北風 2015-12-20 01:46:40 |
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此処は10年前に桃太郎達の襲来により、壊滅的な被害に遭った鬼ヶ島。この島は少しずつ復興を遂げ、今では桃太郎達が襲来する以前と変わらない状態まで戻った。しかし、鬼達が大切な人を失った悲しみが消え去る事は無い。
[たかし]は真面目な好青年として鬼ヶ島では有名だった。その[たかし]は桃太郎に家族を皆殺しにされてから桃太郎に復讐するために生きてきた。
桃太郎に復讐するためにたかしは白雪姫に出てくるおばあさんから毒リンゴをもらい、それを試すために犬猿雉に時給8000円のバイトだと言ってその毒リンゴを3匹全員に食べさせた
3匹は泡を吹いて全員死んでしまった。しゃがんで3匹の死を確認する。息をしていない事が分かるとたかしはこの毒リンゴが本物であると確信し、ニヤリと笑う。そして、立ち上がる。
たかしはこの毒リンゴで一儲けしようと思った。このリンゴを1つ1万円で売って復讐の資金調達をしようと考えたのだ。白雪姫に出てくるおばあさんから毒リンゴを大量に仕入れてたかしは売りさばいた。
たかしはある日、高熱になり、医者の元へ行った。すると医者から厨二病と診断された。そして、余命は2日。たかしは親友である[かずき]に資金と桃太郎に復讐するという夢を託した。たかしは医者の宣告通り2日後に亡くなった。
しかしその親友のかずきの妹もある病気にかかっていた、その名は「重課金病」その妹の病気の治療代も300万 かずきは桃太郎への復讐より、妹の病気を治すことを優先し、その金を使ったのであった
「…すまない、これも妹の為なんだよ、たかし」
凄くジョ○ョのワムウに似た声でかずき、いや、シスコンは桃太郎の墓の前で泣いた
土の中からたかしの死霊が出てきた。たかしは鬼の形相でかずきを見詰めた。そして、たかしの呪いによりかずきは300万円を稼ぐまで強制労働させられるはめになった。
一方その頃、社長となったたかしは莫大な資金を使って桃太郎に復讐するための準備を着々と進めていた。たかしは10万人の兵士を率いて桃太郎の元へやって来た。10年前は青年だった桃太郎は今では三十路になっていた。
10年前、お供たちと一緒に鬼退治を終えた桃太郎は、英雄になり、富と栄誉を手に入れた。その結果、彼はモテにモテまくり、女の子たちと遊び暮れ、今ではそれはそれは立派なゲス野郎へと成長していた。
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