記憶を失った刀（非募集）

ざる？俺はどうなんだろうなぁ…（ざるという言葉に首を傾げながら自分はどうなのかと思いそう呟き）

鶴丸はいつもてきとうなところできりあげるので、じっさいどれくらいのめるのかわかりませんけどね。
きょうげんかいまでためしてみますか？
(にやりと笑って言いながら更に残っていたおかずの最後の一欠片を食べると、ぱんっと手を合わせて「ごちそうさまでした！」と告げて)

それは楽しそうだ！どっちが強いか勝負だな（ニッと笑えば此方も食べ終わったのか手を合わせ｢ごちそうさまでした！｣と真似て）

ふふん、ぼくだってからだはおさなごのものですけど、それなりにのめるんですからね！
(えっへんと胸を張ると、自分の膳を厨に持って行こうと立ち上がり。鶴丸にも持って行く様促して)

それは楽しみだな（そう言うと自身も膳を持ち立ち上がって）

(厨の流しに皿を置き、全て終えるとくるりと鶴丸に向き直って)
ではぼくはさけをちょうたつしてくるので、鶴丸はへやでまっていてくれますか？
しょうじをあければえんがわにつながっていますから、そこでのみましょう！

ん？あぁ、分かった（そう言い頷くと｢じゃあ待ってるな！｣と言って厨を出て）

ああは言ったものの……あまりきついさけはよくないですよね！
(飲み比べとは言っても相手は仮にも病み上がり。刀は手入れが済めば病み上がりも何も無いのだがこちらの気分として良くない。厨を色々と物色した挙句、過去に何度か飲んでいるのを見た銘柄ならすぐに潰れることは無いだろうと検討を付けて)

酒〜…美味いのかな（そう呟けば障子を開けて月を見ていて）

おまたせしました！
(抱えるには少しばかり数の多い酒瓶を落とさない様に器用に持ちながら、廊下側の部屋の入り口でノック代わりに声を掛けて)

あっ、来たか！（そう言うと立ち上がり廊下側の障子を開けて）
こりゃ驚いた…たくさんだな！

こんなものまだまだじょのくちですよ！
たりなくなったらまたもってきますが、ひとまずこれで。
(驚く相手にそう言ってやり、いそいそと縁側に持ってきたものを並べる。既に縁側にある座布団に片眉を上げて)
おや、もうつきをみていたんですね。

ん？あぁ、すごく綺麗だなって思って。あと何か…落ち着くんだよな（そう言えばまた月を見上げ｢そういや三日月は目に月があったな！｣と言って）

(鶴丸の言葉に頷き、月見に誘ったのは正解だったかと月を見上げて)
こよいのつきもあのひとみとおなじみかづきですね！

あぁ、本当だな。あれは三日月…覚えた！（そう言うと｢さ、早く飲もう！｣と言って）

はいはい、どうぞ。
(苦笑して鶴丸の分のお猪口に酒を注いで渡してやり)

わ、すごい匂いだな…（お猪口に顔を近づけ匂いをかぐとそう言って顔を顰めるも口を付けて）

さけとはそういうものですから。
(ひとまず自分のお猪口は置いたままで鶴丸の挙動を見守り)

…うん、何か変わってるけど美味いな！（飲み終わればこくりと頷きそう言って）

(問題なく飲めた姿に安堵し、ようやっとお猪口を持つと鶴丸に差し出してひらひら揺らして)
はい、こんどは鶴丸がそそぐばんです！

ん？あぁ、先程みたいな事をしたらいいんだな？（そう言うと今剣の動作を思い出しながらお猪口に酒を注ぎ）

ふふ、ありがとうございます。
(注がれたお猪口を頭を下げる代わりに一度大きく揺らして、口を付けると「んー！」と幸せそうに声を上げ)

はは、美味いか？（そう言うと｢酒っていいな！｣と笑って）

でしょう？
さけはひゃくやくのちょう、つるまるのきおくだってばびゅーんともどしちゃいますよ！
(笑い返し、空になった相手のお猪口にすかさずまた酒を注いでやり)

お、それはいいな！（そう言い笑うと｢今日は少しでも思い出すまで飲むぞ！｣と言って）

まーえーまーえーかたつぶりー、まーわぬものならばー、
(頷きぐいと杯を呷ると頬をほの赤く染め、上機嫌に己の生きた時代の今様を口ずさんで)

なんだその歌？（そう言うと自身も酒を飲んで）

よしつねこう……むかしのぼくのあるじが、さけのせきでよくおなごにうたわせていました！
(「うたのなまえはしりませんけどね！」と付け足すと、何がおかしいのかも分からずにけらけらと笑い)

はは、なんだそれ！俺は…あれを知っているぞ！（そう言うと｢ほら、あれだあれ！｣と言ってどうにか伝えようとしていて）

あははっ、あれってどれですかー？
(機嫌良く、だが言いたいことは汲めなかったのか問い掛けて)

んー…もう少しで出てきそうなんだ。今剣がよく三条のでかい…岩融と歌ってたっていうか口ずさんでたの（そうふわふわとした口調でいいながら思い出そうとしていて）

岩融と……って、え？
(鶴丸の言葉に、「今の」鶴丸の前で岩融と歌ったりなどしただろうか？と動揺。当然そんなことはしていないのだから、驚きに目を見張って)

んー…あれは…そう、物語だ！（驚く今剣をよそに暫く考え込んでいるとふと思いついたようにそう言って）

ものがたり、ですか、
(記憶が云々と言及すれば最後、思い出した記憶も無くなるような気がして。努めて平静を装い無難な相槌のみを口にして)

そう、物語…。物語がどうしたんだ？何で…（自身が口にしたことが最近の事ではないというのに気付けば深くは思い出せないようでそう言って）

(気付いた様子に焦らなくとも良いと落ち着かせる意味も込めてまた一杯酒を注いでやり)
どうやらこうかてきめんだったようですね？

はは、そうみたいだな！こりゃ皆驚くかもしれないな！（酒を注がれるとそう言って笑い酒を飲んで）

せっかくですしそれもうたってやりたいんですけどねぇ。
あれは岩融といっしょじゃないとうたえませんから。
(思い出した記憶なのだからかの歌物語を聞かせてやりたいとは思うものの、そう言うと眉を下げて)

そうなのか？それは残念だなぁ…まぁまた今度だな！（そう言われれば眉を下げそう言うも｢このまま戦い方も思い出せたら楽なのになぁ｣と言って）

たたかいかた……やはり、いくさにはいきたいですか？
(相手の呟きに、本能として体は戦を求めているのだろうかと問い)

だって、俺の勤めだろう？怠けてられないさ（そう言うと｢刀に触れた時、まるで自分じゃないみたいに体が動いた。きっとそれは刀としての本能ってやつなのかもな、戦っててすごく楽しかったんだ｣と酔いだけではなく戦場にでるという憧れからなのも相混ざり頬が染まっていて）

……あす、しゅつじんしてみますか？
(日中は強く反対したものの、その様子につい口をついて言葉が出て)

え？…いいのか？（予想していなかった言葉を掛けられるとぽかんとした後嬉しそうに破顔させそう言って）

たたかいのかってがわからずとも、さいあくれんどのたかさでどうにかなるいくさばをえらべば、あるじさまははんたいしないとおもいます。
(昼間は主の名を使って反対したが、例えば維新の頃などは鶴丸の練度からしてまず破壊の恐れはない。嬉しそうな笑みにしっかりと頷いて)

それはいいな！驚きがあって楽しそうだ！（そう言うと｢明日が楽しみだな！｣と言って）

そうときまれば、ふかざけはからだにどくですね。
(言いつつひょいとお猪口を奪うと立ち上がり)
あるじさまにはぼくからはなしておきますから、鶴丸はもうねむりなさい。

あっ、もう終わりかよ〜まだ月見てたいんだけどな（そう言いながらもゴロンと横になって大きな欠伸を一つして）

おしまなくとも、はれていればいつだってつきはみられますよ。
(くすりと笑い、大人しく横になった相手に「よいこですね」と言い残して部屋を出て)

んー…（よほど酔いが回っていたのかそう適当に返事をして）

あれはあすおこしてやったほうがいいんでしょうか……ふぁ。
(心配する言葉を口にしつつも、自身も眠気に欠伸を洩らして)

【主】

おや、今剣。こんな時間まで何をして…お酒を飲みましたね？（歩いていれば前から歩いてくる今剣の姿が見え、話しかけると同時に酒の匂いがしてそう言い）

えへへ、鶴丸とのつきみざけですよー？
(へにゃりと笑いながらも丁度いいタイミングだと「あすのしゅつじんについてそうだんしてもいいですか？」と切り出し)

【主】

月見酒とは雅ですね（そう言うと｢あすの出陣がどうかしたのですか？｣と問い）

鶴丸が、いくさにでたいといっていたんです。
(「はこだてやあいづなら、あんぜんですよね？」と暗に許可を求めて尋ね)

【主】

まぁ、鶴丸が？ （驚いた口調でそう言うと｢鶴丸の練度ならば安全ですが…｣と頷いて）

さっき、さけをのみながらほんのすこしだけきおくがもどりました。
きっといまにかいふくしますし、いくさはもっとたくさんのことをおもいださせてくれるんじゃないかとおもうんです。
(今し方の出来事を話し、「なんならぼくもいきますし、だめですか？」と問いかけ)

【主】

記憶が？…そうですね、そうかもしれません。それならば、今剣よろしく頼みますよ（記憶が少し戻ったと聞けば嬉しそうな口調でそう言い）

まかせてください！
(誇らしげに胸を張って応じ、未だ朱に染まる頬のままにっこりと笑い)



(/適当な頃合で翌朝……という感じに進めてしまいましょうか？)

【主】

ふふ、頼もしいです（そう言うと頭をなで｢さぁ、明日は出陣です。早く寝なさい｣と言って）


(/そうですね、そうしましょう！)

はいっ、おやすみなさいあるじさま！
(撫でる手に嬉しげに頭をぐりぐりと押し付けて)





つーるーまーるー！
あさですよー！
(朝早く、鶴丸の部屋の前で障子は開けないものの声を上げ)

んー…もうちょっとだけ…（まだ眠いのかしてそう言うと起きる気配はなく）

はやくしないとあさげがなくなってしまいますよー？
(微かに聞こえた声に、足踏みしながら急かし)

朝餉…んー…（そう言うとむくりと体を起こしてのろのろとした仕草で障子を開け）

おはようございます、鶴丸。
(寝ぼけ眼にくすくすと笑い、とりあえず顔を洗いに行けと洗面所の方を指し)
ぼくはひろまでまってますからね、おそくなったらしょうちしませんよ！

ん、分かった（本当に分かってるのか定かでないような口調でそう言って頷くと洗面所の方に向かっていき）

だいじょうぶですかね……？
(不安半分呆れ半分の表情のままに広間へ向かい、まだ半数ほどしか揃わず閑散としたそこで昨晩と同じ席に腰を下ろして)

よっし…目が覚めた！（顔を洗い目が覚めたのかそう言うと駆け足で広間へと向かい）

はやおきすると、てつだわされるんですか……？
(廚当番に求められるままに膳を運び)

よっと…おはよう！いい朝だな！（広間に行くと数振りに向かってそう大きな声で言って）

あ、鶴丸！
おそいですよ、てつだってください！
(運ぼうと持った膳に、しかしその数が多くふらつきながら)

お、分かった！（そう言うと膳を取って）

(丁寧に、零さないよう配膳しながら二日酔いの様子もなく顔色も優れている相手をちらと横目で見て)
きのうのさけは、もうさっぱりきえましたか？

酒？あぁ、消えたと思うぜ（そう言って微笑めば「あの後すぐ寝てさ、目が覚めたら月じゃなくて太陽が昇ってたから驚いたぜ」と言って）

うんうん、ぐっすりねられたということですね！
(夜半に一度も起きなかったのだと聞けば安堵して、自席につくと鶴丸が配膳を終えるのをじっと待ち)

よし、終わりっと（そう言うと自身も席について）

はい、ではいただきます！
(手をしっかと合わせ、昨日と同じく元気よく声を上げて)

いただきます！（手を合わせてそう言うと食べ始めて）

そういえば、きのうあるじさまに鶴丸のしゅつじんのきょかをいただいてきましたよ！
(ぱくぱくと箸を進めながら、そういえばと顔を上げて)

本当か！こりゃ皆を驚かす日が来たってことだな！（そう言うと嬉しそうにニッコリと微笑み）

それは鶴丸しだいですね。
(是非とも驚く様な戦果をあげてくれ、と微笑む。更に少しだけ距離を縮めて、やや声のトーンを落とし)
ぼくもいっしょのしゅつじんですよ。

それは…どちらが戦果を残せるか勝負したいところだ（どこかライバル視しているのかしてそう言えばにやりと笑って）

……しょうぶ、しますか？
(刀の本懐として惹かれる言葉に、昨日も一戦しか出来なかったのを思い出して挑発的に口角を上げて)

驚くなよ？昨日のアドバイスを聞いて少しは成長したはずさ（そう言うとにやりと笑って）

よーし、ならいまからはんこくごにしゅつじんですね！
(きらりと目を輝かせて宣言すると、びっと指を相手に突き付けて)

ああ！受けて立とう！（こくりと頷いてそう言えば食事を再開して）

ごちそうさまでした！
(しばらくの後食事を終え、出陣前に体を温めておこうと鍛錬場へ向かいふらりと立ち上がり)

おっ、どこ行くんだ？（先に食べ終えた今剣を見てそう問いかけ）

じゅんびうんどうのようなものですよ。
(易々と知らせてはやらない、と曖昧な言い回しをして意味深に微笑み)



(/すいません、遅くなりました)

準備運動ー？本当か？（意味深に微笑む相手を見て首を傾げながらそう言い）

ほんとうですよ、いくさのまえにちゃんとからだをうごかしておくだけです！
(ぶん、と腕を振り「きょうはまけられませんからね！」と約束の話を挙げ)

はは！確かにそうだな！俺も負けないからな！（そう言うとにこりと微笑み｢きっと驚かせるからな！｣と言って）

ふふ、それでぼくにていあんがあるのですが！
(ぴっと真っ直ぐに挙手、おどけた動作とは裏腹ににやりとした笑みで)
このしょうぶ、なにかかけませんか？

賭け事ってか？そりゃ楽しそうだな！（そうにやりと笑うと｢で、何を賭けるんだい？｣と問い）

……きょうのおやつでもかけましょうか？
(賭け自体は面白そうだと思えたものの、特には思い付かず平和的な提案をして)

それは夕餉まで空腹になるかならないかの大事なものだからな…よし！いいだろう、受けて立つ！（相手の提案にそういうと微笑み）

よーし！
ではぼくはこれで、またあとで！
(交渉成立ににんまりと笑い、今度こそ手を振って鍛錬場に向かい)



(/適当なところでまたスキップさせて出陣時にしちゃって下さい！)

さて…記憶を失ってからの初出陣になるな。とんな驚きが待ってるのか楽しみだぜ…（暫くして出陣になり本体を撫でるとそう言って）


(/適当にスキップしました！このようなもので大丈夫でしょうか？)

おまたせしました！
鶴丸、わすれものですよ！
(既に準備万端な相手の元へ遅れて駆け寄り、ずいと刀装を差し出して)



(/ありがとうございます、いつも強引に進めてしまってすいません。これは蹴ってしまって良いので！)

おっと、そりゃいけないな！ありがとう！（そう言うと刀装を受け取って｢今剣はもう準備できたのかい？｣と問い）

とうぜんです！
(胸を張って答え、自身も刀装を付けるとゲートに向かって一歩飛び出し)
さあ、いざしゅっつじーん！

よし、出陣だ！（自身も刀装をつけるとあとをついていき）

(ゲートをくぐり、ひょいと戦場へ降り立ち。きょろきょろと見回すと)
さくてきはぼくにまかせてください！
あいてがゆだんしているすきに、きしゅうですね！



(/すいませんどうしても言いたくなった背後の戯言なんで流して下さって結構なんですけど、この二人の索敵台詞って案外似てますね！二人とも奇襲仕掛けたい刀なんですね！ってだけです、失礼しました)

ならば俺は穴でも掘っておくかな、きっと驚くぜ！（久々の戦場に降り立つと目を輝かせてそう言い）


(/あ、確かにそうですね！気付きませんでした)

……それ、きおくをうしなうまえにもいってましたからね。
(変わらない一面に喜んで良いのか分からない微妙な気持ちでじとりと見やり。「方陣、ですよ！」と穴を掘る隙を与えない様口早に言って)

方陣…って事は雁行陣か？（陣形を聞くとふと考えた後にそう言って）

ちゃんとおぼえているんですね……それともべんきょうしてきましたか？
(返ってきた言葉に目を丸くすると、首を傾げて聞いてみて)

驚いたか？勉強なんてしてないぜ！（そう言い胸を張ると｢さて、戦おうじゃないか｣と敵陣を鋭い目つきで見てそう言い）

ふふ、さーて、いくさだいくさだー！
(期待通り記憶に残っていたことに安心して笑い、直後一気に戦闘体勢に入ると先陣を切って駆け出し)

ははっ、それじゃあ驚いてもらおうか！（そう言うと敵陣へと突っ込んでいき）

やっつけたかずがおおいほうがかちですからね！
(通る声で宣言すると、身軽さを生かして敵の頭上から攻撃を仕掛けて)

ああ、分かった！（こくりと頷くと不敵な笑みを口元に浮かべ敵を斬り｢さて、君たちの血で俺は鶴らしくなれるかな？｣と言って）

あははっ、うえですよ！
(隙を狙い、体格の違う大太刀も一撃で仕止めて)

おっと、遅いぜ？（相手の攻撃をひらりと避けると背後に周り斬りつけて）

えいっ！
(また一体を倒すと、残りは鶴丸が相手をしているだけなのでじっと待ち)

よしっ、終わり！（最後の一体を倒せばそう言って満足そうに微笑み）

おつかれさまで……あ、
(労いの声を掛けようとするも、相手の頭上に散る桜に声を上げて)
ほまれはとられてしまいましたか……。

お？ははっ、誉は俺が貰ったが今剣も頑張ってたぜ！（そう言うと微笑み）

むー……つぎはぼくがとりますからね！
(言いつつ地図片手にぽーんとサイコロを投げて)

俺だって負けないからな！（そう言うとサイコロを見て）

とら、ですね！
(出た目に頷き、ぱっと駆けだして)

虎だな、分かった！（そう言いこくりと頷くとあとを追って）

ここのじだいでは、もうつぎがてきのほんじんなんですよ、
(ごくりと練度は十分でありながらも緊張に喉を鳴らし。なるだけ早く敵を見つけようと目を凝らしながら駆けて)

なんだ、もう敵の本陣なのかよ。まぁいい、奇襲を仕掛けて驚かそうじゃないか(もう本陣か、と思えばまだ戦い足りないのか不満げにそう言って)

こんかいはおためしのしゅつじんですから。
(不満げな相手を宥める様に伝え、再び前方に視線を戻すと凍り付いて)
……え、

お試しか…どうした？（今剣が凍りついたのを見て自分たちの練度では余裕であろうこの場所に何か異変でも起きたのかと思いそう問い）

けびいし……まずいです鶴丸、てったいのじゅんびを！
(時代も場も関係なしの相手に気付き、病み上がりの鶴丸と自分の二振りでは無茶だと慌てて撤退指示を出そうとして)

検非違使…？でもよ…あいつら、俺たちをすんなりと返してくれそうにないぜ？
（じっと目を凝らせば検非違使の姿が目に入り、検非違使の纏う禍々しさは先ほどの敵とは格が違うとすぐに分かる程で。撤退するにもタイミングが悪かったのか、相手は既に気付いてる様子で背に冷や汗が流れる感覚を感じながらそう言い）

う、く……。
(同じく逃れられないことを悟れば、自身の本体を構えて。記憶は無いにしろ練度は高い為、恐らくは相手もそれに見合うだけの強さなのだろうと隣を気遣わしげに見上げて)
……いけそう、ですか？

ははっ、いけるに決まってるだろう？検非違使だろうが驚かせてやるさ（そう言うと本体を構えて隙を逃さぬようにとじっと敵陣を見て）

あいてのじんけいはわかりません、きをつけていきますよ！
(索敵の失敗に表情を曇らせながら、今度こそ重傷までは負わせまいと内心決意しながら一歩踏み出して)

ああ！驚かせるとしよう！（そう言うと慎重且つ大胆に、と内心で言い聞かせ検非違使の元へと駆け出し）

そーれ！っ、
(敵の不意を突いて切りかかるも、やはり一撃では下せないことに歯噛みして)

ははっ…格が違うな。けど、負けないぜ！（やはり一撃では倒せずにもう一度、と踏み込んで）

あいたっ、ああもう！
(倒しざまに敵の刃が掠り、苛立たしげに傷を拭って駆け)

いいねぇ…そうこないとな！（槍相手には部が悪かったのか攻撃を受けると殺意のこもった瞳で睨みつけ斬りかかり）

つーかまーえたっ……と！
(隙を突いての攻撃を幾度か繰り返し、ようやく一体を倒して一瞬の間息を吐き)

よし…他には…っと！（ようやく槍を倒せばふっと息を吐きつつ敵を探し始め、視界に入れば駆け寄っていき）

……っふ！
(大太刀と切り結ぶも、体勢が整わず拮抗する形となって)

今剣もやばい感じか…？（ちらりと今剣を見ると大太刀と拮抗している様子でそう呟きすきを見て敵を斬り）

ぼくが、つかまった……！？
(拮抗は大太刀が押し切る形で崩れ、左肩をばっさりと斬られ。焦った表情が途端、すっと冷めて眼光は鋭くなり)

今剣！（遠目からでも今剣が押されているということは明白で、そう叫ぶと敵陣を駆け抜け今剣の元へと駆け寄っていき）

……もうおこった！ほんきでいきます！
(中傷になったのに呼応して真剣必殺を発動させ、勢いのまま大太刀を一撃で沈めて。肩で息をしつつ寄ってきた相手に「だ、いじょうぶですよ！」と戦意に溢れたままの笑みを見せて)

そんな驚きはいらないぜ（どうやら敵は狩ったようで、安心しつつ担ぎ上げれば｢よーし、帰還するぞ！｣と言って）

う、わっと、だいじょうぶっていってるじゃないですか！
(担ぎ上げられたと気付けば、ワンテンポ遅れてじたばた暴れて逃れようとして)

ダメだダメだ！何かあったら困るしな！（暴れている今剣をがっしりと掴むとそう言って帰還用のゲートへと向かい）

ううう……。
(不満げに唸るも脱出は諦め、相手の背をどつくことで抵抗を示し)

いてっ、おいおい…俺だって怪我してんだから叩くなよ（そう言い苦笑するとゲートに入っていき）

みためとおなじあつかいをしないでください！
(口を尖らせ、ゲートを抜けると到着したからもういいだろうと、傷に触れない様注意しながらも一層抵抗を強めて)

はいはい、着いたぞ（そう言いながら降ろすと｢手入れ部屋？だったよな、そっちに行けよ｣と言って）

……さきにあるじさまにほうこくしてきます、鶴丸こそさきにていれべやにいってきてください。
(ぶすっと頬を膨らませながら、手入れ部屋の方向を指さして)

はいはい、分かったよ（そう言い苦笑すると手入れ部屋へと向かって行き）

あるじさまー、ただいまかえりましたよー？
(傷を片手で抑えながら、主の部屋の前でぴょこぴょこ跳ねて呼びかけて)



(/あけましておめでとうございます。昨年はこんな素敵なトピに参加させて頂き本当にありがとうございました！今年もどうぞよろしくお願いします！
それから当方の勘違いでしたら申し訳ないのですが、別トピでの審神者さんも貴方様でしょうか？(レス返のタイミングがいつも同じなので)　もしそうだとしたらどちらのトピでも共々よろしくお願いしますね！)

【主】

おや、お帰りなさい。ご苦労様です、今回はどうでしたか？（無事に帰ってきた様子で安堵し労いの言葉をかけたと同時につん、と鼻をつく鉄の匂いがして｢…今剣、怪我をしていますか？｣と問い）



(/あけましておめでとうございます！いえいえ、こちらこそこのようなトピで素敵なお相手様とお話ができ嬉しいです。どうぞよろしくお願いしますね！
おや、バレてしまいましたか(←)そうです！当方ももしかしたら…？と思っておりました！こちらこそ共々よろしくお願い致します！)

……けがくらいたまにはしますよう。
(ふい、と主の視線から目を逸らして珍しいことではないと主張して。ぺたんとその場に座り込むと)
けびいしに、であってしまいました。

【主】

検非違使…？確認不足でしたね…すみません。二人とも深い傷を負ったのですか？検非違使相手ならば無理もありませんし…（検非違使が出たと聞けば自身の資料を見返してそう謝罪を述べると共に強力な敵の相手をしたということは怪我をしてもおかしくないと思いそう述べて）

いままであそこでけびいしがでたことはなかったんですから、あるじさまのおちどではありませんよ！
(ぶんぶんと首を振り、誰にも予想出来ぬことだったと訴えて。怪我の度合いについてはふふんと誇らしげに笑い)
ぼくはちゅうしょうですけど、鶴丸はけいしょうでした！たいしたことはありませんでしたよ！

【主】

二人とも重傷でなくて良かったです…そう言えば、鶴丸が先に手入れをしているのですか？（安心したように微笑むと共にそう言えば彼の姿を見ていないと思いそう訪ねて）

はい、さきにていれべやにいかせました。
(尋ねられたのに頷いて答え、「ぼくもこのあといくのでおていれおねがいします！」と片手を上げて)

【主】

ええ、手入れしますよ（こくりと頷けばふと疑問が浮かび｢鶴丸は…戦でなにか思い出していましたか？｣と問い）

たたかいかたは、もうむかしとあまりかわりませんでした。
じんけいもちゃんとおぼえていた？おもいだした？みたいです。
おとしあなをほろうとするのもかわっていませんでした。
(一つ一つ指折り数えながら、だんだんと微妙な表情になりつつも挙げていき)

【主】

ふふ、そうですか。少しでも思い出せたのならば良かったです（そう言い微笑むと｢さあ、手入れ部屋に行きましょうか｣と立ち上がり）

はーいっ！
(中傷ながらも元気に返事をして立ち上がり)

【主】

さあ、二人とも傷を見せてください(手入れ部屋に着くと先に入っていた鶴丸も含めそう促して)


主、聞いて驚くなよ！今回の戦で色々と戦い方は思い出したんだぜ！(傷を見せつつそう胸を張り自慢げに言って)

(ぐいと着物をたくし上げて主に見せつつ耳は鶴丸の話に傾けて)

【主】

ええ、今剣から聞きましたよ。以前と変わらなかった様ですね（自慢げに話す姿を見ればくすりと微笑み2人の手入れをし始めて）


今剣も頑張ってたからな！すばしっこいし驚いたぜ（そう言い微笑むと今剣の頭をわしゃわしゃと撫でて）

つ、鶴丸だってやりあいてにすごかったですよ！
(撫でられればはにかみ笑い、相手もまた記憶の欠けを感じさせない戦い振りだったと讃えて)

はは、これでも刀だぜ？（讃えられるとニッと笑って｢あ、どっちが結局勝ちなんだ？｣と言いながら手入れされているのをじっと見ていて）

……
(問いにひいふうみいと何度か指を折るも、よく分からなくなったのか首を傾げ。「あとであるじさまにしょるいをみせてもらいます」と記録を後ほど確認しようと決めて)

【主】

ええ、後で報告します。さあ、治りましたよ。どこか不自然な所とかはありませんか？（手入れを終えると息をついてそう言い）



俺は特に…ないな！（手入れされると着物を着直しつつそう言い）

ぼくももんだいありません！
(ぐるぐると腕を回し、その場でぴょんと跳んでからVサインして見せて)

【主】

さあ、結果を見に行きましょうか（そう言い立ち上がり）

ふっふっふー、しゆうをけっするときがきましたね！
(ちらと鶴丸を悪戯っぽく横目で見て自身も立ち上がり)

俺がきっと勝ってるはずだぜ！（そう言うと｢だって隊長助けたんだしな！｣と胸を張って）

う、
(言葉に詰まるも、「たおしたかずですからね！たすけられるまえにぼくだってたくさんきりましたから！」と言い返して)

ははっ、俺だって助ける前に沢山倒したんだぜ？（負けじとそう言えば部屋に着いたらしく忙しく｢なあ、主どっちだ？！｣と問い）

ぼくですよねっ！ぼくですよねあるじさま！
(負けてたまるかと主の部屋に首を覗かせ同じく問い)

何言ってんだ、俺だろ！な！（騒がしく言いながら主の答えを待っていて）


【主】

結果を言いますね…二人とも倒した数は同じ。つまり引き分けです（騒がしい二人を見て苦笑しつつそう言えば｢なので勝ち負けはありませんね、二人ともご苦労様でした｣とクスクスと笑い）

ひき、わけ？
(その答えに目を丸くして固まり、すぐに意味を把握すれば「えー!?」と声を上げて)

なんでだよ！数え間違いとかじゃないのか？！（そう言い反論しても主からは｢引き分け｣としか言われずに腑に落ちない表情で）

……おたがいひとつずついうことをききますか？
(同じく腑に落ちぬ顔ながら、例の約束は無しではつまらないだろうと提案して)

…そうだな、それでいいぜ。今剣から言いなよ（こくりと頷くとそう言って腕を組み）

(では、と相手の片手をひょいと握ってにやりと笑いかけて)
きょうの鶴丸のおやつはぼくのものですよ！

なっ…！本当か？！（おやつはいつも楽しみにしていた為、それが今日はないと言われるとそう言って）

なんでもいうことをきくやくそくですからね！
(ご機嫌で早くも倍になるおやつに思いを馳せつつ、「鶴丸のおねがいはなんですか？」と聞き返して)

んー…そうだな、今宵限り厠に誰も連れていかないってのはどうだい？（きっと短刀はみな怖がりだろうと憶測してニヤリと笑えばそう言って）

……それで鶴丸がいいのなら。
(子供扱いするなと怒る前に、同じ平安生まれと分かっていない相手の様子に脱力してやや適当に)

よし、じゃあそれで決まりだな！君、騒がしくして済まなかったな。それじゃあ菓子でも…ってないのかあ…何しようか？（満足気に微笑めばそう言い報告を聞いたとしても騒がしかったな、と手を合わせて主に謝り。さて、何をしようかと考えるも特に思いつかないため眉を寄せて）

なにかおてつだいしましょうか？
(自分もまた騒いでしまった、と思い至れば今更ながら口を押さえて。詫びに渡す品など持ち合わせてはいない為、何か手伝える仕事は無いかと問いつつ、ぐいと鶴丸の腕を引き)
さわいだおわびです、ぼくとつるまるとでなんでもしますよ！

【主】

そうですね…中庭の草を抜いてもらいましょうか（何かする事は無いかと考える仕草をした後そう提案して）


おいおい、俺たちは刀なんだぞ？全く…驚くな（また内番かとため息をつけぱそう言って）

くさむしり？ちょっとめんどうだなぁ……でも、おわびですからね！
(むう、と畑当番のとき同様にぼやくもののこくりと納得して、鶴丸の腕を引いたまま早速庭に出ようとして)

おいおい、このままじゃ汚れちまうだろ（腕を引っ張られるとそう眉を寄せながら言い）

うちばんようのふく、いっしょにとりにいきましょうか。
(進行方向をやや変えて、内番服のある先を目指しつつ)

ああ、仕方ないからな。内番なんかを刀がするだなんて酔狂な事だよなあ（そうぶつぶつと言いながらもあとをついていき）

ひとのからだをえたいじょう、ひとのいとなみをまねるのもいっきょうではありませんか。
(くすくす笑いながら入った部屋から相手の内番服取ってやり、ぽんと手渡して)

いつか人間になってしまったらそれこそ驚きだな（苦笑混じりにそう言うと内番服を受け取って）

ただのかたながこうしてからだをえるんです、なにがあったってぼくはもうおどろきませんよ。
(手早く内番服に着替え、相手を待ちながら「くさむしりはおもしろいむしがみつけられるから、すこしだけたのしいですよ！」と急かして)

(/こちらもお待たせ致しました！)

面白い虫か…それを使った驚きでも考えるか！（何を思いついたのかにやりと悪戯っぽく笑えば手早く着替えて）

みみずのおおきさ、しんきろくでますかねー！
(また悪戯を思いついた様子の相手を微笑ましげに見やり、たたっと勢いよく庭へ飛び出して)

そのミミズをそうだな…小狐の部屋にでも投げ込むか？（大きなミミズを見た小狐丸の反応を想像したのかおかしそうに笑えば｢そうだな、ざっと10匹はいて欲しいな…それを袋にでも詰めて…｣と考え出し）

っふふ、かみつかれぬようにだけ、きをつけなくてはいけませんね！
(記憶の上では鍛錬場で手合わせした際に一度会っただけの相手にそんな命知らずな悪戯を仕掛けられることに驚き半分、しかしその内容に興味半分でにやにやと笑い。まずは本命の草むしりからだと雑草を早速抜き始めて)

おっと、噛み付かれるとは驚きだな。本当に狐じゃないか（噛み付かれると言われるとそう言い｢油揚げでも渡せば許されそうだな｣と笑って）