Kiruha 2015-12-18 17:51:51 |
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陽也『って、パジャマ!?ガチで遅刻する!』
雪奈『大丈夫だ。遅刻したら私の分も謝ってくれるんでしょ』
陽也『ざけんな、てか遅刻しない方法を探せ!遅刻前提で話すな』
ちっ、そこはスルーしてほしかったな。
陽也『早く準備しろ』
雪奈『先行ってて行ってて良いのに』
陽也は、一つ上の幼馴染みだ。
私を妹のように接してくれて世話好きだ。
雪奈『あ、そうだお弁当…』
陽也『おばさんは?』
雪奈『今日は、朝早い日だから作ってない…な』
陽也『はぁ~、キッチン借りるぞ』
雪奈『オムライスが良い~♪』
陽也『入るか!?』
ガチャン
雪奈『戸締まりOK!!』
陽也『ガキか、』
雪奈『オムライス入れてくれた?』
陽也『……。入れた』
私は、思わず笑ってしまった。
陽也『え、笑うか!?』
雪奈『ガチで入れるとは思わなかったからww』
本当に面倒見がよくて優しいな陽也は…
キーンコーン、
陽也『ヤバッ、雪奈走るぞ!』
陽也は私の手首をつかんで走り出した。
雪奈『陽也、もし遅刻したら!陽也が怒てる間に私は逃げるから よろしく!』
陽也『まだそれ考えてたのかよ!?遅刻したら同罪だ』
校門前まで走ると陽也は私の腰を引っ張り、建物の陰に連れて行った。
雪奈『陽也?どうしたの』
陽也『ハァ~、校門前見てみろ』
私は、ゆっくりと建物の陰から覗くとそこには一人の先生がいた。
雪奈『陽也、あの先生ってもしかして…』
陽也『海楽先生だよ』
雪奈『やっぱり…』
海楽先生とは、いろんな意味で有名だ。いつもは、優しいが怒るとヤバイらしい。
雪奈『陽也、私が逃げる時間稼ぎしてきてよ』
陽也『つまり、俺がおとりになれと…。ヤダよ!?』
雪奈『チッ、』
陽也『今、舌打ちしただろ』
私と陽也は結局、海楽先生に見つかってしまい職員室に行くことになった。
陽也『先生~、今日は見逃して下さい!』
雪奈『そうだ!そうだ!陽也は別にいいけど、私もなぜ説教されなきゃいけなんだ~!!』
陽也『俺は別にいいのかよ…説教されても』
陽也は肩をガクリとおろした。
海楽『仲良いなぁ、お前ら』
海楽先生は、呆れた顔で言ってきた。
雪奈&陽也『そうですか?』
ー放課後ー
雪奈『そろそろ、帰るか…な』
陽也は、部活があるから今日はいないし帰りは一人か。
教室から出ようとした時、後ろからギュッと掴まれた。
雪奈『ひゃっ、え!?』
後ろを振り向くと、
白夢『にゃっー!』
雪奈『し、白夢先輩!?』
白夢先輩は、ショートカットで身長142cmという高校3年生には見えない幼女体型だ。おまけに性格は
白夢『雪奈ちゃん ニャッホー!最近見掛けなかったから白夢ね、すんごく寂しかったの』
全てが若すぎる!?
雪奈『先輩、3年生皆ピリピリしてるなか元気ですね~』
白夢『え~、白夢には関係ないからねぇ♪』
雪奈『白夢先輩って今年受験ですよね?』
白夢『ん~、でも先生が余裕で貴方なら合格できるって』
そう、白夢先輩はめちゃくちゃ頭がいい。テストでも毎回トップ、全国模試はいつも上位。かといい、白夢先輩が言うには
白夢『勉強したら私的に負けだ!』
有り得ない…。なんでこんな人が
白夢『あれ?今日、陽也くんは』
雪奈『今日は部活です』
白夢『部活、入ってたの?何部』
雪奈『はい。オ、オカルト研究部です…』
そう、陽也はガチのオカルトマニア。
部屋には沢山の魔法陣を書いた紙に変な置物がずらりと飾ってある。
白夢『すんごくコメントしにくい部活に入ったね』
雪奈『同意です』
今日は白夢先輩と帰った
今は夜7時頃だ。
雪奈『暇だぁ』
こんな時は!
私は窓を開け、鈴を2、3回鳴らす。すると隣の家の窓が開いた。
陽也『…なんだよ』
私のお隣さんは実は陽也なのです!
雪奈『ひ~ま~♪』
陽也『そんな理由で俺を呼ぶな!?』
雪奈『え~、てかまだ制服のまま?』
陽也『帰ってきたばっかなんだよ』
陽也は首に手をやって疲れた感があった。
オカルト部で疲れるか?
雪奈『明日も部活?』
陽也『うん、なんだ寂しいのかぁ』
雪奈『週3だっけ』
陽也『俺の質問、無視かよ。そうだよ週3』
雪奈『ん~、私バイトしようかな…』
陽也『なぜっ?』
雪奈『だって、バイトしたら一緒にいる時間増えるじゃん。陽也が部活ある日も一緒に帰れるから』
・・・・・・。
陽也『そ、そういうこと言うもんじゃねぇぞ』
雪奈『えっ』
陽也『俺、我慢できなくなるから…』
雪奈はキョトンとした顔で見てくる
雪奈『何言ってるの?すんごく意味不明だった』
天然…すぎだろ。こいつ ガクリ
陽也の顔は赤くなってきた。
陽也『う、バーカ!?はっ早く寝ろよ!』
ガチャ
陽也が窓を閉めた。
雪奈『優しいんだか、意地悪なんだかわかんないよ…陽也のバカ』
ガチャ、
な、何か乗っとられた…。
そして、地味に私より上手い…。
色んな意味でガクリ
でも、いい感じに繋いでるし
この続きからやるか!!
ある休日
雪奈『陽也ぁ~!遊ぼ~!!』
陽也の部屋に入る
陽也『ん、暇人は楽でいいなぁ』
雪奈『朝っぱらからゲームしてる人に言われたくないな』
そう、陽也はベッドに寝転がりながらゲームをしていた
雪奈『ねぇねぇ、買い物行こうよ~。買い物~』
陽也『ヤダ!お前の買い物、長いんだもん。どうせ服とかだろ』
雪奈『ふ、服だけじゃないもん!えっと、靴とかヘアピンとか帽子とかも買うもん!』
陽也『結局、長くなるパターンじゃん!!』
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