イーゴ 2015-11-27 01:45:08 ID:16fa57fe9 |
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>>オリヴィア
あ……
(屋敷内で嗅いだ物とは違う自分自身の血の臭い、未だに続く肩の痛み、人間では無い者に血液を吸われているおぞましい感覚に普通なら叫び声や意識が遠のいたりするはずなのに優しくさすられた背中に安堵感を覚え、先程までのが嘘のように大人しくなって)
飛高>
…驚かせてごめんなさい、
(相手の血のおかげで潤った喉に満足し相手から離れる、牙を刺した穴から真っ赤な血が垂れてきているのを己の服で拭き取った。そして、自分の強引な行動に罪悪感を感じて苦笑いを浮かべながら相手に謝る。そして相手の頬に手を添えて触れてみる。)
飛高>
…驚かせてごめんなさい、
(相手の血のおかげで潤った喉に満足し相手から離れる、牙を刺した穴から真っ赤な血が垂れてきているのを己の服で拭き取った。そして、自分の強引な行動に罪悪感を感じて苦笑いを浮かべながら相手に謝る。また相手の頬に手を添えみる。)
>>オリヴィア
あー、いいえ……いや、いいえって理由じゃないけど……
(ここでお気になさらずなんて言えれば良いが常軌を逸した出来事をそんな言葉で済ませられるような精神は持てず、体調に異常を来たすほどの血液は抜かれていないが何となく頭がぼーっとしていて。ふと頬に感じる相手の手に人間の温もりを感じれず、何故か無意識に瞳から涙が溢れて)
…。
(オリヴィアの元へ向かった湊の背中を見てから自身は厨房へと消えた。シーツを水につけ、そのまま水道の水をコップに注いで飲み下す。シンクを掴んだ手が震えていた。ズルズルと床に座り込んで目を閉じ、壁に背中を預けて息を整える。息苦しかった)
飛高>
…え、ちょ、なんで泣いてるのよっ
(謝っても決して軽く許される事ではないと思っていたその時、相手の優しさにはよく気づいた。改めて申し訳ないと思った。ふと何か、相手の頬に添えてた手が暖かい物に触れて相手の顔を見ると涙を流している姿があると、目を見開いて焦りだす。私を怯えているのか。そう思いながら。)
>イーゴ
…頑張り屋さんのイーちゃん。
(イーゴが寄りかかっている壁からズルリ…と手が飛び出し、つぎには足が、頭が、そして全身が壁を通り抜けて。目を閉じている彼女には分からないほど己の気配を極限まで消し音も立てず彼女の背丈までしゃがむと、上記を聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いて。彼女が目を開いても見えないように彼女の目元に掌を添え、グッと近づくと前髪に口づけを落として)
っ…
(触れた指先、見開いた視界は真っ暗で前髪に触れた熱に思わず手を伸ばしてリライトの服を掴む。頑張り屋、違う、ただ自分は餌のように食べられても執事としてこの屋敷で生かしておいてもらうために動いているだけだ、口には出来ないけれど。紅茶を、お入れします、だから、離れてください。そう呟いた声はしっかりと発せられることはなく、掠れた音をして冷たい床に落ちた)
再生の力、破壊の力…。破壊が勝つのか、それとも再生か……。
(久しぶり、と言いイーゴの元へ行ったリライト。相手の能力は自分の持つものと正反対の物だった、それなら少しは自分を楽しませてもくれるのか、壊れやすい玩具よりも楽しいではないだろうか。そう考ええていると突如回りの窓ガラスが高い音を立てて無数の破片になり散った。)
(遠くで聞こえた破壊音。その音を発したのは窓ガラス、そしてその犯人も理解した。また散らかされた、そう思うよりも先に、次に壊されるのは私か餌か、という不安すら過ぎった)
(笑みを浮かべて散乱したガラスの上を歩き自室に入って。扉を閉めれば動かない玩具で遊ぼうとイーゴから返された純銀のナイフを素手で取り出した。握る手に激痛が走りナイフを取り落とす、そこには火傷の用な跡が残った。もう一方の手を向け握るとナイフは砂のような形になり消え去った。)
>イーゴ
変なイーちゃん…掴んでちゃ離れられないよ。
(掠れて落ちた言葉とは裏腹に己の服はしっかりと掴まれていて。ガラスの割れる音に笑みを深くすると、目元を手で押さえたまま首元に口づけをして、そこから辿るように上へ上へと口づけをし頬に辿り着くと、ちゅう…っと一段と大きなリップ音をまるで誰かに聞かせるように鳴らして。あいつなら聞こえたかな…と考えながら口づけを落とした首元から頬にかけてを焦らすようになぞりだして)
…っ
(掴んでいる手を緩めようとした直後に首筋に触れた熱に驚いて再び手に力を入れてしまう。見えない世界と首筋に触れる熱とその向こうにあるであろう牙に恐怖を覚えた。それでも発せられる言葉は残酷に優しくて、それが罠だとしても手を伸ばしてしまいそうだ。遠くで聞こえたガラスを砕くような音に小さく息を飲んだ。小さくグラッシュ様?と目の前にいるのがリライトだと解っていてもそのガラスを割った本人の名前をうわ言のように呟いてしまう)
>イーゴ
…ふふ、あいつのこと考えたっしょ。
(彼女があいつの名前を呼んだ瞬間、言いようもない気持ち悪さが全身を駆け巡り思わず彼女の首筋に噛み付いていて、口内に広がる血の生暖かさにじんわりと満足感の様なものを覚えて。すぐに首筋から牙を抜くと、次にはパチンと指を鳴らし噛んだ痕を少しだけ残しながら治して、目元から手を外し、上記を悪戯した子供のように笑いながら言って。リライトは今まで知らなかった、感じたこともなかった独占欲という感情に酔いしれていた)
いっ…
(首筋に走った痛みに目をきつく閉じて、生温かい何かが流れていく感覚に無意識に溜まっていた涙がこぼれ落ちる。抜かれる瞬間に微かに息を飲んで外された手に目を開ければ悪戯っ子のような笑みを浮かべるリライトがいた。完全に治されることのない傷、彼なら簡単なはずなのに。餌でもない自分が噛まれたこと、それよりもその行動が理解出来ずに、ただ小さく、リライト様と呟いた)
>イーゴ
くっきり見えるよー、その痕。
(執事服ではマフラーでもしなければ絶対に隠せない痕をねっとりと舐めるように見ながら、いやにくっきりを強調して上記を発して。ふと気づけば目は潤み零れ落ちた涙が彼女の頬に伝っていて、美味しそうだなぁ…なんて思いながらその涙を親指ですくうと自然に先ほどわざと残した噛み痕にぐりっ…と染み込ませて。涙もやはり塩水、傷口に染みるだろうと知っているのにやる己の性格の悪さは天性の物なので治りはしない、と開き直りながらもまだぐりぐりとまるで痕を広げるように、染みるように、何も考えさせないように。そうしながら耳元で甘く官能的に囁いて)
俺のもの…って、しるし。
(彼の瞳はじわじわとピンク色に染まってきていた。本能を抑えじわじわと弄ぶように、じっくり嬲るように堕とす…それが彼のやり方で。だが今回は少しだけ違うことがある、彼が独占欲を知った、というほんの小さなこと。たったそれだけで彼の狂気は何十倍にも増幅して、さらに猟奇的に変わる…それはまだ、誰も知り得ないのだったが)
…私は
(貴方様のものではありません。そう言おうとした言葉は拭われた涙とそれが擦り込まれた痛みで小さな悲鳴となって消えた。傷が開く痛みでまた涙が滲む。それでも唇を強く噛んで耐えながら目の前の肩を押した。隠せない痕、執事として変えられない立場、それを解っていても悔しさが滲む。睨みつけるように顔を上げた先、目の色が徐々に変化しつつあるリライトを見て、小さく息を飲んで身体が震えた。優しい声をかけてくれた彼と違う人に見えたのは何故なのか)
>イーゴ
…っなんてね!ビックリした?
(グリリ…と強く染み込ませた、次の瞬間パッと彼女から離れニッコリと爽やかに笑い、上記を発して。「冗談だよー」とケラケラと笑いながら言うと、もうその瞳は元の群青色に戻っていて)
…嫌いです
(そう言って首筋を押さえると、そう呟いて立ち上がる。それと、このような場所に来られては困ります。そう告げて、背を向けると背伸びをして棚から救急箱を取り出すと中から包帯を取り出した。大袈裟に見えるかもしれないが血の匂いを撒き散らすよりはマシだろう。それでも、一瞬でもその欲が、チラついた独占欲が、私の為のものだったらどんなに良いだろうと思ったのは人間のずるさだ)
>イーゴ
うわ辛辣ー!
(そういいながらも心中はもっとドス黒く今だ欲がふつふつと湧いており。これで第一段階はクリア、もう少しで…そんなことを考えていても笑顔は保っていて。ニコニコと溢れる笑顔で再び彼女に近づくと先ほどの悪どい笑顔に戻り小さな声で)
…さっきの、忘れんなよ…?
(と囁いて。すぐにふにゃりと笑顔を浮かべると彼女の頭をぽんぽんと撫でて、来た道を戻るように壁をすり抜けて)
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