カラ松 2015-11-23 22:22:49 |
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カッコよさを演じるくらいならカッコ悪くていい、その…素のあんたが俺の理想だから
(意地でも言いたくなかったはずなのに気付けばポロリと本音を零しており、再び頬に熱か集まっていくのを感じ。いくら理想の兄弟とはいえ、傷つけてまで見ようとは思わず)
…俺みたいなゴミを誇りに思ったってしょうがないでしょ
(相手はいつも「信じている」と言ったり、今のような言葉を己に向けてくれるがそんな価値が自分にあるのかという思いからつい自虐的な反応を示してしまい)
…う……一松うう…ありがとな……!
(「カッコイイ兄」になろうと無理していたことから解放された気がして、知らず知らずのうちに目には涙が浮かび。またカッコ悪いところを見せてしまったと思ったが、嫌な気持ではなく。素の自分を認めてくれたことがただ嬉しく、涙を払いニッと笑って見せて)
な、そんなこと言うな!…一松はゴミなんかじゃない、たとえ一松がそう思ってたとしても俺にとっては、大切な人だ!
(バレていなさそうなのにはホッとしつつも、罪悪感は生れ。ただ、「弟としてだけじゃない」なんて言えるはずもなく。自らを貶す一松に何時になく声を荒げてしまい。ハッと気づいて「す、すまない」と目を逸らして謝り)
うん、今のあんたが理想だよ
(今の相手のどこがカッコ悪いというのか、理想の兄弟を目の前にしてそんなことなど思うはずもなく。笑顔を見ることができ、満足げに笑むと相手の頭を優しく撫で)
…っ、痛い…痛いから…これ以上言わないで
(自分の言葉を否定される度に胸に走る痛み、「大切な人」と言われたときにはもう耐え難いものとなっていて。自分は何を期待しているのか気づき、叶わないと知った途端、双眼から雫が流れ落ちて)
…俺の理想も今の一松だ。…今更だけど、俺たち、本当にそっくりだよな。
(満足そうに微笑むのは当に自分が見たかった表情で。今言った言葉は全部が全部本当だけど、一松が受け取ったカタチとは違うだろうな、と少しちくりとし。撫でられれば、目を細めてやっぱり六つ子だと思える同じ笑顔で笑って)
…!悪かった!そんなつもりはなかったんだ…でも、いつ一松が自分を否定したって、何度でも俺は一松を肯定する。だから安心していいぞ、一松。
(再び視線を戻せば、涙が零れ落ちているのに気づき。涙の本当の意味も理解せず、慌てて。それを指で掬いながらの言葉で、また一松は泣いてしまうかもしれないと思ったが、言わずにはいれなくて)
…は?俺が理想…?確かに…昔から共通点は多かったよな
(相手から向けられる言葉は嬉しくもあるが言われ慣れていないため、戸惑いを隠しきれず。相手の笑顔を見ると再び胸が締め付けられる感覚を覚え)
…兄さんのせいじゃない、でも…優しくされると、痛い
(相手に非はないため八つ当たりなどできず、ただただ気持ちを押し殺して。しかし抑えれば抑えるほど、相手に優しくされればされるほど胸の痛みは増していく一方で)
…だから、一松の理想が俺なら、俺の理想もお前だと思えないか?
(戸惑う一松にふっと笑ってそう言って。「好きな人」もそう、同じ、両想いだったらいいのに、とありえないことを考えて)
うう、すまない、いや、俺はどうしたらいい…?
(優しくするのが痛いと言われてしまえば、あたふたとして、どうすることもできず。困った顔で、うんうんと唸りながら思案し)
…思考までそっくりとか…あり得ないと思ってた
(ここまで考えが一致するとその先も期待してしまう、敢えて「そっくり」と言ったのは想いを寄せるのは自分だけだろうという考えからであり)
…
(優しくされて辛いのならいっそ嫌ってくれた方がずっと楽だろうが優しい相手のこと、言ったとしても無理だと言うのだろう。もう兄弟として見ることができなくなってしまい、「側にいて」の一言すら言えず)
そうだよな。本当、「ありえない」よな……
(そっくりだから、兄弟だから、許されない恋、ありえないと呟いた言葉は全て自分に向けたもので。誤魔化すように手は一松の頭に乗せられており、にへらと笑って)
…
(一松が自分に何も求めないなら、慌てるのをやめ、ただ側にいようと決め。無言で、一松の片手を取り、握りしめて。懐かしいな、なんて思いながら、いつの間にか夕日に染まる景色を見つめ)
…でもさ、悪くないとは思ってる。あんたと考えが同じなのは
(あり得ないと言い切ってしまえばこの恋心が否定されてしまう気がし、少しでも肯定しておきたくて。許されない恋ならば、せめてこの笑顔だけは守り抜こうと固く心に誓い)
…ありがとう、兄さん
(何も言わなくても側に居てくれる相手には感謝でいっぱいになり、手を握り返すと上記を呟くように。そして「弟が兄に甘える」という口実で何も言わず相手を片腕で抱きしめており)
…俺もだぞ。一松となら、嫌じゃないさ
(どうしてか、一松の言葉がこの恋を肯定してくれた気がして、ハッと視線を相手に向けたが、気のせいだとすぐに首を振り。そうして、さっきの笑顔で自分の気持ちを述べて)
あぁ…懐かしいな、昔はよくこうしてた気がする。…っ!一松、今日は甘えたい日なのか…?
(礼を言われれば安堵の表現をみせ、握り返された手を愛しく思いながら、小さい頃を思い出し。覚えてるかと尋ねようとすれば、突然抱きしめられた腕から熱が上がるように頬を染めて。弟としてだと理解しても、意識せざるを得なくて、口走った言葉には随分余裕がなく)
…はは、やっぱり兄弟だな
(相手の言葉には意識せざるを得なくて、見る間に顔が赤くなっていき。「兄弟」の肩書きさえなければこの想いは伝えられたのかと思うと再びずきりと胸に痛みを感じ)
…昔に戻ってみたくなっただけ。誰もいないし、今しかないと思って
(子供の頃は今よりずっと素直に甘えられた気がして、相手の言葉を否定することなく擦り寄っていき。相手の余裕のなさに気がついてはいたものの此方も指摘するほどの余裕はなく)
そうだな…俺たちは「兄弟」だ
(まるで自分に言い聞かせ、気持ちに歯止めをかけるように肯定して。頬が赤く染まったのは、夕日のせいだと勘違いするほど、一松の想いには未だ気づかずに)
昔に、か。ふ、みんなが見たら、驚くだろうな。でも、一松が俺にだけ見せてくれる顔なら、嬉しい
(擦り寄られれば、ますます頬の色は濃くなってゆくが、「誰もいないし」と言われれば、少し笑ってしまい。ついつい本音が溢れ、そのまま一松を受け入れるように肩を抱いて)
なぁカラ松、あの時父さんたちが離婚してたら…俺達はどうなってたと思う?
(あのときの己達は離れ離れになり、兄弟でなくなったかもしれない。唐突だと理解はしていたが聞かずにはいられなくて)
子供の頃は素直だった気がする…甘えたくなるなんて俺らしくもないか…。…当たり前じゃん、他の兄さんたちに見せたら死ぬ
(誰もいないから、相手しかいないからこそ甘えたくなる、他の兄弟には見せられない己の一面。気付いてほしいと願いながら好きだと心の中で呟いて)
離れ離れ、になるな…もう、会うこともなくなるんだろうか。そんなの、俺は嫌だ
(兄弟という言葉は恋の足枷だったはずなのに、そう言われてしまえば一緒にいられる口実だと気づいて。珍しく俯き、暗い顔で呟くと「お前はどうなると思う?」と聞き返し)
…今だって素直になればいいだろ?誰だって甘えたい時はある。だよな、って…そんなことで死ぬんじゃないぞ。一松が死んだらみんな悲しむ
(一松が自分にだけ甘えてくれると思うと嬉しくて頬が緩んで。冗談だとわかっていても死ぬと聞けば、真剣な表情で諭すに言い。触れるぬくもりへの愛しさは積もるばかりだけれど、好き、の言葉は声にならず心の中で繰り返して)
俺は…変わらないと思う。余程離れてなければ会えるし
(昔から六人で過ごしてきたためか離れ離れになるということが想像できず、聞いておきながら矛盾した答えだと自嘲して)
…やっぱりおそ松兄さんに甘えるの?…俺は生きる気力のない燃えないゴミ、いつ死んだっていいでしょ
(相手にとって甘えるに値するのはやはり長男なのだろうかと考えてしまうと「嫌だ」という気持ちが強くなって。想いを寄せる相手がいるのだから死ぬつもりなど毛頭ないのだがついいつものような態度を取ってしまい。鼓動は煩いくらいに響いているが嫌な気分ではなく、ギュッと強く抱き付くと相手に聞こえてしまってもいいと思っており)
た、確かにな。…でも、毎日は会えないよなぁ。本当に離婚しなくてよかった
(一松の答えを聞けば自分が深刻に考えすぎていたことに気づき。それでも毎日顔を合わせるのが当たり前になってる今のことを思うと、辛くなるだろうと想像して)
おそ松兄さんか。まぁ、俺の唯一の兄だから頼りにはしてるぞ。…そんな、こと言うなよ。一松が死ぬなんて、嫌だ。一松が死んだら俺だって死んでしまう
(兄には少し油断してる節があることは確かで。そういえば一松との関係を聞かれたことがあったと思い出すと、あれで兄さんは鋭いからな、と心の中苦笑し。一松が死ぬのを想像すれば自分が生きていくことができるとは思えず、気づかないうちにぽたりと一雫か頬を伝い。抱きしめた相手の高鳴る鼓動を感じると、何処かで期待してしまい己の心臓も共鳴するように鳴って)
まだ兄さんたちと一緒にいられるし…俺もよかったと思ってる
(離婚を免れたのは本当によかったと思っている。本当は相手と一緒にいられるならそれでいいのだが、直接言うにはまだ勇気が足りなくて)
そう…だよね、うん、分かってた。カラ松…大丈夫、カラ松がいてくれたら死ぬ気なんてないから
(唯一の兄である長男は相手にとって特別な存在であることは重々理解していたつもりだったが、相手から直接言われると乾いた笑いで誤魔化すしか術はなく。相手の頬が濡れていることに気が付くと咄嗟に本音を零して。きっと高鳴った鼓動は相手に伝わっている、これで気付いてくれるかと少々期待した視線を向け)
あぁ…そうだな
(それなら今は自分には勿体ないぐらいに幸せなんじゃないかと思うが、いつか決壊してしまいそうな想いを手放すこともできないジレンマに襲われて)
(/ここは一旦区切るので返答不要です)
…でも、素の俺がいいって言ってくれたのはお前だけだ。…よ、かった、ずっと側にいるから、だから死ぬ、な
(乾いた笑いに寂しさを感じ、特別なのは一松だとはっきりは言わなかったが心中を口にし。死なない、と聞いて少しホッとするがこの不安はまだ拭えず、存在を確かめるよう強く抱きしめ。この鼓動と向けられた視線に感情が揺さぶられ、気づけば「一松、」と名前を呟いて)
だって素のカラ松が…いや、忘れて。ちょ、カラ松…?俺はいなくならない、ここにいるよ
(好きだからと言いかけてしまい、慌てて口を噤んで。抱きしめられると同時に鼓動は一気に高鳴り、抱きしめ返すことで相手の言葉に答えようとし。最早名を呼ばれるだけで心臓は高鳴ってしまい「…何」と言葉の続きを促して)
……あぁ、お前はちゃんと、いる。…こんなお兄ちゃんでごめん。こんなこと言ったら見放されるかもしれない。…でも、聞いてほしい。
(抱きしめ返されたことで、 もう離したくないという想いが強くなり。口を開いて最初に出てきた謝罪の言葉で、本当は嫌われたくなくてどうしようもないと自覚し。それでも今伝えたい言葉から逃げないと決心し、深呼吸すれば抱きつくのをやめて、一松の瞳を覗き込んで)
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