匿名主 2015-11-23 08:54:48 |
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>伊達香織
いえ、私も丁度休憩の口実ができましたから。
(最早痕が出来てしまっている眉間のシワを少し緩めつつ、珍しく茶化すような雰囲気を醸しながら僅かに口角を上げて微笑み。行き先を告げる言葉にこくりと頷くとハンドルを握り車を発進させながら「それにしてもお忙しい様ですね」と話し始め)
>深城 梓
…おい、何をしてるんだ。
(近くの草を掻き分け探していたところ、先程とは違う物言いにふと視線を相手に戻してみれば突然両手で地面を掘り出した相手の様子にぎょっと目を丸めながら、怒っているとも取れる様な低いトーンで真剣に尋ねて)
>桐生一馬
ふふ、じゃあそういうことにしておきますね、
(茶化すような雰囲気を感じ取ったのか先ほどよりも表情を少し緩めながら笑い声を溢しつつ相手の言葉を肯定し車が発信すれば窓に映る景色を眺めていると世間話のように声をかけられて「…ええ。ここのところ実力を認められて仕事が以前よりも増えたんです。」と相手の言葉に返事を返し)
>伊達香織
その、ネックレスを無くしてしまって…
(相手の態度は何処か心が落ち着くものがあり。冷静さを取り戻せばぽつりぽつりと話していき。
そのネックレスは自分にとってとても大切なものだということ、もしかしたらもうどこにもないかもしれないことを全て話せば目を伏せて)
>桐生一馬
ご、ごめんなさい…、どこを探しても見つからないんです…!
(反射的に謝罪すればぽろぽろと涙零して探す手を止め。自分にとって余程大切な物だったらしく、
もう見つからないかもしれないということに薄々絶望感じれば人の目気にせず嗚咽あげ)
>深城 梓
ネックレス?具体的にはどんな形や色をしているの?
(ネックレスを無くしたという相手に一緒に探すつもりなのかネックレスの形状や色を問いながらも相手が正直に話し始めたのでそれを黙って全て聞き終えると「…そう。でも諦めるのはまだ早いわ、灯台下暗しという言葉があるように案外そのネックレスは近くに落ちているかもね。」と相手を励ますような言い方をしながら服が汚れることを厭わずにその場にしゃがみこみ膝を突くときょろきょろと目線を落としてネックレスを探し始めて)
>伊達香織
そうでしたか、それは良かったですね。
(自宅にテレビが無いため情報を仕入れられるのは昼食にと立ち寄る店ばかりであったが、それでも聞いた事のある声に、きっとタレントか何かなのだろう、と1人納得して頷き。バックミラーに映る彼女の姿が何処か疲れて見えたのか「大変なんですか?」と軽く尋ねて)
>深城 梓
…いや、お前が謝ることじゃ無い。
(女性を泣かせた事にしまったと狼狽えながらも、表情一つ変えることなく左右に首を振り。おもむろにポケットから取り出したハンカチで軽く自身の手を拭うと、自動販売機で温かい飲み物を買って、相手をベンチまで誘導しながら「少し落ち着け」と缶を渡してから、自分は再び探そうと踵を返し)
>桐生一馬
ええ。私がこうしていられるのも周りの人達の支えのお陰です。
(常に他人を思いやる性分なのか己だけの力ではここまでこれなかったと取れるような言い方をし己の周りのいる人々やファンの姿に思いを馳せているのか感謝していると言わんばかりの暖かな表情を浮かべながら上記を述べて「大変ですけれど、とてもやりがいがある仕事です。私の声が皆に力になれるようにと思ってやっていますから。」と相手の言葉に肯定しながらも嘘偽りのない真面目な表情で答えて)
>伊達香織
金色で、これくらいの大きさです
(最初の時と比べると随分落ち着いた様子でネックレスの飾りの部分の大きさを手で表し。
「少しの光でも、すぐ光るんです」と手掛かりになるかどうかはわからないが特徴は全ていっていこうと事細かに説明していき)
>桐生一馬
…はい
(涙で濡れた頬を手の甲で拭い。相手が買ってくれた温かい缶を両手で包み込んで大人しくベンチに座って相手の探す姿見つめれば一度「もうないのかな、」と呟くもそれを否定するかのように首を左右に振ればまだどこかにあるはず、と希望持って缶のプルトップ開け)
>深城 梓
了解。あぁ、ネックレスが見つかるまで心持たないかもしれないけれどこれしていて?
(相手がネックレスの大きさを示して理解したようにこくりと頷いてみせると少しでも相手の不安を取り除くように己の首にさげていたネックレスを徐に外すと相手に差し出して、それは竜胆の花をモチーフとした銀色のネックレスで「成程、それは探す手がかりになりそうね。」と少しの光でも光るという言葉にごそごそと肩掛けの白い鞄の中から小型のペンライトを取り出し明かりをつけると周囲を照らし出しながら探し続けて)
>伊達香織
素敵な考え方ですね、私共も見習わないと。
(ミラーに映る暖かな表情につられ、自分も僅かに和らいだ表情を浮かべた後、真剣な顔で言葉を発する様に、幾度か頷き。暫くすると指定の場所へと近付いたのか、先程より気の引き締まった真剣な顔になると、「そろそろ目的地周辺です」と告げ)
>深城 梓
…ないな。
(ウロウロと探し回りながらポツリと呟き。ふと地面すれすれまで顔を近付け自動販売機の下側を覗きこんでみると、キラリと光る何かを見つけて、近くの木の枝を拝借してその場所へと枝を挿し入れて光るものを引っ掛け。それを掌に乗せると、まじまじと見つめた後、相手の場所へと走りより見せて「これは違うのか?」と尋ねて)
>桐生一馬
素敵だなんて勿体無いですよ、ただ私はそう思っているだけの話ですから。
(素敵といわれて謙遜するようにふるふると首を数回横に振りつつ相手を傷つけないようにやんわりとした言い方で上記を述べるとそろそろ自宅周辺なのか見慣れた景色が窓越しに見え自然と表情は自宅に着くという安心感からか柔らかい表情を浮かべていて「…あの、また貴方の事を指名しても良いですか?」と控えめな声色で問いかけて)
>伊達香織
あの、このネックレスは…
(暫くは呆然と竜胆の花を見ていたのだが、渡されたネックレスをぎゅっと握りながら相手に話しかけて。自分のネックレスを探してくれている相手の姿見ているといてもたってもいられなくなって)
>桐生一馬
こ、これです…!
(見せられたネックレスを数秒ほどぼんやり眺めているも、それが自分のネックレスだとわかればぱっと立ち上がって「ありがとうございます!」と涙ぐみながら何度も頭を下げて)
>深城 梓
私のお守り、みたいなものかな。
(ネックレスのことについて問われればお守りのようなものだと答えながら引き続きペンライトであたりを照らしながら近くの自動販売機の下を照らすときらりと何か光るものを斯界に捕らえてかばんの中からスケジュール帳に差してあったポールペンを取り出し、地面に這い蹲り頬を地面へと押し付ける体勢で自動販売機の下にボールペンを持った手でごそごそと探ると光るものを取り出し「これは貴女の?」と取り出したものを片膝をつく体勢に戻しながら掌にネックレスと思われる代物を乗せながら問い掛けて)
>伊達香織
…俺を?
(意外な言葉だったのか信じられないと言った声色でぽろりと零すと、驚きに丸くなった瞳でちらりとバックミラー越しに相手の顔を伺い。柔らかな表情と控えめな声色から推測するに、巫山戯ている訳ではないと分かると、謝罪の言葉を述べ。続き「ええ、是非。喜んで送迎致します」と応えて)
>深城 梓
そうか、見つかってよかったな。
(目当ての物だと分かると安心した風な声色で言いながら軽く頷いて。幾度も頭を下げる相手に、手を左右に振って応じつつ「気にするな」と一言付け足して)
>桐生一馬
…はい、もしご迷惑でないのならの話ですけれど。
(信じられないと言ったような声色で問い返されてそれが事実だといわんばかりにはっきり肯定するもののすぐに相手を気遣うような発言を添えるのは常に周りに気遣いを忘れない性分だからで、そして謝罪の言葉を述べられれば一瞬困ったように眉を下げるものの己の問いかけに肯定する返事が続きぱっと思わず表情が明るくなり「ありがとうございます。」と明るい表情のままお礼を述べて)
>伊達香織
指名して下さる方が居るのは嬉しい事ですから、迷惑なんて思いません。
(困ったように眉を下げていた相手の表情が気にかかるのか、相手が礼を述べた後に付け加える様に上記呟くと、僅かに口角上げて微笑み。ウィンカーを光らせ道端にゆっくりと停車すると、「目的地に到着しました」と渋い穏やかな声で告げて歩道側のドアを開いて)
>桐生一馬
そうなんですか、なら良かったです。
(迷惑じゃないという言葉にほっと一安心したかのような安堵の表情を浮かべながら返事を返すとちょうどいいタイミングで自宅としている古びたアパートの前に車は停車し「どうもありがとうございました。」と再度お礼を述べつつも料金を支払うために肩掛けの白いかばんの中から横長の淡い青色の財布を取り出すと料金メーターに表示されている金額を支払いつつちらりと運転手の名前が書かれた欄を確認して)
>伊達香織
ああ、…鈴木太一と申します。
(利用料金を受け取りながら相手の視線を辿れば、自身の名前欄を見ている事に気付いて。偽名を言うべきか本名を言うべきか少し逡巡した後、タクシー会社に登録しているのは鈴木太一だと考えて、改めて名前を申し出て。続けて「ご利用ありがとうございました」とお礼を述べると、帽子を取りながら軽く一礼し)
>桐生一馬
鈴木太一さんですね?私は伊達香織と申します。
(相手の名乗った名前が偽名だと知らずに本名だと信じたのかつられるように声優としての名前ではなくて本名を名乗り「って先程名前を名乗ったから知っていますよね。」と名乗った瞬間、己の行動を思い返して相手の言葉を待たずに困ったように眉を下げながら苦笑気味の表情を浮かべつつ「いえ、こちらこそ助かりました。じゃあ、おやすみなさい」と車から降りて相手に習うようにこちらも軽く一例をするとくるりと踵を返し古びたアパートに向かって歩き出して)
>桐生一馬
その…、お礼は…
(このままでは合わせる顔がないのかおずおずと上目で見乍らそう言って財布から500円取り出し。「これで、好きな物買えると思います」と相手の掌にぎゅっと500円玉握らせて)
>伊達香織
あっ…、ありがとうございます!
(ぱっと今まで暗かった表情が嘘のように明るい笑顔になれば何度も、何度も頭下げてネックレス受け取り。じんわりと滲む涙を指で拭えば相手に渡されたネックレスを返して相手が拾ってくれた自分のネックレスに首をかけ)
>深城 梓
どういたしまして、見つかってよかったわね。
(己が貸したネックレスを受け取ると手馴れた仕草で首からさげるとぱっぱと服についた汚れや埃を払いながら立ち上がると相手に向かって頬に少し汚れがついた状態で微笑みかけて)
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