旦那サン 2015-11-15 22:45:08 |
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…何でそんな畏まってるんだよ、普通に開けろって。
(理解出来ていないのか交互に見てくる相手に何と言えばいいのかと思考したが、不意に相手が上体を起こしその場で正座をしだすと数回瞬きをし。そのまま妙に恭しい手付きで包装を解き始めた相手に指摘すると、此方が落ち着かないのかそわそわと視線彷徨わせ。戸惑いもせず堂々と返答して来た相手に良く自分で言えたものだと苦笑零すが、一般的に見て確かに格好良い部類に入る為に一応正常ではあるのかと片眉上げれば、それならば己が可愛く見える事は無いはずだと悩む様に顎に手を添えぽつりと呟き)
…真尋、俺の事美化して見るなよ。後、お前は普通に可愛さもあるだろ。
…着けて。
(相手の言葉は殆ど耳に入っていないようで、黙々と包装を解くと中には光を反射して光るピアスが鎮座しており。相手からの贈り物だからか、神々しいまでに光輝いているようにすら見えてしまい微かに頬を上気させて一つをそっと摘まみ上げると、暫し無言でまじまじと見詰め。程無くして相手にピアスを差し出すと、普段は隠れている右耳を出し相手の方へ向け。何故相手は自分の容姿にそこまで消極的なのかと常々疑問を抱いており、今も美化していると言われてしまえば不服げに眉を寄せ。恋人であるのだから確かにそれなりに美化されているだろうが、そもそも相手自身に魅力が無ければ恋愛経験に富んでいる方であろう自分が惹かれるはずはないように思え。しかし考えている内に段々と面倒になったのか、無理矢理話を纏めてしまい)
…まぁ俺が美化してンなら理玖の事独り占めできるし別に良いわ。自覚してなくて良いよお前は。そっちのが可愛いし。…可愛くねェから俺。俺の生粋のイケメンを壊す物は認めねェから。
俺にやらせて、後悔するなよ。
(微かに頬を上気させてまじまじとピアスを見詰める相手に何か不満でもあるのかと内心ひやひやしていたが、不意にピアスを差し出されると不思議そうにその手を眺め。数秒その状態でいるも、そっと手を出して受け取ると出された右耳を見ながら息を呑み、普段から不器用さの目立つ自身にさせて怪我をしても後悔しない様にちゃんと念を押すと片手を右耳に添えて。相手の言葉には色々と言いたい事があったものの、無理矢理にも話を纏められると返す言葉に詰まり。どこか不服げな表情浮かべると相手の頬を摘んで引っ張り、次いでわざと下記を呟いたりと些細な嫌がらせをし)
…可愛い可愛い。
っやべ、擽ってェわ。
(相当強く突き刺さない限りどれ程下手でもピアスで怪我をする事は無いだろうと笑みを浮かべていたが、ぎこちなく耳元に触れられる感触が予想以上に擽ったく、つい僅かに身を捩ってしまうと思いの外懸命に体の動きを抑えながら呟き。頬を摘ままれても特に抵抗する事無く無言で居たが、嫌がらせのつもりか可愛いなどと連呼してくる相手を口角を上げて見据えると、子供を宥めるような手付きで相手の頭を撫で回し)
ンな事したって可愛いだけだけど。
…動くなよ、切れるだろ。
(微かに震える手でピアスを耳へ近づけたが、相手が身を捩ると吃驚して手前で手を止め。もし着けている途中だったら変なところに刺さっていたかも知れないと注意促すも、擽ったがる相手を見るのにも興味が湧き、口元に僅かに笑み含むとピアス着けながらわざと耳に添えた手で耳裏を軽く擽り。此方の嫌がらせを嫌がらせとして受け取ってくれていないのか頭撫で回され、頬から手を離して乱れる髪を押さえると、それなら何をすれば嫌がるのかと視線遣り)
可愛い言うな。…嫌がれ阿呆。
お、前、っこの…ッわざとやってんだろ…っ。
(耳元に触れる指先がどう考えても無意識とは思えない動きをしているのに気付き、振り払ってやろうかとも思ったのだが実際相手が不器用な上此方も弾みで動くとどうなってしまうか分からないという懸念もあり、微かに体を震わせながらも擽ったさに耐え。決して被虐願望があるわけではないのだが、相手の稚拙な暴言には何かと男心を擽られる物があり、顔を逸らし肩を揺らして笑いながら呟き)
…ほんと、理玖は何やっても俺好みだわ。
…人が真剣にしてんのに、疑うのかよ?
(擽ったさに耐える相手の様子が面白く、緩みそうになる頬を必死に抑えて平常心を装うと、己がわざとしていると悟った相手からの言葉には惚ける様に返答し。そうしてやっと通ったピアスに小さく息吐きつつ最後に耳の縁を撫でれば、ゆっくり手を離して。ただ暴言を吐いただけだったが、唐突に相手が笑い出すと己の何がそうさせているのかと微かに首を傾け。次いで何をやってもという台詞に何処が疑わしげな視線向ければ、普段から心配していることを尋ね)
…真尋の目に、俺がかっこよく映る事って、あるのか?
…わざとじゃねェなら不器用すぎだろ。
(耳の縁を撫でられただけで擽ったさが込み上げ、漸く着け終えたらしい相手の手が離れていけば恨めしげに眉を寄せて相手を見遣り呟いて。不意な問い掛けは今まですっかり盲点であり、虚を突かれたような軽い衝撃を受けるとなんとも答える事ができず一瞬言葉に詰まり。相手としては格好良いと思われる方が良いのであろう事は理解しているものの、やはり圧倒的に“可愛い”と思う事が多かっただけに今まで相手を格好良いと思った事が一度でもあっただろうかと考えれば頷く事は難しく。しかし相手の気持ちを汲んだつもりか、若干目を逸らしながらぽつりと返答し)
……ある。
…そういう事にしといて。
(恨めし気に此方を見てくる相手に思わず小さく吹き出すも、呟かれた不器用という言葉に少々納得出来ない様子で思考し。しかしわざとやったと自白するのも出来ない為に今回はそれでいいかと何とも適当な言葉告げ。一瞬言葉に詰まった相手を怪し気に見ていたが、目を逸らしながら返された言葉には格好良いと思われていなかったのだろうと確信し。僅かにむすりと眉顰めたものの、相手があると言うのだからと表情戻せば、少しばかり困らせてみようと意地悪く問い掛け)
なら、…何処が格好良かった?
…別に良いけどな、理玖が不器用なのは知ってるし。わざとって事にしといてやった方が良いと思っただけだよ。
(状況のせいでもあるがあっさり不器用である事を認められると何と無く面白味に欠け、不意に意地悪く口角を上げるとまるで此方が譲歩した末の言葉であったかのように事実をねじ曲げてからかうように告げ。何処が、と問われても実際思っていないのだから答えられるはずが無く、困り果てたように暫し黙り込むと半ば諦めもあってか言い訳がましく呟き)
何処って…、…もう覚えてねェ。
…ムカつく。
(ふと意地悪く口角を上げたかと思えば、何故か自分が譲歩したかのような口振りで述べる相手に片眉上げ。何処と無く拗ねた様に上記呟くと、相手に背を向けてベッドに寝転がり。困り果てる相手の様子に内心笑み零すと、言い訳がましく呟かれる台詞にやはりそうかと納得しつつも、正直格好良いと思われていない事には僅かにショックを受けており。格好良い所が無いなんて男としてどうなのかと悩む様に眉下げると、今度友人達にも聞いてみようかと静かに思案して)
どうせ、あるっていうの、嘘なんだろ。
りーく。拗ねンなよ。
(どうやら反撃は成功したようだがその代わりに相手の機嫌を損ねてしまったようで、背を向けられてしまえば喉奥で笑みを耐えながらも相手の顔の横に片手を突き覆い被さるようにして顔を覗き込み。嘘がばれてしまえば認めるのは潔く、躊躇いも無しに頷くと嘘を吐いてしまった事には謝罪を述べ。何やら悩ましげな表情に何と無く相手の思いを察するがやはり相手が可愛く見えてしまう自分にはどうしようも無く、此方も思案するように僅かに眉を寄せながら問い掛け)
ん、嘘。悪い。…格好いいって思われてェの?俺に。
拗ねてない。…見んな。
(覆い被さるように相手が片手を突くと目の前に影ができ、すぐさま顔を枕に埋めて不満だだ漏れであろう表情を隠すと、相手の額へ片手を伸ばして軽く押し。あっさりと嘘を認めて謝罪まで述べる相手に、もう少し悩んでくれてもいいものをと口元微かに曲げるものの、変に誤魔化されるよりはまだいい方だと自分に言い聞かせ。問われた事には当たり前だとばかりに数度頷いて)
そりゃ…俺だって男だし。
…これ、すげェ嬉しかった。ありがとな。
(拗ねてしまっているのは一目瞭然だが否定されるのは予想通りで、押し遣られてしまうと抵抗無く身を引くが、プレゼントの礼を伝えていなかった事もあり耳元のピアスに触れながら告げると、辛うじて素肌の覗く相手の首筋に唇を触れさせ。確かに同性としては可愛いよりは良いのだろうとは思うものの自分には努力しかできず、努力したとしても相手を“格好いい”と見れるかどうかは分からないものの一先ずは自分にできる事をやると伝え)
…まァ、努力する。
(/背後から失礼致します。いつも理玖くんとの会話、とても楽しませて頂いております!!何かとご迷惑をお掛けし頻繁に息子様を憤慨させてしまっておりますが、これからも何卒よろしくお願い致します!!さて、今回声をお掛けしたのは背後の事情によるものなのですが、暫くお返事が著しく遅くなってしまうか、滞ってしまう事になりました…。来月上旬まで二週間程、次のお返事をお待ちして頂きたく…。上手く行けば仕事の合間に何度かはお返しできるかと思うのですが、それも断言できない状況です。本当に申し訳御座いません…。どうかお待ち頂けないでしょうか…?)
…別に。俺も、これ…嬉しかった、し。
(首筋を襲う擽ったさに肩竦めるも相手の言葉に照れ臭くなり、首元手で押さえつつ身を捩って相手の方へ体を向けると、左手の指にある指輪見つつぽつり呟き。期待は出来ないが一応努力はしてくれるらしい相手に、今はそれでもいいかと諦め半分でゆるく頷いてみせ。しかしふと格好良いと思う事がないのなら普段相手にはどのように見えているのかと再び疑問が浮かび、そのまま問い掛けようとするが、ふと返答を聞くのが不安になると途中で口噤み)
---なあ、格好良く見えないなら、普段は…。
(/此方こそ、真尋くんとの会話楽しませて頂いてます!いえ、面倒な子で申し訳ないです…。真尋くんを困らせてばかりで沢山ご迷惑をお掛けしてますが、是非是非これからもよろしくお願い致します‼︎
ご報告有難うございます!そういう事でしたら勿論気長に待たせて頂きます。此方としましてはゆっくり更新でも全然構いませんので、無理して体調を崩されないよう私生活を優先させてくださいね…!)
…ん、よし。
(無人の室内で、明らかに作りすぎた量のトリュフチョコを大判の皿に積み上げた物をテーブルの中央に置き。暫く満足げに山積みのチョコを眺めた後、小さく頷いて部屋を後にし)
(/おおおお久し振りです…!!まだリアルの生活に余裕がなくもう少しお待たせしてしまうかと思うのですが、是非ともバレンタインデーは理玖くんにチョコを食べて頂きたく…!!これにて再び失礼致しますが、今後も何卒よろしくお願い致します!!)
…チョコ?何でこんなに…、
(部屋に入るなり見つけたテーブルの中央に置かれた山積みのトリュフチョコに目を奪われ、数秒呆気に取られた後上記ぽつりと呟くと、少しの間何かを考えるように視線斜め上へ上げ。その後椅子へ腰掛けると、不器用過ぎて手作りのチョコを渡せない為に買ってきていた市販のチョコをトリュフチョコの隣に置いて。そのまま相手が来るのを待とうかと机に突っ伏して目を瞑り)
(/お、おおお久し振りでございます!わざわざ忙しい中理玖の為にありがとうございます…‼︎しかし真尋君と一緒に食べたいらしいわがまま息子は居眠りに…、申し訳ないです…。腐る前にはちゃんと食べさせますので!それでは、此方こそ今後ともどうぞ宜しくお願い致しますね‼︎)
…食ってねェし。
(再び部屋に戻って来るとテーブルに突っ伏す相手の姿があり、そっと近寄って覗き込んで見ればチョコは一つも減っておらず。不満をぼやくが直ぐにチョコと思われる包みを見付けると、何と無く相手の心境を理解して頬を緩ませ。羽織っていた上着を肩に掛けてやり静かに目の前の椅子に座ると、相手の髪に指先を軽く絡ませながら寝顔を見詰め)
(/長らくお待たせしてしまって申し訳御座いませんでした…。あああやっと理玖くんと再会を果たしました…っ。いえいえ、構いませんとも!!理玖くんの思考が…可愛すぎて…震えます(( 一旦用事が一段落致しましたので、バレンタインデーは終わってしまいましたが是非とも理玖くんの意向に添せて頂きますね!!)
----…ん。
(浅い眠りの中、微かに感じた肩への温かさと髪へと触れる指にゆっくりと意識を浮上させると、身を僅かに捩りつつ顔を上げ。すると目前に誰かが座って居るのが分かり、ぼやけたままの視界で相手の姿を映そうと目を細めてみるものの、緩く首傾げてじっと見詰めれば薄く口を開いて確認する様に問い掛け)
…真尋?
(/おかえりなさいませ‼︎いえいえ、待つ時間もわくわくしておりましたので…!本当ですねッ、真尋君と再会できて理玖も喜んでおります!そんなそんな、わがままなだけで可愛いなんて事は…!わわ、愚息の意向に合わせて下さるとは…ありがとうございます!)
----…ん。
(浅い眠りの中、微かに感じた肩への温かさと髪へと触れる指にゆっくりと意識を浮上させると、身を僅かに捩りつつ顔を上げ。すると目前に誰かが座って居るのが分かり、ぼやけたままの視界で相手の姿を映そうと目を細めてみるものの、緩く首傾げてじっと見詰めれば薄く口を開いて確認する様に問い掛け)
…真尋?
(/おかえりなさいませ‼︎いえいえ、待つ時間もわくわくしておりましたので…!本当ですねッ、真尋君と再会できて理玖も喜んでおります!そんなそんな、わがままなだけで可愛いなんて事は…!わわ、愚息の意向に合わせて下さるとは…ありがとうございます!)
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