加州清光 2015-11-15 21:35:33 |
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栗ごはんと煮物と焼き魚とー……今日は和食だ。
(大部屋の前で相手と一旦別れて自分は厨に立ち寄ると、流しで湯呑みや急須を洗ってからあらためて食卓へと向かい。机の上にずらりと並んだ料理の中、自分がリクエストしていた栗ご飯を見つければきらきらと目を輝かせ、定位置に腰を下ろして隣の相手を見上げては「見て、栗ごはん。秋って感じじゃない?」と茶碗を手に同意を求めて。)
そうだな……秋、って感じだな! とても美味しそうだ!
(いつもの場所に座りながら相手の表情が変わる様子を楽しそうに眺めては、釣られて顔を綻ばせつつ数回程頷いて。秋ならではの料理に賑わっているのは周りも同じのようで、普段通り全員揃ったことを確認してから食前の挨拶を済ませると早速栗ご飯に手を伸ばし。まずは大きな一口を食べてから「んん…やはり美味いな。それに、久しぶりに食べた気がする」と幸せそうに頬を緩めては、次々と料理に手をつけて)
ほくほくしてて甘くて美味しい…!
(一口食べて相手と同じく頬を緩め歓声を上げては、その後は必要以上に喋ることもなく夢中で頬張って。煮物や焼き魚なども秋を感じさせる旬の物が使われており、いつも以上に感動した様子で燭台切に感想を伝えては、相手に視線を移し「ごはん食べてる時って、人間の身体を得てほんとに良かったって思う」と笑い混じりに少々大袈裟な言葉を口にし。)
そうだろう そうだろうっ!生きるためは勿論、ご飯の味を楽しめるのは人間の特権だ。
(夢中で食べ進める相手や周りの様子を嬉しそうに眺めていたところ、相手の声に気づけば にっと歯を見せながら嬉しそうに笑い。そこで ふと先程のことを思い出せば、途端に悪戯っぽい笑みを相手に向けて「というか…さっきまでは、足が痺れて真逆のことを言っていたのにな」とからかうように軽く顔を覗き込み)
っ…それはそれ!これはこれだし。
(少々耳が痛い指摘に羞恥心を煽られほんのり頬を上気させると、言い訳がましく答えて目を逸らし。大袈裟な言葉通り普段よりも幾分食欲が増した様子でぱくぱくと食べ進めては、不意に箸を持つ手を止めてわずかな間考え込むような素振りを見せて。それから再び控えめに相手を見上げると、「…けど、いいことも悪いことも、いろんな経験ができるのはちょっと幸せ」と素直に認め。)
―っ、清光……。
(その言葉に衝撃を受けたのか思わずきょとんとしつつ名前を呟くと、そんな考え方ができる相手が愛おしくて堪らず じわりと心が温かくなるのを感じて。心の中で密かに相手への想いを再認識しつつ笑みを広げては、「これからも、沢山経験できるぞ!」と一人機嫌よく声を弾ませ、再び食事に手を伸ばしてどんどん食べ進め)
──…お腹いっぱい。ごちそうさまでした。
(何やら相手の機嫌が良くなったのを感じ取ればつられてこちらまで嬉しくなり、再び黙々と食事を再開するとすべての皿が空くまでそう時間はかからず。秋らしい料理の数々が気に入ったのか満足げに両手を合わせると、他の面々の空いた皿と重ねながら「どれも美味しかったけど、やっぱり俺は栗ごはんが一番」と隣の安定と夕餉の感想を言い合って。)
…ん?あぁ、ありがとう!
(今日の皿洗いの当番である短刀達にまとめた皿を下げてもらっている途中、2人の微笑ましい会話が聞こえてくれば不意に表情を和らげて。その時近づいてきた長谷部から、いつも最後だから今日は一番最初にと風呂を促されれば、一言礼を言ってから相手の肩を軽く叩き「清光、今日は最初に風呂へ行くぞ。一番風呂だ!」と声をかけ、タオルやらを取りに自室へ向かい)
一番風呂……うん、今行く。
(元来身を清めたり疲れを癒したりできる風呂が好きなこともあり、魅力的な一言に瞳を輝かせて返事をするとぱたぱたと小走りに相手の後を追いかけて。自室に着き相手と共に風呂に持っていく一式を用意しては、空いた方の手で控えめに相手の手をとり握って廊下へと赴き。風呂から連想したのかふと首筋につけられた痕のことを思い出し、ついでに相手の背中につけてしまった傷のことも思い出せば、ほんのりと頬を染めながら「…背中、大丈夫?痒いとか、痛いとか」と歯切れ悪く問い。)
そうだな……少しだけだが、むず痒さはある。
(問われた直後ちらりと相手の表情を盗み見ては、薄らと染まったその頬に思わず目を細めつつ誤魔化すことなく素直に思っている事を答え。脱衣所に足を踏み入れ早速服を脱ぎ始めると、顕になった背を鏡に映しつつ「だが、俺は気に入ってるぞ。愛しいお前からの愛が、形になったものだからな」と自分でも気づかないうちに、心底嬉しそうに表情を和らげて)
…相変わらず聞いてるこっちが恥ずかしくなるようなこと、平気で言うよな。
(脱衣所に着くなり自分も服を脱ぎ始めるも、真っ直ぐすぎる言葉の数々にますます頬を赤らめては、照れ隠しのつもりかわざと素っ気ない言葉を口にして。腰にタオルを巻き風呂場に持ち込む一式を用意した後、相手を待つ間鏡に映ったその背中をぼんやりと眺めていたものの、嬉しげな表情に気づけばどうしようもなくいとおしさがこみ上げてきて、「……そういうとこも好きなんだけどさー」とぽつりと付け足し。)
待たせたな―…っと、どうした~清光。早く風呂場へ行くぞ!
(相手の呟きが聞こえなかったのか、腰にタオルを巻き終えるといそいそと相手に歩み寄り、その手を取って風呂場へと向かい。いつも通り椅子に座り、頭や身体を一通り洗い終えると徐に相手へ背中を向け「背中、お前が洗ってくれるか?」と軽く振り返りつつ悪戯っぽく口角を上げては、ぱっと前を向いてしまい)
……はい、でーきた。
(髪や身体を洗った後、程よい力加減で相手の背中を洗い流したところまではいつも通りだったものの、そこにある引っ掻き傷を見ているうちに何を思ったか一声かけるとその背中に抱き着いて。それから項のあたりに控えめに口づけを一つ落とすと、何事も無かったかのように離れて「じゃあ次は主が洗って」と相手にスポンジを手渡し背を向けて。)
―なっ……!? う、うむ……。
(スポンジとも指先ともつかない感触に驚き びくりと身体を震わせた直後、すぐにスポンジを差し出されては慌ててそれを受け取り、思わずきょとんとした様子で相手を見つめつつ小さく頷いて。スポンジを泡立てながらも先程の感触は唇の柔らかさだと思い至れば、じわじわと頬を染め上げ動揺からか背に当てたスポンジを少し強めに押し付けてしまい。ハッとしたように目を見開けば「わ、悪い!大丈夫か…?」と湯で流しながら相手の顔を覗き込み)
(/突然失礼します!
私情により、明日から返信速度が物凄く遅くなります…。すみません!(;▽;)
2週間程度、そんな状況が続くと思います…。)
だ、大丈夫……ちょっとびっくりしたけど。
(心地良さに身を任せゆったりと目を閉じていたものの、不意に強めの力で擦られればぱちくりと瞬きをして。顔を覗き込まれると頷いて答えた後感謝の言葉を伝えるも、赤らんだ頬に気づけば悪戯っぽく笑みを浮かべ「急にどうしたの?」と白々しくも尋ねて。追い討ちをかけるように向き合う形へと姿勢を変えると、今度はこちらから覗き込むように首を傾げて「千秋こそ大丈夫?顔赤いじゃん」と問い返し。)
(/ かしこまりました( ˃ ⌑ ˂ഃ )
ご連絡ありがとうございます!
ちょっと寂しいですがちゃんとお待ちしておりますので、ご無理はなさらずにご用事を優先してくださいね…(*´﹀`*) )
こ、これは! お前が急に悪戯をしてくるからで、だな……。
(覗き込まれ不意に視線が合えば無意識にも更に頬を染め上げてしまい、反射的に顔を背けると、ぎこちなく口を動かしつつ指先で己の項を落ち着かなげに擦り。すっかり相手のペースに乗せられついに居たたまれなくなれば、急に立ち上がり「とにかく、大丈夫だ!先に行っているぞ!」と顔を見せまいとしているのか、一目散にそちらへ駆けていき)
(/ありがとうございます…(;▽;)
また落ち着いたら、こちらで連絡させていただきます!
ではでは、失礼いたしました~( ¨̮ ))
からかい甲斐があるなー…。
(予想以上の反応を見せた相手に笑いを禁じ得ず、小さく肩を震わせてくすくす笑いながら零すと自分も立ち上がって湯船に入り。しっかり肩まで浸かり身体を温めつついつも通り相手に寄りかかろうとするものの、これ以上過度な触れ合いをすればまだからかっているのだと思われてしまいそうで、ぐっと我慢して距離を保ったまま「明日は早く起きて皆のおにぎり作らなきゃ…」と取り留めもない話をして。)
(/ はーい、それではこちらも失礼します!)
……うむ。俺も、清光が作るおにぎりを楽しみにしているからな。
(からかってこない事に内心ほっとしつつも相手から触れてこないというのも寂しいのか、数秒考えるように間を空けた後ゆっくりと距離を詰めて自ら身を寄せて。肩をぴったりくっつけたかと思えば、相手の頭に手を添え己の肩に乗せるように優しく引き寄せつつ「おかかのおにぎりが食べたい…」なんて小さく口を動かして)
はーい、おかかね。
(相手から触れ合いを促してくれたことが嬉しく静かに口元を緩めて微笑むと、リラックスした声音で答えた後自重を相手に預けて。ふと、最後に一番風呂に入ったのはいつだっただろうかと考えてみたところで、相手と出会った時よりも随分と刀たちが増えたのだとあらためて実感が湧き、感慨深さやら相手への感謝やらが溢れてくれば「…最初は俺たちふたりだけだったのに、なんだかあっという間だね」とぽつりとつぶやいて。)
そうだなぁ…。あれだけ静かだった本丸も、今ではこんなに声で溢れて…。
(ゆったりと流れるこの時間や相手の重みが心地良く、添えた手で相手の頭を優しく撫でながら静かに目を伏せて。しかし、突然話題が変わったためかどうかしたのかと気になってしまうもので、思わず「…いきなりどうしたんだ?」と心底不思議そうに首を傾げ、外側の手で相手の頬を優しく撫で)
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