刃生を全うした刀剣が集う場所を刀剣たちはこう呼んだ。
―浮春(ウキハル)の世と。
そこは花が咲き乱れ、平穏な日々が約束される地。
そして、その地と相対する場所もあった。
―狂華(キョウカ)の世。
そこは闇夜に覆われた世界。
闇へと堕ち、鬼神となった刀剣たちの集う場所。
ある時、相対する世界の軸が歪み混ざり合い新たな地を生み出した。
それは『光陰の地』と呼ばれる場所。
ここでは、今まで相対していた二つの世が交わったせいで様々な混乱が起きていた。
刀剣たちは思った。「これから、どう生きれば良いのか」と。
これは、『光陰の地』で生きる刀剣たちの話―
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