何だその目は、亜種というのが気になると？【非募集】

ふふ、そうか。皆優しい、すぐに迎え入れてくれるさ（そう言えば立ち止まり｢さぁ、ここがあんたの部屋だ｣と言って障子を開け）

(ぱちぱちと瞬きして部屋のあちこちを見回すと、はっとして振り向き)
ありがとう、その……あ、るじ。

あはは、どういたしまして。そう礼を改めて言われると気恥ずかしいな（そう言うと気恥ずげに微笑み）

恥ずかしいも何も、今日から俺はあんたの刀だ。
そう呼んで何が悪い。
(ふい、と横を向きつつも己の耳も朱に染まっているのに気付かずに)

…そうだな、改めて迎えるよ。ようこそ、我が本丸へ、山姥切（山姥切の言葉を聞き嬉しそうに微笑むとそう言って）

あ、気になっていたんだが良いか。
(柔らかい雰囲気に頓着することなく温度の戻った声で言い出して)
その山姥切、という呼び方は出来ればよしてくれ。
俺が写しだと分かる呼び方にしてくれるとありがたい。

へ？写しだと分かる呼び方…？それはどんなものがいいんだ？写しとだけ呼べばいいのか？（不意にそう言われると少し考え込むようにしてそう言って）

勿論「写し」でも構わない。
(普通の山姥切国広ならば一気にネガティブスイッチの入る様な提案に、むしろ嬉々として応じる。「写し」と言う表情は何故か誇らしげで)

ふ…ははっ、写しはやっぱり面白いな（やはり変わっているがそれはそれで面白いと笑うと｢それじゃあこれからは写し、と呼ばせてもらう｣と言って）

……やはりあんた、良い主だな。
(呼び名を快諾してくれた主に、心底感じ入ったと言わんばかりのしみじみした口調で言い)

そうか？ありがたい言葉だな（そう言うと｢写しの部屋を出て右に行けば風呂場と厠、私の部屋は写しの部屋のひとつ開けて隣だ｣と簡単に説明して）

分かった。
後は何かしておくべきことはあるか？
(説明に一つ一つ小声で復唱して位置を覚えながら、案内が収束しつつあるのを感じて問い)

そうだな…特にはないがもし困るような事があればすぐ近くだし言ってくれ。まぁ今日はゆっくりして明日から近侍の仕事をしてくれたらいい（そう言うと｢自由にしてくれて構わないからな｣と言い部屋を出て）

あ、
(出ていく背中に声を掛ける間もなくその姿は立ち消えて。思わず伸ばした手は空を泳いだ。呼び止めてどうするつもりだったのだろうと自分でも疑問に思いながら)
……もう少し、あんたの話を聞きたかったんだが。
他の刀にでも会いに行くか……？

さて…今日は夕餉作りでも手伝うか（そう言えば厨へと向かって）

兄弟……いや、加州の様子を見るに俺は「変」らしいからな……細かいことを気にしない刀の方が良いか？
というか、この本丸にはどれだけの刀剣がいるんだ……？



(/すぐに審神者さんとの会話に戻す予定ですが、少しだけ刀同士のお話にお付き合い願えますか？そちらでやりやすい刃選で良いので、この写しに審神者さん情報をくれる刀を……やって頂けたら……！)

(/了解いたしました！それでは、小狐丸をさせていただきます…！)

油揚げを貰うくらい良いじゃろうが…全く、燭台切はケチじゃ（そうぶつくさと愚痴りながら廊下を歩いていて）

……小狐丸か。
(審神者間ではかの天下五剣よりも現れないとも言われる刀の姿に、僅かに目を丸くして。愚痴っている内容は随分と平和だが、格式高い三条の空気に自然背が伸びて)



(/当方の我儘を聞いて下さりありがとうございます…！)

おや…お主は確か新しく来た山姥切じゃな。先程遠征より帰った為加州から聞かされておったが…布が無いとは真だったのじゃな（ふと感じた気配にそちらを見ると加州から聞いていた通りでそう言い）

山姥切は俺の元だ、俺は写しだからな。
全く、どいつもこいつも……そんなに俺と言えば布か。
(己の姿を見て二言目には言われる布の有無にやや機嫌を損ねて。だが小狐丸といえば主へ非常によく懐く刀というのを思い出し)
……あんた、ここの主について詳しいか？