匿名さん 2015-11-23 11:32:49 |
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…はは、笑えねぇ…。
次に目が覚める気がしねぇから良いわ…
(相手の言葉に乾いた笑いを漏らし。一刻も早く自室に帰って寝たいというのが今の本音だ。そして、その後に付け加えた言葉は本心から相手を疑っている訳ではなく、若干謎の意地も含まれており。乗り場へとたどり着くと美味しそうな焼き魚の匂いが漂っていて思わずお腹が鳴った。これ以上の我慢はならない、立ち往生している相手にカクカクと頷きさっさと焼き魚定食を購入し。新鮮な魚の塩焼きにご飯、味噌汁はおかわり自由で500円とは何とも良心的だ。相手の元に戻りつい食欲に負け勝手に買ってきてしまった事に侘びを入れ)
あー悪ぃ、余りに腹減りすぎて買ってきちまった…お前はどうする?一緒に何か買って食うか?
(/はい、どうぞどうぞ!対抗戦ともなるとモブも必要になってくると思うので!恋愛フラグ…そうですね…そろそろ朧君の方は狼に対して何かただの”楽しい玩具”として以外の感情を持ち始めて下さると嬉しいです…!この後一ヶ月毎日町で顔を合わせる中で、狼は最初は遊ばれてるだけだと思い煙たがってたのが、段々毎日会うのが内心楽しみになってる感じになるので、次に対抗戦で会うときには、お互いに説明のつかない感情を相手に抱いている様な感じを想像しているのですがいかがでしょうか…?)
酷いなぁ、今日のところは永眠させる気はないのに。
(にこりと何とも胡散臭そうに笑い。
ーーそして現在、食堂前)
ああ、別に気にしなくても良いよ。僕も食欲が出てきたから何か食べていく予定だったし。……鯖の味噌煮定食かな。
(既に朝食を手に持っていた彼のメニューを見て、定食系にしようと決め。朝の定番、塩鮭定食か鯖の味噌煮定食かで迷い、結局鯖の味噌煮にはご飯と味噌汁に加えて卵焼きが付くと言う文面を見てそちらに決定し。食堂のおばちゃんから定食の乗ったトレー受け取って。目の前の海が見える席にいた彼の前に座り)
ごめん、待たせたね。
(/ありがとうございます…! 了解しました! 説明のつかない感情とか滾ります…! 一ヶ月後の対抗戦では朧が狼君のことをどう見ているのかや心情の変化を自覚させる為にも、モブ部下などを使って話させたいと思います! 狼君に関することでは余裕が無くなる朧をいつか書きたいですので…! お答え頂きありがとうございました! ではこれにて背後は失礼させて頂きますね/蹴り可)
おう、じゃあ先席取ってるわ。
(朝食を買いに行った彼の代わりに席を取り座って彼を待っている間もそわそわとしており。相手が自分の目の前に座った事を確認すると手を合わせ頂きますと挨拶をして食べ始め。流石に取れ立てだけあって鮮度は抜群で本当に美味しい。思わず舌鼓を打ち、ご飯と味噌汁をそれぞれ2杯ずつお代わりして、それをペロリと平らげ。眠らないと決めていたのに満腹になった途端に急激に眠気が来てしまい意地も何も無く欠伸を零して)
美味いもの食ったら眠くなった…やっぱ待合所行ったら寝ていいか?
いただきます。
(小声で呟きトレーを見る。脂の乗った鯖の味噌煮、炊き立ての白い御飯、ワカメと豆腐と油揚げの味噌汁、厚みのある出し巻き卵。こんなにもしっかりとした朝ご飯を取るのは久しぶりだ。いつも朝はカロリーメイトやウィダーインゼリーなどで済ましているから良い機会である。これを機に食生活の改善を図ろうと心に決め、箸を使って朝食を食べ始める。前にいる相手が御飯と味噌汁をおかわりするのを横目に、食べ盛りと言うものかなと考えて、自身はお茶を啜る。おかわりして満足したのか欠伸を零してそう尋ねてきた相手に笑みを浮かべ)
了解、命の保証はしてあげるから安心してお休み。
(そうして待合所で眠りに着いた彼を一瞥して、時計を見る。今の時間は7:30ほど。フェリーが来るまでそれなりに時間がある。ふと、スマホのメールボックスが溜まっていたことを思い出して中身を見れば、部下達からの仕事に対する質問で埋まっており。待機中にこれを全て返すかと考えて文章を打っていき)
お前の保証は全く安心できねぇがこれ以上起きてるのも生命活動の維持に支障が出る…
(お代わりもせず朝食を済ませた相手を見て、食が細いなと内心で思い。燃費が良いのだろうか、何故それだけで足りるのかわからない。相手に減らず口を叩きながら待合室へと移動すると椅子に座った瞬間強烈な眠気が襲い。宣言通りに、大して抵抗する間も無く引きずり込まれるように眠りに就き。しかし、敵の眼前だというのに、真逆先程の言葉を信頼しきった訳でもないが無防備であるのは否めず。だが、夢の中にある自身には既にそんなことは考える迄も無くなっており)
………………。
(フェリーの待合所は風を凌げて寒くは無いものの空調設備は整っていない。こくりこくりと眠りに入ってしまった相手を見て、本当に疲れていたんだろうと考え。そう言えばと、旅行ケースからタオルケットを取り出して彼の膝元にかける。満足気に頷き、再び部下へのメールを打ち続け。ーー全てを返し終えた。謎の達成感である。そんなことを思っていれば待合所の窓からフェリーが地平線からやって来るのが視界に入り、かけていたタオルケットを旅行ケースにしまって声を掛け)
狼君、起きようか。フェリーが来たよ。
…おう…
(不意に起こされればかなり熟睡していたらしく眠たげな瞼を押し上げ、数十秒の間ぼうっとしており。それから漸く現状把握が追いついてくると大きな欠伸を一つこぼし立ち上がり。どうやらタオルケットを掛けてもらっていた事については本当に記憶に無いらしく。フェリーの乗り口までスーツケースを引き摺って到着すると、中に運び入れて乗り込み。これからまた10時間の船旅かと思うと小さく嘆息し何処か寛げる所を探して歩き始め)
思ったよりも揺れないんだ。
(フェリーに乗って、乗り場から出発し始めて数分。海が穏やかなこともあってか救命ボートよりも揺れず。ただ豪華客船よりかは揺れが直接的に感じるけれど酔いを引き起こすほどのものではない。硬い椅子だったが、座れる上に屋根の下にある場所を見つけてそこに腰を下ろし)
10時間も乗るのに揺れが激しかったら堪ったもんじゃねぇしな…
(やはり豪華客船に比べれば劣ってしまうが、彼の言う通り思ったほど乗り心地の悪いものではなく。椅子に座りスーツケースを下に置くと欠伸を一つ噛み殺し、やはり眠そうな表情をしており。それからペン型カメラに内蔵されているmicroSDカードを取り出し、自分のスマホに挿入してデータを取り出すとデータファイルを本部へと送信し。今頃豪華客船内は大騒ぎになっているだろう、もしかしたら中止になって今頃港で降ろされているかもしれないなどと考えつつ。しかし、参加者の顔はすべて撮影してあるため警察に垂れこめば一発で捕まるだろうと考え)
まぁ…何だ、その、取り敢えず今回は助かった。
これで貸し借りはチャラだ。
あれ?まだ寝惚けている?怖いぐらいに素直だね。
(言い辛そうに感謝の言葉を述べる彼にそんなことを返しつつ緩やかに笑う。一日という短い時間だったが凝縮されており、期待していた以上に濃い時間だった。簡素に感想を言えば楽しかった。しかし、相手の貸し借りはチャラと言う言葉を聞いて、何やらこれで縁が切れるとでも考えているのだろうか?と思いつつ一応表では同意をしておき)
うん、そうだね。貸し借りは無くなったね。
(まあ明日からは一方的に追い回すけど。そんなことを胸の内にしまいながら少し意地の悪そうな笑みを浮かべて)
うっせ、俺を何だと思ってんだ、俺だって素直に礼くらい言う。
(相手の言葉にやはり言わなければよかったと内心後悔しながらグダグダと不平不満を並べ。然しながら、彼が居なければ危うかった面も幾つかあり、連れていった相棒が彼でなければ諸共命を落としていたかもしれないと思う点も確かにあり。そう思って再び視線を向けた相手の顔の意地の悪気な笑顔。やはり前言撤回だ。更に何となく彼の言葉の、貸し借り〝は〟という言葉が引っかかったがこれ以上考えるのも怖いので思考を止め、昼食をとったりとグダグダと過ごしていればようやくフェリーは元の港へ戻り)
まあ、素直じゃないだけで頑固なわけではないもんね。
(むしろ彼が融通の利かない性格であったら、敵と言うことで中華街の誘いも断っていただろうし、豪華客船にも誘われなかったはず。元より融通の利かない真面目な人間などこの裏社会では生き残れないのだが。そんなことを考えながら、家に帰ったら相手の行動パターンの分析でもして明日から遊びで付け回そうかと頭の隅において。ーーやがて、長い航海を終えたフェリーが昨日ぶりの港に着く。すっかり凝ってしまった肩を少し回して、旅行ケースと共に地面へと降りる。時間は19:40頃なため辺りは真っ暗だ。街のネオンライトが久しいと感じつつ次に降りてくる彼を視線を向け直し)
無事に帰ってこれたね。
褒めてんのか?貶してんのか?…お前の事だから貶してんのか。
(素直でないという点で貶されているのか頑固でないという点で褒められているのかわからずそう尋ねたものの相手が言うという事はもとより貶しているのだと結論付け。港に降り立つとしみじみと戻ってきたことを実感して。早く部屋に戻ろうと思い重いスーツケースをガラガラと転がしつつ疲れ切った足を進めつつ。組織のある方向は逆なので相手とはそろそろお別れであるし、金輪際会うこともないかも知れないと思っており、それはそれで少し寂しくなるなとは思うものの元より相手は敵と割り切り)
オカゲサマデ。
じゃあな、次会った時は本気で殺すからな、覚えとけよ。
え?何?現実味の無い言葉過ぎて後半は聞き取れなかったよ。
ははっ、じゃあね。
(にっこりとそう微笑んで、相手とは反対の道に向かって歩き出す。豪華客船からは綺麗に見えていた星も、都会のここでは明かりのせいで微かにしか見えない。途中でタクシーを拾ってマンションに着けば、カラーコンタクトとメガネを外して一息つき。風呂から上がると冷蔵庫から野菜や魚を取り出して、トマトのブルスケッタとカルパッチョを作ってパソコンを開けばデータを打ち込んでいく。ーーそうして、やるべきことを全て終えるとベッドに横に入り意識を落としていき。夜は益々深くなり)
あっの野郎…
(最後をいつも通りの毒舌で締めくくって反対方向へと歩いて行った彼に恨めしげに言葉を吐き出してから自分の組織へと帰って行き。夜だと言うのにボスへの謁見が許可されボスに資料を手渡し事のあらましから全て朧の存在を適当な女性に置き換えた物を相手に報告し、資料に返り血が付いてしまったことを詫び。しかしボスは満足げに頷くだけで咎める事はなく労いの言葉を掛けられ、部屋から出れば張り詰めていた気持ちを一気に安堵の溜息に変え。一先ず何とかなったと部屋へ戻り、スーツケースもまるでそのままに放置してスーツのままだというのにベッドに倒れこむと気を失うように直ぐに眠りに就き)
(次の日の午後。あらかた自身に課せられたデスクワークを片付けて、部下の持って来た書類にも全て目を通せば自由な時間を確保でき。スマホをメモ帳を開いて昨日まとめた彼の行動パターンと時間を照らし合わせ。今いる大体の場所を予測し終われば立ち上がり、仕事場を振り返って)
じゃあ、少し休憩して来るね。もし何かあったら電話で呼んでよ。
(部下達にそう言ってApatheiaの本部から街へと出て行き)
(随分と長く眠ってしまったようだ。ベッドからもぞもぞと起き上がり大きく溜息を吐くとスーツケースを開き荷解きを開始して。兎に角このスーツはどうにかしないと駄目だ。組織内のランドリーへと持っていくと金を払いスーツの洗濯を頼み。それからいつも通りの服に着替え直すと寝癖を軽く直し朝食を作るのも面倒なので昼と兼ねて外で済ませてしまおうと財布を持ち街へと出掛けてはいつも行きつけのイタリアンの店に入り久々にゆっくりと昼食が取れそうだと思いつつメニューを眺め)
(大方この辺りで昼食を取っているだろうと考えて、イタリアンの店が並ぶ通りに来て探せば、狙い通りそれなりに混んでいる彼の行きつけの店に姿を見かけて。自身の情報収集能力の高さに自画自賛したくなりつつもオシャレな店内へと入り。メニューを見ている相手はどうやらこちらに気付いていないようだ。ウェイトレスに席が足りないため相席になりますが……と申し訳なさそうに言われたが、むしろ好都合で。彼女にあの彼が知り合いだと話して席へと通して貰えば、まだメニューを見ている相手にワザと気付かれないように敬語で話しかけ)
済みません、混んでいるので相席をしても良いですか?
…あーどうぞ…
って、はあぁぁぁぁぁ!?
(じっくりとメニューを眺めていれば不意に声を掛けられた。この店はかなり昼時になると混雑するし、テーブル席に座っていれば相席を頼まれることも少なくない。見知らぬ人と向かい合って無言で昼食を食べるというのはあまり好まないが仕方ない。了承して一体どんな奴だろうかと顔を見てギョッとして固まり。唖然として相手を見て、しかし現実を受け入れられず一度目を逸らしもう一度相手を見て現実逃避するように肘をつき頭を抱え)
選りに選って何でお前が此処に居るんだよ…
(突然、相手が叫んだものだから何かあったのかと慌ててウェイトレスがこちらに来ようとし。大丈夫ですよと言った風に、そちらにはにこやかに軽く手を振って戻して。不可抗力と言えども彼から了承を得たので、頭を抱えている相手にもお構いなし座り。横に立てられていたもう一つのメニューを取って開いて)
ははっ、凄く大きな声を出したね。店内では静かにしないと駄目だよ。
何でって、美味しいイタリアンが食べたくなってネットで調べたらこのお店がヒットしてね。それで休憩中に来たら“偶々”狼君がいただけのことだよ。
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