主 2015-11-12 01:01:47 |
通報 |
成る程…それは妙案かもしれないな。中性的な顔だから男に見えやすいしな…男装用の衣装がある理由について深くは尋ねないが。
(男装と聞いてシャーロットが本当に男装している姿を想像する。中性的な顔つき故にその姿はよく想像出来て、そして非常に似合っているだろうと容易に思えるほどだった。…男装出来る用意があることについては、色々推察した結果聞かないことにして。「…あそこには魔法で隠された地下室があるんだ。広さは四畳くらいだ。どうも100年前に旧魔験を作ったときに誤って出来た空間らしい…今は使っている人間は居ないしそもそも存在すら知られてないと思われる場所だ」少し早口+小声でそう伝える。早い話が、魔法で隠された空間にノーラの魔法無効能力を使って入れるようにするというもので。)
(/すいません…思いっ切り気付いていませんでした…本当にすいません…。上げてくださりありがとうございます。
そして凄く分かりづらい秘密の場所の説明で申し訳ないです…)
あはは。うん、まぁ、ほら……色々と、ね?
(追及する気は無い相手の様子に安堵したように笑えば、頬を掻きながら曖昧に言葉を発して誤魔化すように首を傾げる。隠し部屋の話を聞くと「…へぇ、それは知らなかったな。秘密基地みたいで少しワクワクするね」と感心したように片眉を上げ、言葉通りにどこか楽しげな表情を浮かべ。ともあれこれで密会場所は確保できたので、人目に付かないという当初の問題はクリアできた。注文したランチが運ばれてくると両手を合わせてからフォークを手に取り「それじゃあ、何時に待ち合わせようか?」と問いかけながらサラダをつつき)
(/うわわ、すみません!反応を頂けていたとは思わず、遅くなってしまいました…!
秘密の場所は伝わりましたので大丈夫です!)
…ワクワクする、か。面白いことを言う奴だ。
(男装が似合うことや秘密基地にワクワクする様子を見て、生まれてくる性別を間違えたんじゃないか、なんてちょっと失礼なことを考えながらふふと笑い。「そうだな、じゃあ17時に旧魔験で落ち合おう。…秘密の場所だからな、誰にもバレないように来いよ?」同じく運ばれてきたランチに手を着けながら話を進めて。続きはまた後で話そうと言うことで会話を終われば早々に昼食を食べ終えて相手より早いタイミングで食堂を出て)
─────
………誤算だった。
(そして放課後、一旦寮に戻って着替えてから行こうかなんて考えて居ると、急に今まで話したこともない女子や男子から声をかけられる。話の内容は昼間、シャーロットと何を話していたかを尋ねるもので。男子人気はともかく女子人気の高さに驚きつつ質問には単に魔法についての情報交換をしていただけだ、と答えて早々に撒こうとするも、そんなはずないじゃない!と食い下がられて意外と時間を食われて。ようやく質問責めを抜け出すも気づけばもう17:00を越えていて、急いで向かうも当然時間には間に合わず。「すまない、遅れた…」はぁーと深呼吸をしながら旧魔験の扉を開けて入ってきて)
(/先に遅れてしまったのは此方ですので大丈夫ですよ、それよりも本当に気付かないでしまってすいませんでした…
お相手様の頭の良さに感謝です…!)
おや、これはこれは…。
(名門貴族というのが幸いしたのか直接声を掛けて来る生徒はおらず、靴箱に入っていたファンクラブからの警告の手紙だけ回収すれば早々に寮へと戻る。約束の時間まであまり余裕はないので手早くさらしを巻き服を男ものへと変え、ストレートの髪を整髪剤で空気感のあるものへと変えれば仕上げに銀縁の眼鏡を装着。完璧に変装を遂げれば旧魔研へと向かい、手近な椅子に腰かけて持ってきた本で時間を潰し。「やぁ。その様子だと撒ききれなかったみたいだね、お疲れ様」17時を少し回った頃に相手が姿を現せば視線をそちらに向けて笑い、本を閉じて鞄へしまって)
(/いえいえ、大丈夫ですよ!セイチャはトピも多いですし仕方ないかと…!)
ああ…集団の女の怖さを知った気がする…。
(抜け出すのもやっとこさ、バレずに進むのなんて本当にキツかった。そんなことを思いながらふぅと溜め息をついて、改めて相手の姿を見る。…インテリ系のイケメン、と言ったところだろうか、普通に格好良かったという印象で。それ故に何故そんな手慣れているのかということを想像すると悲しくなり「…お前も苦労してるんだな」フッ、と急に同情の笑みを浮かべて)
じゃあノーラ…ノーラ?
(地下室へ続く階段の魔法を解こうと思いノーラを呼ぼうとするもいつも肩にいるノーラの姿が見当たらず、ふとシャーロットの方へ視線を向けるとイケメンに変わったシャーロットに見とれてその周りをパタパタと飛んでいて。「…お前って奴は…悪いシャーロット、そいつに命令してくれ」苦笑いを浮かべながらノーラに能力を使うように指示してくれと頼み)
なに、直接声を掛けて来ているうちはまだまだ序の口さ。
(疲弊した様子に微苦笑を浮かべると肩を竦めて上記を述べ、己の格好に視線が向いているのに気づくと眼鏡の縁を軽く押し上げてみせ「それなりに決まっているだろう?…なーんてね。まぁ、最初は必要に駆られて始めたけど、今じゃそれなりに楽しんでいるから」と若干声を低くして芝居がかった台詞を述べた後にクスリと笑い。先ほどは取り付く島もなかったノーラが近寄って来たのに気付けば、苦笑する相手に片目を瞑ってみせ「OK、どうやら作戦は成功のようだね。…それじゃあノーラ、隠し部屋に行きたいんだけど、お願いできるかい?」鞄を手に立ちあがり、ノーラに視線を合わせればニコリと微笑み)
余裕みたいだな。まぁなによりだ。
(余裕そうな態度に対して少しホッとしたような気がして。シャーロットの隠し部屋の言葉に呼応してきゅ~と無くと、ノーラの体が一瞬だけ発光して。次の瞬間目の前の壁がすぅーっと消えて地下室への階段が現れて。そして二人が入ったと同時にまたすぅーっと壁が現れて「ノーラの効き目は10秒しか持たないからな…まぁ、ここがその秘密の部屋、とでも言うべき場所だな」前に来たときにいつか使うかもしれないと思いクッションやランプは置かれていて。そこに座りランプの明かりをつけて)
へぇ…!思ったよりも本格的なんだね。
(壁が消えて階段が現れると驚いたように瞳を丸め、中へと入ればいかにも秘密基地といったこじんまりとした様子に楽しそうな笑みが口元に浮かぶ。相手の正面に置かれたクッションに腰を下ろせば此処に入れるようにしてくれたノーラの頭を軽く撫で「魔法による隠し部屋って事は、この子の能力は魔力探知?……いや、それだと中に入れる説明が付かないか。となると、まさか――」そう言えば精霊の持つ能力の話はまだしていなかったと思えば今の現象から考えを巡らせ、やがて一つの可能性に行きつくと軽く目を見開いて相手を見つめて)
察しが良いな。ノーラの能力は「マジックスタン」、10秒程度だが全ての魔法を打ち消す能力だ…しかも俺が消してほしいと思う魔法だけ、という特典付きだ。
(マジックスタン、全ての魔法をシャットアウトする禁断の魔法とも言うべき代物。国立図書館にある禁術について書かれた本にその存在が示されており、現在習得しているのは一部上級魔術師だけ、とも言われている。「…勿論、このことは内緒にしてくれよ?それで、コクレアの能力も教えてくれないか?」冗談っぽく内緒になんて言うと、シャーロットの周りをパタパタと飛んでいるコクレアへと視線を動かす。その目は隠しきれない好奇心で少し輝いているようで)
ああ、無論だよ。
(禁術の一つであるマジックスタン、その存在こそ知っていたが実際に目の当たりにする日が来ようとは。流石に驚きを隠しきれないようで何度か瞳を瞬かせてからコクリと頷き、己の精霊を目で追う相手に微笑みかけ「勿論だよ。この子の能力は魔力の増幅や活性化…まぁ、言わばブースターみたいなものかな。後々しんどい事を除けば100人規模の術式ならボク一人でも支えられるし、精霊の持つ能力にも有効みたいだからノーラのマジックスタンの効果時間を多少伸ばす事もできると思うよ」コクレアの能力は厳密には魔術ではなく、魔力そのものに干渉するもの。ゆえにやろうとする事の規模が大きければ大きいほど反動も大きく、苦笑交じりに例を述べては肩口にとまった蝶を指先で撫で)
随分と優秀だな…それに他人の手助けをする、優しい能力だ。何でもかんでも「食べる」お前とは大違いだな?
(ブースターと言えば機械的だが、他人を助けるという能力を優しいと感じて。そして同時に無効にするノーラの能力を食べると表現して男装シャーロットに未だ夢中なノーラをからかい、そしてそれを聞いたノーラは怒ったように自分の周りを回って。「…コイツは喜怒哀楽がやたらとはっきりしているが、コクレアは静かで大人しい感じだな?」怒るノーラと控えめなコクレアを見比べて、同じ精霊でもこうも性格が違うんだなと感心して)
んー、まぁ、コクレアは蝶だからね。流石にノーラみたいな竜や、動物や人型の精霊たちみたいにはいかないかな。
(相手とノーラのやり取りに微笑ましげな表情を浮かべ、相手の疑問にゆるく首を傾げれば肩口から飛び立ってくるくると光の軌跡を描きながら自分の周囲を旋回しているコクレアに視線を向ける。すると慕うように頬の辺りに近寄ってきたため、それにクスリと微笑むと指先で戯れながら相手に視線を移し「でも、こっちの言葉はちゃんと伝わっているし、言いたい事も大体わかるよ。……それにね。彼女、こう見えて怒らせると怖いんだ」茶目っ気たっぷりに片目を瞑ってみせれば抗議するように淡い蒼の光が明滅し、目の辺りに向かって体当たりを仕掛けて来る。衝撃こそないが流石に目の前で点灯されると眩しく、両目を瞑れば「もう、眩しいって。だって事実じゃないか」と笑みを含んだ声で言い)
(/お久しぶりです。長い間放置を続けてしまい、本当に申し訳ありません。
2年以上経って今更ですが、ふと此の場所を思い出し見返した時、何故あのとき返事をしなかったのだろうという後悔を強く感じ、恥知らずと思われるかもしれませんが再び此の物語の続きをしたいと思い、上げさせてもらいました。
2年という月日が経っているため、既に元々お相手してくださっていたPL様がこのサイトから居なくなっている、そもそも2年も放置していた此方と続ける気はない、という可能性も考えられるので、誠に勝手ながら、再募集という形にさせていただきたいと思います。)
(/ちょっと動揺して文章が一向に纏まらないのですが、何はともあれお久しぶりでございます。そしてお帰りなさいませ…!
まさかまたお目にかかれる日が来ようとは思っておりませんでした!
この度は再募集をされるとの事なのですが、当時とても楽しく紡いでいた物語であるため、畏れ多くもまたお相手をさせていただけたらと思い、書き込ませていただきました。
リアルの環境も変わってしまって以前のようなペースでお返事をすることは難しくなってしまったのですが、よろしければご一考いただけないでしょうか。)
(/思わず二度見してしまいました…また話せるなんて、とても光栄です。そして以前は放置、失踪をしてしまい本当に申し訳ありませんでした。
お相手に関しては、寧ろ此方こそお願いします!ペースに関してはあまり気にせず、返せるときに返すという形で大丈夫ですので、またよろしくお願いします。
それでは以前の続きを書かせてもらいますね。)
…なるほど。顔がない分伝わりにくい所はあるが、ちゃんと怒ったりもするんだな。
(今度は逆に相手とコクレアの微笑ましいやり取りを見て此方もフッと笑い。その内、ノーラが先程能力を使った疲れからか隣に降りてき。軽く頭を指先で撫でてやればすぐに目をつむり寝始めて。「どうも疲れたようだな…一度寝れば2時間は起きない。ま、2時間も話せれば充分だな…それにしても、さっきの食堂での話を聞く限り、シャーロットは随分と精霊について詳しいんだな」自分も調べなかった訳ではなく、精霊について何か研究資料等は残されていないか国立大魔法図書館へ探しに行ったりもした。しかし、恐らく研究資料があると思われる奥の方へは行けず、深い所までは調べられなかったのだ。奥へ行けるのは王族と上位貴族の一族だけで、そこは名門貴族である相手に立場が少し羨ましく思える。そして名門であっても相手を差別しない彼女の人柄に感謝して。「…シャーロットがコクレアの主人でよかった。お前じゃなければこうして話すことも叶わなかっただろうからな。シャーロット、もう少し精霊の種類について教えてくれないか?」他にどんな種類の精霊が居るのだろうか、興味津々と言った感じに若干身を乗り出しながら相手に尋ねて)
(/お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
どうかお気に病まずに。こうしてまたお会いする事が出来たこと、望外の喜びです!
ありがとうございます。レス頻度にムラが生じるかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです…。
それではこちらも、あの日の続きを綴らせていただきますね。)
ああ――うちの家系は代々精霊が見える人物が多くてね。そのせいかな…実家の書庫には精霊に関する資料が多いんだ。――ここだけの話、以前訪れた国立図書館よりもはるかに充実しているよ。
(ようやく怒りを落ち着けたコクレアが大人しく肩に止まるも、まだ視界がちかちかしているような気がして眼鏡を外して目をこする。そこで精霊について詳しい事を指摘されれば何度か瞬きした後に眼鏡を掛け直し、ブリッジを人差し指で押し上げれば自身の知識の源について語り。表向きのエインズワース家は代々様々な分野において優秀な人材を輩出している名家であるが、その実、精霊が見える者達のコミュニティの中では精霊研究の第一線としても知られている。そんな環境で育ってきた彼女もまた、自身が精霊使いであることも相まって一研究者と呼んで差し支えない程度には精霊に通じており「……貴族というものは基本的に保守的だからね。利権の拡散や普遍化を嫌うんだ。――と、話が逸れたね。もちろんいいとも、君は何が知りたいんだい?」何を思い出したのかどこかうんざりしたような表情を浮かべたのも束の間。ゆるく頭を振れば口元に薄い笑みをはいて相手を見つめ、ことりと首を傾げてみせて)
(/勿体ないお言葉ばかり頂いて…本当にありがとうございます。
レス頻度はお気になさらず…ゆっくり物語を紡いで行きましょう。)
…!そんなコミュニティが存在するのか…知らなかった。だが、それは…。
(それは、好都合…飲み込んだ言葉はそれだった。同じ貴族と言ってもそこにも階級の差はあり、また新参、古参と言った区分もある。貴族になるに当たって一番の近道は戦場で功績を立てることだが、ここ暫くは大きな戦いもなく、戦功を上げる機会は滅多にないため貴族に参入出来るものは極僅か、それ故に最近は新参に対する風当たりも強く中々厳しい立場にある。…しかし、精霊という存在があれば、自身も彼女の言うコミュニティに入り、上位の貴族と関係を築く機会が得れるかもしれない。思わず口角が歪み、上がる、静かに野心を燃やす彼の表情と思考は、恐らくシャーロットのものとは真逆の物だろう。そんなことを考えていると、当然気が逸れていたようで何が知りたい?という言葉にハッとなって。「っと、すまない…少し考え事をしていた…。そうだな、じゃあ──」そこで、ふと自分の興味が精霊ではなく貴族の世界にのみ移っていることに気づく。それは大事なことだけど…今はそうじゃない、隣に居るのは貴族の世界とは関係なく、妖精の話をしに来た友人だ。…彼女の前では貴族云々ではなくて、あくまで友人として関わろう、そう思い。「…精霊の中には、攻撃的な能力を持つ精霊も居るのか?例えば──」)
……あ……ノーラが回復している。すっかり話し込んでしまったな。
(気付けば元気になったノーラが自分の周りを飛び始めていて。それにより2時間ほどが経った事を知る。「…いっ…」立ち上がろうとするが、ずっと同じ姿勢だったせいか足が痺れて上手く立てず)
トピック検索 |