名無しさん 2015-11-08 23:20:44 |
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うっそくさい……。
( ふい,と顔を逸らすも刹那,有無を言わさぬ雰囲気に口を閉ざし. 詰められた距離に恥ずかしさを感じるよりも先に感じるは恐怖. 真紅の髪が揺れる度に酷い鉄の匂いが漂ってきては息を止めて )
僕、嘘つかないよ
(説得力のない言葉を笑顔を見せながら相手に言えば、相手の顔をじっと見つめ。「それとも…時雨さんは言っちゃうのかな?」と笑みが消えると今までの雰囲気が一変し相手の瞳の奥をじーっと見て
…人殺しといて。
( 此方を見つめる猫の様な吊り目に慌てて零してしまった言葉に口を塞ぎ. 次いで殺気すら感じて仕舞う程の雰囲気に再び身体を小刻みに震わせては'い、わない。'と蚊の鳴くような声声で零しては瞳をきつく閉じて自身の制服の裾を握りしめ )
あれは正当防衛だったんだよ
(ニコニコしながらそう言うが、手付きは素人ではなく明らかに馴れた手つきであったために信用性がなく。「もし、言ったら…時雨さんだけじゃすまなくなっちゃうかも」と相変わらずニコニコした顔でそう言えば相手から離れて
せいとう、ぼうえい…
( 離れていく気配に張り詰めて居た緊張の糸が切れたのか,ずるずると壁を背中にしゃがみ込んで. 彼の言う正当防衛ならば,隠れる必要など無い. 見た限り,正当防衛等嘘に決まって居る. 頭ではわかって居るのに如何も口が回らず,加えて彼の脅しの言葉聞いて居るのか,へたり込んだ儘俯き鸚鵡返しの様に反芻し )
じゃ、また明日学校でね
(ニコニコしながら相手の顔を見れば手を軽く振って相手に別れを告げると、部屋の鍵を開けてそとに出て、夜の街へと姿を消して
えっ…関わらないって…あれっ!?
( 待って,と後を追おうと為るも力の入らぬ足では望み等叶わず. 仕方ないと諦めてはため息を一つついて,安堵の感情を胸に灯しつつ,明日の学校では如何したものか,と思案し )
(/ 一旦離れてしまいましたね…!この後は直ぐに学校へ場面変え致しますか?ロル回しお好きな様にどうぞ!どんなものでもお付き合い致します故)
おはよう、時雨さん
(次の日、朝の学校の昇降口で相手を見つければ相手の肩をぽんと掴めば少しニコッとした顔で挨拶して。昨日みたいに髪の毛は赤くなく、いつも通りの白髪で
(そうですね!ありがとうございます!)
…ッ!? お、おはよ…。
( 小鳥の囀る朝.目覚めは良いものの気分はあまり良くない. それは多分先日に出会った一人の少年との会話のせい,延いては彼の所為である. せめても平穏に学園生活を送りたい,そう思っていた矢先に掛けられた声は正にその張本人のもので. びくりと大きく肩を揺らしては,周りにばれてはいけないと言う配慮の元挨拶を返すも,小声で相手に'関わらないって言ったじゃん…!'と零し睨み付け )
時雨さん怖いなぁ…そんなに睨まなくても
(相手のこちらを睨んだ顔を見ればわざと怖いと言い、相手が本当に際に言っていないか少し見張るために声をかけただけだが、相手が自分の声を聞いただけで震えているのを見れば笑いが止まらなくなり
何笑ってんの…?
( 本当関わりたく無いのに,其の思いは相手に届くこと無く,寧ろ届くのは相手の曲解した考え. そんな物知りたくないと言う様に目を逸らしてはつかつかと歩を早め,さっさと教室に入ってしまおうと逃げ出し )
まぁ…教室に行っても同じクラスだから意味ないと思うけど
(相手が自分から逃げるために早歩きで教室に向かっているのが分かるがクラスメイトな為、自分から逃げても結局は逃げれないと思い、ボソッと言って。「………」相手に遅れること数分後、教室に着けばいつも通りの学校での自分になり、静かに自分の席で大人しくして
…。
( 授業中. まるで何事も起こらぬ普通の日常に僅かに困惑を隠せず,相手の方をちらりと盗み見て. この儘何も無い,とは考えにくいが,万一にそうであれば. それは願いにも似た感情で,相手を見詰めつつ全ての意識は思考の方に持って行かれ )
………
(何処からか視線を感じれば視線がする方を見て。すると相手と目があった為、昨日とは違う普通の笑みを相手に見せればまた直ぐに黒板へと視線を向けて授業を聞いて
……ッ…!
( 全く予想だにしない事ばかり. 整った顔付きが此方を向いて微笑んだ,其れだけならばまだ此方も喜び甲斐があったと言うのに. まるで何かを避けられたような気分になってはため息を尽きつつ黒板を見詰め. 然れど思い浮かぶは彼のことばかり. まるで恋か何かじゃ無いか,と再度大きくため息をついては頭を抱え )
………
(授業中、先生に気づかれないように相手に小さな紙を投げ渡せばまた前を向いていつも通りにし。小さな紙には「僕のこと見つめすぎ、僕の事が好きなの?」と分かってもいることをわざわざ書いて
……はぁ?
( こつん,と机にぶつかった小さな塊. 何事かとじっと見詰めて見れば,其れは小さな手紙で. 中身を読めば誰からの物か分かり,違うと書こうとすれど新しく書く紙も無く. 仕方なしに好きの部分を塗りつぶしては下に'大っ嫌い'と書き加え,其の儘先生にバレないよう投げつけ )
あらら…フラれちゃった
(相手から帰ってきた手紙を読めば残念そうな顔をせずにそう言って。それからこれといって特になく、昼休みになれば立ち上がり相手の元に行き。「ねぇ、時雨さん。一緒にお昼食べない?」と相手の前までいくとそう聞いて
え、お断りしま__
( 昼休みになれば教室は酷く騒がしく. 然れど彼の声はよく聞こえ. 唐突な誘いに刹那驚きの表情を顔に為るも直ぐ様断ろうとして. 然れど普段から共に食べる友人達に先程の発言を聞かれて居たのか,茶にされて仕舞い. 己の意思も言えぬ儘背中を押されては相手の目の前に押し出され,仕方なしに’どこで食べるの?'と問い掛け )
屋上に行こうか
(相手が自分の誘いを了承してくれたのを見ればニコッと笑いながら相手に何処で食べるのかを言い。「じゃ、行こうか」と相手に言えば屋上に向かって歩きだし。屋上に着けば誰も居らず
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