとかっとなって相手の胸倉を掴み。その勢いのまま相手を壁に押し当て「…なんで俺がカラ松の側にいたらダメなわけ?何、他人が勝手に介入してきてんの…そいつ、誰、教えて」とイラついた様子で詰め寄って)
ッ、ぐ……俺が、お前の側にいるとお前がダメになっちまうって…っ…俺の、友達が…い、一松、あの、友達は悪い奴じゃないんだ…!全部俺が…
(壁に押し当てられると小さく声を漏らし痛みで顔を歪めると詰め寄ってくる相手に身体を震わせ青ざめながらに両手を前に出し相手を制止させ、友達は巻き込みたくないのか首を横に振り。)
…は、もう手遅れなんだよ、今更何言ってんの?……へぇ、庇うんだ、やっぱり俺よりそいつの方が大事なんでしょ
(静止する手を乱暴にはらい、歪んだ顔にちっと舌打ちすると顎を掴んで首を振るのを止めさせ、相手が友達のことを考えて必死になっているのを見ると無性に苛立ち)
俺は、…友達よりお前ら兄弟の方が大切だ。でもやっぱ友達は巻き込みたくなくて…
(舌打ちされればびくりと体を揺らすもちゃんと相手の言葉を否定すれば相手の頬に手を添え。今言った言葉に付け足すならば“兄弟の中でも一松が一番大切”だろうかと目線を下に落とすと唇をぎゅっと噛み。)
またそうやって兄貴面して…本当っウザい、…ゴミクズな俺に惨めさを味わわせるのはそんなに楽しい?
(兄弟という言葉に眉をしかめ殴ろうと手を上げるが、頬に添えられた手を見ると無言で下ろし。じぃとこちらを見ない相手を凝視しながら「…何、その手。慰めなんて、いらない」と言っては睨み)
俺はそんなつもりで言ったわけじゃ…っ…
(上がった手にまた自分は失敗してしまったのだろうかと絶望の色に染まりながら目を瞑るも痛みは襲ってこず、恐る恐る目を開けてはこちらを睨んでいた相手に不快な思いをさせてしまったと慌てて手を退かし。「ご、めん…ほら、一松下行こう。おそ松が呼んでる」と眉を下げ謝罪を述べると下から自分達の名前を呼ぶ声が聞こえよいしょと腰を上げては相手の手を引き。)
………
(いらないといったのは自分なのにどこか名残惜しげに離れた手を目で追い。下からの声に苛立ちが疲れに変わって、ため息一つつけば「…わかった」とだけ言って引っ張られるとそのまま無言で階段を降りて)
遅くなってしまってすまない、兄貴達…愛しの弟と話しこんでしまっいてッ…はは、だろ?
(未だ手は握ったまま兄達の元へ足を進めると相変わらずな調子で謝罪を述べ、末弟に足を叩かれその痛みに苦笑いを浮かべていると長男から「仲良いなお前ら」と指を指され嬉しそうに表情明るくさせると握った手をぶんぶん振り。)
……チッ、仲良い、んなわけないじゃん。
(嬉しそうな表情に悪い気はしなかったが、自分も相手の足を蹴り手を放して一人部屋の隅に座って。「その…愛しの兄弟っつうのもウザいし」と気だるげにぼそぼそと呟き傍に寄ってきた猫を抱え。じとりと横目で相手を見た後、夕食を運んでくる母が現れればそれから布団に入るまで誰とも話すことはなく)
あの、一松。…えっと…今日は悪かった。気に障ることも言っちまったみたいだし…
(布団に来てからも先程相手に言われた言葉が頭の中でぐるぐると回り続け嫌われた、どうしようと焦っては寝転がれず座ったまま相手を見下ろすと恐る恐る頭に手を置き壊れ物を扱うように撫でて。)
……許したら兄さんは僕と一緒にいてくれるの?
(相手に背を向け寝転んだまま目を閉じ、眠気のせいかはっきりしない声でぽつりと呟いて。「いや、むしろ許さないのはアンタの方か。実の兄を殴る最低でドクズな弟だもんな」とネガティブになって自暴自棄に言い放ち)
…馬鹿、お前はどクズなんかじゃない。殴られるのは慣れてるからな…昔はよく兄さんと喧嘩したもんだ
(ネガティブになる相手に小さく息を吐いた後軽く頭を叩けば昔のことを思い出し薄く苦笑いを浮かべ。「許さないものなにも俺は気にしてない」と付け足せば眠たげな相手にこれ以上話しかけては迷惑だろうと口を噤むと隣の弟を起こさないよう静かに横になり。)
……カラ松、寝た?…
(黙ったまま話が終わるまで聞き、言葉が途切れれば相手が寝ているのを確認してから体の向きを変え。相手の背中に顔を埋め「…ごめん、兄さん」と呟き、そのまますうすうと小さな寝息を立てて眠りについて)
…一松、お前が謝る要素なんて一つも無いぞ。全て俺のせいなんだ。俺がまだ未熟だから、…ごめん…。
(いつもより早く起床すると相手が起きない内にと急いで支度をし、着替え終わった後まだ眠っている相手の元へ歩み寄ると昨夜相手が呟いた言葉に返すようこちらも呟いて。相手の頭を撫でた後静かにその場を後にすれば早足で学校へと向かい。)
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