月光と餌（吸血鬼×人間）

（桜さん、グラッシェさん、レスありがとうございます。改めてよろしくお願い致します！）

(/此方こそ、よろしくお願い致します。そして先程ｷｬﾗの名前をグラッシェと書きましたが、グラッシュでした。申し訳ありませんでした。)


…あれは新しい人間と、イーゴか。
(部屋を出た後、前の玩具の代わりになりそうな者を探そうかと歩み始めると屋敷の執事、イーゴと初めてみる人間(桜さん)。まずはイーゴに部屋を片付けてもらいその間に楽しもう、笑いながらその歩みを二人に向け距離を詰めていく、たった近付くだけの行為、それでさえ快感を伴った)

（あら、そして私もつられておりましたね、申し訳なかったです）


…グラッシュ様
（幸か不幸か、この屋敷で働かされ始めてから気配というものに敏感になったようだった。部屋から出て、こちらへと歩み寄るその姿に頭を下げて小さく名前を呟く。あの部屋を掃除するのか、また手が汚れる、そんな不平不満も口から零すことは無くただ、溜息を飲み込んだ）

イーゴ・グラッシュ

なんかすごい血の匂いがする。
(後ろを振り向くと、近寄ってくる人とこの屋敷に自分を連れてきた人がいて、血の匂いに顔をしかめて。二人がいるのを見て、何か会ったのだろうかとか考えはじめて)

…桜様
（身体が冷えてしまいますよ。そんなことを言いながらそっと桜に歩み寄って首を傾けた。血の匂い、人間はきっとあまり好きではないだろう。残念ながら好き嫌いに関わらずこの屋敷はいつだって血の匂いが酷いのだけれど）

>all
…寝すぎた…目がチカチカする…
(ガタガタッと棺をならし蓋を中から開けると、ズルズルと棺から這い出して来て。まだ覚めていない目をゴシゴシと乱暴に擦りながらパチンと指を鳴らすと一瞬で服がスーツへと変わり、くるりと人差し指を回すと長い髪がしゅるりと絡みつき一つ三つ編みになって。ふあぁと欠伸を一つし大きく伸びをするとやっと目が冴えたようで微笑みを浮かべ、再びパチンと指を鳴らすと一瞬で広間に出て)
ねーねーコーヒーある？

…まったく
（小さく不満を呟いて、それから広間の扉、その向こうにいるのであろうリライトを思い浮かべた。コーヒーをご所望ですか、御主人様。桜をこのままここに１人にする訳にもいかず、少しだけ迷った挙句「少々お待ちください」と広間の向こうに向けて声を出した）

イーゴ

寒くなんかないよ。ていうか、名前は?
(相手の言葉に自分は寒くなんかないため、寒くないと告げて。そういえば、相手の名前を知らないと思い相手の名前を聞いてみて。呼ばれているんだったら行けばと告げて、広間の方を見て)

…それでは失礼致します
（桜の名前を問う質問に、淡く笑みだけを返すと頭を下げて広間の扉を開けた。名前を知ったところでここでは何も意味をなさない、必要なら執事とでも呼ぶだろう。入った広間の先、リライトの姿に頭を下げて厨房へと足を向けた。早く作ってしまおう）

りょーかい、ブラックがいいかな。
(扉の向こうにいる彼女に届くくらいの大きさで言うとその場にあるソファに埋まるように座り込んで。実を言うと餌が食べたかったのだが美味しいものは後に取っておく主義なので今は我慢をして、外へと旅をして知ったのだがコーヒーはなかなか珍しく腹持ちがよく緊急の空腹を抑えられると重宝していて。甘い甘い砂糖やドロリとしたミルクもいいけれど、あまり甘すぎるのも好みではなくホロリと苦い方が性に合っていて)

畏まりました
（ブラックのコーヒーなんて何処で知ったのだろう。人間の嗜好品、そんなものを好んで飲むだなんて少し想定外だった。しっかりと豆を挽いていれたてのコーヒーを広間に持って入りリライトの前に置く。血の匂いがこびりついた広間にコーヒーの香りは何だか異質だった）

（行き違いごめんなさい、そのまま続けてしまいますね）

イイカオリだねー…血の香りとよくマッチしてるよォ
(ゆっくりとカップを取り、出されたコーヒーの香りを深く吸い込むとうっとりとした恍惚の表情でほう…と息を吐いて。こくりこくりと飲み干すとドロリと黒い雫が唇にたれ、それをぺろりと舐めとるがどんどん下に垂れていくためものすごい状況になって)
イーちゃんヤバい、どんどん垂れてく

…子供（ｶﾞｷ）ですか
（無表情にそう呟くとテーブルの上の布を手に取り服に滴った黒を拭った。口元も拭ってやりながら思う、これでよくも外の世界に出ていけたものだ。拭き終えた布を畳みながら小さく息を吐いた、何をしているのだか）

辛辣！でも吹いてくれるから優しいよね
(ガキなんて呼ばれるのは久しぶりで少々厳しめのお言葉にわざとらしくヒィ！なんていってみて。自分より年下の筈の彼女がだんだん己のお母さんに見えてきてクスリと笑うと、びちゃびちゃに濡れたシャツを脱ぎはぁと一息ついて)
イーゴママー、コーヒーおかわりー

綺麗に食事も出来ない主人におかわりを出すわけが無いでしょう
（汚れたシャツを拾い上げ洗濯が大変そうだと目を伏せる。おどけたような声に冷静に淡白に告げるとカップを下げようと手を伸ばした。執事だからいつでも従順に、だなんて出来るわけもない）

名前 オリヴィア
性別 女
種族 吸血鬼
その他 吸血鬼の癖に血を飲むのを好まず、無理矢理飲まさないと飲まない。

参加希望です、不備があれ言ってください。

イーゴ・リライト

執事と、誰かな?
(執事広間に入ってから数分たち、外を見ていたが暇になってきたので執事が入って行った部屋に入り。一人は数分前に話していた人だけどもう一人は、知らないので尋ねて見て)

（オリヴィアさん、よろしくお願い致します）

（広間に入ってきた人間は桜だった。頭を下げてそっと壁側に寄る。手に持った汚れたシャツも、布も、早急に洗わなくてはシミになる。あと、忘れかけていたあの血塗れであろう部屋もだ）

all
血が足りない…
(冷たい風が頬を擽る。フードが風に揺られて外れそうになるがそれを手でしっかり抑えて。はぁ、と1つため息を吐くと胸辺りの服をぎゅっと握りしめる。眉の間が自然と皺がより苦しそうな表情になり)

参加許可ありがとうございます！

…。
（遠くから聞こえた声に顔を上げぼんやりと窓の向こうを見ようとした、が、そこにあったのは分厚いカーテンだった。少し迷ってから廊下へと足を踏み出す。何も無い廊下を進んでいれば何かあるのではないかと。いや、あるわけもないのだけれど。ふと壁にかかった蝋燭が1つ消えているのに気がついて火をくべた）