イーゴ 2015-11-27 01:45:08 ID:16fa57fe9 |
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りょーかい、ブラックがいいかな。
(扉の向こうにいる彼女に届くくらいの大きさで言うとその場にあるソファに埋まるように座り込んで。実を言うと餌が食べたかったのだが美味しいものは後に取っておく主義なので今は我慢をして、外へと旅をして知ったのだがコーヒーはなかなか珍しく腹持ちがよく緊急の空腹を抑えられると重宝していて。甘い甘い砂糖やドロリとしたミルクもいいけれど、あまり甘すぎるのも好みではなくホロリと苦い方が性に合っていて)
畏まりました
(ブラックのコーヒーなんて何処で知ったのだろう。人間の嗜好品、そんなものを好んで飲むだなんて少し想定外だった。しっかりと豆を挽いていれたてのコーヒーを広間に持って入りリライトの前に置く。血の匂いがこびりついた広間にコーヒーの香りは何だか異質だった)
(行き違いごめんなさい、そのまま続けてしまいますね)
イイカオリだねー…血の香りとよくマッチしてるよォ
(ゆっくりとカップを取り、出されたコーヒーの香りを深く吸い込むとうっとりとした恍惚の表情でほう…と息を吐いて。こくりこくりと飲み干すとドロリと黒い雫が唇にたれ、それをぺろりと舐めとるがどんどん下に垂れていくためものすごい状況になって)
イーちゃんヤバい、どんどん垂れてく
…子供(ガキ)ですか
(無表情にそう呟くとテーブルの上の布を手に取り服に滴った黒を拭った。口元も拭ってやりながら思う、これでよくも外の世界に出ていけたものだ。拭き終えた布を畳みながら小さく息を吐いた、何をしているのだか)
辛辣!でも吹いてくれるから優しいよね
(ガキなんて呼ばれるのは久しぶりで少々厳しめのお言葉にわざとらしくヒィ!なんていってみて。自分より年下の筈の彼女がだんだん己のお母さんに見えてきてクスリと笑うと、びちゃびちゃに濡れたシャツを脱ぎはぁと一息ついて)
イーゴママー、コーヒーおかわりー
綺麗に食事も出来ない主人におかわりを出すわけが無いでしょう
(汚れたシャツを拾い上げ洗濯が大変そうだと目を伏せる。おどけたような声に冷静に淡白に告げるとカップを下げようと手を伸ばした。執事だからいつでも従順に、だなんて出来るわけもない)
名前 オリヴィア
性別 女
種族 吸血鬼
その他 吸血鬼の癖に血を飲むのを好まず、無理矢理飲まさないと飲まない。
参加希望です、不備があれ言ってください。
イーゴ・リライト
執事と、誰かな?
(執事広間に入ってから数分たち、外を見ていたが暇になってきたので執事が入って行った部屋に入り。一人は数分前に話していた人だけどもう一人は、知らないので尋ねて見て)
(オリヴィアさん、よろしくお願い致します)
(広間に入ってきた人間は桜だった。頭を下げてそっと壁側に寄る。手に持った汚れたシャツも、布も、早急に洗わなくてはシミになる。あと、忘れかけていたあの血塗れであろう部屋もだ)
all
血が足りない…
(冷たい風が頬を擽る。フードが風に揺られて外れそうになるがそれを手でしっかり抑えて。はぁ、と1つため息を吐くと胸辺りの服をぎゅっと握りしめる。眉の間が自然と皺がより苦しそうな表情になり)
参加許可ありがとうございます!
…。
(遠くから聞こえた声に顔を上げぼんやりと窓の向こうを見ようとした、が、そこにあったのは分厚いカーテンだった。少し迷ってから廊下へと足を踏み出す。何も無い廊下を進んでいれば何かあるのではないかと。いや、あるわけもないのだけれど。ふと壁にかかった蝋燭が1つ消えているのに気がついて火をくべた)
>桜
あ、俺?
(誰と言われ一瞬頭にクエスチョンマークが浮かんだが、次には自分のことだとわかり己を指差して。この屋敷に自分を知らない者がいるということを忘れていたため”そーいやそーだわ”と能天気に考えつつ、シャツを着ていない半裸のまま此方こそ初めましての人間さんに近づき左手を伸ばして)
初めまして、俺はリライト。吸血鬼だよ。
…。
(半裸で手を伸ばす姿に半ば呆れ嘆息する。あれで吸血鬼、人間よりも立場が上の捕食者だなんて誰が想像できるか。餌となった人間の気持ちは残念ながら食べられたことのない私は想像出来ないししたくはないけれど、彼の餌になった人間にはほんの少し同情の念が湧いた)
(/レスが流れてしまったので申し訳ありませんがレス蹴りしますね)
>>ALL
……確か、厨房はこっちだった筈。
(紅茶を飲み干してもう随分経つ。屋敷の探索をしたいという思いはありながらもその途中でこの屋敷の住人に会うことが、認めたくないが正直恐ろしく、広間のソファに座ったまま身動きとれないでいた。しかしここにずっと居座っている方が誰かと接触する可能性が高い、ここは広間、皆が使うであろう場所なのだから。空になったカップとティースプーン、それからミルクと角砂糖、全て持って片づけに向かう。いくら屋敷に執事がいるとはいえできることは自分でしておきたい。彼が敵ではないとはいえ、味方でもない以上迂闊に借りを作って置きたくは無いのだ。例えそれが仕事で、それ故に借りには数えられないとしても。これは気持ち的な問題であった。随分暗さに目が慣れ、迷いの無い足取りで歩みを進めては広間から厨房に繋がる扉に手をかけ)
リライト
リライト・・・覚えた。
(相手の名前をもう一回繰り返して、覚えたので覚えたと告げて。相手が手を出しているのを見て、同じく手を出して握手をして)
僕は、桜。よろしく。
…リシェ様
(そのようなことは私が。扉にかけられた手に触れて動きを制して微笑んだ。貸し借りはない、私の仕事がただ、主人のために餌を美味しく保つことなだけだ)
>>イーゴ
……気持ちは嬉しいのだけれど。
(手に触れられると驚きのためかびくりと肩を強張らせ。続けて相手の顔に視線を移すとその顔に浮かべられた微笑みに安堵しつつも困ったように眉を八の字に下げて。「私、こういうのを誰かに任せっきりで自分は何もしない、なんてのは落ち着かないの」と、肩を竦めつつ述べ)
…でしたら申し訳ないのですが、広間の奥の蝋燭が数本消えているのです
(自分の身長では少し苦しいその位置、普段は椅子を運び火をくべている。そちらの方に火をくべてはいただけませんか?カップをそっと手で取りながら告げた。黒い部屋を照らす明かり、これが消えては人間は生活できないだろう)
>>イーゴ
あ……分かったわ。
(相手の手に移ったカップを目で追うも、代わりに手伝いを任されたことで一先ずは満足し、頷いて。踵を返し、消えた蝋燭に火を灯しに行こうとするも思い出したように相手の方を振り返っては「火は、その辺にある火が付いた蝋燭から移しても良いのよね?」と首を傾げつつ念のため確認して)
…ええ、そうしていただけると助かります
(扉を開け途中でかけられた声に振り返り返した。人は生きる意味を仕事ややりがいのあることに見出すらしい。だとすれば、私はそれを認めるだけだ)
(テーブルの上に置かれた燭台を手に取り、広間の奥に目を向け消えている蝋燭の位置を確認する。それからそっと近づいていき蝋燭を見上げた。少し高いが自分ならば手を伸ばせば楽に届く距離だ、椅子を運ぶ手間が省けたと僅かに笑みつつ、手を伸ばして火を移す。さて、次の蝋燭を……と、また足を進め)
さて、面白半分で黙ってみるとこうなるとは… 。新しい発見だ。
(近寄った後一言も話さずに気配を消すと文字通り居なくなる様で苦笑いを浮かべて。それなら皆が移動した場所に自らも入ろうと三度歩き出し扉を開けば蝋燭を付けて回る者、上半身裸の者、個々が様々な状態でおりその愉快さに思わず吹き出して)
…ロクなものじゃあないな
(吸血鬼なんて。厨房の端にある水桶に水を汲みそこにコーヒーで汚れたシャツを放り込むと小さく呟いた。半分本音、半分嘘。そのろくでなしの御陰で生きながらえているのは紛れもない事実だ。蝋燭が唯一の光である厨房で握った果物ナイフでクランベリーに切れ目を入れた)
アハハハ…ブッフォゴホゴホ!!
(吹き出した後笑いすぎたか、盛大に咳き込み涙を浮かべながらふと広間にイーゴがいない事に気付いて)
あやつ、何処へ…。まぁ、多分彼処だ。
(上半身裸のリライトに居ないイーゴ、これで察する事の出来ない者の方がおかしい。そう考えながら徐々に足の方から無数の蝙蝠へと変化し厨房へと向かう)
…羽音?
(指先を冷たい水の中に晒しシャツの汚れを擦っている時に聞こえた物音。近づくそれは確実に意志を持っているが、足音ではない。首を傾けつつ濡れた手を拭うと感覚のない指先を擦った)
>all
…さてと、俺ちょっと散歩してくるよ。じゃあ後でねー
(パチンと指を鳴らし服を牧師服へと変えるとモノクルを押し上げて。上記を発したと思えばその場にいる人々に投げキッスを送り広間を出て、ぺたしぺたしと足音を立てながら廊下を歩くと何処かから鞄やステッキなどが飛んできてリライトの手に収まり、玄関で靴を履くとガチャガチャと音をさせながら外へ出かけて)
…リライト様は外出
(聞こえた声に小さく呟いて目を伏せる。頭のどこかでしっかりと記憶しておかないと人間は残念ながら色々なことを忘れていく。そう、例えば餌に出す紅茶はそのまま、主人達に出す紅茶には少しだけ血を入れるとか。そんなことまで。棚を開けて小さな小瓶の中を覗けば残りの血は僅かだった)
………暫くは俺の紅茶を控えろ、血が足りなくて不味い。
(イーゴのすぐ近くに蝙蝠が集まりそれを黒々とした煙が包む。その煙の中から出て来るなり文句を述べながら見た開いた棚の中、一際輝きを放つ少ない赤い血。暫く考える素振りを見せれば妖しく笑い)
…足りないなら俺の部屋にあるぞ。昨日、壊れたばかりだ。
(本命は只の掃除、しかし今は血の確保の口実を付けてやらせる事ができるし丁度1つ玩具が壊れている。それにリライトも外出…働かせる最高条件だった。)
…畏まりました
(やはり血の量を減らしつつ入れていたのはバレていた様で味は不味かったらしい。唐突に現れた主人に頭を下げると、このような場所に来られては困りますと続けた。部屋の掃除、血の調達、壊れた玩具。すぐに壊れる玩具が悪いのか、壊す主人が悪いのか。どちらにしても血に汚れたシーツを抱えて床を磨く事が最優先事項か。溜息を吐きつつ頭を上げて主人を軽く睨みながら、簡単に壊れる玩具に手を出さないでいただきたいものですね、と告げた。リライト様の外出時に人間を広間に残したまま人間の自分が部屋の掃除に向かうのは少し不安があるが、まあ良いか、餌がどうなろうと関係はない)
……直ぐに出ていく。玩具は部屋の真ん中、血もたっぷり溜まってるから好きなだけ絞りとれるぞ。
(軽く睨まれ指摘されると簡単に壊れる方が悪い、と言わんばかりの顔で純銀のナイフを半ば押し付ける用に渡せば目線を例の小瓶に移して。本来は死体から血を取るためのナイフ、ただこのナイフを使えば吸血鬼の自分を殺す事だって可能…ただリライトは別だが。その可能性を相手も知っている筈、そのような淡い期待をしながら厨房を今度は歩いて去った)
…。
(黙ったまま頭を下げるとナイフと小瓶を持って廊下に面した扉から厨房を出た。暗い廊下を早足で進みグラッシュの部屋の扉を開ける。嫌な程に鼻につく匂いに口元を袖で押さえた。部屋の奥にある窓を開けて、部屋の真ん中に戻れば転がっている玩具。見下ろして、床に小瓶を置いて、震える指先でナイフを握ると唇を噛みしめながらその玩具の真ん中に突き刺した。小瓶を傾けて血を取りながら目を強く閉じる。手に残る突き刺した時の感覚、血の匂い、触れる度に自分が人間ではなくなっているようで嫌だった。冷や汗が止まらない)
よしよし…。そうか…やったか……。
(先程人の姿に変身する際、腹の部分にあたる蝙蝠が一匹居なかった。どうやら自室にいたようで今、帰って同化した。すると蝙蝠が見てきた光景、空いた窓、突き刺さるナイフ、血を取る執事…。そこまで見えるとおぞましく笑い早足で怯えているであろうイーゴの元へと向かう)
…疲れた
(脚が震えて使い物にならない。今まで何度かそうじをしたことはあったが、ここまで酷いのは初めてだ。ナイフを抜いて近くにあった血濡れのシーツで拭うと小瓶の蓋を閉じる。餌ではない玩具、餌よりも執事よりも可哀想な結末。死んだ後でさえ人間に刺されるとはどんなに気分が悪いか。血に濡れた指先をぼんやりと眺めながら込み上げてくる胃液を飲み下した)
>all
ただいまーっ!
(カチャリとドアを開けてニコニコと屋敷に入るとステッキと鞄を指指しで移動させて。何もなく平然としたようにふるまってはいたが牧師服と革靴にはべったりと血が着いており色が変わっていて、新鮮な血の匂いがぶわりと香っていて)
…っ
(肩を揺らして顔を上げる。この部屋と同じくらいに香る血の匂い。頭の奥がぐらぐらしたのはきっと地の匂いを強く嗅ぎすぎたせいだ。餌ならこの屋敷にたくさんある、住む環境だって私が整備して差し上げる。そんなことを思っても震える足では何も出来ないか)
>イーゴ
あ、イーちゃん居た。
(いつもは嫌々ながらも出迎えてくれるはずの執事がいない、屋敷中ペタペタと歩き周りやっと見つけたのは同居人の部屋で。部屋を覗き何してるかと思えば血の採取と来たからつくづくグラッシュも趣味が悪いなと人の事は言えないが思いつつ、怯えきったその顔に興奮している己がいるのもまた事実であって。ペロリと唇を一舐めすると己の欲望を心の奥底に隠して、いつも通りのテンションで部屋に入るとみっけたと言わんばかりに指差して上記を発して。美味しそうだと思いながらも表には出さず、ゆっくりと彼女に近づくと彼女の目線に背を合わせ、眉を下げ顔に安堵の表情を浮かべて。と言ってもこれは彼女の弱みに突け込もうという魂胆なのだが)
…ただいま。よく、頑張ったね。
…リライト、様
(足音、血の匂い、近付く気配に顔を上げた。お帰りなさいませ、座ったままで失礼します。そう言おうとしたのに、出てきたのはリライトの名前だった。解っている、その笑みが罠だと解っている。でも、残念ながら私は人間らしい。緊張と恐怖の糸が切れた瞬間に、一気に込み上げた吐き気と嗚咽に下を向いて耐える。冷や汗が頬を伝って落ちた)
名前
飛鷹 湊(ひだか みなと)
性別
男
種族
人間
容姿
身長178cm体重72kg健康的で程よく筋肉がついている、髪型は癖が強い黒のショートヘア瞳の色も黒
服装は紺のワイシャツに赤いネクタイ、その上に黒のピンストライプのベストと同じ素材のスラックスに黒の革ベルト、靴はダークブラウンの革靴
性格
自由奔放でマイペース思った事は直ぐに口に出す、行動的でときたま鋭い事を言う。それでいて仲間思いな性格だがその反面、自身の事については興味が無くまるで他人事の様に淡々と振る舞う
一人称は僕、二人称は君、名前に君又はさん付け
備考
とある理由で樹海の中でさ迷っている所を拾われた、身の上話は聞けば答えるが自分からは話さない。趣味はゲーム(種類は問わず)でスポーツも好き
(/参加希望です、不備がありましたらお願いします)
>>all
うわぁ……変な時間に寝ちゃったな。
(食後の夕寝から起きて部屋から出れば、何時もより濃く感じる鉄の臭いに顔をしかめ。ふと廊下の窓から見える柵越しの三日月を見ると呟いて、誰か居るであろうロビーの方へと歩いていき)
(/許可ありがとうございます、改めて皆様よろしくお願い致します!)
(ふと目を向けた廊下、餌。森をさ迷っていた所を連れてきてしまった餌だった。ふと自分の手に目をやれば赤い血が光っている、こんな姿で人に会っては驚かせるだけか。ため息をついて目を閉じる。気配を消した)
>>イーゴ
? 誰か居るような気がしたんだけどな……
(なんとなく人の気配がするロビーへ顔を出せば人影も気配も見当たらなく、首を傾げると廊下よりも強くなった臭いにここでなにかあったのだろうかと思い周りを見渡してみて)
>イーゴ
…耐えなくて大丈夫だよ、それが普通さ。
(名前を呼ばれるとは思わず少し驚くと再び笑みを漏らして。先ほどから耐えていたのだろうか、ぽたりと汗が落ち彼女の顔は真っ青に変わっていて今にも吐いてしまいそうなほど異様に体が拒否反応を起こしていて。自分にも良心はあるつもりだ、血のついていない手を彼女の背に当てさすりながらできるだけ優しい声で上記を囁いて。己に着いた血の匂いも大変そうなためパチンと指を鳴らしシャツとスラックスに着替えると「ごめんな、他人の服は変えられなくて…」と彼女の血のついた服を見て謝り。「肩を貸そうか、抱き上げてもいいけど」と珍しく躊躇を見せながら彼女にこの部屋から移動しようと言って)
>湊
ばぁ‼︎…びっくりした?
(いつもの通りにぺたんぺたんと裸足で屋敷内を歩いているとロビーに接した廊下から見慣れぬ男性の後ろ姿を見つけ、新しい餌かと納得するとそろそろと近づいて。上記の叫び声を発しながら後ろから抱きつくとすぐに驚いたかと問うて)
>>リライト
うぇあ!?だ、誰!?何これ!新手のアトラクション!?……えー、え?えぇー?
(静けさからの急な叫び声といきなり抱きつかれて変な声を上げれば、慌てて首を後ろへと向けると初めて見る顔で動揺と驚きで自分でもわからない事を口走り。一頻り驚いた後に落ち着きはするが今置かれている状況に戸惑い)
…大丈夫です
(ありがとうございます。リライトにそう小さく返して冷や汗を拭う。優しい声、その声は本物ですか?目を伏せて、それから足に力を入れてふらつきつつも立ち上がるとナイフと小瓶を拾った。廊下から聞こえる声、きっとさっき見かけた湊が屋敷を徘徊しているのだろう。教えてやりたい、下手に歩き回ると待っているのは玩具のように残酷な死だけだと)
声…2つ。いや、3つか……。
(ずいぶん時間が掛かったが自室の前の角へと辿り着く。すると飽きる程聞いた2つの声に混じり新しい声。面白くなりそうだと思いながら角を曲がり三人の前に姿を表して)
…グラッシュ様
(現れた影に声が震えた。自分の胸ポケットにしまった小瓶が何かを訴えているかのようで目を伏せる。ゆらりと立ち上がったまま頭を下げるとナイフを差し出した。お借りしました、だなんて呟いて)
>>グラッシュ
あ……えーと。こん、ばんは?
(また新たに現れた人に頭の整理が追いつかずとりあえず挨拶をすれば、思わずこんにちはと言いそうになりそう言えば今の時間が夜だと思い出し)
>グラッシュ
はは…久しぶり、グラッシュ。
(見ていたことはわかっていたがなかなか現れなかった彼にそういえばこいつに会って居なかったことを思いだし、ゆっくり同居人に近づくとするりと首元に手を回し、ふわりと彼に抱きつくと上記を耳元で囁いて)
(リライトとグラッシュ、湊の様子を眺めてから思い出したように手を伸ばして血に濡れたシーツ触れて小さく息を吐く。これだけの汚れを落とすのは無理か。何もかもが血に濡れたこの部屋で生きた血の匂いを発する湊と、死んだ血の匂いをさせる壊れた玩具。ミスマッチさに眩暈がしそうだ)
えぇと……あ、そうだ。はじめまして、飛鷹湊って言います
(他の仕事へと行ってしまったイーゴを尻目に仲の良さそうな2人を交互に見て段々と気まずくなったのか軽く愛想笑いをして、「宜しくお願いします」とお辞儀をして自己紹介をして)
…湊様
(行きましょう、そう呟いて震える足のままシーツを持つと扉に向かって歩く。グラッシュ様にまで怯えた表情を見せるのは癪だったし、何よりもこの2人の元にまだ屋敷に不慣れなこの人を置いていくわけにも行かない)
>>イーゴ
あ、はい……顔色悪いけど大丈夫?
(返事をすれば再び2人にお辞儀をしてイーゴについて行き、声や震えている相手の様子を見て「風邪?」と心配しながら聞いてみて)
all>
静かね…
(辺りを見ながら真っ暗な夜道を歩いている。いつものように深くフードを被っていて、その隙間から真っ赤な瞳が見える。血の代わりのして飲んでいたトマトジュースを片手に、1人のんびりと歩いていて。)
大丈夫です、大したことはありません
(前を向いて廊下を進みながら厨房に隣接した洗い場へと向かう。蝋燭の明かりはいつだって不安を煽る色をしていて腹が立った。餌は餌らしく、執事は執事らしく。そんなことを思っても人間は結局人間だ)
そう……あれ、誰か見える
(そう言われるが心配なものは心配なので相手に「体調が悪かったら休んだ方が良いよ?」と一応言っておき、広いがやはり薄暗い厨房や洗い場を見渡すとふと窓から暗くて見えにくいが外に人が歩いてるのが見えて)
…なにっ
(喉が渇いて手に持っていたトマトジュースを飲もうとするが、突然感じた誰かの視線にぶるっと身震いして、辺りを見渡し人の気配を探す。大きな建物の所を見つめ一つ一つの窓を確認し人がイルカ確認する。そして、1つの窓に大きな影を見つけて、そこを目を細めるとじーっと睨めつけるかのように見つめて)
>>オリヴィア
……あれ、立ち止まった
(歩いていた相手の動きが止まり何かをしている様だが暗いため相手の顔がわからず。何かあったのかな、位の認識でその人影を見つめ続けていて)
飛高>
……。
(こちらを見ている相手に威嚇するかのように見つめる。息の根を止めてやろう、と考えてしまう。そして行動に移そうとするも建物の中には入ろうとしない。1人じゃないと思ったから。腕を組んではどうしようか考える。とりあえず相手を呼び込もうと手招きしてみる。)
>>オリヴィア
?
(手招きをされると何か用事かな?と呑気に考え、一応イーゴに言おうとするが仕事の邪魔になるだろうと配慮し、厨房にちょうど勝手口があったのでそこから相手の方へと歩いて行き)
飛高>
…なにかようかしら?
(窓からの影が消えた所を確認し、こちらに来ているのが分かった。まさか本当に来るとは思ってなかった。相手は警戒心などないのか。少し驚いたが顔に出るほどではなかった、少し経つと相手の姿を見つけてフードを深く被り直す。そして、遠くから相手に声を掛けて。)
>>オリヴィア
?いいえ?誰か居るなーって見てただけで……
(聞かれた事に首をかしげながらも答えて。相手の声で女性だとわかり、見つめていたのが失礼だったかなと申し訳ない気持ちになって)
飛高>
…そうだったの。ごめんなさい、変な勘違いしてたわ。
(素直に謝った相手を見ては悪い人ではない事が分かり、勝手に勘違いをしてしまった自分の恥に目を合わせられず、横目でこちらも申し訳なさそうに謝る。)
…っ、
(すると、突然喉が熱くなる。人間の相手を見て血が欲しくなった。下唇をぎりっと噛むと苦しそうに喉に手を添えて、もう片方の手で相手の服を掴み己の前まで引っ張ろうとする。)
>>オリヴィア
あ、いえ、こちらこそ失礼な事を……
(相手に謝られてしまい慌てて言葉を紡ごうとするが気の利いた言葉も出てこなく「とにかく、ごめんなさい!」と、頭を下げて)
あの、大丈夫……わっ
(苦しそうにする相手を心配するように声をかけようとすると突然胸倉を捕まれ。女性の、人間の力とは思えない力に抵抗もする暇も無く相手の前まで引っ張り出され)
飛高>
っ…。
(血を欲してる今の状態では己の力の制御など出来ず、引っ張って相手を寄らせた相手の肩の方の服を無理やりずらし、大きく口を開けて相手の肩に噛み付こうとする。)
>>オリヴィア
ぅあ……!
(肩を噛み付かれ相手の牙が自身の皮膚を突き破り、鋭い痛みに体を強ばらせると反射的に相手を引き剥がそうとするが、脳の処理が追いつかないほどの恐怖と傷口を更に広げる牙とで身じろぎ一つもとれずただ小さく身体を震わせて)
飛高>
…ん。
(久々の血の味、口の中で広がる甘い味にとろけそうになる。首に手を回して抱き寄せる感じになり、震える相手の体に愛らしさを感じ背中をさすって落ち着かせようとして。)
>>オリヴィア
あ……
(屋敷内で嗅いだ物とは違う自分自身の血の臭い、未だに続く肩の痛み、人間では無い者に血液を吸われているおぞましい感覚に普通なら叫び声や意識が遠のいたりするはずなのに優しくさすられた背中に安堵感を覚え、先程までのが嘘のように大人しくなって)
飛高>
…驚かせてごめんなさい、
(相手の血のおかげで潤った喉に満足し相手から離れる、牙を刺した穴から真っ赤な血が垂れてきているのを己の服で拭き取った。そして、自分の強引な行動に罪悪感を感じて苦笑いを浮かべながら相手に謝る。そして相手の頬に手を添えて触れてみる。)
飛高>
…驚かせてごめんなさい、
(相手の血のおかげで潤った喉に満足し相手から離れる、牙を刺した穴から真っ赤な血が垂れてきているのを己の服で拭き取った。そして、自分の強引な行動に罪悪感を感じて苦笑いを浮かべながら相手に謝る。また相手の頬に手を添えみる。)
>>オリヴィア
あー、いいえ……いや、いいえって理由じゃないけど……
(ここでお気になさらずなんて言えれば良いが常軌を逸した出来事をそんな言葉で済ませられるような精神は持てず、体調に異常を来たすほどの血液は抜かれていないが何となく頭がぼーっとしていて。ふと頬に感じる相手の手に人間の温もりを感じれず、何故か無意識に瞳から涙が溢れて)
…。
(オリヴィアの元へ向かった湊の背中を見てから自身は厨房へと消えた。シーツを水につけ、そのまま水道の水をコップに注いで飲み下す。シンクを掴んだ手が震えていた。ズルズルと床に座り込んで目を閉じ、壁に背中を預けて息を整える。息苦しかった)
飛高>
…え、ちょ、なんで泣いてるのよっ
(謝っても決して軽く許される事ではないと思っていたその時、相手の優しさにはよく気づいた。改めて申し訳ないと思った。ふと何か、相手の頬に添えてた手が暖かい物に触れて相手の顔を見ると涙を流している姿があると、目を見開いて焦りだす。私を怯えているのか。そう思いながら。)
>イーゴ
…頑張り屋さんのイーちゃん。
(イーゴが寄りかかっている壁からズルリ…と手が飛び出し、つぎには足が、頭が、そして全身が壁を通り抜けて。目を閉じている彼女には分からないほど己の気配を極限まで消し音も立てず彼女の背丈までしゃがむと、上記を聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いて。彼女が目を開いても見えないように彼女の目元に掌を添え、グッと近づくと前髪に口づけを落として)
っ…
(触れた指先、見開いた視界は真っ暗で前髪に触れた熱に思わず手を伸ばしてリライトの服を掴む。頑張り屋、違う、ただ自分は餌のように食べられても執事としてこの屋敷で生かしておいてもらうために動いているだけだ、口には出来ないけれど。紅茶を、お入れします、だから、離れてください。そう呟いた声はしっかりと発せられることはなく、掠れた音をして冷たい床に落ちた)
再生の力、破壊の力…。破壊が勝つのか、それとも再生か……。
(久しぶり、と言いイーゴの元へ行ったリライト。相手の能力は自分の持つものと正反対の物だった、それなら少しは自分を楽しませてもくれるのか、壊れやすい玩具よりも楽しいではないだろうか。そう考ええていると突如回りの窓ガラスが高い音を立てて無数の破片になり散った。)
(遠くで聞こえた破壊音。その音を発したのは窓ガラス、そしてその犯人も理解した。また散らかされた、そう思うよりも先に、次に壊されるのは私か餌か、という不安すら過ぎった)
(笑みを浮かべて散乱したガラスの上を歩き自室に入って。扉を閉めれば動かない玩具で遊ぼうとイーゴから返された純銀のナイフを素手で取り出した。握る手に激痛が走りナイフを取り落とす、そこには火傷の用な跡が残った。もう一方の手を向け握るとナイフは砂のような形になり消え去った。)
>イーゴ
変なイーちゃん…掴んでちゃ離れられないよ。
(掠れて落ちた言葉とは裏腹に己の服はしっかりと掴まれていて。ガラスの割れる音に笑みを深くすると、目元を手で押さえたまま首元に口づけをして、そこから辿るように上へ上へと口づけをし頬に辿り着くと、ちゅう…っと一段と大きなリップ音をまるで誰かに聞かせるように鳴らして。あいつなら聞こえたかな…と考えながら口づけを落とした首元から頬にかけてを焦らすようになぞりだして)
…っ
(掴んでいる手を緩めようとした直後に首筋に触れた熱に驚いて再び手に力を入れてしまう。見えない世界と首筋に触れる熱とその向こうにあるであろう牙に恐怖を覚えた。それでも発せられる言葉は残酷に優しくて、それが罠だとしても手を伸ばしてしまいそうだ。遠くで聞こえたガラスを砕くような音に小さく息を飲んだ。小さくグラッシュ様?と目の前にいるのがリライトだと解っていてもそのガラスを割った本人の名前をうわ言のように呟いてしまう)
>イーゴ
…ふふ、あいつのこと考えたっしょ。
(彼女があいつの名前を呼んだ瞬間、言いようもない気持ち悪さが全身を駆け巡り思わず彼女の首筋に噛み付いていて、口内に広がる血の生暖かさにじんわりと満足感の様なものを覚えて。すぐに首筋から牙を抜くと、次にはパチンと指を鳴らし噛んだ痕を少しだけ残しながら治して、目元から手を外し、上記を悪戯した子供のように笑いながら言って。リライトは今まで知らなかった、感じたこともなかった独占欲という感情に酔いしれていた)
いっ…
(首筋に走った痛みに目をきつく閉じて、生温かい何かが流れていく感覚に無意識に溜まっていた涙がこぼれ落ちる。抜かれる瞬間に微かに息を飲んで外された手に目を開ければ悪戯っ子のような笑みを浮かべるリライトがいた。完全に治されることのない傷、彼なら簡単なはずなのに。餌でもない自分が噛まれたこと、それよりもその行動が理解出来ずに、ただ小さく、リライト様と呟いた)
>イーゴ
くっきり見えるよー、その痕。
(執事服ではマフラーでもしなければ絶対に隠せない痕をねっとりと舐めるように見ながら、いやにくっきりを強調して上記を発して。ふと気づけば目は潤み零れ落ちた涙が彼女の頬に伝っていて、美味しそうだなぁ…なんて思いながらその涙を親指ですくうと自然に先ほどわざと残した噛み痕にぐりっ…と染み込ませて。涙もやはり塩水、傷口に染みるだろうと知っているのにやる己の性格の悪さは天性の物なので治りはしない、と開き直りながらもまだぐりぐりとまるで痕を広げるように、染みるように、何も考えさせないように。そうしながら耳元で甘く官能的に囁いて)
俺のもの…って、しるし。
(彼の瞳はじわじわとピンク色に染まってきていた。本能を抑えじわじわと弄ぶように、じっくり嬲るように堕とす…それが彼のやり方で。だが今回は少しだけ違うことがある、彼が独占欲を知った、というほんの小さなこと。たったそれだけで彼の狂気は何十倍にも増幅して、さらに猟奇的に変わる…それはまだ、誰も知り得ないのだったが)
…私は
(貴方様のものではありません。そう言おうとした言葉は拭われた涙とそれが擦り込まれた痛みで小さな悲鳴となって消えた。傷が開く痛みでまた涙が滲む。それでも唇を強く噛んで耐えながら目の前の肩を押した。隠せない痕、執事として変えられない立場、それを解っていても悔しさが滲む。睨みつけるように顔を上げた先、目の色が徐々に変化しつつあるリライトを見て、小さく息を飲んで身体が震えた。優しい声をかけてくれた彼と違う人に見えたのは何故なのか)
>イーゴ
…っなんてね!ビックリした?
(グリリ…と強く染み込ませた、次の瞬間パッと彼女から離れニッコリと爽やかに笑い、上記を発して。「冗談だよー」とケラケラと笑いながら言うと、もうその瞳は元の群青色に戻っていて)
…嫌いです
(そう言って首筋を押さえると、そう呟いて立ち上がる。それと、このような場所に来られては困ります。そう告げて、背を向けると背伸びをして棚から救急箱を取り出すと中から包帯を取り出した。大袈裟に見えるかもしれないが血の匂いを撒き散らすよりはマシだろう。それでも、一瞬でもその欲が、チラついた独占欲が、私の為のものだったらどんなに良いだろうと思ったのは人間のずるさだ)
>イーゴ
うわ辛辣ー!
(そういいながらも心中はもっとドス黒く今だ欲がふつふつと湧いており。これで第一段階はクリア、もう少しで…そんなことを考えていても笑顔は保っていて。ニコニコと溢れる笑顔で再び彼女に近づくと先ほどの悪どい笑顔に戻り小さな声で)
…さっきの、忘れんなよ…?
(と囁いて。すぐにふにゃりと笑顔を浮かべると彼女の頭をぽんぽんと撫でて、来た道を戻るように壁をすり抜けて)
っ…
(忘れるな。その言葉がぐるぐると身体中を縛るように回って消えていった。頭に触れた手、それすらも鎖のように重たくて、リライトが消えた後もただ包帯を持って立ちすくむ。もしかして、もしかしてだけれど、何か危ないものに手を出してしまったのではないか。そう思い至るのに時間はかからない。首に包帯を巻くべく、鏡のある部屋に行こうとそっと廊下に面した扉を開ける。できる限り気配を消して、暗い道を早足で進んだ)
……彼奴、まさか執事に手を出したか。
(もう消えない傷を白い手袋で隠し、玩具も砂の用な形にし『片付けている』と口付けの音と弱いが自分の名前が聞こえる。そして今、壁を通った能力。扉を開ければ目を閉じ集中を初め回りの気配、そして再生の能力者に気付こうとして)
…消えない
(自室、というには暗くじめじめとした部屋の中、割れた鏡に写した首筋にはくっきりと二点の痕が付いていた。グチグチと嬲られたそこは青紫に小さく変色していて目を細める。包帯を巻いて暫く過ごすか、それよりもあのピンクに光った目は…知らないことはまだ多いらしい。ふと、片付け途中だったあの汚れた部屋が気になった)
…美味しいわねこれ。
(人間がよくいる場所、公園のベンチに座ってる。冷えきった所ではあるが己は何も感じない。公園に来る前、コンビニに寄ってあんまんを買ってそれを頬張っている。口の中で広がる甘いあんこ、ほかほかしていて気に入った様子。思わず初めて食べた物に感動しぽつりと独り言を呟いて。)
…静かだ
(異様に静かな屋敷の中はなんだか寂しい気がしたが、私が外出できるのは何かしらの命令があった時だけだ。中庭なら許されるだろうか、ふとそんなことを思い包帯を巻いた首を撫でながら屋敷の外、中庭に出た。白薔薇が咲いている。綺麗だが不気味だった)
>グラッシュ
…さーて、いきますか。
(自室に戻ると真っ先にソファへとダイブして。上記を呟きニタリと嫌らしい笑みを浮かべて、右手をくるくると回すと先ほど砂の様なものになったはずのグラッシュが持っていた純銀のナイフが握られており。何を思ったかいきなりそれを左手の親指にプスリと突き刺すと、親指からは血とは思えないほど黒々と濁った液体が流れ落ちて。するとなんとも言えない禍々しい雰囲気がどろり、どろりと徐々に溢れるように立ち込めてきて)
(ジョーカー様は初見でしょうか?)
っ?
(血の匂いに反応して顔を上げる。中庭に吹き抜けた風が冷たい気がした。目の前の白バラが散る。散って、消えて、なくなった)
………お前か。
(リライトの部屋に気配…そう感じると体を蝙蝠に変化させ外に出て窓から相手の後ろへと飛べば人間に戻りボソリ呟いて。煙たい程辺りに立ち込めた禍々しい雰囲気を破壊しながら『再生』の能力を使い壊したナイフを持つ相手が転がるソファーへと寄りかかって)
…ここには勿体ないくらいに綺麗ですね
(そう呟いて白薔薇をつつく。こんな黒く暗い屋敷よりもっといい場所があっただろうに、植えられて育っている彼らはある意味捕まったのかもしれない。その白薔薇の並を片手で撫でるように歩きながら中庭を進めば大きな門の前で立ち止まった。ここから先は外だ、出ることはない、餌を獲る以外は)
(手を伸ばして門に触れる。鍵はかかっていないからか、揺れて開いた。久しぶりの外は落ち葉が落ちていてすっかり冬のようだが、屋敷の中で生活を繰り返す私には関係がなかった。手を伸ばして落ち葉を拾うと手に持ったまましばらく眺めてみた)
>グラッシュ
俺以外にいるとでも?
(バサバサッ…と唸るコウモリの羽音と共に新たな気配が入り込み、己の気配を消していって。呟きを茶化すように返すと、人型になった彼のタキシードの背を左手でクイと引っ張ると同時に親指の液体を擦り付けて)
……あまり執事には手を出すな。色々面倒だ。
(擦られた液体を疎ましそうに手袋で拭えば手袋を能力で消し去りながら先程聞こえた音と廊下の気配を思い出し短く言って。お前はいつから人間に手を出す奴に成り下がったんだ、そう訪ねて庭にいるイーゴを指差して)
…あれは
(ふと視線を感じその方向を向いてみればなにやらこちらに指を指しているらしいグラッシュ様。頭を軽く下げて後ろ手に門を閉める。紅茶でも飲みたいのだろうか、だとしたらいれなくては。屋敷に戻る道を歩きながらありもしない明るい世界を求めた)
>グラッシュ
つまみ食いくらいでそう嫌そうな顔で見るなよ〜
(そう言うとニタリと笑い首を傾げて。不機嫌そうな彼にぐっと上半身を上げ近づくと、手を伸ばし相手の胸倉を掴んで己の馬鹿力でこちらへと引いて、己の先ほどのイーゴの血で赤黒くなった口と彼の口とを合わさるようにしようとして)
…寒いですね
(小さく呟いて広間に踏み入ると薪をくべる。そして火を起こしてから次の部屋に回った。リライト様の部屋も、オリヴィア様の部屋も、グラッシュ様の部屋も桜様も皆、皆…何部屋回ったことだろう。あまりの多さに右腕が筋肉痛になった)
オェッ……いつからそんな趣味になった。
(先程イーゴがつけてくれた暖炉の火で横顔が赤く照らされる。相手を突き放し避けきれなかった部分を左手で拭いながら右手で【自室の掃除の中止と休養を許可する】この用な手紙を書く。書いた手紙を蝙蝠に渡しイーゴの元へ届けさせながら気持ち悪そうにリライトを見て上記をポツリ呟く。)
…私は
(受け取った紙。大丈夫です、と言おうとした。けれど、それは嘘だ、そんなことはすぐにバレる。目を伏せて「ありがとうございます」と呟いて誰もいない厨房で頭を下げた。人間であるから、駄目なのか。あの程度のことで、と主人は思うのだろうか。本当に優しいのは再生の吸血鬼か破壊の吸血鬼か。痛む頭に苦笑してそっと厨房の古い椅子に腰掛けた)
……そうか。
(戻ってきた蝙蝠を軽く撫で同化させイーゴがどの様な言葉を返したかを取り込みふっ…と柔らかく微笑んで。とは言ってもただ単に玩具の確保をする時に壊れると困る勝手な都合で休ませたのだがそんなこと知る余地もないし与えたくない。)
そんな訳ないジャーン。人間の味見だよ、あ・じ・み。
(少しよろめいた後体制を整えて上記を述べると、どうだった?と言わんばかりに小首を傾げて。再びソファへと体を預けると右手に持っていたナイフをジロジロと眺めたり掌の上で弄び始めて、そんな事をしつつも左手ではパチンパチンと指を鳴らし、しばらく留守にしていたため所々に傷がある屋敷を勘だけで補修していって)
…これは
(厨房の壁、いつだかにひび割れたそれが目の前で消えた。リライト様だろうか。そしてまた目を閉じて深く息を吐く。言ってくださればいくらでも人間を撮りに行く、その餌の手入れだってする。だから、自分を食べないでくれだなんておかしな話だという自覚はある。けれど。包帯の上から傷を押さえて小さく息を吸う。痛かった、痛かったのだ)
だからと言って俺に口付けをするな!
(水で口を濯いでから珍しく大声でやや怒鳴りながらツッコミを入れ険しい顔で相手を見て。しかしナイフを持つ相手に迂闊に近寄ると大怪我を負う事になるのは目に見えている為そこにあった花瓶をリライトの顔面めがけて思いっきり投げ付ける)
…部屋を散らかさないでいただけますか
(グラッシュからの手紙の内容を思い出した後、ふらふらと廊下を進み何か仕事を探していると聞こえた大きな声。軽く扉を叩き開けてみれば口を拭うグラッシュと嫌味に微笑むリライトがいた。破壊と再生、相反する2人が同じ部屋にいるだなんて滑稽な世界だ)
…っかー…いったいなぁ。
(一直線に己に向かってくる花瓶を薄笑いで見ていると近づくにつれてスローモーションに見えてきた、次の瞬間パァンっ!と顔面で爆ぜた花瓶は花びらのように一枚一枚はらはらと儚く床へと落ちていって、そして、元の花瓶に戻っていて。あの攻撃を受けて顔面は血だらけ、と思いきやモノクルが大破しているのみで顔面はおろか鼻先さえも傷ついてはいなく、薄笑いは最初から最後まで変わらずに。薄笑いは崩さず吐き捨てるように上記を発するとモノクルを丁寧に外して)
っ、リライト様
(覗き込んでいた、だとか、そういうことよりも身体が動く。破裂音に怪我をしていないのだと解っていても手を伸ばして思わずリライトの顔に触れた。お怪我はございませんか?どこも傷付いてはおりませんか?指先、掌に破片が当たって浅く切れた。それよりも何よりも、グラッシュに向き直る。グラッシュ様、いくらなんでも花瓶は危ないかと
イーゴ離れろ‼︎
(イーゴの手が触れてすぐにそう怒鳴って。イーゴと呼ぶのは実に何年ぶりだろうか、そんな呑気な事を考えているもう一人の自分に呆れて。ハッと我に返ったかのように「…ごめん、イーちゃん」と言うと次の瞬間には元の笑顔になって「片付けは俺がやるから、イーちゃん白薔薇摘んできてくれない?」と彼女を遠ざけるような言葉を口にして)
っ…畏まりました
(怒鳴られたことに驚くよりも、反射的に手を離し距離を置き、頭を下げたことに驚いた。犬じゃないか。本当に久しぶりにリライトに呼ばれた自分の名前に更に深く頭を下げると踵を返して中庭に向かう。きっとあれは人間の知らない吸血鬼の世界なのだ)
ったく…怒るなと言われた方が無理だ。それに馬鹿には荒治療が必要だ、それに御前より其処らのコメツキバッタの方がよっぽど偉い。
(自分に取って吸血鬼になる前~今まで、一度も口付けは愚か執事メイドを除き手を握った事すらないのに何故ファーストキスがこいつなのかと思えば余計腹がたってきて。荒治療のとどめとばかりにリライトをコメツキバッタと比較し言葉を吐き捨てて)
(庭に向かう途中、聞こえたグラッシュの声に小さく笑ってから中庭に出た。白薔薇。噎せ返るような香りと人間が好む美しい花、中庭に咲き誇るそれはいつだって同じ姿をしていて四季を忘れそうになる。胸ポケットから枝切りハサミを取り出すとその薔薇の脇に座って眺めた。切るのがもったいないとすら思う)
それは…まぁ否定しない
(徐々に頭が冴えてきたらしく苦笑いを浮かべて、自分でも先ほどの己は何処かおかしかったのでコメツキバッタと比較されても無理はないと感嘆して。ソファに座り直し「悪い、ちょっとからかいすぎたわ」と相手の目を見て謝りの言葉を口にすると、珍しく沈んだような表情を浮かべて)
(目を閉じて薔薇に頭を寄せ目を閉じる。眠気が酷かった。恐らく貧血、それから緊張状態からの解放。まだリライト様とグラッシュ様は話をしているだろう。少し眠っていこうか。そうしてバラの香りに包まれながら目を閉じれば、右手から枝切りハサミが冷たい石畳に落ちた)
……此方も悪い、初めてを取られた位でやり過ぎた。…でも次はやるなよ?そしたら多分殺る、いや絶対殺る。
(うっかりカミングアウトするも気付かずに軽く笑うが最後の一言には殺気がたっぷり詰まっていて。笑顔で包装された箱をソファの隣にある机に置き明るい声で『いつだっけ?不明だから今日渡す誕生日プレゼント。』といい顔をそらして)
…え、何、ドッキリ?
(殺気を出されたと思えば笑顔を魅せられ、そしてそっぽを向かれ、不覚の事態に思わず真顔になり純粋に首をかしげて。徐々に事態が呑み込めたのか少しずつ顔を緩ませると、ソファから起き上がりグラッシュに近づいて)
ツンデレかよ…ありがとう、グラッシュ。
……ドッキリと思うそのめでたい頭に雪玉詰め込んで冷やした方が良かったか?
(ツンデレやらなんやら言われれば頭を指で二回ほどつつきそのまま手を開き【頭、パァ?】と笑いながらジェスチャーで伝え相手の肩に手を置いて、イーゴはどうするつもりだ、まさか彼処までやっておいて諦めたのか、と全く今までの流れに関係無い話題をわざと出してみて)
…白薔薇
(ふと目を覚ますと指先が冷えきっていた、ああ、そうだ、白薔薇を取りに…。数本切るとそれを持って屋敷に入った。どうするというのか、解らないものを運ぶのは違和感がある。2人は紅茶を飲むだろうか、ふと思いつき厨房に入るとお湯を沸かした。血の小瓶を眺めながら)
…それはノーサンキューだな
(片眉を下げて苦笑いを零すと、手の置かれた肩に首を乗せて。諦めたかと聞かれたら小首を傾げ「諦めた?ンなわけないじゃん」と当然とばかりに発して、次の瞬間には嫌らしい笑顔で「青い実は熟すまで待つものダロウ?」と)
……、
(いれた紅茶、2カップ、摘んだ白薔薇を銀盆に乗せ、主人2人が居るであろう部屋の扉をノックしようとしてやめた。聞こえた声。息を殺した。どうやらこれから先はただの執事として生活できるかどうか解らないらしい。思案するように目を伏せてから一瞬逃げようかと思った)
……この屋敷の整備及び俺達の周りの事は全てイーゴがやっている。掃除や玩具の調達、紅茶の血までな。
(嫌らしい笑顔で笑う相手を見て目を閉じイーゴの仕事、そして屋敷での役割を簡単に説明すれば目を開けて『イーゴが居ないと、何も回らなくなる。回らないと困るだろう、玩具がなくなり、紅茶が飲めなくなる。その他にも色々だ。手を出すならば、壊れない様にな。』と自分が言えたことではないが、リライトの心に少しでも残る様に言って)
…私は餌ではありませんよ
(小さく息を吐くとノックをして部屋へと踏み入る。紅茶をお持ち致しました、それから白薔薇も。そう告げて近くのテーブルに置く。背を向けたまま、小瓶に入った血を数滴ずつ垂らした。首に巻いた包帯の向こうでは傷は塞がっても痣のように青紫の痕が残る。お食事でしたら餌をどうぞ。そう告げつつ振り向いた)
だいじょぶダヨ〜2人とも心配しないで
(ニコニコとした明るい笑顔に表情をコロリと変えると、彼女がとってきた白薔薇をもらって。「イーちゃんが熟すのはまだまだもっと先、忘れた頃に来るカラ」と自分なりの食べごろを解説しつつ薔薇を己の額に近づけたと思いきやいきなりブツリと棘を刺して。何時もよりも勢い良く出てきた血はダラダラと顔全体を覆うように流れ出し、やがてすぐに固まり出して)
……、
(本来なら止めるべきなのだろうと思う、けれど、主人の行動に口出しをすることは許されない。目を伏せ、逸らし、赤く染まった白薔薇を見据える。食べ頃ではない自分に安堵したことも事実。紅茶はいかがしますか。そうリライトに問いかけた)
……出血多量でそのままいってこい。
(馬鹿か、と言うように言葉を吐き捨てれば自ら紅茶を取り吟味すれば軽く頷いて『これなら、今後出しても良い濃さだ。』と言い一気に飲み干してハンカチで口元を拭えばカップを盆の置き白薔薇、今は赤薔薇を横取りしようと手を出して)
勿体ないお言葉です
(頭を下げ、カップを受け取ると小さく息を吐いた。安心はした。けれど血の匂いに慣れることは無い。燕尾服にこびりついた血の匂いを消すにはどうしたらいいのかわからなかった)
…ちょっと酷くないー?
(パチンと指を鳴らすと固まった血はボロボロと剥がれ落ち液体へと変わって、先程の花瓶の小さな破片がその液体と共にパラパラとおちてきて。「破片取るためにやったのにさー…」と2人の変なものを見るような目が気に入らなかったのか子供のようにぶつぶつと文句を言い始めて)
(そっと屈むと床に布と共に手を伸ばしその血と破片を拭う。自身の指を切るようなミスをしないようにする、当たり前だ。ふとリライトの靴に付いた血を見て上を見上げて問いかけた。「触れてもよろしいですか?」)
んー?…優しくしてねー?
(どうやら靴に着いた血を拭ってくれるらしくわざわざ許しの言葉を乞う彼女に、語尾に音符マークが着きそうなくらいわざとらしく上機嫌で返して。刺しっぱなしだった薔薇を外すと、先程の行為で所々紅く染まってしまった白薔薇の花を愛でるようにながめだして)
優しく…
(小さく反復するように呟いて、そっと靴に手を添える。布で血を拭えば元通り、だろうか。そっとその足を持ち上げて、その爪先に口付ける。爪先への口付けは忠誠だったか、意味なんてない、ただ、汚れを取るためだけの行為のおまけ。リライトの手にした薔薇から赤が垂れる、一滴の赤が頬に落ちた。)
………白薔薇か赤薔薇、どちらかにしろ。斑薔薇は認めない。
(ポカンと口を開けて眺めていたグラッシュとリライトのやり取り、リライトの持つ薔薇の花を見て白薔薇に滲んでいた血を『破壊』で元々の色に戻してみようと考え右手で何かを握り潰して、手を開く様な動作をすれば掌の上にはリライトが持つ物とは違う、血の色が抜けた薔薇が1つ、小さくなってあった。)
…それでは、私は認められませんか?
(リライトの靴先から顔を離してグラッシュを見やり、意地悪く問う。薔薇ではなく雑草だけれど、頬に垂れた赤、それが班なのだとしたら認められないのだろうか。綺麗な白薔薇、穢れないそれが羨ましいと思ってしまうのは自分が汚れたからだろうか)
名前:レオ
性別:男
種族:人間
備考:オカルトに興味津々。黒色のコートを着ている。
(参加希望です!
>>all
この屋敷に吸血鬼がいたら面白いのに………夢みたいな事が起きるわけないけどね。(屋敷の廊下を歩きながら呟き
(よろしくお願いします!
…如何されましたか
(揺れた影、人間の気配はやはり吸血鬼のそれとは違うようで廊下を進む気配に声をかける。もちろん自分自身も人間であるが、吸血鬼の世話をする立場上、気配の差には敏感なのだろう)
>イーゴ
えっと吸血鬼がいるかと思って、、、いるはずないですけど、、怖いの大好きなんですよ(一瞬ビクッとなりながらもイーゴの方を向けばニコニコした表情を見せて
なぜ、いないと?
(不思議そうに聞き返しつつ首を傾ける。まるで飛んで火に入る夏の虫、世の中には知らない方がいいこともある。困ったように微笑んで、いたらいいですね、だなんて返した)
>イーゴ
いたら怖いじゃん?所詮ファンタジーなんだよ。(数秒考えれば疑問を話すみたいな喋り方でイーゴに指差し話し「いたら仲間にするのが僕の夢さ」とニヤリとしながら言って。
…そうですね、いたら怖いですね
(小さく呟いてから肩を揺らして笑う。仲間に、ですか、殺されないでくださいね。なんとも言えない、掴みどころのない餌の登場か?これはきっとあの2人も楽しめる…そう思えばやることは1つだ。会わせて差し上げます、吸血鬼様に。首を傾けて、レオに向けて笑った)
……今のお前は、全ては染まり切っていない。いつかお前が真っ赤に染まったら、その時は誠の白薔薇として認めようか。
(突如投げ掛けられたイーゴの問い掛け。『認められませんか』それを聞けば赤こそが美しいと思う自分の考えを、玩具と話しているイーゴには聞き取りにくい小さな声で返答をして。そして先程からイーゴと話している玩具がいる廊下に通じる扉を開きニヤリと笑う何も知らない憐れな玩具の方を眺めて此方も妖しく笑った。)
…ああ、これは
(目を後方へ。これはこれは、我が主。頭を嫌味のように恭しく下げて、それから告げる。吸血鬼様。嫌がらせのように玩具に微笑んで、それから言ってやった。ほら、貴方様が待ち望まれていた吸血鬼様ですよ。私は残念ながら主人たちの手中には落ちない。赤に染まる気もない。けれど、こうして絶望の淵に立たされた人間を見る度に、心のどこかで自分は大丈夫だと安堵しているのだ)
イーゴ、今日の仕事を変更する。こいつを連れて人間の街に行き玩具の存在を消してこい。そしたら今日は休暇だ。
(どうやら行き場がなく連れてこられた様には見えない玩具、流石に捜索願い等を出されると不味いと思い一匹の蝙蝠を出しイーゴに差し出すと戸籍上の死亡とついでの休暇を命令した。そして『吸血鬼に会いたかった』玩具を見、酷く醜い笑顔で言った。)
…ーーーー壊されたいか?
(さきっちさん、どうぞ、自己紹介をよろしくお願い致します)
…畏まりました
(人間にとって、存在をこの世から抹消されたまま生きるということがどれほどの恐怖かきっと誰も知らないのだろう。私自身はこの世界以外に存在はいらない。それからレオに向き直って頭を下げ、戻りましょうか、そう告げた。グラッシュに背を向けて外へと向かって歩き出す。1日の休暇か、何をしようか)
名前:真琴
性別:女
種族:人間
性格:物静かでおとなしい。メガネをかけていて、真面目そうな雰囲気がある。
よろしくお願いします。
分かりました〜
真琴:「…どうしよう…道に迷った…」
森の中で道に迷った。道に迷った私は、たまたま見つけた屋敷の人に道を尋ねようと思い、屋敷の中に入ってみた。
真琴:「…失礼します…どなたか、いらっしゃいませんか…?」
名前・セイネラ=ネウ
性別・女性
年齢・130歳(見た目は20歳)
種族・吸血鬼
容姿・髪型はロングヘアーで髪の色はブラウン色。瞳の色は赤。身長は165cmで体重は50kg。服装は白いワンピースを着て、その上に青いロングコートを着ている。
性格・自己中心的な性格で、物事に関しては自分の事をよく優先する。また、口数が少ない。
備考・100年前から屋敷に住んでいる吸血鬼。生まれた時から既に吸血鬼の身であり、5歳の時に両親をなくし、孤独になって、25年間をなんとか一人で過ごしたが一人で生活していた為、自己中心的な性格になってしまった。30歳の時に吸血鬼達によって引き取られて、吸血鬼が住む屋敷に住む事になった。吸血鬼の弱点は全て克服しているが、吸血鬼の特性である「血で栄養を取る」は残っている。人間の血は飲まず、他の動物の血を飲んでおり、人間の血を飲まないのは一人で暮らしていた時にある人間が自分の事を何度か助けてくれた事があり、その事から人間は良い種族だと思い込んでいる為である。「時の力」を有しており、自分以外の時間を10秒まで止めたり、時間を1分以内前に戻したり、1分以内後に飛ばしたりする事ができる。
(/参加希望の者です。プロフィールに不備がありましたら指摘をお願いします。)
(セイネラさん、了解しました、どうぞよろしくお願いします)
…貴女様は?
(向かっていた扉の先、見えた人影に問いかけた。自分は休暇を頂いた身だけれど、そうだ、早く玩具の証拠を消さないと、そんなことを考えるうちに頭が痛くなりそうだ。小さく溜息を飲み込むと、小声で「これだから吸血鬼様様は」なんて嫌味を呟いてみたりする)
>イーゴ
…あ、あの…森の中で道に迷ってしまって…
(少し、しどろもどろになりながら、ここに来た経緯を述べる)
…帰りたいので、道をお尋ねしたいのですが…
(屋敷の人らしき人物に尋ねる)
>イーゴ
私…?私はセイネラ=ネウ、この屋敷に住んでいる吸血鬼…。
(何処かに行こうとした時に問いかけられ、問いかけてきた人が後ろにいたので、後ろを向く。後ろを向いて問いかけてきた相手の顔を見て、自分の名前と自分がどのような者なのかを簡単に説明し)
>イーゴ本体様
(/すみません、自分にロルが来たと勘違いして返信してしまいました。上の文はなかった事にしてください。)
>all
食事を取りに行こうか…。
(腹が減ったので、外に出て、動物達から血を取ろうと思い、自分の部屋から出て)
>all
(/私情にて顔を出せずにおりました。申し訳なかったです。レス蹴り失礼します)
(厨房で紅茶を作っていた、こぽこぽと琥珀色のそれを注いで小瓶から血を入れる。そうすれば綺麗な赤みがかった紅茶色になるのだ。小瓶を揺らして残りを確認すると小さく息を吐いて窓の外を見た。そろそろ取りにいかないとか)
>all
…どなたか、いらっしゃいませんか…?
(屋敷の中に入ったものの、薄暗く屋敷がどのようになっているのか分からない状況で「…どうしたらいいんだろう…」とつぶやく)
参加希望です
不備ありましたらおっしゃってください
名前 成宮 氷我(ナルミヤ ヒョウガ)
性別 男
種族 人間
容姿 黒髪が特徴のアジア系の人間。長身で183cm。ひょろっとした印象。
切れ長の瞳も髪と同色の黒。
無地のワイシャツにネクタイ。上からグレーのチェックのジャケットを羽織っている。
性格 人の嫌がる顔が好きという変人。また、自分以外の生命体を見下す節がある。
横柄で傲慢な態度が災いして争いに発展することもしばしばだが、内心ソレを楽しんでいるという困った人。
備考 いわゆる吸血鬼の餌として連れてこられたわけだが、餌のつもりは毛頭ない。むしろ血を『恵みに来てあげている』というスタンスを崩さない
(/氷我さん、大丈夫です、どうぞよろしくお願い致します!)
どうなさいましたか?
(真琴の姿を視界に捉えるとそう尋ね自身は廊下をあるき始める、何の為にここに来たのです?そう問いかけたのは自分から進んでここに来た彼女には餌という概念が無いように思えたからだ
(絡み文投稿させていただきます)
(部屋のソファに近づくと腰を下ろし。深く体を沈ませ。だるそうに足を上げると手前のテーブルにのせ。そばにあった文庫本を開き栞を手で弄び。)
思っていたより退屈だな……(ため息にと一緒にあくびも吐き出しつつ呟き。折角血を恵みに来てやったのに……と頭の片隅で考え、ニヤリと口角を上げ。文庫本を閉じると不意に立ち上がり。部屋の扉へと歩みを進め。)
…あ
(足音に反応して目線を移動させればその音はどうやら氷我様の部屋かららしい。彼は餌の中でも異質、少しだけ目を伏せて考えるようにしてからその方向へ足を進めた。喉でも渇いたのだろうか)
(音を立てて軋むドアを開ければ、イーゴと鉢合わせ。イーゴの顔をしばし見つめ、はて誰だったかと思考を巡らせ。しばらくすると合点が言ったように頷き。比較的穏やかな笑みを浮かべながらやぁ、と声を掛け。)
ここは僕の部屋の前なわけだけどもなにか御用事かい?(からかうようにそう問いかければ愉しそうに肩を揺らし。頭の中にはどうやってからかってやろうか……その事しかないように見え。返答を待つように其方に視線をやり)
いえ、主人の餌の体調管理も私の仕事ですので
(大した用では御座いません。氷我の嫌味っぽい口調にそう返せば緩く頭を下げて小さく告げる。紅茶か、何か、お飲みになりますか?餌のご機嫌取りだなんて、なんだか、笑える)
>イーゴ
『…あ、よかった…人がいた』
(声をかけられ、声のする方を振り向き、イーゴを見て上記を思い、「…無断で入ってしまって、すみません…森の中で道に迷ってしまいまして…帰り道が分からなくなってしまい、どなたかに帰り道を教えてもらいたく、この屋敷に無断で入ってしまいました…」と、無断で屋敷に入ったことを謝り、ここにきた経緯を説明し、「…もしよければ、帰り道を教えていただきたいのですが…」と屋敷の人らしき人物に尋ね)
…ああ、それでしたら
(少々お待ちください、そう言って氷我から目を逸らし真琴に微笑んだ。どうぞ、こちらへ。そう言って大きな窓の前へと自身の足を進める。この位置からなら外の様子が見えるだろう。遠くの街も、人も、何もかも)
>イーゴ
「は、はい…」
(そう言って大きな窓の前に来る。大きな窓の外を見ると自分の街が見え、「あ、自分の街が見えました…!」と言い、「…そっか…あっちの方角だったんだ…」と呟き、イーゴの方を振り向き、「…ありがとうございます…お陰で帰り道が分かりました…」とイーゴに言い)
それは良かった
(主人に頼まれていないのだから、真琴を捕らえる必要性はないのだと頭のどこかで安堵していた。そとは既に暗く、どう見ても寒いのだろう。今日は空き部屋にでも泊まっていかれませんか?そう問いかけたのはきっと情だ、こんな屋敷に迷い込んだ真琴への)
…えっ…いや…大丈夫です…泊まらせていただくなんて、ご迷惑でしょうし…というか、ここに無断で入った時点でご迷惑をかけているのに…それに、帰り道まで教えてくださったのに…
(少し戸惑いながら、少し早口で断ろうとし、「…それに、帰りが遅い私を家族も心配していると思うので…」と少し寂しくなって悲しい感じで言い)
そうですか
(少しだけ残念そうにそう告げると思い出したように玄関扉に向かう。屋敷内で迷われても困りますし、と言いつつ真琴を振り返って付いてくるように促し廊下を進んだ。)
(/暫く来れずに申し訳ないです。えと、珍しく外出して玄関から戻ったと思って下さい(焦))
…今しがた戻った。
(扉がギィッと嫌な音を立てて開いた。そろそろ油を挿さなくてはと思いながら普段なら直ぐに自分の元へと向かってくる執事が来ない。それに慣れない声も聞こえた屋敷、冷酷な顔付きになりドス黒い雰囲気を出しながら玄関を後にした)
…グラッシュ様
(真琴を後ろにして歩きつつ玄関扉へ向かって歩いていた時、久しぶりの気配に目を細め少しだけ歩くペースを緩めた。どす黒い気配に人間であり餌である真琴が気付くはずもない。言いようのない恐怖に唇を引き結んで玄関の扉を開けて外に踏み出し、真琴にもそうするように促した)
(/お久しぶりです!)
>イーゴ
ここに居たんですか。
(イーゴの事をずっと探しており、厨房の方から音がしたので向かってみて、厨房の中に入ると探していた相手を発見し)
>真琴
ここに居ますよ。
(屋敷から声が聞こえたので、そちらに向かっていくと人が居たので、玄関に居た相手に声をかけ)
>成宮
…?
(廊下を歩いていた時、一つの部屋の扉から声が聞こえたので、その扉の方に顔を向け)
>イーゴサン
へぇ(予想より薄い反応につまらないなとでも言うように息を漏らし。さっさと他に行ってしまった事にも面白くなさそうな表情を浮かべ。切り替えは早いらしくまぁいっかと割り切ると次の獲物を求めてドアを後にし)
>グラッシュサン
(誰かが玄関先にいるのを見つけ興味深そうに其方を見やり。それがどうやら不機嫌そうなな様子を見ると次の獲物を見つけたとでも言うように嬉しそうに目を細め。どう遊ンでやろうかなどと考えながら相手の出方を伺い)
>セイネラサン
(ドアをしめ周りを見渡せば此方を見るセイネラと視線があい。ニッコリと人の良さそうな笑みを浮かべヒラヒラと手を振り)
やぁ、こんにちは。どうしたんだい?(と声をかければ其方の方向に足を進め。)
お久しぶりです。全然来れなくてすみませんでした。
お初の方々、よろしくお願いします。
all
満月か…
(窓の端の所に肩を預けてもたれ掛かっている状態。真っ暗な空に丸く光っている大きな満月を見つめ1人独り言をこぼした。無意識に吸血鬼の印である尖った牙を舌で撫でた。)
>オリヴィア
(窓辺でなにやら物思いに耽る姿が目に入り。しばらく見つめていれば吸血鬼特有の牙がみえ。吸血鬼との邂逅に心踊らせつつ距離を詰め)
やあ(と一言だけ発せば相手の反応を待つように窓の外へと視線をそらし)
/よろしくお願いしますね
成宮
…なんのようかしら。
(声がした方に振り替えようとはせず、窓に映る相手の姿をそこから見れば、目を細め睨めつける。)
こちらこそよろしくお願いします。
>成宮
え?…別に…扉の方から貴方の声が聞こえたので、それが気になっただけなので…特に用は―――。
(声をかけられたので、一瞬驚き。声をかけて来た相手に、あまり喋り慣れていないような口調で返答をし)
>オリヴィア
…。
(窓の端の所にいる相手を見て、「あの人は…?」と心の中で思い、相手をずっと見ていると、口から吸血鬼の牙が見えたので、相手を吸血鬼だと認識し)
(ああああ全然来られずに申し訳なかったです、スマホが川ポチャしました…ウッ。
はやく皆様にお会いしたかったです(うるさい)
リプ蹴りさせてください…申し訳ないのですが…
広間の掃除でもしておりますので、どなたかいらっしゃいましたら絡みましょう…新規様も大歓迎です)
(広すぎるテーブルは餌が使うためのものだ。そもそも吸血鬼である主が大人しく椅子に座る姿は残念ながら想像なんてできやしない。磨いたテーブルに真っ黒なテーブルクロスをかけて上に金の燭台に置いた蝋燭を並べていく。今日は折角年も明けたのだからディナーは豪華に振舞ってみようと。まだ人間らしいこの感覚が唯一自分を外の世界と繋ぎとめる糸だ。既に消えた過去に付けられた首の噛み跡も何もかも闇に溶かしてでも、私はまだ人間でいる)
(紅茶をいれてテーブルに並べる。美味しい紅茶をいれて、椅子に腰掛けて、目を閉じた。何も見えない、そして誰もいないのを良いことにネクタイをゆるめて息を吐き出す。疲れていた)
>イーゴ
(イーゴの後ろをついていく私。誰かが私の横を通りすぎたが、私は気にせず、イーゴについて行った。イーゴに言われた通り、玄関の扉を開け、外に出て、イーゴの方を見て、「…帰り道を教えてくださり、ありがとうございました…じゃあ、私はこれで…」と言い、屋敷を離れようとする)
諸事情で来れませんでした…
すみませんでした…
(長い間ネット環境の不調で来ることが出来ずに気が付けばもうすぐ一年になってしまいます。過去の参加者様には本当に申し訳のないことになってしまいました。覚えておられる方、この場におられる方は数少ないかとは思いますが、一応挨拶させていただきます。また皆様と絡めたらとは思いますので、少しでも記憶があるという方がいらっしゃいましたら、また新しく続きを作っていくことができれば幸いです)
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