T 2015-11-21 21:53:02 |
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(/なんとイケメンな狼さん…! こんな狼さん勿体無いくらいです…ッ! 変更なんてそんな…此の儘で十分すぎるほど素敵ですよ! 最初は狼→赤ずきん、後に狼→→←←赤ずきんのような感じですかね?
素敵だなんて…、勿体無いお言葉です…!
お互い不備ないようですので、是非始めたいのですが…何処からに致しましょうか? 赤ずきんが見つけたところからか、はたまた別のシーンか…)
(/お褒めにあずかり光栄です! はい!気持ちの移り変わりはそのような感じで是非お願いします。
そうですね。そこから始めましょう! すいません…寝落ちの可能性がありますのでのんびり待ってやってください…。)
(/すみません、私が寝落ちしてしまいました…。では赤ずきんが見つけるシーンから絡み文投下させて頂きますね! 拙いロルですがどうかお付き合い下さいませ!)
…どう、いうこと、…ですか?
(己が目にした光景。其れは酷く信じ難く、否_信じたく無い様な光景で。混乱する頭の中に飛び交う質問等問い掛ける事が出来る筈も無く。唯々漠然とした質問を問い掛けて、慌てて最後に敬語をつけて。目の前に居る者が己の大切なお婆さんを亡き者にしたのか、どうして。ぐちゃぐちゃになって行く頭の中で刹那昔遊んだ狼が頭を過ったが、軽く頭を振って其れを消せば、今にも泣き出しそうな表情で相手をきっと睨み付け)
(小さいが整理整頓された綺麗な家に異様な光景が広がっていた。血まみれの部屋の中で男の目は青くギラギラと輝いている。男は引っ掻き傷や噛み傷の目立つ腕で頬についた己の血を拭った。2匹の狼がこの家の中で闘ったのはつい数分前の事だ。しかし間に合わなかった。助けたかった人はもう見る影もなかった。その人を殺した狼を追い払った後埋葬をすまし部屋を片付けようとした時、扉に一つの影が現れた。ハッとして振り返るとそこには恋焦がれた人がいた。緋色の瞳がこちらを見ている。怯えた表情だった。)
なぜあんたが此処に……。
(その瞬間この状況を全て忘れ、1歩踏み出した。どれだけこの時を願っただろう。しかし彼女の泣きそうな表情に気づいて立ち止まる。血だらけの部屋と姿の見えない祖母を、傷だらけの男。彼女がたどり着く答えは一つだろう。)
違う! 俺は何もしてない!
……信じてくれ。
(掠れた声で訴えかけた。)
…そんな、でも、お婆ちゃんはッ!
(そんな事信じられる筈が無い。そう続けようとして、口を噤み。 掠れた声色は真実を伝えるべき音声で、己の耳に届いた其の声を無下にも拒絶など出来るわけも無く。斯くして、何かを逡巡し。幾つか頭に浮かんで居た言葉を全て消して、不揃いの言葉を並べ立て。動く事の出来ず、ただ入り口で相手をじっと見つめ。何時でも逃げれる状況を作る様、一歩だけ後ろに足を運び。そうして先程の瞳の侭、相手をじっと見つめて。一つ、低い声色で)
…答えて。
(いえいえ…! 此方こそよろしくお願いします!)
(彼女の赤い唇から発せられる悲痛な声に胸が締め付けられる。こんな気持ちになるのは初めてかもしれない。誰かの痛みが自分自身の痛みになるなんて事は経験した事がなかった。彼女が1歩後ずさるのに気がついた。 “君はまた離れていってしまうのか” しかしそんな事を言って何になるだろう? 男は出来るだけ足音をたてないようにそっと赤い髪の少女に近づいた。)
知りたいか? ……なんて、聞いたところで君は知りたいとしか言わないだろうな。
(昔の彼女を思い出し、目を細めて少しだけ哀しく微笑んだ。血で汚れた掌を服で拭い彼女の白く細い手首を掴む。)
ついてこい。
(彼女の手を引いて家の外へ出る。少しでも力を入れれば壊れてしまいそうだ、と思った。鬱蒼とした森に囲まれているため辺りは暗い。そして彼女を家の裏へと導いた。そこには新しく作った土の山とそこに添えられた色とりどりの花がある。)
すまない。俺には彼女を救う事が出来なかった……。
(暗い瞳で呟く。しかしサフィラスには赤いずきんの少女がショックのあまり心に深い傷を負うのでは、とその事ばかりが気がかりだった。)
(不意に握られた手首。其の儘引っ張られる様に引き連れられれば、逃げるべきでは無いのだろうか、と言う考えが頭を過ぎり。然れど逃げ切れるとも思えず、随って唯相手の後ろを歩いて。ちらり、見上げた先の彼の表情は酷く暗く、瞳はダウナーで。お婆ちゃんの事を気に病んで居るのでは、そう思ってしまう程。此れは己が甘いのか、其れとも__。家の裏に着くと、其処にあるのは小さな山と鮮やかな迄の花々。美しく其の色に彩られるも、己の心を癒す物にはなり得ない、其の花。好きな物ですら癒せない程甚く傷付いた心に着いて行くことの出来ない感情。彼に掴まれて居た手首など何とも思わない程の混乱に、唇を震わせて、涙を一粒零し。小さく呟く声は今は亡き者の名を読んで)
貴方が、お墓を…?
(透明な涙がころころと彼女の頬を滑り落ちた。こんなに近くで成長した彼女を見たのは初めてだ。手で拭ってやりたくとも穢れたこの手では駄目だ。手首を掴むのも憚られたのに。墓を作ったのか、という問にこくりと1度だけ頷く。狼は墓を作るなんて事はしない。動物が食べてまた命に変わるだけだ。それでも墓を作ったのは赤いずきんの少女が自分と違い人間だから、だ。)
泣きたいなら泣けばいい。狼だって仲間が**ば悲しむ。だが狼は涙が出ないから泣けないんだ。
俺は家を片付けてくるから、気が済むまでここにいてもいいからな。
(暗くなれば肉食の獣達が血の匂いを嗅ぎつけてやってくるだろう。その全てと戦う事になってもいい。彼女が側にいるなら。俺は罰されるべきだ、と思った。祖母の死は再び2人をめぐり合わせる事となったから。)
(刹那の出来事だった。行って仕舞えば二度と会えないような気がして。聞きたことが有るのに、居なくなられては困る。その考え以上に、孤独の寂しさを味わうのが怖くて。彼の腕へと手を伸ばすも、一度空を切って。再び何かを握り締めようとした掌は其の儘相手の服の裾を掴み。ぽろぽろと零れ落ちる涙も其の儘に其方を向けば、彼と風景が滲み、混ざり合って。視覚で消え行く彼を確かめる唯一の手段である感覚に頼る様に瞳を伏せては、一言)
まだ、駄目です。
(其れは甘える事の出来ない相手に甘えようとすると最大限の言葉で。行かないで、とも一人にしないでとも言えない。彼の行動を制限する言葉にどれ程の効力が有るのかはいざ知らず、きっと彼は此の掌を振り解けない。滲み出る彼の優しさに無意識の内にそう判断しては、感情を僅かに吐露して)
(服の裾を引かれる感触にどくんと跳ねる心臓。透明な雫が白い肌の上で光を反射して綺麗だとか、艶やかな髪が風に揺れて心を掻き乱すなんて事を一体誰が口に出来るだろう。悲しむ貴女は美しい、だなんて。)
……手向ける花を積みに行こうか。きっとあんたのばあさんも喜ぶだろ。
(その細い首に牙をたてて永遠に自分のものにしたい。そんな罪深い願望を押し殺して出てきた言葉はそれだった。控えめではあるが自然に微笑む事ができたのはきっと彼女達のお陰だ。「こっちに沢山野花が咲いている」と言ってそっと裾を掴む彼女の手をとった。彼女と対照的にゴツゴツした、汚れた手。)
俺はサフィラスと言う。ここから少し森の奥にある小屋に住んでいる。森で採った薬草とかを街で売ってるんだ。あんたは?
(厳密に言えば知っている。それでも一応人間の姿では初対面なので知らないふりをした。自分が狼だと知れば再び祖母を殺したのがこの男だと思い込んでしまうかもしれなかったから。)
有難う、御座います…
(柔和な笑顔が此方を向いて。その瞬間に僅かながら何か心を埋められた様な気がして、満足感にも似た様なその感情の元を探しつつ、感謝の言葉を零して。同じ様に微笑みを湛え様とした物の、息をすれば漏れるのは嗚咽だけで、到底笑みなど浮かべれる筈も無く。歪んだ唇を強く噛み締め乍己の掌を包む、暖かく大きな掌に安堵の息を零して。再び嗚咽が漏れない様出来得る限りの間息を潜め)
リトリーです…。…サフィ、ラス。
(鸚鵡返しのように零してしまった瞬間に呼び捨てであった事に気付くも、今更敬称を付けるなど無礼甚だしく。 仕方ないと己の中で言い訳がましく主張してから、彼の名を聞いた瞬間に思い出た感情を手繰り寄せ。何と無く聞き覚えのある其の名前は、仕舞い込んでいた過去の記憶を無理矢理引っ張り出して。思い出るのは狼との記憶、だが。__彼は人であっただろうか。他人の空似とも言えない、唯々偶然だとしか言えない其の出来事を問いたくて、然し口に出すのは憚られる質問に迷いの生じた瞳で相手をじっと見つめ)
(ぎゅっと唇を噛み締め悲痛な表情をする彼女に気がついた。心配そうに彼女の様子を伺う。この手を離せば床に叩きつけられた硝子細工のようにバラバラになってしまいそうで。ほんの少し彼女の手を握る力を強めた。)
ん? なんだ?
(訝しげにこちらを見つめる両の目。心の中の全てを見透かしてしまいそうな瞳にたじろいでしまう。自分の名前を彼女が呼ぶのは何年ぶりだろう?)
…此処だ。好きな花を摘んだらいい。
(しばらく歩いてたどり着いたのはひらけたところだった。暗い森とは対照的に、明るい光が野草や草花を照らしている。男は昔の事を思い出していた。不意に彼女の手を離して口を開いた。)
昔、俺には友達がいた。あんたみたいな赤髪の女の子だった。
こういう花の沢山咲いたところでも遊んだ記憶がある。
リトリーといるとそういう昔の事を思いだすよ。決して良い思い出じゃないけどな。
(こんな事話すつもりは全く無かったのに。彼女の前では自分の何かが変わる。サフィラスにとってあの記憶は人間に拒絶された記憶だった。リトリーの両親はサフィラスを殺しかねない剣幕で追い払った。もう少し去るのが遅れていれば本当に殺されたかもしれない。完全な狼でなければ完全な人間でもない男は孤独を痛感していた。)
此処…、やっぱり貴方は、
(開けた土地に溢れんばかりの花々。美しく陽に向かって花開く其れは神々しくも有り。そして此の場所を知っている人はそう多くは居ない。先程迄考えて居た、問い質して仕舞いたい感情を揺さぶる彼の質問は答えが自ずと導き出され。間違いでは無い、彼は昔己と遊んでいた。紐が解ける様に、今迄心の奥深くに仕舞い込んで居た記憶が頭を駆け巡り。もう一度、確かめる様に彼の名前を反芻し、不謹慎な場で有る事も理解した上で、再び出会えた嬉しさに口許を緩め。__離れていく掌を寂しく思ったのも束の間、戻ってきた記憶頼りに駆け出して、昔彼の頭に被せた花冠を作る為に花を幾つか抜き出して。白詰草を土台に、紅色の花を幾つか入れ込んで。其の場に座り込んでは、慣れた手付きで編み出して)
…出来た…!…サフィラス、サフィラス!
(僅か数分、直様作り上げられた花冠は多少の不恰好さは有る物の、昔よりも美しく。綺麗な輪を保った侭の其れを腕に掛けて、出来上がったことを喜んで。彼の頭に乗せる為に作ったもの故に、早く渡したいと言う気持ちに急かされる様に彼の名を読んで。彼は喜んでくれるだろうか、其れとも__嫌な記憶を、思い出させてしまうだろうか。そう考えると、先程迄の浮かれて居た気持ちは何処へやら、手に有る花冠を何処かに隠して仕舞いたい衝動に駆られ)
(彼女は何か呟いたようだったが、その言葉の断片を繋ぎ合わせ意味を考える前にリトリーは花々の中にしゃがみ込んで花を集めはじめた。どうやら花輪を作っているようだ。辺りに気を配りながらそんな彼女を見守っていた。その一挙手一投足が心を掻き乱す。)
どうしてまた出逢ってしまったのだろう。
(うわ言のように小さく呟いた言葉。出逢わなければ、心穏やかに暮らせただろうに。)
……!
(自分の名を呼ばれて自分が物思いに耽っていた事に気がついた。光の中で赤いワンピースがふわりと踊る。美しい花輪が見えた。なんだか妖精か何かを見ているような気持ちだ。それくらい彼女は儚げに見えたのだ。しかし次の瞬間、彼女の表情がさっと曇る。見覚えのある花輪に注意がいったのはほぼ同時の事だ。遠いあの日より幾分濁ってしまった青い目は今初めて真っ直ぐにリトリーを捉えた。彼女が1度瞬きした刹那、男は消えてそこには黒い狼だけがいた。成熟した大人の雄狼の体長は少女の身長を優に超える。音もなく近づくと少女の前で腰を下ろした。)
(それから狼が消え、片足をついて跪いた男が現れたのも彼女が1度瞬きをした一瞬の出来事だった。)
久しぶりだな、リトリー。……本当はもう二度と君の前に現れまいと思っていた。その方が君は幸せだろうから。
(不意に立ち上がりそっと彼女の真っ白な頬に手を触れる。)
でもどうやらもう遅いらしい。
(ぱちり、一つ瞬きをした瞬間に彼は消えた。__否、彼で有り彼では無い者へ変化して居た。然し其れは、過去に見たことの有る様な。小さい子供が成長した姿を急に見た様な感情が心を支配して。先程迄考えて居た負の感情など何処へやら。頬に触れる暖かい指先は彼の存在を確と教えて居て。此の指先が離れてしまえば、もう二度と。そんな事を考えるも刹那、何かに感情を支配される前に、思ったままに地面を蹴り出して。大きく息を吸い込んで、腕を広げて。其の侭勢い良く彼に抱きついては、落ちた花冠等知ったことでは無く。唯々腕の中に彼が居る事実、其れだけが本物で。彼の頬に擦り寄って、耳元で名を零して。冷え切った体がじわじわと芯から温まって行く様な感覚に、嬉しさが抑えきれず。ずっと良い記憶ではなかった筈の思い出も、出会うと此処迄変わるのか、と驚くほど。強く強く抱き締めては、縋る様な声で)
何処にも、行かないで。…お願い、
(唯、側に。其れは切実なる願いでも有り、我儘でも有った。人は幼い侭では居られない。成長して行けば、思考も変わる。だから、分かってしまうのだ。彼を此処に縛り付けることは、再びあの日の様な惨劇を起こすのだと。親が、強い力が私達を引き離すのだと分かって居ても。頭で理解為ることは簡単だが、其れでもいつ迄も解く事の出来ない彼の首に絡めた腕は、理性の糸などとっくに切れて居る様で)
(/サフィラス様の書き込みより3日経ちましたので、上げさせていただきます。明後日にはリセットになってしまいますので、何か一言でも書き込んで頂けると幸いです。 お待ちしております)
(/当トピのルールに則り、キャラリセをさせて頂きます。僅かながら素敵なお相手様とお話し出来ましたこと、心より感謝申し上げます。
お相手様が別の所で良縁に恵まれます様、微力ながら願って居ります。
また、キャラリセに際しまして、再募集をさせて頂きます。
>1 をご覧頂ければどの様な物か分かりますので、其方をご覧の上で参加希望を出していただければ、と思います。
其れでは、良縁を願いまして)
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