匿名さん 2015-11-23 11:32:49 |
通報 |
昨日の話、だけど。お前今日と明日休みなんだよな?
悪いが急な用事が入ってお前に手伝って欲しいことが出来たんだ、不覚にも。
豪華客船クルーズを楽しめるんだ、悪くはないだろ?…仕事も着いてくるけどな。
実はその豪華客船、裏では闇オークションをしてるらしくてな。
俺らも別に警察じゃねえし俺らの街に関わる事じゃねえならわざわざそんなトコまで手出ししねぇんだが、その闇オークションに売ってる商品に俺らの結構な機密文書が混ざってるらしくて取り返してくる序でにその文書を見た奴が居たら困るから関係者を始末しろって指令だ。
怪しまれないように男女ペアで入れってことなのか知らねえがなんの気遣いか招待状が二枚入ってたからな。誘う女なんて居ねえから仕方なくお前に電話した次第だ。
大部連れとしての質は落ちたがお前の腕には信頼を置いてる。借りを返してくれんだろ?付き合えよ。
(コールをして僅か一回か二回で相手が出るとあまりの速さに不気味さを感じるものの今は協力を要請するのが真っ先で。相手に今回の自分に届いた仕事の概要を説明し、昨日相手が頼んできたパトロールよりも大事を頼んでしまったのには若干良心が痛むもののもとはと言えば彼が言い出した事であるし、どうせ付き纏われるなら利用したほうが良い。いつものスーツの他にフォーマルな型のスーツをクローゼットの奥から引っ張り出しつつ返事を待つ。最悪彼が嫌だと言えばほかの構成員を誘えば良いかと思いながら。ただ、ここらの構成員を探してもあそこまで秀でた戦闘能力を持つ者は他に居らず、さらにボス直々の命とあっては失敗するわけにも行かない為不覚にも彼の力はどうしても必要で)
なるほど、豪華客船の旅に誘う女の子がいなくて寂しいから僕を誘ったわけだね。ははっ。
(随分と曲解したことを告げ、挨拶のようにちょっかいを出し。心の中では豪華客船に闇オークションかとパソコンで本部のデータベースにアクセスして検索し。何件か引っ掛かったのでそれを横目に見ながら相手の話を聞いて)
ーーまあ、冗談はさておき、話は大体わかったよ。勿論手伝わせて貰うよ。借りは返さなきゃだしね。それで格好はどうした方が良いかな?周りに僕だとバレないように変装をした方が良い?
ち、違ぇよ!何でそうなんだよ!?寂しくねえよ!そもそもお前なんて誘いたくなかったけど!
(相手の言葉にあらぬ誤解だと猛反発しつつその後にさらに続く言葉に冗談だったのかとげっそりし。また遊ばれたと疲弊しきった表情で話を聞いていると成程、確かに彼の顔は裏の世界ではまあ有名な方であるのでそこそこ精通しているものなら直ぐにバレてしまう事を思い出し変装をお願いする事にして。そう考えると別に変装をせずとも誰にも身割れする事のない自分の権力の無さに気づかされる事になり若干落ち込み)
あー…そうだな、なるべく身割れしないように変装してくれ。一応このパーティに招かれるのは各国のお偉いさんや大富豪、大女優に大スターと並ぶ正式なパーティだからフォーマルなスーツを用意して浮かない様にして貰えると助かるな。
(からかえば慌て出す相手の声を聞いてクスクスと意地の悪そうに笑い。確かボスから貰った正装フォーマルのモーニングコートやタキシードなどがあったようなと考え。それにしても、各国のお偉いや大富豪、大女優に大スターが乗る船か。まるで外国映画の設定のようで)
分かった、変装してパーティに浮かない格好のスーツを選んでいくよ。
へぇ……メンツが凄いね、さすが豪華客船。映画のように沈没か殺人でも起きそうだね。
ーーところで待ち合わせの場所と時間はもう決まってるの?その豪華客船の案件って話を聞く限り、今日と明日を使って終わらすんだよね?なるべく準備は間に合うようにするけど。
おい…冗談は止せ…俺ら乗るんだぞ…。
ま、殺人は起こすなら俺らが起こす側だけどな。
そうなんだ、その手紙を見つけたのが今朝でな。今日の夜、一番近くの港を出発する便なんだ。
詳しい時間は17:00搭乗開始らしい。それまでに港に居てくれれば構わない。
初日の夜、0:00分から大広間の壁の裏にある隠れ部屋にてオークションは行われるらしい。
壁には男が二人立っていて、その男が来た人に”貴方の花は何色ですか?”と尋ねるらしいから、参加者は合言葉としてそれに”時雨色、朱鷺色、硝子色”と答えなければならないらしい。
すると一人一本薔薇を配られ、それを胸ポケットに挿すことで正式な参加者であることが証明される様だ。
…まあ、オークションについての詳しい話は後で会ってからしよう。
(今から船に乗るというのに沈没も殺人も嬉しくない話だと思いながら聞いており。その様な面子が集まるからこそ開かれる裏オークションなのだろうが、恐らく『Ataraxia』の機密文書以外にも表沙汰になると深刻な問題になるような物品は幾つも扱われるのだろうという推測は容易に立ち、自分達の様にそれを取り返そうと思っている輩も居るだろうから一筋縄では行かなそうだと思いながら軽く溜息を吐きつつ、詳しいところの話は直接話すことにしようと思い後回しにして)
……ん?“今朝”手紙を見つけた?もしかして狼君、机の周りを整理整頓してないのかな?整理整頓がちゃんと出来ない男は女性から好かれないよー。
ーーそれで、一番近くの港で17:00に搭乗開始か。16:50ぐらいには着くようにするよ。
裏オークションの話も了解。にしても表社会と裏社会の大物とかが関わってそうだなぁ。
(先程からパソコンをチラ見しているが、豪華客船を運営しているのはどれも有名な大物ばかりで。彼らが直接裏オークションに関わっているかは現時点では分からないが、敵に回したら厄介そうだと思い。しかしだからこそやり甲斐がある。ニヤリと自然と上がっていた口角に気付くと元に戻し、パソコンをしまって準備の為に立ち上がると)
もう一通り説明をしてくれた感じかな?
今から乗り込む為の準備をしようと思うんだけど……切っても大丈夫?
っ…だから何だよ、どうして変に頭が切れるんだ…
別に好かれなくて良いんだよ、女なんて媚ばっか売ってきやがって面倒臭いだけじゃねぇか。
そうだな、搭乗人の中には俺らと同じように変装して乗り込んできてる裏社会の大物も居るだろうな。警戒するに越した事はねえ。
(まるで遠くから自分の部屋を見透かされているような相手の発言にギクリとしてそんなことはないよなと窓の外を見る始末で。ここの町以外のマフィアの幹部クラスが居合わせている可能性も否定できず盛大に事を起こしてしまうよりはヒッソリと書類を奪還し、幾つか闇オークションに関する情報を入手、匿名で警察にタレこむのが最も手っ取り早く簡単で安全な手段なのだろうが。自分もまだ準備が終わったわけではなく、時間も押しているため素直に相手の意見を受け入れ通話を切り)
ああ、それじゃあ頼んだぞ。また後で。
駄目だよ、蝶と花は愛でないと。何だか狼君って彼女が出来なさそうで可哀想と言うか……逆に心配になってきた。まあ、そう言う僕も今は仕事の方が楽しいから彼女なんて作ってないんだけどね。
勿論、いつでも警戒はしているから安心してよ。了解、また後で。
(面倒臭いと言う意見を聞いて、そう言えば昨日の繁華街で“俺なんかいつも怒鳴りつけて金切り声上げられるわ”と言っていたことを思い出し。本当に彼は女性の扱いに慣れていないんだと改めて思って。心の中では、確かに自分も面倒臭いと言った意見には同意するけども仕事上それなりに関わることが多く。特に夜の蝶は有益な情報を持っているので飼い慣らしていた方が得で。まあ、仕事にまるで関係の無い女性は本当に適当にあしらうが。それに今は仕事と悪趣味の方が楽しいし。そう思いつつ相手も準備があるようなので時間が惜しいと言った感じに別れを告げて。自分もスマホを切って、クローゼットや洗面台の扉を開けていき)
豪華客船だから位の高い正礼装が良いよね。朝昼用にモーニングコート、夜用にタキシードを二着ずつ持っていくか。後は洗ったら落ちるヘアカラースプレーで変装中だけ髪を染めて、カラーコンタクトも入れてメガネでも掛けとけば良いか。かなり印象変わると思うし。後は旅行ケースとかだけど……どこにやったっけかな?
(そう言って少し慌ただしく準備を始め。段々と時間は過ぎて行き)
余計なお世話だ!さぞかし良いだろうな、顔面好青年はモテモテで!別に羨ましくねぇよ勘違いすんなよ!
(確かに公平な目をもってすれば女性は自分の様な目つきの悪いどう見ても柄の悪そうな男よりこの電話の相手の様な中身はただのドSで人を弄るのが大好きな鬼畜男でも顔面は一見すれば確かに、認めるのも憚られるが、好青年に見えてしまうので必然的にそちらが選ばれるのだろうと思うと世の中の理不尽さをまざまざと見せつけられたような気がして。幼い頃から目が合ったら最後、怖がられて逃げられる自分は何なのだと悶々と考えながら電話を切ると鍵のかかっている机の引き出しを開けズラリと中に並んだ過去に使ってきた武器達を眺めて。一昨日のようなことがあってはいけない、予備の拳銃と護身用の小さなナイフを取り出すと再び引き出しを閉め鍵をかける。銃弾を拳銃に装填して予備の弾も持った。フォーマルスーツは極一般的なマフィア内で行われるパーティの為のものだったので若干今回の場に着ていくには安っぽい気もする。どうせ諸経費として支出されるならと荷物を纏めてから町の仕立て屋へと向かい新しくスーツを何着か仕立ててもらう。かなりの高い物を交わされたようで聞いた値段は恐ろしいものであったが、マフィアの金庫がバックにある自分に今は怖いものなしだ。そのまま好意で着付けてもらい、髪型までオールバックにセットしてもらい店を出て時計を見れば既に16:00になっていて。タクシーを呼び止め近くの港へと急いで向かうことにして)
(あれから行き着けの美容院に予約を入れて髪型をセットして貰い。右目をやや隠してしまうほどの前髪を思い切ってオールバックに纏めて貰い。しかし落ち着かないので左右の長い前髪は一部分だけ残したままで。鏡を見ればゴツそうと言うよりかは見た目は執事の雰囲気に近く。少なくとも正装フォーマルも着ているので、普段のようなイタリア系マフィアっぽい感じは無くなった。「朧さん大胆にイメチェンしましたね」とどこか楽しんでいるように髪を整えてくれた担当の美容師が言い「偶には気分転換をしてみたくてさ」とマイペースに微笑んで。料金はカードで支払い美容院を出れば、時刻は15:45。タクシーに乗れば充分間に合う時間だと思い、地味に重い旅行ケースを引き摺ってタクシーを一台捕まえる。向かっている最中にカラーコンタクトを入れてメガネを掛ければ、それだけで朧と言う人物からは遠ざかり。ただ雰囲気の系統や声質は変えられないものなので、鋭い人が探れば気付かれてしまうかもしれない。そもそも完璧な変装をしたければ整形しかないのだが。手鏡で何か変な所はないかと確認の為にもう一度現在の自身を見て。銀髪の一部分だけ長い前髪を残したオールバックに、カラーコンタクトで変えた青色の瞳。黒縁の細いフレームのメガネに、夜用の正装フォーマルのタキシード。そして両手には絹の白手袋を付けていて。これで豪華客船に乗っても何も差し支えない。程なくして港に着けば時刻は16:45。一際豪華で大きな船を見つけて近寄れば船の名前が見えて。この豪華客船で間違いないと確信を持って)
……取り敢えず、この乗り場付近で待っていようか。
(港へ着くと時刻は16:50。キョロキョロと辺りを見渡して待ち合わせしてある朧の姿を探すものの見つからない。彼が約束を破ってこないとは考えにくく再び探し始めると先程から船の前で人待ちをしているような、搭乗する気配の無い男をじっと見て。体型は朧に似ている。しかし、髪の色は違うし、瞳の色も違うし、右目を隠す程長い前髪も無い。しかしその顔立ちはどこか朧の面影を残しておりじっと観察していたが、その時になってようやく変装をしてくるように伝えていたことを思いだしてまさかと思いつつ相手に近づくと至近距離で相手の顔を見て確信して)
おい、お前、朧か。随分派手に変えたな。
今晩は狼君。うん、大胆に変えてみたから気付かないと思ったんだけど、意外と早くに分かったね。不審者のようにウロウロとする君を眺めているのが楽しかったから、もう少し眺めていたかったのに残念。
(顔を覗き込んできた彼に、ちゃんと自身だと示すようにメガネを一旦取ってにこりと柔らかく笑み。しかし、続いて口に出したのはいつものちょっかいで。彼が到着していたのは気付いていたが、敢えて声を掛けずにこちらを探す姿を見物していて。それにしても近くに来れば来るほど小さいなと思いつつ外したメガネを再び掛けて)
危うく気づき損ねるとこだったぜ…近くで見ねぇとぜんぜんわかんねぇよ。
お前…ほんと趣味悪いな、さっさと声かけろよ、乗り損ねたらどうすんだよ…
(メガネを外した彼はやはり雰囲気こそいつもと違うもののこの全てを見透かした様な笑い方は間違いなく相手のそれであり大きく溜息を吐き。しかし、どうしてこんなに似合うのだろうと言うほどスーツ姿を着こなしている相手にこれはやはり身長の差なのだろうかとまた悶々とする羽目に落ちいり、最終的にまだ伸びるからと自分の中で言い訳するとスーツケースを再び引きずり搭乗口へと歩いていきつつ招待状の片方を相手に手渡し)
搭乗口でこの招待状を見せてくれ。結構良い客室に案内してもらえるって書いてあったぜ。
え?そうだね、君が乗り損ねたら優雅に一人で豪華客船を楽しもうかなと。顔パスが効けばの話だけど。
(げんなりとしている相手にもお構い無しに笑顔のままサラリと言って。ふと、彼の姿を見ては馬子にも衣装だと思うもののそれなりに垢抜けていて、違和感はさほど感じず。強いて言うなら足りないのは身長か。ーー気が付くと先に歩いて行ってしまった相手を追い掛けて、自身もガラガラと旅行ケースを引き摺る。すると何やら装飾の凝っている招待状の片方を手渡されては、良い客室と聞かされ)
へえ、楽しみにしているよ。スイートルームの一人部屋だったら文句無しだね。
(にこにことした笑顔は崩さず、この港と豪華客船を橋のように繋ぐタラップを登っていき。搭乗口で船員に招待状を見せれば「良い船旅を」と中へと通されて)
おい。
(相手の言葉はまるで冗談に聞こえず抗議するように不服の声を上げ。しかし本当に相手の風格を以てこの船に入ると顔パスが通ってしまいそうな錯覚に襲われるので不思議だ。招待状を見せると案外あっさりと中に通されセキュリティの甘さに疑問を覚えるが違法侵入者である立場の自分としては有難い限りで。船員に案内されたのは船の中でも一際豪華な装飾の施された階。しかし、案内されたのは1室。嫌な予感がして中を見ると案の定二人部屋で。確かにスイートルームではあるが二人部屋だとは聞いていない。この口を開けば毒舌しか出てこない男と二人部屋となると先が思いやられるが、その分怪しまれずに話しやすいという点だけはメリットか。渋々中へと入ると船員が非常事態時の説明や夕食、朝食の案内などをした後出て行った為、スーツケースを片方のベッドの側に置き)
…二部屋用意しとけよ…
まあ、一緒の部屋だってことは大方予想は出来ていたけどね。さっき電話で狼君も言っていたように、招待状が二枚来ていたと言うことは怪しまれないよう男女のペアで潜入をしろと暗に言っていたのだろうし、それに豪華客船に乗る男女なら必然的に周りからは恋人同士だと思われるし。よって、部屋を手配してくれた君の上司は更に周りから怪しまれないよう気を利かせて同室にしてくれたんだろうね。
まさか、狼君が女の子ではなく男を連れ込んでくるとは知らずに。
(何やら疲れた様子で呟く彼に、追い打ちをかけるかのように微笑みながら上記を言って。まあ、言わずともこの二人部屋と言う現実を突き付けられれば相手もこの部屋を手配した上司の心情を分かりきっているだろうと思い。男と二人部屋だと言うのに全くダメージを受けていない自身は旅行ケースを手前のベッドの脇に置き)
あっ、そうそう。豪華客船での僕の名前は“銀(しろがね)”だから人がいる所ではそう呼んでね。
ちなみに設定は、素行が悪い坊ちゃんを躾ける有能な執事だよ。だから人前では君に敬語を使わせて貰うね。別の設定が良かったら変えるけど何か案はある?あっ、恋人役は無しで。
(と、からかうように笑い。しかし嫌そうに言うのではなく楽しそうに冗談を一つ零し)
はぁ…くっそ…絶対誘う奴間違えた…
(頭ではボスの意図はわかっているし、それを敢えて変更して男を誘ったのは自分なのだがやはり若干落ち込み。此処は少し無理をしても女を誘った方が良かっただろうかと思うものの女と任務に向かったりした暁には喧嘩になるのは目に見えており。対してこの男なら自分は腹を立てるかもしれないが相手が飄々と受け流すので喧嘩にならないのだ。良かったのか悪かったのか全くわからないがとにかく現実を受け入れる他無く。)
誰が素行の悪い坊ちゃんだって?一生敬語使っとけ!
何で俺とお前が恋人設定なんだ、気持ち悪ぃ…こっちから願い下げだ、そんな設定!
あー…もういい、わかった、その設定で。それなら部屋が同室でも怪しまれねぇしな。
(相手の口にした設定に最初はぎょっとするものの後に行くと更にぎょっとするような設定が出てきたのでぶんぶんと勢いよく首を横に振り、ため息を一つ吐いて了承し。)
うん?素行の悪い坊ちゃんとかぴったりだと思うけどなぁ。
了解。ーーと言うわけで、なるべくボロが出ないように気を付けて下さいよ、坊ちゃん?
(清々しいほどまでに驚いてくれる相手に満足しつつ。おちょくるように執事の真似事を一度して。ーーさて、夕食まで何をしようかと思いながら旅行ケースに隠していたナイフ数本と拳銃を一丁、そして手榴弾と敵から奪ったスタンガンを取り出してベルトや足に括り付けて。テキパキと済ませると相手を見遣り)
それでこれからの予定だけど、何をするとか決まっているかな?今回の僕は君のお手伝いの為に来たのだからそれに従ってあげるよ。
ったく…嫌味な執事だな…
(敬語を使おうが何を使用が嫌味は相変わらずなのに呆れ溜め息を吐き。テキパキと今夜の準備を進めていく相手を横目で眺め、自分もナイフと12丁を取り出し、隠し場所に悩みながらナイフはスポンのポケットに、銃はそれぞれ上着の裏ポケットに隠し、補填用の弾丸もきちんとしまって)
ああ、この後は取り敢えず18:00から出航を祝ってパーティがある。取り敢えずそこに行く。その後は部屋で待機しつつ作戦を練りながら0:00のオークション開始に向け会場に向かう。今夜で取り敢えず蹴りはつけて明日の朝に10:00に停泊する港でさっさと降りる算段だ。
(裏オークションの現場を押さえるため組織に渡されたペン型の隠しカメラをポケットに入れて動作を確認しつつ相手にこれからの予定を示して)
なるほど、了解。確かパーティー会場は三階の中央ホールだったね。
ーーそれじゃあ、行こっか。
(相手が準備し終わったのを横目に鍵を持ち。彼が部屋から出てきたところで扉の鍵を閉める。廊下は相変わらずあのレッドカーペットようで。革靴を通してでも感じるふわふわとした感触を踏み締めながら目的地へと移動し)
トピック検索 |