____甘い恋情に溶ける日々。〈非募集〉

何でもいいだろ、…人の気も知らないで。
(心底意味が分からないという様な相手の様子に、己は意識し過ぎて頭の中いっぱいいっぱいだというのにと若干拗ねた様に相手見遣り。相手の肩に手を置いて軽く押すと顔俯かせて聞こえるか聞こえないかの声量で後記呟き。服の裾を離した事により交換条件の破棄を仄めかされ、納得がいかない様子で抗議すると取り敢えず乱れている服を整えて)
…何でそうなるんだよ！ちゃんと…つ、付けさせただろッ。

分かんねェよ、お前いっつも何も言わねェし。だから離してやんねェ。
(肩を押されるまま大人しく身を引いてやるも、静けさのお陰でなんとか聞き取った言葉には些か不満げな表情で。理由が分かったところで離れる気は無いが、理由も言われずに離れてやるつもりも毛頭無く。離された分だけ距離を詰めると、口許に薄ら笑みを浮かべて囁き。相手の抗議は尤もだがあくまで此方の要望を聞き入れたらと言う条件であり、勝手な行動を許してやるほど寛大な心も持ち合わせておらず何とも卑怯な言い分を返すと相手の首筋に口付け)
忘れたのか?言う事聞いたら、って言っただろ。付けて終わりとは言ってねェもん。

(/お返事が遅れてしまい申し訳御座いません…!!背後の諸事情により報告もできなきまま日が経ってしまいました…。今後このような事が無いよう気を付けます、申し訳御座いませんでした…!!こんな不甲斐ない主ではありますが、またお相手をさせて頂ければ幸いです…)

----っ、俺、…友達に連絡入れる約束だから、一旦離れろッ。
(大人しく身を引いたかと思えばまた直ぐに距離を詰められ、何処かいっぱいいっぱいな様子で再び肩を押すと一先ず落ち着きを取り戻す為に適当に言葉紡ぎ。機械音痴でまともに扱えないがポケットから携帯取り出せば、取り敢えず電源を入れ。此方の抗議に対して何とも卑怯な言い分が返ってくると、相手の言い分も間違ってはいない為か言葉に詰まってしまい。悔し気に眉寄せ首筋への口付けを大人しく受ければ、相手の腕を軽く掴んで下記呟き)
そ、そんなの卑怯だろ！…っ真尋のばーか。あっち行け。

(/いえいえ、それぞれ事情はありますし、此方も遅れたりする事はあるのでお気になさらず！連絡がなくとも気長にお待ちしていますので、慌てずリアルの生活を優先して下さいね…‼︎此方こそ何かとご迷惑を掛けてしまうかと思われますが、引き続きお相手お願い致します！)

へェ、いつの間に使えるようになったンだよ。俺がどんだけ教えてやっても覚えなかったくせに。どうせまだ慣れてねェんだろ、見ててやっからやってみろよ。
(相手の嘘など見え透いた物で本当は使えないのであろう事は手に取るようにわかるものの、それはそれで追い詰めてやりたい気持ちに逆らえず口角を吊り上げ。背後から相手を抱き締める形になると白々しくも親切な風を装い起動された携帯の画面を見詰め。稚拙な言葉での暴言が愛らしくて堪らず、つい口許が緩んでしまうのを感じながら軽い口調で冗談だと明かし。宥めるように相手の髪を撫でてやると囁くような声色で問い)
冗談だって。俺に何してほしいんだよ。

(/ありがとうございます…!!またこうしてお相手して頂けて本当に嬉しく思います!!今後も遅れてしまう事はあるかと思いますが、何卒宜しくお願い致します!!)

…うるさい。別に元々少しくらいは使えてた、し。連絡入れるくらい…。
(自分であんな風に言ってしまった手前後に引けず、強がる様に言葉零すものの何処を押せば良いのかと早速頭が混乱しており。眉間に皺寄せて真剣に画面見詰めると一先ず適当なボタンを押してみるが思っていたのとは全く違う画面が出てきてしまい、これでは無かったのかと緩く首唸らせて。唐突に軽い口調で告げられた冗談という言葉にじとりと相手に視線を送れば、髪を撫でる手に瞳細めつつ問われた事に悩む仕草を見せてから返答し)
----逆に、何もするな。…俺が普段の仕返しするから、大人しくしてればいい。

(/いえ、此方こそ…‼︎そして早速遅れてしまい申し訳ありません！私情で何かとしていたら少し日が経ってしまい…。次からは気を付けますので、何卒宜しくお願い致します！)

使ったって時間見るくらいだろ。
(こんなにも分かりやすく表示してあるのに何を間違うのか相手の思考回路は未知で、やはり苦戦しているようだが無論手を差し伸べてやるつもりもなく、強がりであろう言葉に軽口を返し。とは言えどれ程連絡が取れない事で不便があったとしても欠片も苛立ちを感じないのはそんな部分さえ愛しく思うからに他ならず、頬を緩めながら相手の肩に顎をのせ画面を見詰めており。どうやら相手が自主的に何かをするらしい事が分かるとそれはそれで楽しめそうではあるものの、仕返しという言葉が些か腑に落ちず髪を撫でていた手を顎下へ滑らせ指先で擽るように撫でてやりながら不服げに呟き)
ひっでェな、こんな愛してやってんのに。

(/お疲れ様です、どうか無理はなさらず今時期は体調崩さぬようお気をつけください!!何卒宜しくお願いします!!)

…ちゃんと電話も、出来るし。
(相手の軽口に眉顰めるものの図星だった為か何処か不服げな表情浮かべ。しかしこのまま引くわけにもいかず画面と睨めっこすれば、正確には電話が掛かってきた時に近くにいた友人に操作してもらったからだがさも自分でしたかの様に上記告げて。肩への僅かな重みを感じると元のホーム画面に戻すにはどれを押せばいいのかと困った様に相手盗み見て。己の言った言葉に不服げな様子の相手にふと頬緩めると、顎下を擽る様に撫でる指先にぴくりと身体震わせつつその手を掴んで)
お前の愛し方に問題があるんだよッ。

(/はい、お気遣い有難うございます‼︎それでは、引き続きお相手お願い致します！)

…俺には掛けて来ねェくせに。
(相手の言葉なんてただの強がりであると分かっていると言うのに、機械音痴な相手と通話をした記憶が殆ど無い中で他人との通話ならばしたことがあるような言葉を聞くと、つい拗ねたような台詞が漏れてしまい。だがやはり自分ではホーム画面に戻る事すらできないらしい相手から視線を向けられると、その意図に気付かないふりをして目許に唇を触れさせ。相手を見ていると構いたくなってしまう衝動に突き上げられて何もしないよう言われた事も早々に失念しており、受けた不満を勝手に解釈しからかいを含んで咎めるような意味合いで首筋に歯を立てるも、食むような甘噛みは言うなれば愛撫に近く)
愛が足りねェって?欲張りな猫だな。

(/背後が欲求を抑えきれず何かと暴走気味ですので、もしお気に障る事が御座いましたら遠慮無く仰ってくださいね…!!それでは、背後はこれにて失礼致します、此方こそ引き続きお願い致します!!)

…なに、拗ねてんだよ。あほ。
(予想外にも側から拗ねた様な台詞が聞こえ、相手には普段から沢山の女性から電話が掛かって来ている為そんなに気にしていないだろうと勝手に解釈していたが、そうでもなかったのかと少しばかり嬉しげに笑み零せば呟く様に言葉紡ぎ。目許へ口付けを受け片目軽く瞑ると、自分で強がりを言ったものの少しくらい手伝ってくれてもいいのではと微かに口尖らせ。此方の不満をいいように解釈した相手に言葉に詰まりつつ反論すれば、首筋へ歯を立て甘噛みをする相手に目瞬かせ。そのまま片手で相手の頬を摘むと離すよう引っ張りながらもう片方の手で胸元押しやり)
っ、何でそうなるんだよ！…ッ---大人しくしろって言った、だろ。

(/いえいえ、きちんと受け止めますので大丈夫ですよ…！では、此方も背後は失礼致しますね‼︎)

…拗ねてねェ。ほら、早くしねェと大分時間経ったぞ。
(何も考えずに発してしまった拗ねたような言葉に触れられると些か不服げに短く返し、早々に話題の転換を試みて先程から一向に進退を見せない画面に触れる指先を見詰めながら急かすような言葉を掛け。頬を摘ままれ拒絶を示されると渋々唇を離し、相手の言葉によって漸く思い出したのか大人しく相手には触れず無言で見詰め)

っ分かってる。言われなくても、…これだろ。
(不服げな相手が可愛らしくもっと追い詰めてみたいと思考を巡らせたが、急かすような言葉にハッと手元の携帯に視線落とし。しかし見た所でどれを押せばいいのかさっぱりで、兎に角押してみなければ変わらないと小さく息を呑むと目についた適当なボタンを押して。離れた相手に安堵の息漏らし漸く大人しくなったかと相手見遣るも、無言で見詰めてくる相手と視線が合うなり何処か違和感を感じ。軽い悪戯でもしてやろうと思っていたが視線逸らして相手の首元に顔埋めると、首筋に柔く唇落とし)
…お前が大人しいと、何か気持ち悪い。

…もう諦めろよ。分かんねェんだろ。
(相手なりに考えての選択なのかもしれないが、結果的には一つ前の画面に戻っただけなのを見ると通話まで辿り着くのはまだまだ先になりそうで、困ったような愛惜の滲んだ笑みを浮かべて耳元に囁き掛け。合った視線は直ぐに逸らされ、何やら気まずそうな様子を見ると密かに笑みを漏らし。予想外にも首筋に触れる唇は優しく何処か拙いような仕草が一層扇情的であり、目を半目に伏せて貴重な感触を堪能するように意識を集中させ。しかしそんな様子が相手には慣れないようで、呟かれた言葉に口角を上げ)
大人しくしろっつったのお前だろ。不満なら喘いでやろうか?

分かんないわけじゃない、けど面倒だからやめる。…それと、耳元で話すのやめろ。
(本格的に頭が混乱してきたところ、耳元で囁き掛けてきた相手の台詞に丁度良いとばかりに面倒だと理由付けて連絡は諦める事にし。次いで先程から耳元に掛かる相手の息が擽ったいのか軽く相手から離すように首を反対に傾け。何か嫌がりそうな事をしてやりたいが、相手が嫌がる事はあるのかと一人真剣に悩んでいればふと聞こえてきた提案に思わず顔を上げ。訝しげな視線を送った後どうせなら思いきり楽しんでやろうと思考すると挑発的に言葉返し)
！…本当に出来るなら、喘いでみろよ。聞いててやるし

なら離してやる必要ねェな。
(元はと言えば友人への連絡など自分を相手から引き剥がす口実だったわけで、それをしないならば離れてやる必要も無く、首を傾けた事で露出した首筋に唇を付けながら後半の文句は聞かなかったように呟き。相手が提案に乗るとは思わなかったが、それも何やら楽しそうだと口角を上げ。無論ただで声を上げてやるつもりも無く、相応な快感が伴っていなければ無理だと些か卑怯にも思える後付けの条件を出し)
…良いぜ。鳴かせてみろよ。

っ…この、性悪がッ。
(携帯で連絡を取る事に集中し過ぎて本来の目的を見失ってしまっていたが、相手の呟きによりそういえばと思い出せば首筋へ柔らかな感触を感じつつ先程からの色々な事を含めて上記発し。てっきり自分は見ているだけで良いのだと余裕ぶっていたのも束の間、後付けされた条件を耳にすると惚けた様な表情浮かべ。瞬間、無茶振りさせられる前に離れるべきだと思考すれば、少し間を空ける様に下がって近付くなとばかりに両腕を前に伸ばし)
は…、何言って---ッいい、やっぱり今のなしで！

ッは、よく言うな。知ってて惚れてンのは何処の誰だよ。
(事実を否定するつもりは無く、相手を腕の中に閉じ込めて置くために上手く丸め込んでしまう手段として卑怯な手を使うのは厭わないが、そんな自分の一面を十分に理解しているにも関わらず未だ逃れようとしないのは相手の方で。抵抗が無いのを良いことに首筋に唇を触れさせたまま全ての非が自分にあるわけでは無いとばかりに呟き、痕が残らぬ程度に弱く吸い付き。此方は既に乗り気だと言うのに今になって断られてもあっさりと引き下がるはずが無く、伸ばされた腕の片方の手首を掴むと掌に口付け)
あ？何で。俺の声聞きてェんだろ。

…人の揚げ足ばっか、取んな。
(相手の言う通り全てを含めて相手の事を好きなのは己自身で。正論故か暫し言い返す言葉に詰まってしまったも、直ぐ気を取り直しそっぽ向いて悪態付くと首筋に弱く吸い付く相手の胸元を軽く叩いて。相手もそこまで乗り気では無いだろうと微かな期待を胸に視線送っていれば、己の予想とは反した何処か乗り気げな言葉が返ってき。掌に口付ける相手を見詰めたまま困った様に僅かに眉寄せるとぽつりと呟く様な声量で述べて)
それは、そうだけど…と、兎に角、無茶言うなッ。

否定しねェんだな。ンなに俺のこと好き？
(相手の事だからそれが真実でないにしても勢いのまま否定されるかとも思っていたが、予想に反して返ってきたのは否定ではなく、寧ろ肯定に近い言葉で、素直でないところがまたいじらしく可愛らしいと思ってしまう。胸元を叩かれても意に介さず首筋に顔を埋めるとすりすりとすり寄るような仕草を見せつつ問い掛け。決して自分の要求が無茶だとは思っておらず、寧ろ相手が恋人ならばどんなに稚拙であれ快感を覚えるのは禁じ得ず。口許に笑みを浮かべたまま掴んだ手首を引き寄せ)
無茶かどうかやってみなきゃ分かんないだろ。

ッやめろ、擽った…自惚れんな。別に、普通だし
(首筋に顔を埋め擦り寄る相手は猫の様に思えるが、肌に触れる髪の毛が擽ったく。身体強張らせて何とか変に反応しない様耐えるも、不意に問われた事に視線斜め下へ落とせば相手の額掌で押しやりつつ素直に頷けるわけもなく素っ気無く返し。相手とは違い恋愛経験が乏しい自分が相手を鳴かせてみるなど到底出来るとは思えず、引き寄せられるまま折角開けた距離を少し詰めると相手の肩に額乗せて不満気な口調で文句を)
---っ何で乗り気なんだよ、お前。…嫌がれよ、あほ。

好きじゃねェ奴にこんな事されても許せんのかよ。
(額を押されると大人しく離れてやるが、相手の言葉が本気でない事など十二分に承知の上で問い詰めたくなるのが自分の性というもの、にやりと口角を上げると先程吸い付いた辺りを指先でなぞりながら問い掛け。肩に掛かる柔らかな重みが心地良く、身を委ねられているような感覚は酷く愛しくて髪に指を差し込みながら優しく撫でてやる一方、まさか恋人からのスキンシップを拒絶するはずが無いと笑みを漏らし、無論人肌を好む自分だからこそ尚更で)
嫌がるわけねェだろ。好きな奴からの愛情は死ぬ程欲しいタイプだし？