❀ 2015-12-16 17:54:27 |
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やめっ、て……もぅ、見せないでっ……思い、だしたくっ……なぃっ……
(脳裏に残像のように膨大に流れ込んできたのは過去に、自分が犯した過ちで刀剣のみんなを失った時の映像でやがて涙が血の涙に変わり相手の服をギュッとつかみ)
…(主が今何を見て苦しんでいるかは分からずに何も出来ずにこうして逃げることしか出来ないことからの焦りからなのかぎゅっと下唇を噛み締め)
……っ、だ、めっ……やめてっ…
(苦しいのか胸元をグッと押さえつけながら呻き声をあげては相手にしがみつくように抱き着いて「……逃げ、てっ……ワタシ、からっ……に、げっ……!!」最後の言葉が言い終える前に目を見開いては相手の首を両手で掴んでその場に倒して)
っ……に、げてっ……私から、はやっ…く!!
(自分の意思とは関係なく体が動いてしまい力を集中させて意識を保とうとするがすぐにのまれてしまいそうになって相手に自分から離れるよう言えば手を一瞬離して自分で噛み付いて「……ぃ、まのうちに……はやくっ…!」と伝えて)
…いいや、離れぬ。主を守る事こそが俺の義務でもある(ゆっくりと立ち上がれば離れる主へと歩み寄って行き危険を顧みずにそのまま落ち着かせようと抱きしめ)
っ……は、なれっ……て…!!
(自分の体がまた動き出して相手の腕に捕まればグッと爪をたてて「やめ、てっ……これ、以上、傷つけ、ないっ……でっ!!」と苦痛に涙を流して)
……三日月
(相手の声がようやく耳に入るとまだ疲れきったような表情はとれないものの抱き上げられては相手の服を指先で少し掴んで体を相手に預けるようにして相手の名前を呼んで顔を見上げて)
三日月の声がね……聞こえたよ
(目尻に涙をためながら口元を綻ばせて上記を言って「だから…私も、戻ってこれた……ありがとう」と微笑めば目尻から涙が落ちて)
そうか、俺の声が…まあこうして無事だから良かったなあ(微笑む相手を見ては先程の神社はやはり近付くものでは無かったなとそこの主に粗相をしてしまったことによりこうなってしまったと思いながらも微笑んで)
でもっ…私のせいで、三日月に怪我させちゃったっ……
(自分が傷付けてしまったところを見ては、涙を流して相手の首に腕を回して抱きつき)
あれは仕方が無い、そう気に病むな(そう言うとにこりと微笑んで本丸についたため「おお、もう着いたか。さぁ、帰ろう」と門を潜り)
……ごめんなさい、ありがとう。
(本丸につくと、相手の背中に向かってもう一度言うとやっと力の源の所に来たせいか急に力が戻り体が悲鳴を上げて意識を失いその場に倒れて)
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