三日月宗近 2015-11-16 18:41:56 |
通報 |
…ふあ…
(少しして重い瞼を開けると隣で眠っていたはずの三日月の姿がなく、大慌てで起き上がり相手の姿を探すと部屋の外から微かに音が聞こえたため縁側に出ると中庭で素振りをしている相手を見つけ安堵のため息を吐き)
…おはよう、もう腰は大丈夫なのか?
(眠たい眼を擦り大きなあくびをしながら朝の挨拶と相手の腰に対する心配をしてそう尋ねては流石に腕は落ちておらず素振りの型が綺麗だった事に若干驚きと羨望を感じて)
それは良かった。
(相手の言葉を聞けば緩く微笑み”朝餉の準備をしてくる”と言い残して縁側から台所へと歩いていくとあの様子ならば今日は少し二人で何処かへでも行けそうだと考えながら朝食の用意をしていき)
よし、これで良いか。
(朝餉の準備を終え部屋に戻るものの三日月の姿がまた消えているため首を捻り相手が戻ってくるまでの間に敷いていた布団を片付けたりして待ち)
おお、風呂に行っていたのか。
(暫く待っても帰ってこないので徘徊かとそわそわし始めた頃相手が水を滴らせながら歩いてきたので汗を流していただけかと推測すれば朝餉にしようと相手を招き入れ)
ご飯を作っておいた、いっしょに食べよう。
(微笑みそう言えば机の上に並べた盆のうちの一つの前に座り”いただきます”と挨拶しては口をつけていき今日はこれからどこへ行くのが良いだろうかと考えたりして)
後で手合わせをしないか?俺も体が鈍りそうだ。
(不意に思いついてそんな事を口にしては本体こそ無くなったものの竹刀同士でならば戦えるだろうと思い、刀だった頃を懐かしむような妙な感覚に襲われながらそう言って)
楽しみだな、君は強いから良い稽古になりそうだ。
(ひさしぶりの手合わせに何処かわくわくとしてしまい、それは相手が天下五剣とも言われる相手であれば尚更のことでありそんなふうに言いながら全て朝餉を食べ終え)
はっはっは、しかし俺も暫く相手というのがいなかったからな。分からぬぞ?(そう言うと微笑み「これはどちらが勝つか俺には分からぬな」とどこか楽しげに言えば、朝餉を食べ終えて)
勝負はわからない方が驚きがあって面白いからな。よし、君は準備して待っていてくれ。
(既に早く相手と手合わせがしたいという気持ちに駆られ相手が朝餉を食べ終えるや否やその盆を持ち、自分が食器を片付ける間に相手に準備をしておくように伝え)
(台所に向かい手早く食器を洗い棚に戻すと自分も本丸から竹刀等を二つ探してきて軽く準備運動をしては相手の部屋へと向かい)
三日月!迎えに来たぞ、入っていいか?
トピック検索 |