匿名 2015-12-21 14:01:38 |
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小さい頃から好きだったもんな
(相手がマフラーを巻き直して軽い足取りでいると昔のことを思い出しながらそう言って。子供達がはしゃいでいると「懐かしいなー、」と言えばベンチに座って
うん。……やっぱり凍ってないや
(少しだけベンチから離れた池を見ると、隼人の言う通り凍っておらず。少し残念そうに「やっぱり」と溢して。
「…雪、降らないかなぁ。降ったらいいのにな。」ただただ寒いだけの今日、吐く息も白く。口には出さなくても、駆け回る子供達を羨ましそうに眺めてしまっていて)
俺は嫌かなー
(相手が残念そうに白い息を吐きながら雪降らないかと言えば上記のように言って「俺、寒いの苦手だからさ」と言って苦笑すれば「足、大丈夫か?」と時々気遣ってやって
…雪が降るくらい寒かったらーー……ううん、なんでもない。
(「もっとくっつけるのに」という言葉は飲み込んだ。そのくっつきたい本人になんて言えるわけなくて。「うん、大丈夫…まだちょっと痛むけど、悪化はしてないってお医者さんが。だから、私がリハビリ頑張れば隼人くんに無理させなくて済むようになるかも。」後ろ向きな医者の言葉を前向きに受け取って、走る想像なんてして。)
なんだよ、言ってみろよ
(相手が何か言おうとすれば途中で辞めればその先が気になり上記のように問いかけて。「そうか…でもな、俺は無理なんかしてないからな。里も、無理すんなよ」と前向きな相手にそう告げれば頭をくしゃくしゃと撫でて
…雪遊びができるのになって。でも隼人くんはあんまり寒いの好きじゃないから
(つい嘘をついてしまった、少し心が痛む。「……うん、分かった。じゃあ、ほどほどに頑張るね」…でも、今のままでもいいかななんて思ってしまったり。)
……っくしゅん
そーなんだよなー、俺ホントにさむいのダメだから
(相手の言葉が嘘とは知らずに上記のように言えば「里の足が良くなったら、やるか」と言って。程々「頑張ると言う相手がくしゃみをすれば「大丈夫か?」と言ってくっついて
…隼人くんったら、私より寒がりなんだから
(と、とっても暖かい服装をしながら言う。「うん。…約束だよ?」と楽しみなのか嬉しそうに笑って。「うん…大丈夫。…でも、風邪引いちゃったかも。帰ろう?」少しぼんやりとした瞳、顔も心なしか赤い。)
大丈夫か?
(相手が虚とした目で頬も赤くしていれば、もしや熱を出しているのではないかと勘ぐり。相手の言う通り帰ったほうがよさそうだと思えば「帰るか」と手を取って
……うん。
(ぎゅっと手を握り返してうなづく。立ち上がれば足の痛みか風邪のせいかくらりとふらついてベンチに手をつく。「だ、大丈夫だから」と笑ってみせて)
お、おい…
(相手がふらついてまたベンチに手をつけば心配するようにして、「大丈夫じゃないだろどう見ても」と真剣な眼差しになれば「ほら」と相手に背中を向けてしゃがみこんで
………。ありがとう…
(自分の体調は自分が一番分かる。素直に従った方が良いと思って、おんぶして貰う事に。「重くない?」とちょっと気になる事を聞いてみる。痩せた身体とはいっても人間の身体、軽いはずはない…と思って)
んしょっ…と
(相手が自分の背中に乗ってきたことを確認すれば立ち上がって相手の家へ向かい。重くないかと聞いてくる相手に「大丈夫、軽いよ」と安心させるように言って
……そっか。
(首に回した手、体温が伝わってきて少しドキドキしてしまう。自分の首に巻いたマフラーを解いて、今度は二人の首に巻き付けるように。)
隼人くん寒いの苦手だから…こうするとあったかいでしょ?
…!?
(おんぶという態勢だけでもかなり密着しており、それに伴って相手の胸元も押し付けられており、あまり気にしないようにするも突然一緒のマフラーに巻かれれば不覚にもドキッとしてしまい。「あぁ、あったかい」と赤くなってるであろう顔は見られていないため冷静を保って
……隼人くん、頼もしいなぁ。
昔からだけど…私の事、こんなに心配してくれたり…
(そんな隼人の事は知らず、ぎゅっと後ろから抱きついて。広く感じる男の子の背中、大きくなったんだなぁと改めて感じてむかしも懐かしんで。)
……男の子って、すぐ大きくなっちゃう
心配はするよ、そんな体だったら
(相手が腕に力を込めながら言葉を述べれば、当たり前だとでも言うようにそう言えば「大きくなったら悪いのか?」と歩きながら問いかければ相手の家が見えてきて
そっか。…ほんとにありがとね、私のために
(隼人の優しい言葉に暖かい気持ちになって、少しだけ病弱な身体で良かったなんて思ってしまって。「ううん…単に男の子は成長が早いなって。もうすぐそこだし下ろして大丈夫だよ。」家が見えてからは大した距離もないのでそれ位は歩こうかと思って)
気にすんな
(相手の病弱な体を労わるのは昔からでお礼の言葉は何回も聞いてきたがその度に上記のように返して。「本当に大丈夫なのか?」と問いかけるとゆっくりと相手をおろして
うん、大丈夫。
(首に巻いたマフラーを解いて隼人から離れると、一応ふらついたら危ないので塀に手をついて。「じゃあ、また明日ね。」と明日までに風邪を治すつもりでいるようで)
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