加州清光 2015-11-15 21:35:33 |
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―…んむ! このお菓子も美味いな…!
(相手の声に短刀達が駆け寄ってくれば、自分たちのために残しておいたというお菓子を皿に盛って運んできて。礼を言ってから相手が作ったであろうお菓子を幸せそうに食べ進めていると、不意に彼らから “とりっくおあとりーと!” 、 “ そういえば、主が用意したお菓子は何ですか?” などと短刀らに声をかけられるも、仮装する側だと油断して自身はお菓子を用意しておらず、思わずぴしりと固まっては「も……もっていない、が……?」と 誤魔化すように満面の笑みで返し)
はい、俺はちゃーんと用意してきてるよ。
(礼を言って自分も菓子を受け取った後、短刀たち一人ずつに先ほど小狐丸に押し付けたのと同じ飴の小包を配り終えると、困惑している相手を横目で一瞥した後あらためて短刀たちに向き直り。少々意地悪くも見える笑みを浮かべては、「主、お菓子持ってないんだってさ。好きなだけ悪戯しちゃってー」と彼らをけしかけるような言葉を口にし、自らもじりじりと相手に詰め寄り始めて。)
なっ、清光!? さっきは嫉っ―
(相手の浮かべた笑みに嫌な予感を感じてこっそりと後退するも、乱に手首をがっしりと掴まれれば身動きがとれなくなり。次いで聞こえた相手の言葉に慌てて反応しようとした丁度そのとき、短刀達に一斉に飛びかかられれば後ろへよろめき軽く尻餅をついてしまい「ちょっ、まてまてお前達!そんな早まらなくても……!」と片手を突き出しストップをかけるも、間髪入れずに脇腹などを擽られ始めては堪らず大きな笑い声を出してしまい)
いいぞー、もっとやっちゃえ……え?
(時折煽りながら相手たちを見守っていたところに不意に肩を叩かれ振り返ると、部屋の入口に佇む薬研が'燭台切の旦那に呼ばれて今戻ったんだが……とりっくおあとりーと'と手を出してきて。慌てて飴を渡そうとするも、先ほど予定に無かった小狐丸に渡してしまったため数が足りなくなってしまったようで、言いづらそうに口ごもっているうちに結局自分も彼に擽られてしまえば、「ごめ、ごめんって、ひゃ…っ」と息も絶え絶えに身を捩り。)
こ、こらこらっ! 清光はダメだ!
( ひと通り擽り終わり満足したのか短刀達がやっと解放してくれれば、乱れた息もそのままに相手と薬研の間に割り込んで。きょとんとした薬研が “ なんだ大将、嫉妬か? ” とこっそり耳打ちしてくれば、「それ含め、な」と小さく返し。それから相手の背に腕を添えたかと思えばそのままひょいとお姫様抱っこの形で抱き上げ、「もう戻るぞ」と呟けば、幾分拗ねたように表情を変えながら自室へ向かって廊下を進み)
ちょっと主!?これ、恥ずかしい…。
(相手が自分を抱え上げた瞬間冷やかしの声やら歓声やらが湧けば、落ちないようにしがみつきながらもほんのり頬を染めて訴えて。ふと、その拗ねたような表情に気づけば直前の状況からひとつの可能性に思い至り、自室まで戻る間もおとなしく腕の中に収まったまま「もしかして千秋……さっき俺が薬研に擽られたから、やきもち焼いてるの?」と緩く首を傾げて尋ね。)
や、やきもち……っ!?
(核心を突かれて動揺したのか、ぐらりとよろめいて相手を落としそうになるも、辛うじて踏みとどまれば相手を抱き直して再び顔を前に向け「そう、だが……」と小さく呟き。自室の前まで来ると、薄らと頬を染めつつそっと相手を降ろし「擽られていたのもそうだが、その……。その時の姿や声が妙に色っぽかったというか……」と言いづらそうに ごにょごにょと口を動かし)
へっ?……や、あの、
(ぐらりとした衝撃に慌てて相手にしがみつき直すも、下ろされた後の発言には思わずぱちくりと瞬きをして。自分ではまったく自覚が無かったためじわじわと頬を染め上げると、返す言葉に迷いつつ視線をさまよわせては、消え入りそうな声で「…そう感じたのは千秋だけだと思うんだけど」と控えめに返して。)
なっ…俺だけ……!?
(感情のままに相手を連れ出して来てしまったため、それが自分だけだと言われれば衝撃を受けたように素っ頓狂な声を上げて。先程の相手の姿から良からぬことまで連想してしまったとは口が裂けても言えず、己の顔面を片手で覆い隠すと、居た堪れない恥ずかしさに軽く顔を背け「す、すまん……。俺は何を……」と呟き)
謝らないでよ……ほら、みんな集まってきてるみたいだし、行こう。
(つられたようにこちらまで赤面し歯切れ悪く返すと、その後の沈黙に耐えきれず控えめに相手の指先を握りながら賑やかな大部屋の方へと歩き出して。自分の仮装に対して相手がどのような印象を抱いたかを本人の口から聞いたことにより、今更ながらではあるものの羞恥心を強く煽られれば、「……はしたないかな、これ」とか細い声で不安げに尋ね。)
はしたなくなんかないぞ! とても可愛いし、とても似合っている!
(弱々しい呟きをしっかりと拾えばすぐさま言葉を返し、間髪入れずに相手の目の前に回り込むとその両手をとって、気持ちを伝えたい一心で身を乗り出すように詰め寄って。改めて相手の姿をまじまじと見つめれば、見蕩れるように瞳を揺らしつつ「ただ、それが……度を過ぎて可愛いというか…」と呟き)
っ…ありがとう。
(改まった風に仮装をまじまじと見つめられれば、握られた手をそっと引き抜き恥ずかしさを堪えるように衣装の裾をくしゃりと握りつつ礼を言い。他の誰でもなく相手に可愛いと褒めてもらえることは出会った当初から変わらずずっと一番の喜びであり、そっと相手の身体を抱き締めると「千秋に可愛いって言ってもらえて嬉しい」と小さな声で零して。)
―! そうか……。
(誰でもない自分の言葉を1番の喜びとしてくれている相手の気持ちを知ればパァっと表情を明るくさせ、短く呟いた後、その身体を優しくも力強く抱き寄せては嬉しくて堪らないというように軽く頬を擦り寄せて。その時、不意に大部屋からの声が耳に入ってくれば反射的に顔を上げ、抱きしめる腕の力を緩めつつ「皆待っているだろうし……いくか!」といつもの満面の笑みを浮かべて見せて)
( / 失礼致します~!
こちらで考えていたハロウィンでやりたかったことは一通りできたのですが……、加州くんの背後様の方はどうでしょうか? )
うん。たくさんお菓子作ったから食べて。
(優しい頬擦りの感触に気持ち良さそうに目を細めては、相手の腕から抜け出した後その手を取り指を絡めて繋ぎ直し。パーティーのためにと燭台切らと腕を振るったタルトやらスイートポテトやらの存在を思い出せば、得意げに告げてから相手の喜ぶ顔を思い浮かべてか足取りも軽く大部屋の方へと歩き出して。)
( / こちらも大丈夫です〜!
背後様さえよろしければキリの良いところで数週間後に飛ばして出陣にいたしましょうか…? )
―あぁ、ありがとう! さっきのまま残しておいてくれたんだな。
(相手に連れられ大部屋へと入れば再び周りの仲間たちが暖かく迎え入れてくれて、どのお菓子も美味しいと進められればスイートポテトを手に取り一口食べ。市販の物よりも格段に美味しく感じるそれに思わず表情を明るくさせては、くるりと相手を振り返り「清光達が作ったのか? すごく美味しいぞ!」と子どものように無邪気な笑みを広げて)
(/その流れにしていただけると助かります…!
今日のどこかで出陣についての話を聞いて、キリの良いところで後は出陣当日まで飛ばす形でよろしいでしょうか…?( ¨̮ ))
久しぶりに主の時代のものを食べさせてあげたいなって。
(スイートポテトを頬張る相手を見てほっとしたような表情を浮かべると、自分もかぼちゃのタルトを皿にとりながら得意げに答えて。フォークでひと口分に切り分けたそれを食べて幸せそうに口元を綻ばせては、「甘くて美味しい……主の時代は美味しいものだらけだね」と機嫌良く零し。その後も周りの刀たちと和気藹々と話に花を咲かせながら過ごして。)
(/ かしこまりました〜!それではそのようにさせていただきますね!
他に何か決めておきたいことはございませんか?? )
美味しいものを、大切なお前達と……大好きなお前と食べるから、より美味しく感じるというものだ。
(食べ進めている途中に相手の声が聞こえてくれば、ごくんと口の中の物を飲み込んだ後で幸せそうに微笑みながら静かに言葉を連ねて。その後も菓子の美味しさに手が止まらず順調に食べ進めていけば、それらはあっという間無くなってしまい「っは~……ごちそうさまでした!」と、口の端に小さなタルト生地が付いているのにも気づかずに、満足気に声を響かせて)
(/ありがとうございます!今のところは大丈夫そうです( ¨̮ ))
もー主、口に付いてる。……あ、
(相手の言葉に賛同するように頷きながら自分も軽食や菓子を食べていたものの、一通り食べ終えてふと相手を見るとその口元にタルト生地の欠片が付いていることに気づき。指先で摘んで取った後、思わずいつもの癖でそれをそのままぱくりと食べてしまえば、周囲の揶揄うような視線に遅れて気がついてじわじわと頬を染め上げて。誤魔化すように慌てて手近な食器を重ね始めては、殆ど全員が食べ終わったのを確認してから「お開きにしよう、手が空いてるやつは片付け手伝って」と指示を出し。)
(/ かしこまりました!
それではまた何かありましたらいつでもお呼びください…! )
……うむ。 任せたぞ!
(相手の行動は自分にとってはいつも通りなため、ざわつく周りを他所に何とも嬉しげに表情を緩めつつその後ろ姿を見送って。ある程度の人数が相手に続いて厨へ向かったのを見れば、大部屋に残った数名を前にして「では、皿片付け以外の者は大部屋の掃除を手伝ってくれ!」と指示を出し。先程のことを薬研から “見せつけてくれたなぁ、大将?” と悪戯っぽく声をかけられては、「羨ましいだろう?」なんて小さく笑い返しつつ、早速飾りやらを片付けたり掃き掃除をしたりと元の状態に戻し始め)
(/はい!(◜ᴗ◝ )
ではでは、この辺で…失礼致しました~)
束の間、ねー…。
(厨での後片付けの最中、長谷部の発した'奇妙な祭りではあったが…束の間の休息だと思えば悪くもないだろう'という一言にわずかに表情を曇らせては、手早く洗い物をしながら心ここに在らずといった口ぶりで繰り返して。近々池田屋への出陣を控えている自分を含めた何振りかの状況を思い出したのか、慌てて長谷部が'次のお前たちの出陣で一区切りがついたら、また主にこのような催しを企画していただけばいい'とフォローを入れれば、気遣われてしまったことに気づいて小さく笑いながら「そうね、池田屋の敵を討伐し終えたらまたこういうのやろう」と答え。)
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