匿名さん 2015-12-09 00:13:03 |
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俺は、どんな葵でも受け入れる。どんなことがあっても離れる気はないからな。
(背を向ける相手を後ろからそっと抱きしめて、それだけ伝えるとまた相手から離れ、あとは好きなように、と相手に選択させて)
…っ?!
(急に後ろから抱きしめられ、相手の言葉にじわりと涙腺が緩み泣きそうになるが離せれれば涙をこらえ無言のまま駆け足で部屋を出ていき、目的地はあの小高い丘で)
悟空:沙織……何かあったのか?
(一人外でぶらぶら歩いていると泣きそうな顔で歩いている沙織を見て、葵との間に何かあったのかと思い声をかけて)
あれ、葵…
(沙織の話を聞きながら部屋へ戻っていると葵もまた、泣きそうな顔で部屋から出て行ったのを見て、「…皆、どうしちまったんだよ…」そんな二人を立て続けに見たせいか悟空も悲しそうな顔になって)
沙織:…葵が、私にまで隠し事、するから…。
(いつも、辛い事や悲しい事を一人で抱え込もうとする葵に頼ればいいと何度も言ってきたが今回も似たような事なため悲しみと怒りがごちゃまぜになりやり場のない感情が涙として出たようで、悟空に話しかけられればボロボロ泣きながら嗚咽まじりでどうしてこんなことになったのか簡単に話し)
葵:…なにやっているんだろう…。
(無我夢中で走り、竜胆と会った小高い丘へと到着し丘の頂上へと歩みを進めれば力が抜けたようにその場にしゃがみこみ優柔不断な己が悲しくて辛いため静かに声を押し殺して泣き始めて)
(/かなり遅れてしまってすみません…)
悟空:…葵の所へ行こう。さっき、葵が部屋から出て行った。多分…三蔵と話してたんだと思う
(きっと、三蔵は出て行った葵を追うことはしないだろう。きっと戻ってくると信じているから。けれど、沙織の気持ちは…葵と話さないと解決しない。そう思い沙織とともに葵の後を追って)
(/こちらこそ反応が遅れてすみませんでした…!)
沙織:…うん…!
(あの二人は心の底から信頼しあっている、それは己と葵も同じこと。だがそれでも言葉を交わさなければ何も始まらない。とくに葵のような自分に厳しく他人に人一倍優しい人物なら猶更。そんなことを思いながら葵の後を追い小高い丘へと到着し、しゃがみ込んでいる葵の姿をとらえると「…さっきはごめんね。私、葵みたいに自分の気持ちを誤魔化すの苦手で…。」と静かに歩み寄りながらさっき大声出したことに関して謝り)
葵:…気にしていないわ。今回は全部優柔不断な私が悪いだけよ。
(しばらく泣いていると見知った二人の気配に泣いていたことを隠すように服の袖で涙を拭い、くるりと踵を返し二人の方を向き直ってから気にしていないと否定するように首を軽く横に振ってから述べて)
悟空:葵は悪くねえよ。優柔不断って言ってるけど…それってさ、三蔵のことも、竜胆って人のことも、葵が凄く大切に思ってるってことだろ?想いはさ、捨てらんねえよ…きっと、ずっと背負ってくしかないんだと思う…だからさ、落ち着いたら三蔵のとこに行くのが良いと思う。三蔵は、葵の背負う想い、一緒に持ってくれるからさ
(きっと竜胆への想いと三蔵への想いで板挟みの相手。きっぱり捨てきれるなんて出来ないだろう。だから背負っていく、そしてそれは、誰かに持ってもらえるものだと伝えて)
(/いえ、遅れたのは此方なので…すいません(´`:))
沙織:…私は、頼りないかもしれないけれどずっと葵の味方よ。だからもう一人で何もかも抱え込まないで。
(悟空の言葉を聞いてからごちゃごちゃしている気持ちを整理しつつ短くも素直な気持ちを葵へと述べて)
葵:…ありがとう、二人とも。
(忘れられたらどんなに楽か、そう己を追い詰めていたところもあり二人の言葉はそんな暗い心を照らし出してくれたのでそれに対して二人に感謝の言葉を述べて)
(いえ、こちらは気にしていませんよ。それよりも葵と三蔵が向き合うために葵の過去をもう少し浮き彫りにしたので次の目的地は葵と竜胆が住んでいた村にしませんか?その村には元々竜胆が住んでおり、葵が竜胆と一緒に暮らすようになってから村は徐々に様々な厄に見舞われるようになり最終的には妖怪が攻めてきて、そのときに竜胆は妖怪との戦いに巻き込まれて死亡、その上 葵が妖怪であることを住人に知られてしまい厄を招いた罪人として罪をとわれ、村から追放する形で出て行ったなんて感がております)
八戒:…それは構いませんけど…本当にジープは使わないんですか?
三蔵:ああ、俺と葵だけで行くだろうしな…帰るときは連絡するから来い
八戒:はい、分かりました。くれぐれも遅れないようにしてくださいよ?五月蠅い子供二人を預かることになるんですから、保父さんにとっては超過労働ですよ
三蔵:悟空は沙織に任せりゃ良いだろ…それに、悟空はともかくもう一人のバカの保護者になった覚えはねえな
(/了解です。ひとまず二人旅の体にしようかと思いましたので三蔵側の準備は整えさせました!)
沙織:…葵。本当に二人で大丈夫?
葵:平気よ。それよりも私としてはそっちの方が心配だわ。あまり迷惑にならないようにね?
沙織:あ、酷いよー。私そこまで子供じゃないし。
葵;ふふ、そうね、ごめんなさい。
(/了解しました。こちらもそういう傾向でロルを回しますね!)
…行くか
(先に外で待っていて、相手がやってくると立ち上がり「もし、村に行って…そこに残りたいと思ったのなら、俺は止めはしない」それだけ言うと、相手の目の前を歩き始めて)
(/二人の旅ってなると凄くイチャイチャしそうなイメージですけど…此はちょっと重くなりそうですね)
…わかったわ。
(沙織と言葉を交わし、相手の元へと戻り言われた言葉に必要最低限の言葉を述べ先に歩き始めた相手の後を着いていくように歩き出して)
(/そうですね、今回はシリアス傾向になりそうです。なにせ葵の忌まわしい過去と充実した過去が存在する村ですからね。)
(お互い無言のまま、何も語ることはなく一日が終わる。宿へ泊まっても始終無言、おやすみの挨拶くらいしか交わすことはなく、傍目から見ても重苦しい空気が二人を包んでいた)
………
(そして二人が旅に出て一週間ほどの時がたち、とうとうその目的地へと辿り着いて)
(/勝手に辿り着いてしまいましたが構わなかっったでしょうか?)
(会話といえる言葉はそれ以降何もなく、唯一おやすみと挨拶を交わす程度で二人の間を支配するのは重苦しい空気のみでいつまでこの空気が続くのか逃げたいという感情を引きづったままやがて目的地である村へと到着し、逃げたい、向き合わなくてはという相反する気持ちを抱えつつ一歩前へと踏み出そうとするが寸前で何かに怯えるようにその場に踏みとどまって)
…っ。
(村で過ごした記憶が昨日のことのように蘇り、きゅっと苦々しく唇をかみ締めつつまるで何かを避けるように村に背を向ける形でくるりと踵を返して)
(/大丈夫ですよ。むしろ助かりました、今の状態でどんな言葉を交わしたらいいかわかりませんから。)
……
(何も言わず、後ろを向く葵の手をそっと握る。言葉はなくても、傍にいるということを示し、一緒に立ち向かえるという意味を込めて。「…行くぞ」少し手に力を込め、歩こうとする。葵が行けないのなら、俺が連れていく、どんなときも一緒にいる、それが今の自分に出来ることだと分かっている)
(/良かったです!
そう言えば台風大丈夫ですか?此方は通り過ぎましたがまだ風が結構強くて外でれないです(´`:))
(我ながら情けない、と己の弱い部分に呆れていると片手に感じる温もりに誰が握っているのかそれはすぐにわかり、握られた手から伝わる気持ちに己は一人ではないと勇気付けられ歩こうとする相手に覚悟を決め後ろを向いていたが過去と向き合うように村のほうへと体を向けゆっくりとだが一歩ずつ歩き始めて)
(今のところ大丈夫です。一昨日は夜中風が強かったぐらいですし。それに私の住んでいる所は今のところ目立った被害はないですよ。そちらも通り過ぎたとのことで安心しました!)
(/それは良かったです!けど台風だけじゃなく、最近は妙に暑かったりと気象が不安定なので気をつけていきましょう(^^*))
(村の中を歩いていると、葵の姿に村人は訝しげな視線を向けるが、以前と体型が違っていて、三蔵に体を寄せて顔が見えづらく尚且つ三蔵の姿の方が人目を引くのか葵のことは今のところバレずに、街の中を歩いていって)
(/ですよね。こちらとしては特に寒くも暑くもなく例年通りの気候なのでその点は助かっていますが油断は禁物なので体調管理には気をつけますね。)
(極力住人に顔を見られぬよう三蔵に体を寄せて歩いているため多少怪訝そうな視線を感じるものの主立って騒がれることはなく、ただ黙って歩いていて)
……此処だな?
(村の中で、誰も住んでいない家は他にもあったが、放置され、誰の手も加えられた様子もなく、立ち入り禁止の張り紙や紐がかけられていなかったのは此処だけで。入るかどうか、葵の判断に任せて)
(/さて、とりあえず竜胆と葵が住んでいたと思われる家まで来てみました)
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