匿名さん 2015-11-23 11:32:49 |
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……ギリギリ、だったね。
聖君と貂君もありがとう、助かったよ。
(二人で転がるようにして部屋を出れば、タイミング良く後ろの扉が閉まって大きな爆発音がしていき。あと少しでも遅かったらと思うと、生きた心地がしなくなり。しかしながら本当に狼君を助けられて良かったと思い、相手のことを抱き締めたかったが人前な為にさすがにそれは控えておき。そして、後ろからサポートしてくれていた二人にお礼を言えば緩慢に立ち上がっていき)
悪い、助かった。本当にありがとな。
(パソコンから手を離して余りの出来事に相当緊張していたのか放心してしまっている貂の頭をくしゃりと撫で、聖にも礼を言い。それから朧に向かい合い先程は有耶無耶になってしまった礼をちゃんと言って)
朧も、悪かったな。有難う。命拾いした。
(本当はあの時感じたことや相手が死ぬ様な事がなくて良かったという思いを伝えたいところではあったが流石に二人が居る手前そこまでの事は口に出すことが出来ず、礼を言うに留まり。立ち上がった相手を見て自分も立ち上がると手のひらに握り締めたままだったUSBを見て少し考えてからやはり相手に差し出して)
…受け取れ。本当は持って帰らなきゃなんねぇけど、流石に助けてもらってこんなの持って帰れねえよ。
今回の礼だと思って受け取ってくれ。
お礼って……そんなのーー。
(君が助かっただけで充分だと言おうとしたものの、やはり人前な為にその言葉すら言えずに飲み込み。受け取るのを躊躇っていれば「朧さん、狼さんの厚意を無下にしては駄目ですよ」と、パソコンを仕舞いながら聖君が言ってきて。少し考えてから狼君の持っているそのUSBを受け取っていき)
…ん、ごめん。ありがとう。
(そう言ってUSBをしっかりと持てば、コートの中へと仕舞っていき)
ん、それでいい。
(受け取るのを最初は躊躇していたようだったが聖の言葉もあり受け取ってくれた相手を見てUSBを持ち帰るという任務には失敗してしまったものの確かな充足感があり。貂はそれを見ていたが何も咎める様な事は言わず、漸く放心状態から戻ったような状況であり、帰ったらしっかりと礼を言わなければいけないなと思い。さて、帰りもまたあの面倒な設備が待っているのかと思うと非常に気が重く、窓をチラリと見遣れば窓から出てしまおうかと割と安易な考えを抱き。何かの為に縄は持ってきていたので窓枠に括りつけて降りれば問題ないだろうと考えそれを提案し)
帰りは窓から降りるのでいいか?縄持ってるし。サイバー班のPCは何だったら俺が持つから。
俺は別に片手でもなんとか降りられるしな。
僕は全然構わないよ。聖君も大丈夫だよね?
(相手の窓から降りると言う言葉には少し驚いたものの、この厳重なセキュリティの中をまた通って行くのは少々骨が折れ。だったら、ショートカットしてしまった方が楽だと思い隣の聖君にも聞けば「降りるのなら大丈夫です」と言っていて。ただ念の為にパソコンは持ってあげようと考えて、彼からケースを受け取っていき。そして、狼君の言葉に頷けば窓の方へと歩いて行き)
(貂や二人が承諾してくれたのを見ると縄を取り出して丈夫そうな窓枠に縄を何重にもしっかりと巻きつけて自分から先ずは降りて行き。貂のパソコンを片手に持っていたので多少骨が折れたもののなんとか下にたどり着くことが出来て下から上に向かって声を掛けて)
どんどん降りてきて良いぞ。万が一落ちても俺が受け止めるから安心して降りて来い。
了解っ、先に貂君や聖君を降りさせるね。
(上で何かあっては困るので、自身は最後に降りようと思い貂君や聖君を先に行かせていき。ここは5階なので結構な高さがあると感じつつ、二人が降りて行くのをハラハラしながら見守っていって。数分後に二人が無事に降りたのを確認すれば、自身も聖君のパソコンを持ちながら器用に降りて行き。少し時間が掛かってしまったものの地面に無事に降りれば、三人の所へと行って聖君にパソコンを返していき。これで任務は終わりかと狼君達を見れば)
ーーそれじゃあ、キリも良いしここで別れる?
(聖と貂が降りるのを下でサポートして受け止めたもののいざ最後に朧が降りてきた時は受け止める事が恥ずかしくてできないという事態に陥ったものの縄を回収すると取り敢えず任務は終了し。此方を見て解散を提案してくる相手に軽く一つ頷いてそうすることにして。後で本部についたら電話でもすればいいかと礼はその時に取っておくことにしてひらりと手を一つ振り別れの挨拶をして)
ん、じゃあそうするか。お疲れ様。気をつけて帰れよ。
狼君達もお疲れ様。そっちも気を付けて帰るんだよ。じゃあ、またね。
(笑みを浮かべてヒラリと手を振れば、横で元気良く別れの挨拶をしつつ手を振っている聖君を連れて車へと戻って行き。そのままApatheiaの本部へと帰ればボスの部屋に寄ってUSBを渡し、労いの言葉を貰っていき。そして、時間が時間だった為に本日はこのまま帰って良いと言われたので、聖君と別れて自宅マンションへと戻っていって息をつき)
(/今晩は! セキュリティ編お疲れ様です! バリエーションのある罠を回避させるの楽しかったです! あと本日は車学が無かったのでトピ主様と沢山ロルのやり取りが出来て本当に幸せでした…!改めて狼君やトピ主様が大好きです…!(( 次のお話ですが、今の所は朧がヤキモチを焼く話か、RPGや妖怪パロディ(夢オチ)をやってみたいなーと考えていますが、トピ主様のご意見もお聞かせ願えればと思います!)
(相手にひらりと手を振り自分も歩き出すと車を止めた場所に戻り貂を助手席に乗せて自分は運転席に乗り。Ataraxiaまで戻る道の途中、相手のサイバー的な技術について褒めてやはり相手はその道に進むのがいいだろうと思い。任務自体は失敗してしまったが今回の貂の腕の事は必ずボスに報告しようと考えて本部に着くと二人でボスの部屋へと向かい任務の失敗について朧の事を抜かしてUSBを取ろうとした時に罠が作動してその隙に取られてしまったのだと話し。一方でその罠についての見落としはあったもののほかの罠については貂の技術により解除し大幅に任務の進行を容易な物にしてくれたという報告をボスにするとボスは貂についてAtaraxiaのサイバー課に正式に入れてくれると約束し。もちろん自分は始末書を書く羽目には陥ったもののそれ以上の追求はなく部屋へともどると自室に篭り朧に電話をかけて)
…もしもし、朧…?
(/長らくお付き合い頂き有難うございました…!成程、車学が無かったのですね…!お相手様とたくさん絡めて私も幸せでした…!!!もちろん私も朧君もお相手様の事も大好きですよ!!!()、ん、んんんん!?RPGに妖怪パロ…!?非常に気になりますね…!ヤキモチ編Part2も実に気になるところではありますが今回は妖怪パロをお願いしようかなと思っております…!)
(部屋で明日の書類を見ていたところ、不意に狼君から着信が入っていたので慌てて電話に出て行き。何だろうかと思いつつも、スマホに耳を当てて口を開いていき)
…もしもし狼君?どうしたの?
(もしかしてUSBのことで上司に怒られてしまったのだろうかと、一抹の不安を抱きながら電話の理由を問い掛けてみて)
(/いやはやほんと言葉に出来ないぐらい大好きですのでこれからも何卒よろしくお願い致します…!! 狼君のことが好き過ぎて、そういう系統もやってみたいなーと欲が生まれてしまったゆえのパロディ(夢オチ)です!さすがに別スレ作るのは大変ですので…! 妖怪パロですね!了解です!妖怪と人間、妖怪と妖怪などのパターンがありますがどちらに致しましょうか? それと妖怪パロは朧か狼君が寝てる時に見てる夢ですので、どちらか片方は普通に現実の記憶ありでツッコミ役と言うことも出来ますが、どちらも現実の記憶無しというのも出来ます!)
…あ、大した用事じゃねぇんだ。
ただ、さっき二人がいたから色々言い損ねたから。
(相手の少し焦ったような不安がっているような声を聞いて何か誤解をさせてしまったようだと察すると安心させるように先ずはそう告げて。やはり言いたいことは言っておかないと後々後悔するということは自分の身を持って何度も経験しているためこうして電話をかけてでもやはり伝えておこうと思っていたわけで、一度息を吸うとゆっくりと言葉を紡ぎ行き)
…さっきは本当にありがとな。
正直死ぬかもって思ったし、もし爆発するような事になればお前のこと蹴飛ばしてでも外に出そうと思ってた。
でもお前が一生懸命に外してくれたからさ。それ見てたら、多分俺が逆でも同じことするなって思って。
お前だけでも生き残ってくれたらとか色々考えちまったけど、やっぱりお前と生きたいっていう気持ちが溢れてきちゃってさ。
今までは死ぬ段になったら冷静に死なんて迎え入れられると思ってたのに、お前と居るとそうも行かなくなるんだなって思ったし、軽々しく一人で死のうと思ったことをちょっと後悔した。
…なんて、こんな話されても困るよな。
取り敢えず、お前に言いたいのは本当にありがとう、ただそれだけだ。
(/わかりますわかります愛が言葉にならなくて愛してますくらいしか言えませんが愛しております…!!()、んんん、成程、夢オチという設定で別設定の二人を描くということなんですね…!楽しみです…!マフィアな二人もいいですが妖怪となるとまた一風変わった二人を楽しめそうですね…!では設定としてはオチは狼の夢だったということで、朧が妖怪だったという衝撃の事実を知ってしまった人間の狼という設定でどうでしょう…?どの妖怪かというチョイスはお任せします…!)
(ゆっくりと相手から伝えられていくのは、先程の危機に陥ったことに対する感謝の言葉で。あの時は、自身が拘束されていないのにも関わらずこちらも血の気が引いていて。助かった今は最悪な事態など想定はしたくないものの、本当にその最悪な事態にはならなくて良かったと思いつつ、狼君の言葉一つ一つをしっかりと聞いていき)
……とにかくあの時は必死で、やっぱり狼君を死なせてしまうことは嫌だったから心中覚悟でいたけど……そうだね、僕ももっと狼君と生きていたい。もっと二人で色んなことをしたいしね。
それと、困るわけがないよ。こうして君の気持ちが聞けるなんて嬉しいしね。
こちらこそありがとう。
(/自分の方も海よりも深く愛しております…!! 設定了解しました!では舞台もガラリと変えて、大正時代の東京の帝都とか(( それとも現実と同じ時の方がやりやすいでしょうか? ちなみに大まかな妖怪パロのお話ですが、朧(妖怪)が唯一自分の正体を知る人間の狼君のことを気に入っていて常々契約(契約すると一蓮托生になるものの妖怪の力が強くなる)を結べと迫っていますが狼君はNOと言っているのが妖怪パロの日常で。そんな中、悪い妖怪が出たと言うことで狼君がその退治を任された(巻き込まれた等でも)為に行く羽目になって、朧が勝手に付いて行って。ピンチになった時に契約をして悪い妖怪をぶっ飛ばして、そこで目が醒めるなどは如何でしょうか? それともほのぼの路線をお求めでしたらそちらでのお話も考え致します!)
ん、そうか。
お前も同じ気持ちなら良かった。
…じゃあ、おれ、そろそろ寝るから。
お休み、夜中に掛けてごめんな。
(電話越しの相手の声を聞くだけで穏やかな気持ちになり相手もまた自分と同じ気持ちを抱いてくれていたことに安堵をすると口元に微笑を浮かべてそう述べ。時間も時間なので余り長電話してしまうと迷惑だろうと早々に話を切り上げると挨拶をして相手の返答を待ってから電話を切ろうとしており)
(/な、んと…!それならばこちらの愛は天より高いです!(?)、おおお、良いですね、大正浪漫…!是非そうしましょう!そうすると狼は荒くれ者で不良だけど腕っ節だけは強い書生ですね…!設定素晴らしいです…!是非それで行きましょう…!)
ううん、こちらこそ。それじゃあ、お休み。
(穏やかな笑みを浮かべつつ、名残惜しいが時間も時間なので狼君との会話を終えていき。今日は高度なセキュリティに随分苦労したなと思いながら手早く寝る準備をしていき。支度が整えば、あまりにも疲れていたので夕食など抜きにそのまま寝に入っていって意識を落としていき)
(/ て、天ですと…!くっ…届かないです!(( 書生いいいい!狼君が書生ってとても滾ります!ではでは、こちらが次ロルで妖怪パロの初回ロルを回しますね!他にご質問が無ければ蹴り可です!)
(相手と電話を切るとすぐに眠気が襲ってきたため小さく欠伸をこぼすと貂のこれからの方針もだいたい目処がたったし良かったなと思いつつシャワーをさっさと浴びて服を寝間着に着替えてベッドに潜り込み横になって瞳を閉じると直ぐに意識を手放して)
(時は大正、めくるめく混沌の時代。明治に文明開化の鐘を鳴らしてからと言うもの、この日本はあっという間に西洋文化の波に呑まれてゆき。散切り頭の面影など疾うに無く。草履や下駄を履いて歩く町人の姿も日に日に減ってゆくばかり。寧ろ、着物に下駄などと言った己のような江戸の風貌が珍しくなっている世知辛いご時世で。一部の人間達は、伝統と近代文化が織り混ざったこの時代を“浪漫”などと称しているものの。妖狐の身として永いこと生きてきたこちらとしては、それを西洋かぶれの真似事をして言うと“なんせんす”の一言に尽き。あゝ、生き辛い世の中になってしまったと“はいから”な格好をした人間達を眺めていれば、ふと一人の人間が目に止まり。ガラガラと灰色の石畳を通る馬車を避けて、洒落た西洋式のガス灯の下へとからんころんと下駄を進めていけば、ほんの少しの冗談を交えた言葉で声を掛け)
やあやあ、書生君。君がこんな馬車道に来るだなんて何とも珍しいね。
(気難しげな顔を取り繕い手に持っていた書物に目を落とし馬車道を歩いていき。本来こんな書物など疾うに川にでも投げ捨てたいところではあるのだが、細眼鏡の先生に次は無いと脅されている為論文を提出しなければならず。詰襟のシャツの釦は余りの息苦しさに一つ開けられており、西洋の外套と日本の羽織を混ぜたような妙な藍色の上着には若干の皺が見受けられ。黒の学帽は脱ぎ捨てて小脇に抱えられ、首には黒の首巻きが巻かれており。書物に気を取られ背後への意識がおろそかになり始めた頃不意打ちで掛けられた声に思わずびくりと肩を震わせてしまい、振り返らずとも誰だかわかるその声の主にそれを見られた事に恥辱を感じて首巻きで口元を隠しつつそれを隠すようにじっとりと湿っぽい視線を相手に送りまるであっちへ行けと言うようにしっしっと手で追い払うような仕草をして)
出たな、化け狐。見ての通り俺は今非常に忙しい、彼方へ行け。
あっはっは、化け狐なんて酷いことを言うねぇ。僕には朧と言う歴とした名前があるのにさ。
(藍色の着物の袖で口元を隠しながら、ニタリと弧を描いた笑みを浮かべていき。若草色の羽織を靡かせて馬車道の馬に蹴られぬよう煉瓦造りの歩道へと入っていけば、人間のそれと変わらぬような笑みに戻して口を開き)
ーーまあ、名前のことはさておき。そんなチンケな書物なんて読んでいないで、書生君は生き字引の僕と会話をした方がよっぽど有意義だと思うけど?
(西洋風の新しい学問が記された論文か、はたまたそれを猿真似した日本の学問か。けれどそんな人間の書物などどうでも良く、要するにただ単に己は数歩先にいる書生の彼と話がしたいだけで。幾年幾千、永く行き過ぎてがらんどうになった心を埋めてくれるのは今この時は揶揄い甲斐のある目の前の書生のみ。詰まるところ化け狐の執着心と言うものは犬神の怨念よりも厄介なもので、気に入られたら最後。それこそ最期まで憑き纏うほどしつこいものであり、ゆらりと今は化かして見えない狐の耳と尻尾を揺らせば、下駄を鳴らして近付いて行き)
対価が高過ぎる。却下。
どうせ知識と引き換えに契約しろとか言うんだろ、丸分かりだ。
それに生憎そこまで勤勉じゃないんで。
諦めて別の奴探せよ。
引き際のわからない奴は得できねえぞ。
(自分が拒絶の言葉を吐く毎に詰められていく距離に億劫そうに欠伸をこぼすと其方をチラリとも見ようとはせず。かと言って完全に無視する訳でもなく。退屈凌ぎに揶揄われているのは百も承知、まともに相手をしていては幾ら命があっても足りないと割り切り書物から目をあげることもせずに距離を詰めさせないようにさっさと足を運んでいき。自分にしかこの男の正体がわからないというのは中々に厄介でそれを自覚していてわざとつけ込んでくるその手ももう読み切っており兎に角逃げるが勝ちだと言わんばかりに足を止めることなく宿舎への道を急ぎ行き)
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