カラ松 2015-11-23 22:22:49 |
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…知ってるよ、カラ松兄ちゃん
(子供の頃は今よりもずっと素直に振舞えたかもしれない、そう思い至ると二人きりの時は昔のように呼ぼうと決め。「…素のカラ松が好きだって言ったじゃん。兄さんとだったらどこでも……猫カフェがいい」と相手の頭を撫でているといつも可愛がっている猫を思い出し)
そ、そうやって、お兄ちゃん呼びされると照れるな…懐かしいけど
(相手の言葉に昔を思い出せば頭をかき自然と頰を緩め。「俺も優しいお前が大好きだぞ、一松!…猫カフェか、確かにお前猫好きだもんな。もちろんいいぞ」猫も好きだが、猫と戯れて嬉しそうな相手の姿を見るのはもっと好きであり、大きく頷き快諾して)
へぇ…お兄ちゃん、カラ松兄ちゃん…好き
(調子に乗ったのかお兄ちゃんと繰り返し呼び、甘え始めて。「べ、別に優しくはないでしょ。…猫に妬いたりしないでよね、カラ松兄ちゃん?」猫カフェに行ったらきっと自分は猫に夢中になってしまう、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれないことの不安を誤魔化すために口から出てくるのは憎まれ口で)
…っ!……ずるいぞ、一松
(何度も呼ばれるとくすぐったい気持ちになり、目を泳がせれば頬を染めて。「…俺はちゃんと一松の優しいところ知ってる。あぁ、大丈夫だ!お前が幸せなら俺も幸せだからな。でも…俺より猫の方が好きなのか…?」自信を持って答えたが、妬くという言葉に少しだけ不安になれば眉を下げて聞いて)
…弟の特権だから
(兄をどう呼ぶかは弟だけの権利、してやったりの表情を浮かべ。「…俺でも知らないのに…ズルい。そういう聞き方…反則、兄ちゃんの方が好きに決まってるじゃん」猫に対する好きと相手に抱く好きは全く別物であり、大きさも異なるため頬を染めつつ俯き気味に答えて)
お兄ちゃんだから何でも知ってるぞ…っ、一松うう…俺もお前が一番大好きだ!!変なこと言ってゴメンな…
(特権と思われてることは嬉しく少し顔がにやけてしまい。返ってきた答えにハッとすると強く相手を抱き締め、少しでも心配になった事を悔い詫びて)
…それがズルいって言ってるの…っ、苦しいよ…兄ちゃん
(弟であり恋人である以上己の中の最優先は相手であるため、至極当然であるかのように述べ。強く抱きしめられることの苦しさは相手であるからなのか心地がいいと感じ始めていて)
…本当のことだから仕方がないだろ?……ぅ、すまん、強くしすぎたな。
(言われると腕の力を緩め優しく包み込むようにして。愛おしそうに相手の後ろ髪を撫でれば、「ちょっと外出ないか?…ほら、あと少しでみんな帰ってくるだろ。その、もう少しお前と二人きりでいたくて…ダメか?」と困った表情で頬を染めては兄らしくないお願いをして)
まぁ…いいや、特別な俺を見てくれてるみたいだし…もっと強くしても、いいよ
(優しく撫でられる心地よさに目を細めると甘えるかのように抱き付き「…いいよ、俺も兄ちゃんと一緒にいたいし…兄さんたちに邪魔されたくないし」といつになく素直な気持ちを口にして)
…みたいじゃなくて、本当に特別だからな
(柔らかく微笑むと甘えてくる相手をぎゅっと強く抱きしめれば離し、返答を聞けば「ほ、本当か!よかった…よし、寒いからな、あったかくしていくぞ」と安心の表情を浮かべ、相手にコートを手渡して自分も羽織り)
サラッと言わないでよ…照れるじゃん
(真っ直ぐな気持ちを伝えられるのは嬉しくもあるがくすぐったくて堪らず「…これってプチデート…かな」受け取ったコートを羽織ると手を繋ぎたいのか手を差し出して)
デートか、そう言われると…なんかドキドキしてくるな
(素直に言えたことが相手の心に響いて嬉しくなり、ニッと笑い相手の頭を掻き撫でて。デートと言われ恥ずかしそうに頷くと相手の首にマフラーを巻き。差し出された手に気づけば「よ、よし。いこう、一松」と赤い頬でテンパりながらもしっかりと握って)
変に意識しないでよ、バレるよ?
(何気なく口にした発言が相手を困惑させてしまったかと内心焦るも、頭を撫でられると落ち着いてしまい。自分だけに巻かれたマフラーに驚くと「…兄ちゃんは寒くないの」と相手を気使い、握られた手をそっと握り返し)
そうだな、秘密のデートだもんな…!
(慌てて深呼吸をすれば少し落ちつくことができて。気遣ってくれた相手に「一松の手があったかいから大丈夫だぞ」と握り返された手を見ながら笑みを浮かべ。玄関の扉を開ければ冷たい風が吹き、ぴったりと相手に寄り添うようにして外に出て)
…さむ…離れんなよ
(どれだけ厚着をしても風が吹けば極寒、ただでさえ丸い背をより丸めると「兄ちゃんも暖かいよ、絶対…離さないで…」と身体を震わせながら)
…うう…そうだな、もう離れない。
(外はやはり寒く、けれど心は満たされていると感じては笑顔で。体を震わせる相手の手をしっかり握りしめれば「そうか?…わかった、離さないぞ。…っと、どこ行こうか、一松?」と自分から言ったくせに考えていなかったようで、適当な方向に歩きながら言って)
…決めずに外出ようとか言ったの…?あり得なくない?
(これだけの寒さで帰りたくもなってくるが相手から誘ってくれたのだから今更断るわけにもいかず、しばらく考え込むと「じゃあ…さ、公園行かない?あいつらがいるから…」日課の餌やりがまだだったことを思い出し)
…う、すまない………こ、公園だな、いいぞ!あいつら……やっぱりお前は優しいな
(ぐさりと相手の言葉が突き刺さるも、もっともなので言い返せず。考えてくれた意見を否定するはずはなく大きく頷き。あいつらの正体を少し考え思いつけば落ち込んだのも忘れ自然と微笑み、相手の手を引いて公園へと足を進め)
…兄ちゃんは行きたいとこないの?俺、我が儘言ってない?
(先程から相手は自分の意見に合わせてくれており、振り回していないかと心配になって。公園へと足を進めながらも「…猫…あったかいから、さ」なんて照れ隠しをして)
へへ、心配性だな、一松は。…なら、公園の後に俺が行きたい場所に行ってくれるか?
(気遣ってくれる相手を安心させる様笑えば、ふと行きたい場所を思い付き。「そうだな、引っ掛かれないといいが」と歩きつつもこの前の傷を思い出しては苦笑いし)
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