青と緑の住処

(暫くストーブの前でぬくぬくと体を暖め、部屋全体の温度がある程度高くなれば上着を脱いでその辺に置き。どっこいしょ、とおっさんのような声をあげて床に座れば「何時くらいから撮り始めんの？」と寛ぎながら尋ね)

あー、じゃあ30分後くらいかな。
(相手の問いに緩く首を傾けては暫しの間の後、上記を告げてはその場の床へとごろんと寝転んで)

りょーかい。起きなかったら起こしてくれ。
(時間を聞けば後20分くらいは寝てもいいかとスマホでアラームをかけ、床に放ってあった毛布を引っ張ればそのままくるまり寝そべっては仮眠をとり)

絶対時間に起きないでしょ、
(仮眠を取り始める相手を見遣りながらぽつりと呟いては、先程貰った包みに目を遣れば手に取りゆっくりと包装を開けていって)

んー…。
(五分も経たずにすぐに眠りにつき、口元まで被った毛布が柔らかくて気持ちいいのか緩やかに微笑みながら頬擦りをし)

…、
(包装を開ければ自分好みのネックレスが入っていて自然と口元が緩み、気持ちよさそうに眠っている相手へと視線を向けては「有難う、」と小さく呟いては柔らかい相手の髪を優しく撫でやり)

…えふ…びー？
(眠りが浅かったのか頭に何かが触れた感触で目が覚め、頭上にあった相手の手を握ると瞼をゆっくりと開けては低く小さな声でぼそりと名前を呼び)

ｯ…お、もう起きたの、?
(突然手を握られてはﾋﾞｸ､と肩を跳ねさせ慌てて手を引っ込めるも、耳を仄かに赤く染めつつも、ぎこちない笑みを浮かべつつ問い掛けて)

んー…。それより、何かした？
(スマホをちらりと見ればまだ十数分しか寝てないことが分かり適当に返事し、むくりと起き上がって自身の髪をくしゃりと触れば悪戯と勘違いしたのか不審そうに尋ね)

あ、いや…別に何も…、
(相手の問い掛けに気付かれたかと顔を赤く染めては、見られない様にと顔を背けてしまい)

…？あっ、開けたんだ。これ、どうだった？
(様子のおかしい相手に脳内にクエスチョンマークが浮かび不思議そうに首を傾け。包装が剥がされた自身からのプレゼントが目に入ればすぐに食い付き、気に入ってもらえただろうかとそわそわ落ち着かない様子を見せながら問いかけ)

あ…えっと、良かったよ！こういうの凄い好きだわ！
(未だ慌てた様子で呟いては手にしていたネックレスを見遣りながらぎこちない笑みを浮かべており)

…あ、いや…別に、いまいちならそう言ってほしいんだけど。
(感想とは裏腹にあまり良い表情をしていない相手に眉を潜め、若干俯いては言葉を詰まらせながらもしょんぼりした様子でぽつりぽつりと呟き)

っ…違う、プレゼントの事じゃ無くて…、
(何やら誤解している様な相手に慌てた様に首を振っては、「頭撫でてたの、ばれたかなって…」と若干頬を染めながら小さく呟いて)

へ…？頭…なで…え？あっ…いや、えーっと、別に気にしないデス。ハイ。…へへ。
(最初何のことか分からずきょとんとした表情で首を横に傾けるも、何故頭上に手があったか漸く合致し。自分は構わないという主旨を何故か片言になりながらも説明すれば、急に恥ずかしくなり照れ笑いをしながら自身の頭を少し触り)

…引かれると思ってたんだけど、
(何故か照れ笑いしている相手を見ては不思議そうに首を傾けつつ上記を呟くも、取り敢えずは誤解が解けたので良いかと此方も笑みを浮かべて)

まあ、嫌ではないし。あれ？でも何で撫でたの？
(髪を弄りながらへらへらと笑っていたが今更疑問に思い、若干相手に近付けばじっと見つめながら理由を聞き)

え…いや、寝てたから…何となく。
(告げられた言葉に困った様に眉を下げるも、へらと誤魔化す様に笑いつつ告げては緩く首を傾け)

寝てたから…？まあいいや。
(教えられた理由がいまいちピンと来ず、復唱して首を傾げるも深追いはしまいと切り替え。解除を忘れていたアラームが鳴れば「んじゃ、動画撮ろう」と腰をあげてはゲーム機の準備をし始め)

…お、おーけい！
(相手の様に直ぐに切り替えは出来ないものの、実況に支障はきたせないと無理にテンションを上げては隣へと腰を下ろしてはCoDを起動して)