悪魔 2015-12-15 23:56:23 |
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(/起こさねば←)
(珍しく朝早く起きた。掃除機でも明るい内にかけてしまおうとのそりと行動を開始して騒音を響かせながら掃除を始める。窓も全開、冷気を取り込んでしまって寒いけれど我慢しながらゴミをすった。…いや、ゴミならまだ“いる”のだけれど)
(こんな感じで大丈夫でしょうか)
ん…、俺寝てるんだけどー
(窓際で気持ちよく寝ていたのに、掃除機の騒音で起こされてしまった。いやまだ脳味噌は起きてないが自分はまだ寝たいし眠い。相手よりも掃除機に不満をぶつけるようにして掃除機に向けて親指下げて)
(/大丈夫ですよー!)
残念、私は起きてる
(掃除機の先をガツガツと居候にぶつけ、服の端をズゾゾと吸い込んでやると嫌味たっぷりに告げる。悪魔は暇なの?人間を誑かす毎日だと思っていたよ。だなんていつか読んだ本の内容を思い出しながら言って下げられた親指の先に近くの棚に乗っていた油性ペンで顔を落書きしてやる)
やーめーろー…
(落書きは流石に嫌なのか素早い動きで布団を顔まで被り。布団の中から「悪魔でも動くのめんどーい」とけだるげな声がしたかと思えば寝返りを打って相手から体を背け、「朝ごはんはカツ丼がいいなー」と何気なく要望伝え)
…朝からカツ丼は胃がもたれるよ
(全力で嫌がる悪魔に掃除機を止めるとその悪魔の背中を蹴る。起きるか消えるかして。そんなことをいいながらまた掃除機のスイッチを入れた。履きなれたスリッパがパタパタいう感覚が好き)
俺悪魔だから丈夫だよー
(蹴られれば流石に起きようと思ってふぁ、と大きな欠伸しつつ猫のように背中を伸ばした後そう言って。特に怒っていなくとも羽根は出せる。ばっさばさと羽根で掃き掃除を手伝い、)
そういう問題なのか…なんか違う気もするけど
(そうは言っても掃き掃除を手伝ってくれているらしいことにお礼はしなくては、そう思えば朝からカツ丼も致し方ないかな、なんて思ったりもする。便利な羽だね、そう言いながら自分も掃きまとめられたゴミを掃除機で吸い込んだ)
…ねえねえ、お腹空いたー
(少し手伝った後、ぐぅと自分のお腹が鳴る音を聞けば限界なのかその羽根で飛んで相手の肩をゆすりながら駄々をこね始め。「そーじき?なんて後でいいじゃん」と掃除機をぶち壊そうと爪伸ばし←)
壊したら朝ご飯抜きだし、カツ丼もあげない
(冷静にそう返しつつもぐらぐらと頭を揺らされると酔いそうで掃除機を止める。少しだけムッとしながらも溜め息をつくと軽く悪魔の頭を叩いて掃除機を置いた。カツ丼か、冷凍してあるカツはまだ残っていたかな)
うっ…、じゃあここで俺大人しくしてる
(大人しくしているからカツ丼をくれと目で訴えれば、置かれた掃除機を見て「壊さないから、そーじきどこにしまおうか」と善意でそう言いながら掃除機を掴み上げ、)
ありが…壊さないでね
(ありがとう、と言いかけるが壊されては困ると釘をさす。キッチンに向かい冷蔵庫から見つけた冷凍カツと卵、そのほかにも玉ねぎとかを取り出すとフライパンを熱した。この生活に対応し始めた自分が嫌になる)
ここでいい?
(邪魔にならなさそうな隅に押し込んで。ふあ、とまた欠伸しながらふよふよと浮きはじめ。
悪魔といえど自分は普通の悪魔だし、特にすること無いなあと思いながら家の中を徘徊し)
ありがとう
(カツを解凍しながら甘めの卵でとじて玉ねぎを切って。それからご飯を丼に入れてカツを乗せる。あ、ねえ、お茶注いで。そういいながら出耒たカツ丼をテーブルに運んだ。自分は菓子パン)
お茶ね、はーい
(正直お茶を入れるのは初めてで、上手くできるかかなり不安。その不安は見せないように台所まで飛んでいって急須の前まで行ったものの、扱い方が分からず蓋を開けて水を入れ、)
…悪魔はどうやら人間の常識は知らないらしい
(その様子を影から眺めてクスクス笑って馬鹿にしたように呟く。お湯を沸かすんだよ。そう助言してから「いただきまーす」と先にパンを口にした
お湯…、お湯ね
(こくんと頷いてきちんと火をつけた後で鍋に水を入れて沸騰させ。沸騰する間が暇で待ちきれずに
「いただきまーす」と一口カツ丼食べ)
…なんか違う
(笑いながら手を伸ばしてエレシアの髪についた寝癖を撫でる。あまりお腹が減らない。朝からよくそんなに重たいものを食べるねー。そう言いながらも少しだけ嬉しそうに笑った
悪魔だからね、なんだかんだ人間より優れてるから
(ぐっと親指立て。人間にはない羽根を隠したり出したりするときの体力の消耗が以上に大きく、
しかも自分は元から大食いで余計にお腹が減ると説明し終えたところでお湯を持ってきて)
次からはやかんで沸かしてね
(今度からは多めにご飯を作るか…と考えつつも持ってきてくれたお湯を急須に移し替える。お茶ー、と言いながら緑茶の茶葉をその中に入れてテーブルに突っ伏した。眠い
はーい
(適当に返事をしてお茶を持って来れば机に置いて自分はカツ丼食べ出し。「美味しい、明日もコレ」
と咀嚼しながら頼み)
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