政府職員 2015-12-04 22:03:42 |
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皆、夕餉ができたから順番に取っていってくれよ(そう言うと中央の机に置き他の食事担当が運んできたと同時に「さ、自分の座りたいところに座ってくれ」と言って自身は近くの席に座り)
……隣、良いか。
(主の座る側へ寄って問う。自分でも意識せぬ内に主に声を掛けていた。本来ならば他の刀と親交でも深めるべきなのだろうが、まだ話していたくて)
それは引き取り手がいない刀は刀解されるかもしれないだろ?それは可哀想だと思って引き取ったんだ。あと変わり者ってのも少し興味があってな(そう言いながら微笑み)
優しいんだな……小狐丸の言っていた通りだ。
(「普通自分のものでもない刀の刀解など気にしないぞ」と笑い。そのまま主の髪を一束手に取ってちゅ、と口付けると)
変わり者はあんたのお眼鏡にかなっているか?
「かっこいい」だろう?
政府施設にいたときに会った燭台切に教えてもらったんだ。
(その行動が一般的にはどう取られるかを全く知らない素振りでふふんと誇らしげにして)
か、かっこいい…って、燭台切は何を教えているんだ(こくりと頷くも誇らしげに話すのを見て苦笑すると「この機会だから教えるけどな…そういうのは…その…好きな人にするものなんだぞ」と恥ずかしそうに言い)
……?
あんたのことは嫌いじゃないが?
(「好きな人」との言葉に、まだ会って間も無いが嫌う理由など無いぞとばかりに首を傾げて)
さっきのは何を注意されたんだ……やる場面を間違えたのか?
よく分からないが、ああ、いただきます。
(すんなり終わった話に更に首の角度を深くするも、促されれば大人しく箸に手を付けて)
……、
(はぐらかされた感覚にむうと眉を顰めながら一口を口に運び。一口食べる度に目がきらきらと輝いてきて、今の今までの拗ねた表情を簡単に霧散させて)
主以外にも何振りかの刀が手伝っていた様だが……ここの連中は皆料理上手だな。
俺もその内、出来るようになりたい。
ふふ、なら明日から近侍として務めてもらうかな(そう言うと「きっとすぐにできるようになるさ。でもまずは花を植えてからだ」と言って)
っああ、そうだな。
(花植えに料理、勿論近侍もと次々に増えるやる事に楽しみを隠し切れない様に胸元をぎゅうと握って。「この本丸に来られて良かった」と小声で呟き食事のペースを上げて)
今日は出陣も何もしていないからそこまでは入らないな。
(おかわり提示に一度は身を揺らしたものの、残念そうにそう告げて。名残惜しげに最後まで残していた味噌汁を口にして)
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