宗三左文字 2015-11-16 02:50:55 |
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はぁ……内番ばかりで戦にも出していただけないなんて、退屈で仕方がありませんね。出陣したいのに、腕は鈍る一方だ。
(本丸の四方のとある一角に居を構えるのは、左文字刀派である三振りだ。他の場所とは違い日の当たりにくい其処は一歩足を踏み入れると、暖かな本丸とはまるで別の場所へと来てしまったかのようなひんやりとした独特の空気――清廉としているのに何処か仄暗く、妖しげな雰囲気が感じられる。兄と弟が出払っているのを確認して畳にしどけなく己が身を横たえると早々に結紐を取り払い、緩り散らばる撫子色の髪を乱雑に梳いた。そしてぽつり、上記の呟きを洩らす。この本丸に顕現した後、主に命じられて出陣したのは大凡30回にも満たなかった。確かに僕は打刀最弱ではあるけれど…と使われない理由を慮って再度盛大な溜め息を零すが、頭の片隅ではやはり納得がいかない。大体、己は来るのが遅過ぎた。入手しにくい刀剣達と並んで、何故か宗三左文字が中々現れなかったそうだ。そして、この本丸にようやく顕現することが出来た頃にはもう既に殆どの刀が練度を上げ、出揃っていた。しかも、よりによってこんな性格だ。初対面時には主に困った顔をされたため、苦手な類いに分類されたことなど容易に分かった。そんな風に、使われない理由など頭の中では幾つも羅列出来る。けれども、解決方法だけは一向に見つからない。主に進言すればいいと皆は言うものの、それでは自分があまりに惨めに感じられて。こんな時ばかりは、自身の無駄に高い自尊心をを酷く憎く思う。「……嗚呼、どうすれば」声は震えていた。延々と繰り返す問答に終止符を打つことは、未だ難しいように思われる。つい、と伸ばした両手をいつの間にか熱く歪み始めた視界のままで眺めると、口元に自嘲の笑みを浮かべて投げ遣りに言葉を繋いだ。)
こんな細っこい手では、誰かを支えられるとは思えませんね…
上げついでに一応ろるてすと、とやらを載せておきますね。これを見て相性等の確認をしてくださればと思いますが……いかがでしょう?(心配そうに小首傾げては)
まぁ、態々僕と話したいと思う物好きな長谷部は居ないでしょう。……そんな物好きさんを待ち望んでいる僕も、物好きと言えば物好きなのでしょうけれどね(眉下げつつ薄く笑み)
取り敢えず書きたいことをやたらめったら詰め込んだだけのロルだそうですので、内容や長さはそこまで気にしないでください。質問等も受け付けていますので、何かありましたらお気軽にどうぞ(手ひらり、)
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