業に火はつける / 悲恋

業に火はつける / 悲恋

И  2015-12-09 23:54:59 
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「 綺麗 」

それは寂しさ

「 邪魔だ 」

それは強がり


背伸びをして、怖気付いて
ただ不器用なだけだったんだ。


『 だから、どうか神様

救ってあげてください 』



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  • No.60 by 黒崎 臣  2016-02-29 01:32:57 


---…!?
(先日の夜出会ってから数日経過しあの後は音沙汰もないまま静かに時間が経過していて。祖母からの余計な詮索がこちらに向いていないのなら特に気付かれてはいないのだろうか。自室に篭り書庫から借りてきた本を読んでいれば遠くから近づいてくる重い足音はあの黒服の奴等だと検討がつき。やはり勘づかれていたいたのかとあの時外なんかに出なければと今更ながらに後悔の念が浮かび、溜息をひとつ。本を閉じ声を掛けられる前にこちらから襖を開けてやればやや驚いている様子の奴等に視線を落し、大人しく両手を出せば術の施された札を手馴れた手つきで手首に巻かれて。男のうちのひとりが小さく呪を唱えると上から圧が掛かるようにして鉛のように体が一気に重くなり。この感覚だけはとても慣れるものではなく、あの当主だけが扱える呪術よりではないがそれは確かにこちらの気力を奪うもので。連れらるようにしてあの冷たく重い扉の向こうまで行くのかと思いきや、予想は外れ怪訝に思っていると邸の離れ。長い廊下本邸の端にあるのは本邸程の大きさまではないがそこそこ大きな部屋、そこは鍛錬、呪術の訓練などを行う場所。扉にも幾重にも貼られた札は外へと逃がさないためのもの。その扉が開き、中は道場にも似た木の床で壁にはたくさんの札と呪術が書かれており足を踏み入れたくないと本能的に察しては一歩後ずさり。だが有無を言わさずに背を押されれば中へと足を踏み入れる事になり、その刹那、心臓を鷲掴みにされているような息苦しい感覚に襲われどっ、と冷や汗をかき中央まで引き摺られては思わず両膝を着き。早く出なければ、警鐘が頭の奥で鳴り響き顔を上げて口を開こうとすれば目の前に広がる光景に目を見張り。)
……貴様等---っ、!
(三人の黒服等はみるみる鬼、まるで自分と同じようにそれへと変げしており。鬼は、忌み子は自分だけでは無かったのか、他にも居たのか回る疑問と困惑から思考が上手く回らない。何故、何故と声にならない言葉が浮かんでは消えていくがふと、脳裏にひとつの光景が浮かぶ。拷問で何度か自身の血を採血された事があり、何に使うのか聞く度に鞭が飛び何時しか聞かなくもなっていたがそうか、この為か。パズルのピースが綺麗に嵌るように理解すると同時に拙い、と肩膝を立て距離を取ろうとする前に腹に激痛が走れば気が付けば壁の方まで吹っ飛んでいて。思わず噎せ返り、体を丸くしていると聞こえてくるのは嗤い声。見下すようなその声に怒りを覚えては上記、叫びながら立ちあがり札を取ろうと体の前で拘束されている腕に力を込めるがその前に、おおよそ人間の力とは思えないそれで喉元を掴まれると軽々と持ち上げられ徐々に加わっていく力に心臓の鼓動が酸素を急き立てる。嗚呼、この場所は新たな拷問部屋かと霞んでいく視界のなかで考えていれば何故が浮かんできた顔があり、それはあの幼子。何故今なのか、眉間へ皺を寄せると脚を持ち上げ相手の腹を蹴飛ばし離れては大勢を直し。煌めく金色の瞳が徐々に真紅へと変われば鬼化まではしないものの、それだけで威圧をかけられ空気が張り詰め、ほぼ同時に四つの影が床を蹴ると激しい音と共にぶつかり合い)

(/こちらこそ。近くなりましたらまたお伝え致しますのでその時にでもご検討くださいませ。
憎しみを抱くか悲しみを抱くか、愛情かどんな感情だとしてもきっと臣はその頃には全てを受けとめてくれると思います笑
最後の最期はいくら考えていたとしても実際のところどうなるかは分かりませんがお互いに満足するものになればなと思っております。
変わりましてロルの方は数日経過してからのスタートとなりました。この頃から真澄に対しては呪術の伝授が始まっても良いかなぁとも思っておりますが如何でしょうか。)

  • No.61 by 黒崎 真澄  2016-03-01 17:01:33 

(興味を惹く娯楽や遊戯事が少ないため必然的に考えに耽る事が増える。最近は屋敷内に住んでいる者の中で唯一自分の事を年相応の子供として認識している彼の事や、鬼の力を制御するための呪術の会得について。その日の課題を終えて書庫でひとり本を読んでいるが、いつの間にか思考は前記した類のことで占められており、頁を捲る手は止まりぼんやりと開かれた瞳には文字の内容は入っておらず。真夜中の逢瀬から顔を合わせていない彼の傷はそろそろ癒えただろうか。今起きている惨事など知る由もなく、祖母が屋敷に居る間は彼の住まう奥の部屋に向かう事も出来ず小さく溜息を零し。今日の夜は外で会合があると言っていた事を思い出し、日が傾くのを待ちながら再び本に意識を集中させて)


(分かりました。楽しみにしておりますね。
器の広い臣さん…。確かに互いに抱く感情も、エンディングに至るまでも、なってみるまでは分かりませんね。
主様の想像よりも面白いエンディングが迎えられたらいいですね!
此方は少し短くなってしまいましたが、拷問が終わった後の臣さんと遭遇して、「臣さんを助けたい」という意思のもとに呪術の伝授に積極的な姿勢を示すようになって…というふうに持って行こうと思っています。)

  • No.62 by 黒崎 臣  2016-03-01 18:10:28 


…あの老いぼれがっ---
(激しい音は雷の如くどれくらい続いたのか、案外短かったかもしれないが呪術で力を抑え込まれている上に鬼の血で強化した男が三人を一度に相手にしてはこちらが不利になるのは当たり前。何度目か、壁に背を打ち付けては咳き込み血が混じっているのを見れば奥歯を噛み締めて上記憤怒の情は収まることもしらずに吐き捨ててると同時に飛び出すが体中に電撃にも似た痛みが走り抜けると鈍い音が耳の奥に響き。肋が折れたのだと咄嗟にその尋常でない痛みに思わず膝から崩れ落ちそうになるがそれを許されるず、最後だと口で言わなくても分かる、膝が床に着く前に顔面に膝蹴りの一撃が叩き込まれ。このまま気を失えば次に気が付くと自身の部屋のはずだが気を失う前に呪の詠唱で突き刺すような痛みに起こされ、男等に引き摺られるようにして離れを出て行き)
所詮…貴様らも道具に---過ぎないな…
(美しいとは言えない男等の鬼化も収まっているらしく普段と変わらない。しかし採血しそれを利用して強化的な力を手にしたと言うことは、目的は分かっていて。小さく鼻で笑うように満身創痍もいい所だが呟けば所詮は強がり。弱みを埋めるように、無駄に装飾を施して。最後はきっと始末するようにと造られたのだろうがそれでも道具に変わりはないだろう、だが同情など哀れみなど覚えない。覚えるのは怒りと吐気だけで、眉間へ深い皺を寄せては邸の中を歩き回る家中にもまるで邪魔者を見るような視線が送られ、しかしそれには鈍いが眼光を紅く光らせれば退けられ。床を見下ろしては何故自分は生きているのかとふと思えば薄ら苦笑を浮かべて)


(どんなエンディングになるのか私目自身も楽しみです。
とうとう伝授が近付いてくるという事でこちらも緊張しております笑)

  • No.63 by 主  2016-03-16 08:04:40 



(/いまさらながら呪術の伝授はきっと
厳重対策で行われると思いますが
何かの理由()できっと臣は真澄を助けに行くとは思いますがその真澄セコムをどう突破すれば良いのか…。
あまり派手に暴れまくり過ぎてせっかくの伝授が台無しになってしまっても話になりませんから…だからといって手加減し過ぎても…と今更ながら少々、臣の単細胞ではどのようにしようかと迷っているのですが如何でしょうか)

  • No.64 by 主  2016-04-01 07:57:32 



(今日から新しい年ですね。
いろんな新、になる人が多いかと思います。
新学生や、新社会人や。
いろんな不安や期待を持っていることでしょう。頑張ってください。)

  • No.65 by 主  2016-04-06 18:38:27 




(/余談ながら。
今度ぜひとも臣と真澄の似顔絵みたいなのを描いてみたいなと思っております。気が向いたらの話ですが。
それと次回作(?)の方も段々とまとまってまいりました。もしもこのお話が終わり興味がありましたらぜひ。)

  • No.66 by 黒崎 真澄  2016-04-08 11:13:46 

(御久し振りです。一月も時間を空けてしまい、本当に申し訳ありません。
私が急遽入院してしまい、御返事が出来ませんでした。
同じような事を繰り返して、不甲斐無いばかりです。
一言謝罪と感謝は残そうとページを開くと、時折書きこまれている主様の優しい言葉に罪悪感がつのりました。
詳細はお伝えできませんが、身体が弱く度々こういった事になる可能性があります。
のんびりで良いとの言葉を忘れたわけではありませんし、我儘を言うと続けたい気持ちは大きいです。
けれど、別の方なら、少なくとも私より早く返事を認める事が出来るでしょう。
主様がこの話の結末を迎えた後に、次回のお話に入りたいと思っている気持ちも分かります。
テンポ良く展開を進めるには、私よりも別の方が良いのではないかと感じてなりません。
それでもまだ私がしてもいいのなら――宜しくお願いします。)

  • No.67 by 黒崎 真澄  2016-04-12 11:10:35 

――っ…!いけない、
(窓から射し込む陽光はレースのカーテンを透過し穏やかな温もりを与える。憂慮に耐えず思索に耽るも、浅い睡眠と過酷な日課から幼い身体に積もり積もった疲労は限界に近く。徐々に重くなる瞼と容赦なく襲い来る睡魔を追い払うすべを持たず、椅子に凭れ掛かったまま沈み込むように眠りに落ち。肌を撫でる冷気に目を覚ました頃にはすっかり日も落ちていて。仄暗い室内の壁に掛かった時計は夕食の一時間前をさしており、心が跳ね上がるような心地を押し留めつつ足元に落ちていた本を拾い上げて棚に仕舞い。こっそりと書庫から抜け出して玄関に祖母の靴が一足ない事を確認すると、足音を抑えながらも小走りに自室とは逆方向にある彼の室に向かう。道中にある厨房から聞こえてくるのは、畏怖と悪意が込められた話し声。興味と後ろめたさのある好奇心に思わず歩調が緩まるも、"赤色"、"鬼"、"恐ろしい"などといったありきたりな単語の数々に下唇を噛み、家中たちの負の念を振り払うように小さく頭を振って再び広い廊下を駆けていき。ぽつりぽつりと広い間隔で備え付けられた照明の灯りに、ぼんやりと照らされるすらりとした長身を見つけると頬は緩む。しかし、歩みを進めると鼻を掠める錆びたにおいに異変を感じて表情を曇らせ。ところどころ裂けた衣服から垣間見える傷と気配を消してしまいそうな危うさを肌で感じ取り、言葉にし難い重苦しい不安の影が雨雲のように胸に広がる。無性に泣きそうになるのを眉を寄せて堪えながら、そうっと相手の指を握り顔を覗き込むようにして見上げ。振り払われても構わない。ほんの僅かでも温もりを感じたいがゆえの幼稚な行動は、相手にどう受け取られるだろうか。端整な顔についた青紫の痣に言葉を詰まらせ) …おにいさん。怪我、消毒しないと…ばいきん入っちゃうよ。(呪術の伝授について相談しようと考えていた言葉は全て抜け落ち。同じ家に住む者とは思えぬ扱いの差に歯噛みして)

(念のために、お返事しておきます。)

  • No.68 by 主  2016-04-17 12:09:23 



(/お返事ありがとうございます。
いえいえ、良いのです。ゆっくりで大丈夫ですとも。
別の方…などと謙遜致しませぬよう、主は貴方様の言葉と文に惚れたのであります。
時間はいくらでもあります。遅いも早いもありません。お体の方を大事になさってください。
体が壊れてしまえば元も子もないでしょうからね。主の方はとってもとってもマイペースですので大丈夫です。
ご連絡ありがとうございました。
ロルの方お返し致しますね。)

  • No.69 by 黒崎 臣  2016-04-17 12:33:01 


……、お前か。
(ずる、ずる、となにか重いものを引き摺るようにして男等に途中廊下へ放り出されてはゆっくりと歩き出し、霞む視界の元、ぼんやりと明るい床を見下ろし終わりにしても良いかもしれない。抵抗などせずにこの命の火を消すことができたなら、どんなに楽だろうか。決して死ぬことも許されぬだが生きていることも望まれはしない自分の存在が惨めで可笑しくなり、最期の運命など分かりきっているのにそれでも足掻こうとしていた自分は何だったのか、小さく遠くから聞こえる食器の重なる音にもかき消される様な声で失笑したところで冷えきった手にほんのり暖かさが伝わり、視界の隅から現れた幼くあどけない顔を暫し見つめ。記憶が混濁しているのか上手く思いだせない、ひとつ瞬きをすると上記ぽつ、と零して)
傷など、すぐ治る……さっさと去れ。
(心配しているのがその空気からひしひしと伝わってきて痛い程に理解しているのにこれ以上踏み入れないで欲しい、関わってはいけない。もう動き出した歯車を止めることなどできないと分かってはいるし、もう少し言葉だって選びようがあるのに音として紡がれる言葉は冷たく素っ気ないもの。するり、と交わすように少しの間だけ握られた手を離しては遠くから車の音が聞こえ僅かにそちらへ視線をやると静かに自室へと踵を返して)

  • No.70 by 黒崎 真澄  2016-04-21 20:58:49 

(すみません、ありがとうございます。
毎度毎度お優しい言葉を頂ける素敵なお相手様に恵まれて、私は幸せ者です。
のんびりとお付き合いいただけると重畳です。
次回の事も気になりますし、イラストを描いていただけるというのも凄く嬉しいです。
主様の気が向くのを楽しみに待っていますね。)

  • No.71 by 黒崎 真澄  2016-04-21 21:24:50 

そんなこと…――あっ、
(濁った金色の瞳は焦点が定まっておらず、姿を映してはいても見てはいない。いつになく疲弊し、衰弱し切った様子を感じ取り心配そうに眉を下げる。暫くの沈黙の後の動作は優しくも、明確な拒絶に左胸は棘が刺さるようで、呼吸をするたびにちくりと痛む。その場から立ち去ろうとする相手の背は何処か頼りなく、暗い方へ消えてしまうような心地すら感じて慌てて後を追い。駆けて先回りするように相手の正面に立ち塞がり、ぐっと顔を起こし遠くの顔を見上げ自身を奮い立たせるように表情を引き締め)
おにいさんは、わたしが助けるから。待ってて。
(薫の言葉が術の伝授に協力的になるように仕向るための嘘だとも知らず、ほとんど捨て台詞のような言葉を吐き、反論や返答を聞かずに横を通り過ぎてその場を後にする。冷え切った指の感触だけが残り、それを逃がさないように拳を作って。自室に戻る道中、通りかかった玄関には下駄を脱ぐ祖母の姿があり、何事もなかったかのような素振りで出迎え。養子入りして数か月、大人の前での立ち居振る舞いや言動は最初の頃とは見違えるほどになっただろう)
…夕食の後にあの事についてお話したいです。お時間をいただけますか?
(恐怖が完全になくなった訳ではないが心は決まっている。その様子から何かを悟ったのか、いつになく穏やかな表情で了承を告げて立ち去る祖母を見送り、唇をきゅっと引き結んでは自分も一旦自室へ戻り)

  • No.72 by 黒崎 臣  2016-04-23 06:54:04 


……なんだ。
(鉛のように重い体は限界を越えていて、早々に休んで生気を戻さねば今後に支障をきたす。冷たく足らって、触れてしまった互いの糸を今更解く事もできないのに無駄に拒絶をして、その言動が強く見せている相手を傷付けていることも知っているのに。突っぱねれば去ってくれると信じていたが小さい駆け足が聞こえると目の前の道を塞ぐようにして幼子の体が滑り込んできては、視線を落とし。そんなひ弱な体で塞ごうなんてきっと心の何処かでは無理だと分かっていろうに、こちらもその体ごと突っ張ることをしないのを相手は理解しているのか、それともただたんに自分が甘くなっただけなのか。重みのある言葉を落としては引き締まった表情を見せたかと思うと紡がれたそれにはやや驚いたようで瞳を僅かに見開いたが、返事も相槌も待たずにさっ、と音を残しては横を通り過ぎる際に揺れる黒髪と幼子の香りが届いてくれば少しだけ眉を顰めて、ゆっくりと振り返り背中を見送ると目元を細めて)
------守る、か…。
(誰に対して放った言葉でもないただの音は直ぐに薄暗い廊下へと消えていき。遠くから聞こえる祖母と幼子の話し声は今は音だけしか聴こえなくて意味も理解出来ない。疲れ切っているのか、とふっと、口元に笑みを浮かべては静かに自室へと戻り寝巻用の和服へ着替えるとそのまま布団へと倒れ込みぼんやりと暗い天井を見上げながらあの言葉の意味はどういう事だろうと考えるも段々と意識が睡魔によって深い所に落ちていくのを感じながら眠りについて)

  • No.73 by 黒崎 真澄  2016-05-04 15:47:24 

…わたしに出来る事なら、頑張ります。
(跡取りになる筈であった鬼の彼が疲労により泥のような眠りに押し流されている頃、普段通りの和やかな夕食を経て祖母の座敷に向かい合って座り。話の内容はただ一つ、無言の圧力によって急かされていた術の習得の修行に関する事。固い口調での決意表明が快く受け入れられたかと思うと、普段のとんとん拍子に進む日取りの説明に摘んだはずの不安の芽が頭を擡げ始める。不自然な程の用意周到さに戸惑い、口を挟む間もなく告げられたのは"明後日から修行を開始する"という簡素な旨。予想以上に近い日付けに狼狽する此方を気にも留めず、詳細に関しては家中に伝えさせるという言葉と共に席を立つよう促されてしまい。質問の為に口を開こうとするも、それより先に後ろから聞こえる戸を叩く音と男性の声に遮られて意思は萎み。頭を下げて席を立ち、数人の黒い服を纏う男と擦れ違い部屋を後にして)


(性急だったかもしれませんが、話を大きく発展させてみようと思います。
その前に術の修行に関して一つ相談があるのですが、修行の場所は何処にしたら良いでしょうか?
一度は山奥などと言いましたが、もしも修行の最中に臣さんと接触するならこの邸の地下というのも面白いかと思います!
私の中の術の修行は、穢れを断ち外部との接触を完全に途絶えさせるようなものというイメージなのでばれてしまったら恐ろしい事になりそうですが…)

  • No.74 by 黒崎 臣  2016-05-06 08:34:00 


……。
(深い深い眠りの中で、夢を見た気がした。どんな夢だったかその時は覚えていても次第に薄れて行く儚いものは何故だか妙に悲しさを感じさせ、ゆっくりと眠から意識が戻り始めては薄ら瞼を持ち上げ暗い天井を見上げては暫くの間ぼーっとしていて。少しずつ思考も感覚も戻り始めればまだ鉛のように重い体を無理やり起こし、ベッドのサイドに腰掛けたところでふと違和感を覚えては目元から頬に掛けて手をやるとどうやら泣いていたのか涙の跡があり。不思議そうに手を見つめつつその涙の理由など知りもしないし分かるはずもなくでも何故か心の奥から湧き上がるのは波を引くようにして訪れる悲しさと虚しさ。何も得ていない、何も感じる事など無いはずなのに何故こんなにもきゅう、と心が締めつけられるような感覚に陥るのか。吐息を零して壁に掛けてある時計へ目をやり時刻だけでは日にちを特定出来ないが時計の下辺りにデジタルで日付と曜日が出ており数日眠っていた事を知ると先にシャワーでも浴びようか、夜中、というより朝方だが今なら誰にも会わないだろう、タオルと下着、新しい寝巻き用の和服片手に襖を開ければ足元にはいつ置かれたかも分からない食事が置いてありだがしかしそれを一瞥し置いてあっても仕方ないとお盆を持ち上げては風呂場へ向かう途中、台所に寄り、まだ誰もいない事を確認すると中にあったテーブルへと置いて。因みに何だったのか皿の蓋を開けて覗いてみると何やらまた豪勢な魚やら何やら、今度は小鉢の蓋を開けて見れば漬物がありそのうちの胡瓜の漬物をひとつ指で摘み上げては口に放り込んでしゃりしゃり、とした音をぼんやり聞きながら飲み込むと小さくご馳走様、と呟いて。そのまま踵を返すようにして後にすると風呂場へ向かい、男湯と書かれた方へ行くと誰も居ない。和服を脱いでまだ薄ら傷が残っているが治りかけであるのを見ると朝にはなくなっているだろうとタオル片手に浴室へ入り。頭を洗い体を洗い、湯船に浸かると肩まで沈んでいき。)
…ま…すみ。---、真澄。
(湯気で視界のぼやける天井を見上げながらあの幼子の名前を呼んでみて。無駄に響くこの空間で呼んでみるとその言葉の意味が伝わってきて嗚呼、似合っているなと僅かに口元に笑みを浮かべるも遠くから足音が聞こえ風呂場にある時計へ目を遣るとそろそろ家中らが起き出す頃合で、早々に湯船から出れば脱衣場へ戻り簡単に体を拭き、髪は濡れているが気にもとめずに和服へ身を包み帯を締めては風呂場を出ていき。部屋に戻る途中に眠そうながらも起き出してきた家中らとすれ違い。相変わらずして畏怖の視線と無駄に整った顔立ち故かそれともこの閉鎖的な空間での所為か好奇と好奇心が入り乱れた視線を向けられしかし全て無視するようにして部屋へと戻り。)


(/術の伝授が始まる頃までとりあえず鬼さんは大人しくしておりますね←笑
そうですね…敢えて山中で何かがきっかけ(術に関する事等)で接触するのも面白いですが地下やまた別な離れみたいな所でやっても面白いかもしれませんね。真澄が動きやすい方で構いませんとも鬼さんは何処へでも行こうと思えば行けますから…笑
修行のイメージとしては過酷、というものが前提にきていますからそのイメージは凄く良いと思いますよ。バレたら最後かもしれませんけどそのハラハラ感は良いですね。)

  • No.75 by 黒崎 真澄  2016-05-15 09:35:56 

(確かに滝から真澄の部屋まで一瞬でしたからね…。心配なさそうです。
とりあえず術の場所は雰囲気を考えて山中奥深くにしたいと思います。
術の伝授について描写をしていたのですが、如何せんふわっとした解釈しか持っておらず…。
身体に術を記した札を巻き付けて術師たちが延々と何かを唱え続けるだけ、それとも滝に打たれたり精神統一の為に座禅を組んだり…?
考えれば考えるほどよく分からなくなってしまいまして…もし主様の中で案がまとまっていれば教えていただきたいです。)

  • No.76 by 黒崎 臣  2016-05-15 22:38:39 



(/一瞬、というか走るのが疾いというだけですね…笑まあそこらの人間より疾いので御安心を。
個人的に術の伝授としては相当体力と気力を持っていくもので、滝云々よりも辛いものですね。山奥にある開けた場所に地面には伝授に必要な術式、周りを囲むようにして木々に張りめぐされた標縄は所謂結界の役目。真澄はその真ん中で体に伝授を助ける簡易な術式を書かれ祖母を始めとした術者に囲まれながら伝授が始まる…その前日まで断食などをして極限状態になっていてもおもしろそうですね。
その周りにはボディーガードのようにあの黒服の連中がいる…なんてイメージですね。分かりにくく申し訳ありません。)

  • No.77 by И  2016-06-12 20:44:09 



(/梅雨に入りじめじめとした湿気と初夏の暑さが体力を奪っていくばかりですが水分補給と熱中症にはお気をつけください。)

  • No.78 by とくめ。  2016-09-01 07:55:38 




( 支援上げ )

  • No.79 by И  2016-09-18 13:31:14 




( /こちらのトピは閉鎖致します。
後程再建致しまして募集のお声掛けを致しますので、大体の内容等、もしもご参加して頂ける方が居りましたらかるくお目を通しして頂けると幸いです。
お相手してくださりありがとうございました。 )

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