寒いし側にいろ(bl)

んー…まぁ、あはは〜(相手の少し心配しているような表情に良心がチクリとすると同時に意地悪心も出てきてしまい。とりあえず、誤魔化すか、と、ヘラヘラと笑って)ならないようには、気をつけるよ(ニコニコと笑い相手の頭をポンポンと撫で、子供をあやすように)え！？ちょ、なんで！？おまっ、やめろよ！？やったら、明日家から出ねぇから(自分の明日の楽しみを奪われそうになると焦り真顔で家から出ないと言い)…クックッ、分かった、分かった。あの女はできるだけ避けるようにするからさ(相手の言葉には驚くことばかりで、次第に笑いが込み上げてきて。自分が好きなのは相手だけだというように微笑みおデコにキスして)

その、へらへら顔…何かまだ隠してる顔だろ俺には分かる…(何も答えず笑うだけの相手には腕を伸ばし頬を軽く摘まんで直ぐに離してやり)…俺と出掛けるよりケーキとるのかよ…虫歯になっても知らねえからなっ(相手のケーキを食べるのは冗談だが慌てる姿には眉を下げ相手の胸元に軽いパンチを数回してやり)それにしても…モテるんだなお前…前に俺の大学に迎えにきてくれた時も周りの女子が何か騒いでたし…

うー、いてぇ…隠してねぇって(頬を抓まれるも笑顔は崩さず、あはは…と笑い)それと、これとは、話がちげぇんだよ(ムスッとして。虫歯になるぞ、と、言われると、痛いのは嫌いで、虫歯の経験もあり、放っておいた時のあの痛みは半端なかったなぁ…と感傷に浸り。相手からパンチを食らうも全然痛くなく「よしよし。明日大和に付き合ってやっから、機嫌直せって」と苦笑いして頭を撫で)そうか？まぁ、昔から女にはよく言い寄られてたような…てか、え！俺のことそんなに悪く言ってた？(あまり自覚がないのか少し悩み。女子が騒いでたと聞くと、自分のことが悪く言われてたのかと勘違いをして、「うわぁ、俺なんかしたっけ？」と焦り)

…随分前に虫歯で苦しんでるだろお前…毎日綺麗にしても虫歯にはなるもんなんだよ…また一週間オヤツ禁止になれば、お前今度こそ暴れそうだしな(虫歯の苦痛を思い出す姿には自分も覚えているのか眉を下げ)文句じゃねえ…あの後で何人かにお前の連絡先とか趣味とか色々聞かれて面倒だったから妻子持ちだって言っておいてやった。(寝室へと向かえば部屋着に着替え不意に相手の携帯にメールが入ると女性の名前が見えて先程の電話の女性なのか気になるが見る分けにもいかず)

１週間！？そ、そんなっ…耐えらんねぇ…(相手の言葉にヒィッ！と恐怖して。甘いものが1週間もダメだとか、もうあんな苦痛は味わいたくないとでも言うように体を震わせ)ん？なんだ、そういうことか〜、そんくらいなら、教えても良かったんだぞ？(なるほど、と納得して。ニヤニヤしながら「えーと、好きなのは甘いもんだろ？趣味は釣りとゲームかなぁ」と、考えて。「てか、妻子って…まぁ、いいけどよぉ…大和との関係はなんて言ってるんだ？」と、ふと疑問に思ったことを)ちょっと、水飲んでくるわ(喉が渇いたのかケータイが鳴る前に部屋を出ていき)

食費が浮いて助かるけどな…そもそも、あんなに甘い物を食べてるのに体型が全く変わらねえのが謎だけどな(スラリとした相手の長身を羨ましそうに見上げ)妻子って言っとけば誰も手を出してこねえだろ…俺？俺は……何だって良いだろっ(大学では数人の友人には伝えてあるのが、一番大切な存在だと口に出せずして部屋を出る相手を見送ると眉を寄せ)いや…ダメだろ…幾ら何でもっ(再び電話が鳴ればビクッと肩を揺らし携帯を手にすれば通話ボタンを押して恐る恐る電話に出ようか)も、もしもし…？

俺は太らない体質なんだよ(世の中の女子が聞いたらきっと恨まれるので外では言わないが、本当に食べても太らないらしく。「あ、甘いもの食べてるから長身なわけじゃないからな？」相手の考えてることが分かってしまい、ついツッコンで)ま、そうか。そう言われると気になるんだがなぁ…(そのことは後で聞くとしてまずはお水ー！と、ドアを閉めながらボソリと呟き)『あなた、誰？竜崎くんは？』(電話からは可愛らしい声が聞こえ、電話に出た相手を不審に思っているのか、声は自分が聞く時よりも少し低い警戒しているであろう声が響き)

俺は…俺は、尊と一緒に住んでる者です(相手が部屋を出たのを確認してから電話に出れば聞き慣れない女性の声に一つ深呼吸してからハッキリと答え)尊が、いつも世話になってるみたいで…尊に何か用事なら俺が伝えておきます…(恋人が部屋に戻り勝手に電話に出た事が分かれば確実に叱られ嫌われるかも知れないと覚悟の上で女性に対しては一線を引くように敢えて恋人を名前で呼びながら受け答えしようと)

(上げます)

『ふーん…じゃあ、尊さんに明日なんで一緒に遊べないか聞いてくれる？聞く前に切られちゃってさぁ〜。同居人さんが聞いたら、答えてくれるでしょ？』(相手がただの同居人だと聞くと途端に興味無さそうな声で。普段は竜崎さんと呼んでもらうようにしているのに、電話の女性は当てつけるように自分のことを名前呼びしており)ん、あ？なにしてんだ、大和？(戻ってくるなり自分のケータイを耳にしている相手を見てキョトンとして。自分の電話が鳴っていたことには気づいていなかったのか状況がつかめておらず)

俺は同居人じゃ……いや、明日は俺と出掛ける約束してるんで…(尊の社会的立場が過り正直に自分が恋人だとハッキリと名乗れずも名前で呼ばれと眉を寄せ)…やすく…気安く名前で呼ぶんじゃねえ…っ(そうこうしてる間にも部屋に戻った恋人には罰の悪そうな表情浮かべ一言ごめんと謝れば、まだ通話中の携帯を相手に手渡すと自分は部屋を出てリビングのソファの片隅に踞り)嫌われた…絶対…嫌われたっ

上げます！

え？は？大和？(よく分からずキョトンするも、相手が申し訳なさそうに謝り部屋を出ていくのを見送り。相手の悲しそうな顔を思い出すと追いかけようとするが、電話は通話状態のようで。電話の相手は先ほどの会社の女からというところで、ようやく理解したらしく。電話の女性に「で、なんのようだったんですか？」と聞くと、あの人は誰なの？と聞かれ、「んー…僕の大事な人…ですよ」とクスクスと笑いながら。向こうもなんとなく察したらしく無言となったところで、「そういうことで、もう僕に媚びてこないでくださいね？」と、甘く囁き、電話を切り)さて、と…大和クーン？何してるのかな〜？(リビングのソファに座る相手を見つけると後ろから抱きつき。楽しそうに笑いながら)

(抱き締められるとビクッと肩を揺らし不安そうな表情を相手に見せ)…電話…勝手に出て…悪い…あの女の人にも怒鳴っちまった尊の事当たり前のように名前で呼ぶの…嫌だった(恋人とはいえども勝手に携帯に触った事に対して恐れて普段の強気な態度は今は無く)あの人に同居人って言われた時に本当は恋人だって言いたかったけど…お前が会社で何か言われるの嫌だし…っ

よしよし、気にしてないから大丈夫だって…な？(不安そうな相手を宥めるように頭を優しく撫でてやり。彼女が自分の名前を呼んでいたと言われるとキョトンとして、「あー、普段は呼び捨てにさせてねぇから安心しろよ。俺の事、呼び捨てにする女なんていねぇし」と、女性には苗字で呼ぶように言っているため、彼女がわざと言ったのだと考えられ、はぁ…とため息をつき。にしても、いつも素直じゃない相手がこんなにボロボロと思ったことを言えているということは、俺に嫌われるのが嫌だからなのだろうか？と思い、そう考えると相手には悪いが嬉しくなってしまい)今度からはそういえばいいさ。別に困んねぇし(彼女にもそれらしいことを言ってしまったのだ、明日は大変だろうなぁ〜と思い。とにかく、今は相手を落ち着かせるのが先だよなぁと、抱きしめたまま頭を撫でていて)

お前の携帯だって…見るつもり無かったのに…俺は男だしまだ学生で…全然餓鬼だしお前にも敵わないけど…っ俺はずっと…ずっと傍に居たい…尊の一番になりてえっ…(そこまでズバズバと言えばハァハアッと小さく呼吸を洩らせば徐々に体温も上昇していて)尊の事…誰にも取られたくねえ…嫌だっ

上げます！

そっかそっか。ごめんな？不安な思いさせたみたいで…(相手の本音を聞くと苦笑い気味に。相手の隣に座るなり、相手を引き寄せて抱きしめ、どうやら興奮しているらしい相手を落ち着かせるように背中をポンポンッと泣いている子供をあやすように軽く叩いて)つか、俺の一番はお前だけって、いつも言ってんだろ？俺の言うこと信じらんねェの？(相手が自分のことを欲してくれることに嬉しく思い、耳元で優しく囁くように言うと、相手にも伝わるように真剣な顔で相手をじっと見つめて)

(遅くなってすいません！上げです！)

不安じゃねえし…俺だってお前が俺の事一番に考えてるのわかってるし…(慰められ抱き締められると安心したように身体を落ち着かせて深呼吸繰返し自分の弱った姿を見せまいと相手の胸元に顔埋め)でも、携帯に勝手に触った事は謝る…悪い。(鼻水啜りながら顔を漸く上げると緊張した面持で真剣な眼差しをしながら震える唇を相手の唇に重ね)……っ…。

(大丈夫ですよー！上げますっ)

ほーへー、不安じゃなかったんだー？あんなに必死だったのに？(不安じゃなかったとあからさまな嘘をつかれるとニヤニヤしながら、自分にもたれかかり顔を埋めている相手のほっぺをﾂﾝﾂﾝして)俺にやましいことはないし、気に何だったらいつでも見ていいさ(カラカラと相手を気遣うように笑いながら頭を撫でて。泣いている様子の相手だが、弱っているところは見られたくないだろうと考え敢えて相手の方は見らずに)ん、…お、まえ…はぁ…そうしてくるってことは、いいんだよな？(相手と目が合うなり触れるだけのキスをして。相手からなど滅多になくポカンとするも、こちらとしては我慢ができないわけで、ため息をつき。相手に今度はこちらから深くキスをしてはニヤリと笑い)

(裏行為は禁止なんで、少ししたら次の日ー…的な感じでよろしいですか？)