とくめー 2015-12-15 23:24:52 |
通報 |
言われなくてもそんなことしない。
(相手の表情に、まるで明かりを正面から見た様に眩しそうに目を細めて。昼寝しているときの猫の可愛さを思い起こしながら注意喚起に頷き、店内へ向かいかけて動きを止め。表情だけでは真面目にはなしているとしか取れない真顔のままで)
この店、猫"ちゃん"何匹くらい居るの。
っ、えっと…しょ、少々お待ち下さい!(相手に"ちゃん"付けの事を引きずられてしまえば羞恥でじわりと頬を赤く染めて、動揺隠しきれずにいると一声掛けるなりサッと資料に目を通して。「15匹居ます、人気が出ればこれから増やそうとも考えております」と営業スマイルし)
っふ、どーも。
(分かりやすく動揺を見せ、また分かりやすく取り繕う様に思わず洩れる笑い。一瞬のそれはすぐに無表情に戻り、そのまま入り口に居座る一匹を喉をくすぐり気を緩ませてからひょいと抱き上げて。息をする様に懐柔すると今度こそ店奥へと足を向けて)
は、はいっ…(笑われてしまえば更に羞恥が煽られて赤くなった顔隠そうと俯き。顔を上げれば、猫にしか興味がなさそうな相手の雰囲気に手に持っているメニュー表を少し渡しづらそうにし。「あの、こちらも御座いますので…宜しければご利用ください。」と差し出しながら笑み)
……ども。
こんなゴミ相手に気遣わなくて良いですよ。
(差し出されたメニュー表を受け取りはするものの、居心地が悪そうに身じろぎして。ふ、と先程とは毛色の違う自嘲めいた笑みを浮かべて、遠回しにあまり構うな、と人見知りを如何なく発揮して捻くれた言葉使いで言って)
えっ、と……大事なお客様ですので、そういう訳にはいきません。(予想外の反応に驚きつつどう返事をしたら良いか迷い少し間が空いて、ふるふると首を横に振れば微笑んで)
あ、そ。
(ただの口癖の様な自虐にてらいもなく返されてしまえば、元来会話が得意でない自分では特に何も言えず。腕の中の猫を少しだけ強くぎゅうと抱いて、ぺこりと頭を下げるとメニュー片手にテーブルに向かい)
…あ……、(今度はテーブルに向かう相手を見ると己も何も言えなくなってしまい、眉下げながら見つめると他の客が入って来た事に気付きすぐに仕事モードに切り替えて。「いらっしゃいませ!猫カフェへようこそ」と笑顔で歓迎しながら客を案内して)
すいません、これ。
(しばらくは真っ直ぐに猫と戯れていたものの、段々に先程の相手が気になりだし。とりあえずおかしな事を言い出してしまったのを謝れば良いのかと思うものの話し掛ける糸口も掴めないで、とりあえずメニューから適当な軽食を頼もうと手を上げてメニューを指し)
(/ごめんなさい、そろそろ落ちます。ありがとうございました、また明日(今日?)!)
は、はい!かしこまりました。すぐにお持ち致します(小走りで駆け寄るとペンとメモを取り出し、相手が指差したメニューの名を書いて。ぺこりとお辞儀すれば用意しに行き)
(/了解致しました!こちらこそ、夜分遅くまでお付き合いいただきありがとうございます!では、おやすみなさいませっ。また明日!)
……何か、やっぱ野良相手の方が楽かも。
(メニューを待ちながら、誰にともなく一人呟いて。野良猫と接するのなら誰にはばかることもないが、こういった場ではどうしても人間が絡んでくるのに息を吐く。膝の上の猫を撫でながら、何と話し掛けようかぼうっと考え)
お待たせ致しました!どうぞ、(数分後、注文された物を手に持ちながら相手の元に寄ると、なるべく音を立てないように注文された物をテーブルの上へ置いて)
……ごめん、その猫ちゃん返して。
(驚いて猫の様子を見るも、大事なさそうだと判断すればナチュラルに猫への呼び方を継続させつつ両手を差し出して)
あ…す、すみませんっ、失礼しました…(ハッとなって相手を見ればすっと相手に猫を手渡し、一礼すればそそくさとその場から離れて他の客の注文を受け)
あ、待っ……
(今の会話を契機に先の件を謝ろうと内心決意した矢先、すぐに離れた相手に思わず声を上げ。その背に未練がましく視線をやりながら溜め息を吐いて)
(他の客の接客を終え、猫の様子を気にしつつ客に目を向けていればふと相手に目がいき。さっき不自然な離れ方をしてしまった為少し申し訳なく思って、思わず眉を下げ)
……。
(きょろきょろと周りの猫を見回し、再び眉を下げた相手と目が合う。とっさに逸らしかけるのをどうにか踏み留まり、じっと見返して)
トピック検索 |