加州清光 2015-11-15 21:35:33 |
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なっ…加州!大丈夫か!?
(このくらいのアクシデントは日常茶飯事なのか自分は上手く後ろに倒れたため痛めたところはなく、さっさと布団を退かしてしまおうとしたところ手首を掴まれてはハッとして、さらに弱々しい声が聞こえてくれば慌てて布団を押し退け。倒れている相手の顔の横に手をついては、安否を確認するように横から顔を覗き込み。そんな覆いかぶさるような姿勢のまま「頭を打ったのか…よしよし、痛かったな。他に痛むところはないか?」と心配そうに眉を下げると、優しく頭を撫でたり目元の涙を拭ってやり)
だ、いじょうぶ…大丈夫!なんか痛くなくなったかも、大丈夫大丈夫。
(布団が押し退けられたことで自由に動かせるようになったもう片方の手を頭へ持っていこうとするも、その前に相手に覗き込まれればぴたりと動きを止め、受身をとれなかった気恥ずかしさからか照れくさそうに笑みを浮かべて。最初こそ端々から気遣いが窺える相手の仕草にときめく余裕もあったものの、次第に今の体勢の居た堪れなさに気づけばすっと目を逸らし必要以上に'大丈夫'を口にしながら相手の肩を軽く押して遠ざけようとし。)
本当か?目に涙を浮かべるほどだったのだろう?まぁ、大丈夫ならそれが一番だが…痛むようなら正直に言うように!
(頭を打ったとあっては“そうですか”と簡単に引き下がれるわけもなく、肩を押されても動こうとせず寧ろ更に顔を近づけ。真っ直ぐ見つめながら再度確認するように語りかけた後、人差し指を立てつつ親が子供に言うように念を押し。それからやっと姿勢を戻し立ち上がると「…というか、すまなかったな。どうやら張り切りすぎて、勢いをつけすぎてしまったようだ」と苦笑を浮かべては、相手が立ちやすいようにと手を差しのべ)
ホントに大丈夫だから、敵の投石が当たった時の痛みと比べたら全然だから…!
(早く退いてもらいたい一心で念押しにも素直にこくこくと頷いて答えると、顔を寄せる相手に負けじと肩を押し続けて。実際触って確認してみても今のところは瘤ができるような気配もなく、身体を起こして「手伝ってくれて助かったし謝らないでよ。…あ、主この布団持ってくれる?」とちゃっかり頼み事をしつつ差し伸べられた手をとって立ち上がり。押入れの戸を閉めてから廊下に出ると、縁側に置いた籠を拾い上げ「早く干しちゃってデートしよ、デート」と悪戯っぽく微笑んで。)
デー、ト…。おう!
(一緒に出掛ける事に浮かれていたのか、デートという感覚はあまりなく確認するように繰り返し。言われたことで改めて恋人だという実感が湧き上がると、溢れんばかりの笑みを浮かべては返事をして。布団を持とうと腰を屈めるが何を思ったのかピタリと止まり、ブレザーの方へ目をやると「っと…一応持っておくか」とササッと携帯を取り出しに行けば袂にしまい。そうして再び布団を持つと相手の元へと駆け寄って行き)
足元気をつけてねー。
(籠を抱えたまま適当な履物を引っ掛けると先に庭先に下りて、そのそそっかしさを心配してか声をかけつつ相手の分の履物を履きやすい位置に揃えてやり。少し離れたところに無造作に設置された物干し竿まで歩けば、傍に籠を置いて衣類の形を整えながら丁寧に干していき。ぽかぽかとした陽気が心地よく、「…っふぁあ。眠いよなぁ…」と欠伸混じりにぽつりと零して。)
はっはっは!確かに、こうも暖かいと眠くなるな!
(相手の気遣いに一言お礼を添えつつ、おかげすんなりと降りることができ。後に続いて持っていた布団を相手とは反対側の竿に干している最中、ふと隣を見れば欠伸をしながら呟く相手がいたため軽く顔を向け笑いかけ。確かにそうだなんて同意しつつも、その言い方はいつも通りハキハキしており。布団を完全に干し終わると、突然太陽に向かって両腕をめいっぱい広げ「だが、むしろ俺はテンションが上がるっ。太陽からエネルギーを貰っている気がする!」と気持ちよさそうに目を閉じ、全身に光を浴びて)
主は太陽無くてもエネルギー自給自足できそうだけどね。
(ささやかな日光浴を楽しむ相手を横目に軽口を叩きながらも手を動かせば、もともとさほど多くなかった洗濯物はすべて干し終わってしまい。相手に向き直り「ちょっと上着取ってくるから、先に玄関行ってて」と表口の方を指差すや否や、気が急くのか小走りで縁側まで戻って履物を脱ぎ。自室の戸を開け放てば慌ただしく自身の外套に袖を通し、使い時がなくほぼ手付かずだった貯金を小さな財布に移してからポケットに入れて。もしもの時のために刀をとれば、小声で「よし」と気合いを入れて部屋を後にし。)
あぁ、分かった。…ゆっくり行ってるからな!
(素直に1つ頷くと、何やら急ごうとする相手の背中に向けて声をかけ。どうせなら庭から門の方へ行く時に、庭にある物を観察しながら行くことに決め。そうして少し遠回りをしつつ歩けば池やら畑やら馬小屋やらと様々な所があることが分かり「ふむ、まだまだ知らない事は多いな…」とため息混じりに呟き。じっくりとは見れなかったため今度案内でもしてもらおうと考えながら足を進めては、少しゆっくり過ぎたかもしれないと焦りつつも無事到着し)
──お待たせ。それじゃあ行こっか。
(廊下を進んで玄関まで来ればそこでブーツを履き、逸る気持ちを抑えつつ表へ出るとちょうど相手も到着したところで。傍まで駆け寄り笑顔で声をかけるも、久々の外出で緊張しているためか門をくぐる時は自ずと表情が硬くなり。幾度となく歩いた砂利道を連れ立って歩きながら、ふと思い立ったように相手に「シャツとジャージと…他に何か買う物あったっけ」と尋ねて。)
できればボールを…このくらいの、少し重めのボールがあれば是非欲しいな!
(歩きながら視線を漂わせ何が必要か考えていたが、欲しいものが先に思いついてしまい。バスケットボールの代わりになる物が欲しいのか、手で大きさを表しながらキラキラとした目で告げ。それまで笑顔で話していたが先程から表情の硬い相手がどうしても気になってしまい、スッと相手の目の前に立ち塞がると「…。かーしゅー、う!どうしたどうした、顔が暗いぞ?」と笑顔で相手の両頬を軽くつまむと、ふにふにといじり)
けっこう大きめだねー…了解。
(一体何に使うのだろうかと一瞬不思議に思うも、すぐに昨晩相手が寝ぼけ半分で説明してくれた球技のことを思い出し納得して。子供のように瞳を輝かせる相手が可愛らしくて思わず目を細めると、こくりと小さく頷いて了承し。不意に目の前に立ち塞がった相手を驚いたような表情で見つめつつ、それでも隠すつもりはないのか大人しく頬を摘まれたまま「…門の外に出るのって久しぶりで、ちょっと緊張しちゃうんだよね」と答え困惑気味に笑みを浮かべて。)
ふむ、なるほどな。“緊張”か…―よし!
(つまんでいた手を頬を包み込むように変えつつ、何を考えているのかぎこちなく笑う相手の顔をじっと見つめ。己の頭の中でその考えがまとまると、突然笑顔で大きく頷き頬から手を離し。そのうちの片手をバッと相手に伸ばせば「ならば手を繋いでいこう!これでいくらか和らぐだろ?…それで、緊張しなくなってきたら離せばいい」と手を握っていて。安心させるように目を細めると、再び相手の隣に並び)
手、繋ぐの?…でも俺離したくなくなっちゃうよ。
(自分が我慢すれば済む話だからこそまさか相手が対策を講じてくれるとは思わず、またその方法が予期せぬものだったために目を丸くして聞き返し。口元に笑みを湛え目を伏せると、繋いだ手を握り返しながらわざと相手を困らせるような言葉を口にして。手を繋いでいると実際に安心感が得られるようで、歩いている間も確かめるように何度も柔らかく握り直し「主の手ー…」と愛おしげに呟き。)
(/これだけはお伝えしたかったのでいきなり本体で失礼します。いつもありがとうございます、メリークリスマスです!
風邪が流行っているようなのでお身体ご自愛ください…!)
はっはっは!どうやら効果はあったみたいだな!
(握り返される手の感触や、その表情を横目に見ればそんな様子に満足そうに声を上げ。初めに驚いたように聞き返してきた相手を思い返せば、やはり相手には溜め込むくせでもあるのかと考え。もっと我侭になって良いくらいだと、ふと笑みをこぼすと「…もちろん、離したくないのならこのまま繋いでいて良いぞ。というか、俺はその方が嬉しい」と握っていた手を離し、指を絡めるようにして繋ぎ直し)
(/わあぁぁメリークリスマス!まさか声をかけて下さるとは…実は自分も、前のお返事をぴったりに送って「メリークリスマス!」と言おうとしたのですが、一刻も早く返したくて後10分を待つことが出来ませんでした()。お気遣いありがとうございます…!そちらもお身体にはお気をつけくださいね!)
やった、主の手はあったかくて好き。
(冗談として済ませようとしていた我侭を受け入れてもらえたことがどうしようもなく嬉しく、繋ぎ直した手を楽しそうに小さく揺らして歩きながらぽつりと零し。しかし次第に家屋や人の往来が増え、とうとういくつかの店が軒を連ねる通りにまで出てくると人の目が気になるのか「─…着いたけど」と居心地悪そうに告げて。相手を好奇の目に晒すわけにはいかないとは思いつつも、やはり人間の多さに尻込みしてしまい自分からは手を離せず。)
(/そうだったんですね…!そのお気持ちだけで十分すぎるくらい嬉しいです!!
こちらこそありがとうございます、今年もあと僅かですしこのまま元気に頑張ります!
今まで流れにまかせてしまい全然ご希望をお伺いできなかったので、今後「こうしたい」というものが何かありましたらぜひこの機会に教えてくださいませ!
もしも今は特に思いつかないようでしたら、また思いついた時にいつでもお呼びください…!)
おぉっ、賑やかだな!
(ざわざわと人の声が溢れる場所を久しぶりに感じると期待に胸を弾ませ、自然と笑みを浮かべつつキョロキョロと落ち着きなく辺りを見渡し。しかしそんな自分とは対照的な相手の様子に気付くと、己の存在を確認させるように握る手に軽く力を込め「大丈夫」と自分の事か相手の事か、一言だけ優しく呟くとしっかりとした足取りで進んで行き)
(/今は特に思いつき…ませんね。ですが後々出てくるかと!とりあえず今は自由に進めていけたらな、と思っております!あぁでも一つだけ…守沢に風邪を引かせたいですね、池にでも落ちて((。すぐにではなくて良いので、このままの流れの中で出来たらなとっ…。そちらも何かありましたら何なりと~!)
えっと…先に買い物済ませたら、いろいろ見て回る?
(心強い一言に少しだけ肩の力が抜けて、黙って頷くとしっかり手を繋いだまま並んで歩いて行き。心に余裕ができると物の見え方も変わってくるもので、興味深そうに辺りを見回す相手に気づけば微笑みながら提案して。相手以外の人間に対する不安は残るものの、同時に久しぶりの買い物が素直に嬉しくもあり、ひときわ大きな店を指差すと「とりあえず服屋からねー」と積極的に手を引いて行き。)
(/了解です!それでは手始めに池に突き落とすところから(( …というのは冗談で、精一杯看病させていただきます!!
こちらも特には思いつかないので、とりあえずは自由に進めて本体様のお好きなタイミングで池に落ちていただくか、他の何らかの方法で風邪を引いていただければ大丈夫です!
それでは一旦どろんさせていただきますが、また何か御用ができましたらいつでもお呼びください!)
…おう!
(先程までの強ばった表情ではなくなったことを確認すると、手を引く相手を心底嬉しそうに見つめ返事をして。歩いたことの無い昔の街並みに驚いていたのだから店の中に入れば更に驚くもので、入った途端驚きと好奇心の入り交じったような表情を浮かべ。握る手を軽く揺らし相手の気を引くと「凄いな!本丸や街並みもそうだが、昔の店の中などテレビのセットでしか見たことがないから…凄く新鮮だ!」と興奮気味に伝え)
(/かしこまりました~!ふふふ、これからが楽しみです…ではでは、こちらもドロンッ)
どこも政府や審神者に協力してくれてるお店だから、売ってる物は古い時代の物から新しい時代の物までまちまちだけどね。
(自分にとっては当たり前の風景一つではしゃぐ相手が微笑ましく、口元を綻ばせると説明しながら繋いだ手をそっと解いて。そのままポケットの中から財布を取り出せば、先程まで繋いでいた方の手に握らせ「…とりあえず、これが今日の資金ね。ちゃんと使うべきことに使って」と真面目ぶった口調で告げてその瞳を真っ直ぐ見つめ。瞬きをした後すぐに視線を外しては、いきなり本来の目的を忘れ着物やら小物やらの物色を始めて。)
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