匿名さん 2015-11-23 11:32:49 |
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ふぁ…それくらいする必要があるんだろ。新興の組織なんて統制が取りづらいことこの上ないからな。
(放送で目が覚めればもぞもぞと起き上がり相手の独り言に対してに欠伸をしながら返答し。ベッドの上で服を着替えると二段ベッドの上から下に降りて。髪を梳かしワックスで軽く毛先を弄りセットすると朝食を食べに行かなくてはと思い)
朝飯行くか?多分またあそこの調理場に誰かが作って置いてあるんだろう。
ああ、なるほどね。
(統率を取る為に敢えて厳しくしているのかと納得し。ベッドの上に座って相手の準備を待つ。朝食を作っている人達は朝早くから大変だなぁと思いつつ口を開き)
そうだね、朝ご飯もらいに行こっか。
それにしてもここは部屋で食べるのが決まりだから楽だね。
(彼が準備を済ませたのを見て、立ち上がり。ドアに手を掛けて外へと出ようとし)
そうだな。昨日は作らされたから大変だったけど、誰かが作ってくれてるんだったら楽でいいな。
(夕飯の当番で良かったと心底思う。朝はそこまで強い方ではないのだ。ドアに手をかけた相手の後に続き部屋を出ると調理場へと足を運び。中にいる男達に軽く挨拶をし並べられた食材をよそって盆の上に乗せて。朝飯はパンとスクランブルエッグにウインナー、コーヒーが用意されていた。これくらいの料理であれば割と短時間でできただろうなとざっと観察して思うとやはり朝飯当番の方が良かったかもしれないなどと矛盾したことを考え)
それにしても食事を組織が負担してくれるのは良いね。
(朝食の乗った配膳を持って部屋に戻って来るとそう言って。パンとスクランブルエッグにウインナー、コーヒー。量は多くもなく少なくもないぐらいで自分には丁度いい。それらを黙々と口に運んでいき。食べ終われば夕食の時のように調理場に持っていく。
ーーそれからはあのゆるいコンビに洗濯物や掃除を頼まれたりと、文字通り雑用を済ませていき。ようやくお昼の時間になる。手早くお昼を食べ終えれば「あと10分ほどで3階のホールで入団試験だから心構えはしっかりしとけよ」と上司が部屋に顔を出してそう告げる。また顔を引っ込めたのを確認すると武器の準備をしながら狼君を見遣り)
さて、どんな試験とボスがお出ましだろうね?
そうだな、楽だ。
(相手の言葉には全面的に同意する。全員分一括でつくることで食品ロスも減るだろう。全て食べ終え調理場まで片付けに行った後はまた庶務に走り回り。そして待ち侘びた"入団試験"の言葉に口角を上げ。武器が所定の位置にある事を確認する。十中八九戦闘技術を測るテストだとは思うのだが、敢えて変化球で来る場合もある。頭脳方向で来られたらどうしようかとも思ったがあのゆるい二人組が入れているのだから大丈夫だろう。そんな考えを巡らせつつ服の乱れを直し)
さぁな、いずれにせよ上手く適応するしかねぇよ。
確かにそうだね。
(ケースバイケースと、頭の中にしっかりと入れておいて。そして入団試験が行われるとされる3階のホールに行き。入った瞬間、荒くれ者共の無数の目と視線が一斉にこちらへと動かされた。その中央にはボスらしき人物がいる。思っていた以上に若い。20代後半と言ったところか。しかしながら、ここからでは距離が遠いのがネックだ。もう少し近付けないかと思っているとボスの口から入団試験の説明がされていき)
(ホールに入りピリピリとした空気に思わず気を張り詰める。中央の男は想像以上に若い。説明を聞きつつ相手との間合いを確認する。不意打ちをついて発砲すれば十分に届く距離だが、正確性に欠ける。やはりもう少し近づきたいところだ。しかし、焦る必要はない。恐らく試験をこなしていけばそのうちに機会は訪れるだろう。チラリと隣の朧の顔を盗み見て彼の考えを読み取ろうとする。彼は近接型、自分よりも遠距離での戦闘は選ばないだろう。つまり導き出される結論は未だ攻撃を開始するには時期尚早だと言うことで。取り敢えず入団試験をこなしていくしか無さげだと思えば話に耳を傾け)
(「今からこの場にいる構成員達がお前らを狙う。10分間生き残れ。入団試験はそれだけだ」ボスはそう淡々とした物腰で言い、それが合図かのように周囲の男達が武器を取り出していく。ざっと見ればバットやナイフなどの近接武器ばかりで。まあ、ここがいくら広いとは言え仲間の方の割合が高い故に銃を使わないのかと思いながら、自身はスタンガンを取り出し。恐らく周りの相手は殺しにかかってくる勢いで来るだろう。返り討ちにしても良いのだが、現時点では殺すのは暴徒化を煽ってしまうのでマズイ。ある程度は手加減しなければ。そう考えつつ前を見て)
はっ、分かりやすい条件だな。
(鼻で笑い軽口を一つ零し。
ーー瞬間、戦いの火蓋は切られ、一斉に周りが攻撃を仕掛けてくる。横合いから突っ込んで来た敵を軽く躱しスタンガンを当てれば背中を蹴って目の前の敵と共に薙ぎ倒し。次いでナイフで切り掛かってきたその一閃を屈んで避け足払いをすれば刹那振り下ろされた背後からのバットを受け止め取り上げる。そのまま空いた脇腹に一撃を食らわし、よろけたところを襲い掛かって来た敵に向けて投げ飛ばす。呼吸は乱れていない。存外楽だなと思いつつボスを見遣るが彼は攻撃範囲外。目を細めつつ周りに視線を向け、敵の攻撃が一瞬緩まった頃合いを見計らい前の敵を見据え、背中越しのまま後ろのパートナーに小声で話しかけ)
……狼。オレが親玉までの道を開ける。閃光弾で周囲の目も眩ますから、その間に開けた道を走って首を取れ。閃光弾を使う合図は次にお前の名前を呼んだ時だ。
(男達が武器を手に取ったのを見ればポケットからナイフを取り出し。本来の目的はこの男達を倒すことではない。自分が得意とする武器は本来の目的を達成する時まで隠しておこう。バットで殴りかかってきた男を避けるとそのまま空いた首筋に手刀を叩き込み気絶させるとそのまま背後に近づいてきていた男に回し蹴りを入れ、傾いた体を蹴り飛ばし。更に首筋に迫ってきたナイフを自分のナイフで弾くと腕を掴み背負い投げをし)
…!…ああ。
(不意に耳に届いた小さな声に小さな声で出来るだけ短く返事を返し。敵の攻撃を避けると共に徐々にボスへの距離を詰めていく。此処からなら全速力で五歩もあれば届く。だが、閃光弾を使う以上銃では焦点が定まらない。手首のスナップを効かせてくるりとナイフを回す。まさかこれで命を取ることになるとは。しかし、ああだこうだと考えている暇はない。次々と襲ってくる刺客達の攻撃を避けては隙を突き倒していく。そして耳を澄ませ相手の合図に神経を尖らせており)
(相手に作戦を伝えれば自身は地面を蹴っていき。ボスへと繋がる道を埋め尽くす敵を薙ぎ払う。殴り掛かってきた敵の腕を掴んで降り投げて、追い打ちを掛けるように数人を一気に蹴り飛ばせば道が開き。素早く閃光弾のピンを歯で引き抜き口を開け)
ーー狼ッ!!!
(叫んだと同時にそれを投げれば、瞬く間に鋭い光と音が辺りを埋め尽くし)
(相手の声に咄嗟に反応して視界が光に包まれると同時に目の前の男の腕を掴みその体を思い切り投げ飛ばし地面を蹴りボスがいる場所へと一気に駆け抜け。視界がやや戻り始めた瞬間を見計らい男の首筋をめがけてナイフを振り翳しそのままナイフを振り下ろし)
(光が止んで目を開く。狼君が成功したか失敗したかどうかはここからでは上手く確認出来ないが、彼がボスの元まで辿り着いたのは明白。それにボスが徐々に傾いていくのを見るに殺ったのだろうと判断する。
ーー数秒おいて、周りの構成員達が異常事態に気付き始める。マズイと思いながら二つ目の閃光弾を持ちながら自身も走り出し)
狼君!裏手の扉まで走るよ!!あともう一回投げるから!
(そう矢継ぎ早に言って手の物を敵目掛けて投げ付け。ボスの後ろにあった扉を目指して足を踏み込み)
(ぐさり、と鈍い感覚が直に手に伝わる。嗚呼、これだから刃物は嫌だ。手にべっとりと着いた血液に嫌悪感を抱くものの、そんな事を悠長に考えている暇は無く。閃光弾の効力が切れてきて、構成員達の視線が此方へ向く。ナイフを捨てて拳銃を手に持ち帰ると直ぐに安全装置を外していつでも撃てる様にしておき、二度目の閃光弾が炸裂したと同時に床を蹴って走り出すと扉を開け放ち、外に出て目視で誰もいないことを確認しつつ相手に向かって叫び)
早く!
(光を振り切って扉の外に出る。ここは3階。エレベーターを使うほどでは無い。非常階段を使って駆け降り、何とか拠点の外に出る。頭は狼君が確実に潰してくれた。今この組織は統率を取れていない状態。二組織の構成員の数を持ってすれば崩すのは容易いはずだ。とにかく拠点から離れつつもスマホを取り出して)
狼君、一旦ボスに指示を仰ぐよ。
(そう告げて電話で連絡をすれば「良くやったね。あとの雑魚処理はこちらが受け持つよ」と言われ。取り敢えず、今回の任務は片付いたようだが)
……何かスッキリしないな。
(彼が出てきたのを確認すると階段を駆け下り外に出てそのまま走って拠点から離れていき。手についた血も乾いてきた。漸く無事を確保し安堵して溜息を吐けば、電話で報告している相手を横目で眺めながらどこか納得の行かなそうな顔をしている相手を見て)
そうか?頭の首は取ったし、後は潰すだけだろ。何の問題もねぇんじゃねえの?
(相手の杞憂ではないかと首をかしげ。確かに命は絶った筈だ。そうなればもともと統率の取れていない集団は烏合の衆に化すだけだ。烏合の衆程鎮圧するに易いものはない。それぞれの意思が統率されず纏まりのない集団は統率の取れている集団に対しどうしても劣ってしまうものだろうと考え)
で、俺たちはそれぞれの組織に帰っていいのか?それともどっちかに報告に行くのか?
二組織合同だと色々と面倒だな…、戦力は増強するけどな…
…そういえば、お前んとこの部下と龍さんの方は上手く行ってんのかな…
うーん、そうだね。
……買い被り過ぎてただけだったかな?
(ポツリとその言葉を呟いてスマホをしまう。ずっと水面下で身を潜めつつ二大組織を狙ってきたのだから、この程度で終わりのような気はしないのだが。それにあのAparatheiaとAtaraxiaが協定を結んだぐらい厄介な敵だと判断されたわけであるから余計に疑ってしまう。これもやはり自身の杞憂なのだろうか?この世界で生きている以上、神経質になるのは悪いことではない。ただ度を越せば毒かと考え直して顔を上げ)
一応、二人で顔を出しに行こうか。でも直接行くのはAtaraxiaの方だけね。Aparatheiaの方はボスが電話報告だけで大丈夫って言われていたし。
ん?そうだね、刃君たちも上手く立ち回れていると良いけど。
(まだまだ未熟過ぎる新人部下の彼を思い浮かべては、パートナーがあの頼れそうな彼だから恐らくは大丈夫だろうと感じて。こちらのようにボスが不在で足止めを食らってなければ良いけど、とも思いつつ)
じゃあ、報告の為にAtaraxiaの本部に行こうか。
(そう言って歩き出し)
すっきりしない顔だな。
まぁ何か動きがあればその都度潰せばいいだろ。
心配し過ぎると禿げるぞ。
(何処か浮かない顔をしている相手を見て付け加えて言い。じっと相手を見てニヨニヨと意地の悪い笑みを浮かべいつものお返しとばかりにそんな事を言って)
そうか。
ああ、向こうが失敗してたら洒落になんねぇけど、龍さんが居るし大丈夫だろ。刃とかいうやつも筋は良いし。
(正直自分のボスでさえ怖いというのにApatheiaのボスに報告に行くというのは本当に怖かったので安心した。恐らく向こうのチームも何とかやっているだろう。龍は今まで自分が見てきた中では任務に失敗したことが無い。今回の任務ももしかしたら自分達より早くし仰せているかもしれない。歩き出した相手の後を追い本部へと戻ると直ぐにボスの部屋へと通してもらい、事の経緯について報告をし)
ははっ、むしろ狼君は少しは心配とかしないと脳が退化するよ。
確かに洒落にならないけど、まあ大丈夫だよ。
(にっこりと笑ってそう言って、相手に軽口を返しつつもう片方のペアの方のことも考え。それからAtaraxiaの本部に行って付き添いでボス部屋まで行けば何なく報告は終わり)
じゃあ、狼君。今日はここで解散と言うわけで。失礼するね。
(ひらひらとそう言って、Apatheiaの本部に戻れば情報室に引き篭もり。データベースにアクセスして第三勢力Resistanceの拾える情報は全て拾い、この拭えない疑問を解決すべくカタカタとキーボードを叩いて。しかし全く情報は集まらないので、首を捻りやっぱり杞憂だったかと思い直して仕事場へと戻り)
(/凄く遅れてしまって申し訳ないです…)
どうせ元からだよ!!悪かったな!!!
(頭の出来が良くない事は知っている。これ以上悪くなるもんかと半ば自暴自棄になって言葉を発し。報告を終え帰った相手を見送り自分も自分の部屋へと戻ろうとした途中、龍の姿を見つけ)
龍さん!任務、どうでした?
(声をかければ相手も少し驚いたように振り返り、それから普段の表情で「此方は勿論問題無く終わった。あの刃という男、所詮Apatheiaの構成員だと思ってそこまで期待をしていた訳ではないが、言う事もちゃんと聞いてきっちりこなす男だったな。…其方はどうだ?まぁ怪我もなく無事に帰ってきている所からして成功はしたみたいだが。」と返答をし)
はい、頭の首も取れましたし後は潰すだけでしょう。案外あっさり行きましたね。
(明るい声でそう言うと、寧ろ相手は表情を曇らせ、「…あっさりすぎて逆に妙に怪しく感じるな。本当にこれで終わりなのか?」と朧に似たような事を言うので少し驚き。二人共揃いも揃ってそんな事を口にするとは思っておらず若干不安になりながらも、「何れにせよ、任務をし仰せたなら後は他の者がやるだろう、苦労だったな。」という労いの言葉を掛け相手が去っていったのでそこで思考を止め。若干気持ち悪さがあるものの部屋へと戻り)
(/大丈夫ですよ、お気になさらず!!お暇なときに顔を見せて頂くだけでも嬉しいですよ。)
(明朝。目覚めは最悪だった。昨日の潜入調査の疲れか、自室で泥のように眠っていれば勢いよくマンションのドアがドンドンッと叩かれる。しまいにはまるで叫ぶかのような音に沈んでいた意識が覚醒していき。ぼやける視界で横の時計を見れば、時刻は午前4時半。近所迷惑どころではない扉を叩く行為に嫌悪は全く抱かなかったものの、むしろこんな時間に何なのだろうか?と言う疑問しか頭になく。重たい身体に喝を入れて玄関まで行けば、訴えかけていた声は次第にクリアになっていき。それが誰なのかが分かった瞬間眠気など引っ込み急いで扉を開けると、その人物が飛び込んできて)
えーと、刃君?
朝早くから……一体どうしたのかな?
(叫ぶようで訴えかけるような声と何度も鈍く響いていたノックの音を発していた彼に、恐る恐るそう聞き「ーーッッ!!!」バッと過呼吸気味で泣きそうな顔を上げてこちらの腕を思っ切り掴んできて「アイツ、アイツらがッ!!朧さんッッ!!?何も聞いていないんですかッッッ!!?」と物凄い剣幕で迫られる。まるで状況が飲み込めない。冷静さも無ければ余裕も無い相手の表情。とにかく混乱している部下を落ち着かせようとするが、グイッと掴まれたままの腕を引っ張られ「ニュース!!ニュースを見て下さい……っ!!!」と、今度は逆に弱々しい声で縋るように言われてしまえば強く言及することなど出来ず。言われるがままにテレビを点ければ、画面に映ったのは“緊急速報”の四文字で)
……れ、連続爆破事件?この建物、昨日僕と狼君が潜入したResistanceの拠点の……!
もしかして、もう一つ映っている建物は刃君達がいった方の拠点……?
(信じられない事実にそう冷や汗を流して聞けば、刃君はこくこくと頷き「あの拠点には両方とも予め爆弾が仕掛けられていたんです……っ!!オレ達の任務を引き継いであのまま残ったResistanceの奴らを一掃しようと、今日の深夜にApatheiaとAtaraxiaの構成員達が拠点に行ったんですが既に蛻の殻で。その時に仕掛けられていた爆弾が爆発したみたいでほぼ全員が生き埋めになったらしく……みんな死んでしまって!!!」そう言いながらまたもや泣き出しそうになり、何でも彼の知り合いが数人それで生き埋めになり亡くなってしまったようで。だから酷く混乱しているのかと焦りつつも、ボスに連絡をしなければとスマホを取り出せば既に40件以上もの着信履歴があり、二つの要因で青ざめながらも折り返せば「すぐに来いッッ!!!」と初めて聞いたボスの焦った大声にこちらまで更に焦りそうになり、急いでApatheiaの本部に行けばロビーは大混乱で。死人は両組織合わせて50人以上だと言った怒号が飛び交っており、そこを掻い潜って何とかボスの部屋の前へと辿り着く。不意に狼君の方はどうなっているのだろうかと思いながらも、急いで部屋の中へと入っていき)
ボス!!これは一体どう言う状況ですか!?
(自分らしからぬ大きな声で問いかければ「クソッ!やられた…!!あれは捨て駒だったんだ!!!」と力の限りダンッと机を拳で叩き。その光景を見て、嫌な予感は当たってしまったと冷や汗を流し。ならば“本物は何処だ”と目を細めていくが全く見当など付かず。そのまま自身はこの大混乱に呑まれるしかなく)
(/ほんと済みません…!早いとこ用事を片付けて来ますね……。そして急展開で済みません(汗))
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