鶴丸国永 2015-12-01 18:35:15 |
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なつかしい、ですか。
(今しがたまで何をしても記憶の欠片さえ出てこなかった鶴丸の、その一言に目を見張り。記憶が完全に復活の望みを絶たれたのではないのかと安堵の息を吐き)
やはり、からだはおぼえているものなのでしょうか。
ふふふ、それは鶴丸ががんばっておもいだすことですねー。
(笑い、煎餅には手を出さず鶴丸の戸棚から出てきた菓子の一つを手に取りひょいと口に運んで)
んぐ……おいひいです!
鶴丸もどうぞ!
(煎餅ばかりというのもどうだろう、と戸棚からの菓子もいくつか鶴丸の方に渡して、そろそろかと茶を湯呑みに注ぐ。鶯丸の様にこだわりがあるでもなく大雑把な入れ方だが、まあ良いかと自己完結して)
はい、あついからきをつけてくださいね!
このあとは……どうしましょうかね。
(鶴丸に続いて湯呑みを手に取り、茶を一口含むとぽつりとそう告げ。やや薄味の茶に渋い表情になり、気を紛らわす様に鶴丸の方を見れば未だにミスマッチ感を発する髭メガネが目に入り、更にげんなりとして)
……ほかのかたなにでもあいにいきますか?
それともぼくとてあわせでもしましょうか?
んー…皆の所に行って顔覚えもしなければいけないな。でもその手合わせってのは何なのか気になるし…(そう言いながら茶を飲むとほぅ、と息をついて)
どのみちたんれんじょうにいけばだれかいるとおもいますけどね。
(茶を飲む目の前の表情を窺いながら)
鶴丸は、おぼえているかたなはいないのですか?
このほんまるにきてからでなく、かつてのあるじのもとでしりあったむかしなじみなどは?
さっき今剣が言っていた燭台切っていう刀のことが何か引っ掛かるような気がするんだよな…(そう言うと髭メガネにも飽きたのか外して「ま、気のせいだと思うけどな」と苦笑して)
じゃあこれをかえすついでにいっしょにいきましょう!
(湯呑みに残った茶を熱がりながらもぐっと飲み干し、薬缶と一緒に盆に置くと掲げて見せて)
薬缶どうも…(そう言い廚に入っていき、机に薬缶を置くとそこにいた人物を見て)
【燭台切】
おや、鶴丸くんも一緒かい?…覚えてるかい?燭台切光忠と言うんだけど…(にこりと微笑むとそう自己紹介をして)
……、
(ああ、燭台切は鶴丸の記憶の件を把握していたのかと先程の去り際の意味深な台詞で抱いていた予想を確信に変えて一人納得。次いで鶴丸はどんな返しをするのやら、とちらりと鶴丸の方を覗き見て)
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