松野チョロ松 2015-12-13 17:27:47 ID:099535a07 |
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はは、まぁ夢だけどな!(いい夢を見たあとは、少し悲しくもあるもののやはり気分が良い。お馴染みの困ったような笑みに対してこちらはあっけらかんと笑う。笑いながら、近日中に決めてしまわねばなるまいと、このどっちつかずの状態を脱しなくてはならないような気がした。気がしただけかもしれないが。
おー、いいよ。(ひょいと立ち上がってひざ掛けを渡すのかと思いきや、隣にちょんと座ってひざ掛けを広げ半分この状態に。もちろん 寒いから、というのは建前。
現実がこんなんだし夢だけでも幸せでいいんじゃない?(チラリ、机に放ってある求人誌を横目に呟く。現実なんてクソ食らえケツ毛燃えるわ。昔から変わらない笑顔には安心感がある、心地が良い。この時間が続けばいいと思うのは自分だけだろうけど。特に理由なんてないけど、あってはならないけど。)…え、あ、うん。ありがとう。(膝掛けのオプションだろうか、兄もセットで付いてきた。半分この膝掛けは暖かい、膝掛けだけの温もりではないだろうけど。近い距離、成人男性が膝掛け分け合ってるんだから当然だけど。何かこう、さ。言葉に表せないけど、固まっちゃう。故に、戸惑った言葉。所謂、緊張である。なんでだろう、考えないけど。)
現実かー、見たくもねーわ。(シュレディンガーの猫と言ったか、箱を開けて見なければ中の猫が生きているかどうか分からない。開けない限り中には生きた猫と死んだ猫の両方が存在する、という謎の理論。これも似たようなものだと思った。現実を直視して認めない限り、この心は生きていながら死んでいる。と、そこまで考えて今日の自分はやけに女々しく思えて ケッ、とわざとらしく吐き捨てて見せる。
面積足りねーけど我慢しろよー。(いつもの適当さをそれらしく発揮しながら相手の気配を伺いつつ温まっている
…ね、本当に見たくもない。(偶には自分だって現実逃避をしても許されるだろう。小さく弱々しい声で呟いた。多分、通常運転すぎる兄の吐き捨てた言葉のせい。自分が1番マトモだし、常識人だけど今は兄弟と同じだから。現実逃避をすれば自分のこの胸の蟠りも取れるだろうか、なんて思えば苦笑、後溜息。この感情を何と呼ぶの自分は知らないから。)
…今日だけだから。(今日は気分が良いから。それだけ。だと思いたい。いつもより鼓動が速いのはきっと慣れない近さだから。瞳細め、少しだけ兄の方へ体重を掛けた。)
見んな見んな、そんなもん。(あずけられた重みに心臓がうるさく跳ねる。静かな部屋に響いてしまいそうなほどで、どうしていいかわからず一瞬固まる。しかし。隣から思ったより弱々しい、今にも溶けて消えてしまいそうな声が零れ落ちたものだから、ゆっくりと両手で相手の目を隠した。恐ろしい現実から守ってやりたい兄ごころと、何も変わらないで欲しい別の何かからの行動だった。
…変わるなよ、チョロ松。ずーっとここにいろ。(何が、とか どこが、とか具体的なことは何一つない言葉を贈る。しかしそれは一番の願いでもあり呪いでもあった。
(そういうわけには行かない、そう言葉にしたかった。でも、突然暗くなった視界に驚いてそれは口にすることはできなかった。目元からじんわりと伝わる温もりから兄の手だと理解するのに時間はかからなかった。弱音を吐いてしまったのは、慣れないことをしているせい。そう言い聞かせる。体勢を変えることはないけれど、妙に落ち着くから。)…それは無理だよ、何言ってんの。(働いて、ゆくゆくは家を出ないといけない。いつまでも迷惑は掛けれない。そうは思っていても、この空間からは離れたくない。でも、そんなこと言ってはいけないから。視界を覆う手を掴み、目から離す。明るくなった視界で1番に兄を見て、いつもの困った笑顔を向けた。)
…行くなよ。(そっと手を外される感覚は優しく、緩やかで、こうやって目の前の男は飛び立っていって2度と自分などには見向きもしなくなり、戻らないのだろうか。怖いほどいつもと変わらない笑みに、思わず顔をぐしゃりと歪ませる。しかし何も言えず、喉を震わせる声は呪いのように行くなと繰り返すばかり。こんな情けない姿を見ては愛想を尽かされるかもなどということを考える余裕もない。
好きなんだ、しょうがねーじゃんかぁ…(半分のひざ掛けに顔を埋めながら呻くようにつぶやく。聞こえているのか、いないのか、反応を確かめもしない
(繰り返される言葉は僅かに震えているように感じた。そんな姿さえ珍しいのに、加えて歪んだ表情。そんな兄を見るのは初めてに近くて、何も言えなかった。そこで無意識に手を彼の方に伸ばしている自分に気付く、今彼に触れて、自分は何が出来るのか。きっと、何もできない。掛けていた体重と共にその手を静かに自分の元へと戻す。)…、おそ松兄さんは何だかんだで兄弟のこと好きだもんね。(言葉は聞こえた、この状況で不覚にも鼓動が跳ねた。そしてここで漸く、胸の蟠りの正体に気付いた。かもしれない。でも、その言葉を都合良く受け入れられるほど自分は素直ではない。誤魔化す様に上記の言葉紡ぎ、へらりと笑う。)
それなら良かったのにな。(案外決断の時はすぐ近くまで来ていたらしく、相手の言葉や自分の思考の全てがチクリチクリと胸を刺す。絞首台の階段を登っていく錯覚すら覚えながら、埋もれたままの黒い視界に次の言葉を探した。
…ごめんな?(初めはこんなつもりじゃなかった。あんな夢など見たから、奥底の気持ちが洗い出されてしまった。顔を上げると、さきほどの泣きそうな顔とは一変して静かな表情になっていて、そっと距離を縮めると相手の頬に手を添えて唇と頬の間に口付けた。親愛と愛情がないまぜになったそれは若干唇寄りだが、本人は至って無意識。
(否定に近い言葉、肯定してくれたらどれだけ気持ちが楽だっただろうか。逃げ出したい、そんな自分には呆れているのだけど。苦笑。後、聞こえた謝罪の言葉。謝られることをされた覚えはない。膝掛けから顔を上げた兄はいつになく真剣なモノで、慣れない表情に戸惑い声が出ない、後ろに下がりそうになる。そう出来なかったのは頬に感じた温もり、それと唇の近くに当たった何か。お目目パチクリ、時間が止まった感覚。)え、なに、どうしたの、(それが彼の、自分の兄の唇だと理解することに時間は掛からない。声が篭る、何故、どうして。頭の中はそればかり。ただもう一つ、嬉しい。そう思ってしまったこで自分の気持ちを完全に把握する。身体は固まって逃げ出さない、速まる鼓動、いつもより赤い頬、泳ぐ視線。ダメだ、ばれてしまう。精一杯の誤魔化しすら意味がなさそうな。)
俺は、だめな兄ちゃんだな。(夢の言葉をもう一度繰り返す。今度は、本当のチョロ松はなんと返してくるのだろう。少し赤らんだ頬やこちらを決して見てくれない視線に後悔と恐れ、そして、愚かしいことだけども少しの期待がこもる。
好きだ。チョロ松。兄さんじゃなくて、おそ松として。(しかし、今度はしょうがないで済ませたく無かった。両肩に手を乗せ宣言すると、やってしまった と やってやった という気持ちでいっぱいになる。もう後には引けない、あんなに悩んでいて、隠そう、いや打ち明けよう、いやダメだ、とゴチャゴチャしていたのに。やはり松野家長男、自分の気持ちに一番正直な人間だったということか。もうなんでもいいやとニッ。笑って見せた。
(人がずっと逃げていた、踏み込めなかった所に土足で入ってくるような。本当にデリカシーのないダメな兄だ。逃げたい気持ちは変わらなくて、でも自身の肩を掴む手と言葉がそれわ許さない。ああ、ダメだ泣いてしまいそう。強く目を瞑る。)バ、バカじゃないの、そんなの、だって、(言葉が出ない、震える声で小さく紡ぐ。嬉しいだとか、自分もだとか、そんな言葉すら発する事が怖い。恐る恐る目を開き兄の顔を見る。いつも通りの笑み、安心感。そのせいか緊張の糸が解けたような、ポロリ涙が零れる。自分の意思では止まらない、困ったもので。目元ゴシゴシ、止まれ。止まって。こんなの言葉にしなくても伝わってしまう、戻らなくなる、それが一番怖い。)
(何かさっきのレス見返してたら結構誤字してますね、まああれです気にせず好きに解釈してください(投槍)蹴ってもらって結構です!)
ん、バカだ、俺はバカ。(こんなにめちゃくちゃ引っ掻き回して、それでもこんなに時間がかかってしまったのだから。そして泳ぎ回っていた視線がようやくこちらを見てくれた。その途端に涙がボロボロ溢れ出した。慌てて肩に乗せていた手を下ろし、固く閉じられた目元に手を添える。そしてパーカーの袖で次々とこぼれる涙を拾い集めた。目を擦るな、後で赤くなるぞ、なんて。今更兄らしいことを言っても仕方ないのは分かっている。
なあ、怖がらなくていいからさ、俺と一緒になってくんない?(もう手渡す言葉に迷いは無かった。箱の中で生きながら死んでいた猫は、どうやらようやく箱から出してもらえるらしい。下から伺うように見つめながら、静かに相手の言葉を待つ。
(認められれば言葉を返すこともできなくて、それすらも彼の優しさなのだろか。そう思えば涙は余計止まらない。その涙はさえ拭われてしまうのだから、痛いくらいに彼の気持ちが伝わる。拭い過ぎたせいか、目はすでにヒリヒリと痛い。もう既に赤いんだろうけど。言われた通りに拭うことを辞めれば今一番大事なこと。その答えを出さねばならない。)…怖いに決まってるだろ、(自分達は男で、しかも兄弟で。それだけでも怖いのに、もう戻れなくなってしまう。まだ震える声で話す。でもきっと、それはきっと彼も同じで。伝えた分、それはきっと自分よりも大きいだろうに。深呼吸一つ、後自分の涙を拭う手にそっと触れた。そして自分の顔を覗き込む彼を見て微笑む。自分にはこう伝える勇気しかない。言葉にできない。伝わってくれると信じて。戻れなくても良い。そう思えばそれまで。)
今は、そんでもいいよ。(誰より常識的な人、だからこそこれでいいのだなんてバッサリ割り切ってしまえないのは分かっている。それでも重ねられた手のぬくもりや、柔らかな笑顔がなにより気持ちを雄弁に物語っているから。戻れなくなったとしても容赦なく手を引くつもりでいる。きっと少しばかりシャイで臆病な彼のことだから、たくさんたくさん考えて悩んでやがて今日のことも吸収するだろう。にこ、と笑顔を返すと、添えられた手ごと体を引き寄せ相手の頭を抱えるようにして抱きしめた。同じ大きさの体だけど、少し小さく感じた。
ちょっとだけ待ってて、(気持ちの整理というか頭の整理というか、今はまだ考えが纏まり切らないから。多分それも理解された上の発言なんだろけど。いつか自分も、ちゃんと言葉で伝えられたら。抱き寄せられた時の僅かな戸惑い、でもそれを上回る安心感と共に幸福感。耳に響く兄の心音に落ち着いてしまう。気付けば涙も止まっている。敵わないなあ、なんて。瞳細め、擦り寄る。所謂甘えたい気分ということで。身を委ねるように体重を掛ける、自分ばかり与えられてるような気もするけど。お返しはそのうち。)
いっくらでも待つよ?(緊張しているのに同時に安心していて、重なる鼓動がずいぶんと大きくゆっくり聞こえる。まだどこか信じられないような気がするけれど、両肩にかかる重みは確かな存在を感じさせて、なんとも言えない温かな心地に包まれる。これが幸せってやつだな。落ち着いたらしくひっそりと寄り添う背を、眠れない夜にそうしたようにとん、とん、と叩く。
でも、おじいちゃんになっちまうまでは勘弁な。(ふっと思いついたように耳元で囁いて、満足そうにくくくと小さく笑う。
(幾らでも待つなんて、普通なら信じられないが彼なら本当にしてしまいそうで。これが信頼ってヤツなのだろうか、そう思うと少し笑ってしまった。じんわりと伝わる温もりと心地良く叩かれる背に懐かしさを感じる、眠くなりそう。こんなこと滅多にない、寝てしまうのは勿体ないから寝ないけど。)じゃあ、後30年は大丈夫だ。(おじいちゃんの定義がよくわからないけれど。後30年は一緒にいれる。そう前向きに考えることにした。ちょっと擽ったさから少し身をよじらせながら上記の台詞。何も耳で話す内容ではないだろう。なんて、思うけど言わない。)
あの、裏行為は気分次第とありますが、セイチャットでは裏行為は禁止されてますよ…?規約は守ってくださいね。
それと、此処は複数人でなりきりするカテゴリなので、2人きりのトピは1対1専用カテゴリへ立ててくださいね。
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