教えて、可笑しいのは誰　(　　ml　　)、

『　あれれー？こんな所に人来たりするんだ…、人間？　』

「　なわけねーだろ。ンな物騒な所に人間サマはお越しになんねェよ。　」

『　ふふ、そうだね。見ない顔だけどS地帯の人？　』

「　ちげェ。誘拐しに来た、お前を。　」

『　──…え、　』



彼等は人間ではない。決して照らされることのない光に拒絶され、闇に身を潜めた兇魔種（きょうましゅ）。人間とよく似た容姿をしているが決定的に違う、〝人間を狩る〟という習性とも呼べる名の宿命を背負った生き物だった。
その土地の治安の悪さや危険度の高さから順にS地帯、L地帯、R地帯、N地帯、K地帯、T地帯と兇魔種の住処にも区切りというものがある。本能に呑まれ凶暴化した兇魔種が集まっている最も危険と恐れられたS地帯で、あろうことか誘拐事件が起きたのだ。

　「　:提供　」



「　イカれちまおーぜ。人狩りなんざ目じゃねェくらい楽しいコト、してェだろ？　」
「　俺が必要としてるじゃねーか…とでも言って欲しかった？ざーんねん、そんな安いモンじゃねェから。　」


　　　　十六夜 凜舌 (　izayoi rinzetu　)　/　25y

容姿　/　真っ赤に染まった髪はルーズにパーマが当てられていつつもフォルムはウルフカットの様に無造作。黄金色の瞳に切れ長の鋭い目、喜怒哀楽で例えるなら怒を表す上に吊り上がった眉のせいか目元のみを見るとかなり威嚇的。忽ち薄い唇を開けば肉食の獣を思わせる尖りに尖った犬歯に黒い被せ物をしている為黒い牙が顔を出す。身長186cmの肉体は衣服の上からでも分かる程鍛え上げられており、言葉で表すのなら細マッチョ。移動中はあまり顔を見られたくない故か赤字で「FUCK YOU」とプリントされた黒いパーカーのフードを深く被り、スタッズやリングが付いた布製の黒マスクにグレーのスキニーパンツと黒革のブーツ。このスタイルからあまり代わり映えしない服装で日々を過ごしている。左耳には細いパイプの様なピアスが串刺しにされているのが痛々しく、首元は無数の古傷の跡が残っている。

性格　/　攻撃的で乱暴。一時的に頭に血が上り易く陰と陽で言えば陰。良心というものが欠落しており本能と欲望のまま生きる獣と人間の合間のような存在。何処か反抗的な態度は万人受けこそしないものの人付き合いは深く狭く。挑発的な容姿と性格から恐れられることも屡々だが他人の邪心や悲愴な感情に敏感で、そういう闇に塗れた生物を己と重ね合わせ好む習性がある。正に正義を嫌い悪に生きておりその境界線に幼少期から疑問を覚えつつも、人間から悪人扱いをされて来た為酷い人間嫌い。快楽に溺れ易い性格で人を好きになると欲求や独占欲を抑えられな傾向が。どちらかと言えばサド気質で相手の反応を見て楽しめるタイプだが、逆でも充分楽しめる様。人の肉や血などに魅力を感じるという歪んだ性癖の持ち主。

備考　/　R地帯に住む兇魔種。かなり荒れていて平和とは言えないもののS地帯やL地帯に比べれば比較的安全な地帯に住んでいる者には珍しい凶暴な兇魔種。人間の住む区へと忽ち足を運べば手当たり次第人己の牙や自動拳銃を武器に狩りをする程。『』との面識は無いが以前狩りに赴いた時、偶々人狩りをしている姿があまりにも残酷だった為顔を覚えていた。暫くしてS地帯に訪問する機会があり、偶然『』を見かけた時兇魔種の共狩りで深い傷を負っていたのを見た為、何かしらの危機感を覚え後日誘拐という手段に至る。好意を寄せていることは自覚済み。

ロルテ　/　



(　　先程まで緋色に染まっていた日が落ち辺りが薄暗くなった頃、彼の住処であろう建物の目前で待ち伏せをしていると背後から掛けられた柔らかい声。カツカツと不気味とも捕れる足音を立てながら歩み寄ると相手の手を取り唐突に指へ噛み付いては含み笑いを浮かべ　　)

──惚れた、だから誘拐する。答えは聞いてねェけど一応報告な。

　『　:募集　』



「　うん、凄く楽しそうだね。ボクも味わってみたいな？楽しいコト…教えて？　」
「　ッ、それズルい…。ねえ、どのくらいボクのこと好きなの？好きって言ってよ、ボクいらない子だから分かんない。　」


(　参考*　)

名前は黒霧ラガでお願い致します(変更可能)。温厚で穏やかな性格とは裏腹に奇抜で挑発的な容姿。耳や舌などに無数のピアスを開けており赤い瞳と吊り上がった目がより一層奇抜さを引き立てている、要は容姿と性格にギャップがあるイメージ。身長180cm程の長身。服装も奇抜なものが大半でパンクスタイルだが何処か脱力感が伺える。独特のセンスと抜群の感性で画家として活動し、生計を立てるには充分という金銭面などでは自立していると有難いですね。一見自信家のようにも見えるがコンプレックの塊で「自分は誰からも必要とされていない」と思い込んでいる。所謂メンヘラというやつ。

飄々としている普段とは打って変わって、押されるととてつもなく弱い。心を許した相手には依存傾向があると嬉しいです。
誘い受けの要素も兼ね備えており、中性的でなければあざとい言動は大歓迎。

　_規定

•セイチャットルール厳守
•荒らしや成りすまし通報
•初心者冷遇
•ロル30~200程度
•キャラリセット1週間 (報告次第)
•登録逃げ無効
•余白愛用者優先
•会話任せ、展開任せ冷遇
•pf&ロルテ必須
•積極的な背後様大歓迎
•置きレス&亀レス寛大
•相性重視

(　　ここまで目を通して頂き誠にありがとうございます…！
兇魔種というなんとも分かりにくい設定を考えついてしまい、どうにかお相手をして頂ける方はいらっしゃらないだろうかと募集をかけさせて頂きました。人間から拒絶され、孤独に生きる生き物をコンセプトに妄想を膨らませていたらいつの間やらこんな事に(←)
見た目は怖いのに内面は可愛いメンヘラちゃんを甘やかして刺激的な恋がしたry((、という事で幾つか募集対象を絞らせて頂きましたが何か不備やご希望等ございましたらなんなりとお申し付け下さい！

──ではレス禁解除させて頂きます。興味をお持ち下さった方は是非とも！(土下座)　　)

( / 密かに解禁を待ちわびておりました…！主様の織り成す世界観に惹かれてしまった次第なのです。何分力量不足ではないかと不安は募るのですが、参加を希望させて頂きたく思います！しっかりとしたプロフィールを提出したいので、募集打ち切りまで１日か２日程お時間を頂ければと思いお声掛けさせて頂いたのですが、可能でしょうか…？ )

>6.＠様

(　　参加希望ありがとうございます…！そんなそんな、このトピには勿体無いお褒めのお言葉、感謝する他ありません(gkbr/) そんなにpfに力を注いで頂けるとは…(←)了解致しました！では1日~2日程気長にお待ちしておりますのでどうぞごゆっくり作成なさって下さいね。　　)

名前　/　黒霧 ラガ
年齢　/　27歳

容姿　/　しっとりと重力に従って落ちる髪は所々長さを変え、段を入れながら顎辺りまで伸びている。襟足のみ比較的眺めに伸ばしてあり、項を隠して肩甲骨程までの長さ。前髪はラフに横へ切り揃えられ意図せずに緩やかな弧を描く。地毛の黒髪が艶やかでありながら毛先に向けて鮮やかさを増す赤へのグラデーション。奥二重の瞼をしており切れ長な上に釣り上がった目。人工的な睫毛は目尻へかけて赤く染められ、瞳においても同色の毒々しい赤色。目元には隈が存在を主張している。また左目尻の古傷には赤いテグスでクロスを描いた三針程度の縫い目がボディステッチのように刻み込まれている。身長180cm。栄養不足を彷彿とさせる細い身体は最早整ったスタイルとは程遠く、血色の悪さも相俟って病的。そんな身体で何処に蓄えているのか謎だが力は平均的な男性のそれ以上に及んで相当強い。鎖骨辺りまでが露出する広いネックラインのシャツは作業着も兼ねており、元より黒地に目が覚めるようなビビッドの色合いのダメージ加工がなされている上から血飛沫よろしく飛散した鮮やかな染料がまるでモチーフの一つであるように馴染み目に悪そうな色合いを演出。外出時に羽織るジャケットは黒地に不必要なファスナーやらベルトやらがあしらわれている。本来つなぎとしての役目を果たすパンツは肩紐を落としており、脛辺りまでの長さでカーゴパンツを模し裾口が締まっている。これでもかとばかりに継ぎ接ぎや引き裂いたようなダメージがあしらわれた物。足元にはミリタリーブーツを着用。舌に二つ、下唇左口角に一つ、右耳に六つ、左耳に九つと大量のメタリック加工されたピアスを着けており、耳に至っては隙間という隙間に、果てはトラガスにまで着けてしまっている。右側の首筋から背にかけて蔦に絡まる蝶を象った毒々しいタトゥー、両手足の爪には塗料が塗られ、両手の薬指には赤、それ以外は全て黒に染まっている。

性格　/　見掛けに似合わず物腰は柔らかく、穏やかな性格をしている。所謂博愛主義者であり、同族であろうが人間であろうが歩み寄られれば受け入れ救いを必要としていれば手を差し伸べる。誰にでも平等に接し他者への執着心はいっそ奇妙なまでに薄く、万人受けこそすれ常に孤独とは隣り合わせだがその反動なのか一度欲してしまえば深く求め、求められる事によって安心感を得る。にも関わらず奥底にまで根付いた卑下精神のような物が自分自身を求められる事を素直に受け取る妨げとなっており、温もりを得られれば得られる程に追い詰められる傾向にある。無意識的に孤独を拒み好まれたい思いが言動に現れるのは日常茶飯事だが、立場が逆転してしまえば向けられる好意に戸惑い急に怯んでしまう。自分の容姿を始め性格までもコンプレックスの塊であり、好意を寄せた相手には自分だけを見てほしい一方想っているからこそ見られたくないという厄介な矛盾に非常に悩まされる。

備考　/　S地帯に身を置いていながら平和主義を宣っており、此方から手を出すような事は無い。然し習性に従って人間を狩る時は酷く残忍であり、相手の体温を感じながら死に至らしめる事に快感を覚える。それがエスカレートし今となっては単純な悲鳴では飽きたらず、ありとあらゆる手を使って発狂にまで追い込んでしまう事で欲求を満たしている。常人からすれば些か刺激的すぎる物を好む傾向は絵画においては最良の材料となっているようで、それに内に抱えた不安や悲壮が混ざり合い独創的な作品を生み出す。人間の間で好まれているようで、兇魔種が手掛けた物だと知って集める酔狂な趣味の者も居るが大半は知らずに手に取っており正体を明かすような事もしない。絵を描く事は孤独を紛らす手段ともなっており、睡眠どころか食事を抜いてしまう程に腐心している事が多々。生活は乱れに乱れており痛ましくさえ思える有り様。

ロルテ　/　

…それって、ボクに拒否権は無いって事かな。

(　鋭い牙が相手の口に含まれた指先へ食い込み誘発する痛みに一瞬眉を寄せるが、直ぐに口許に笑みを湛えて呟き。動きを封じられている隻手の親指を器用に操り唇に指先を這わせながら、次いだ言葉ははっきりと相手へ向けて投げ掛けられ微かな高揚感を覗かせており　)

ねぇ、誘拐してくれるって事は、愛してくれるんだ？退屈なのは嫌いなんだよねぇ…楽しませてくれるの？


(　/　お待たせ致しました…！あまりにときめいた設定だったものでプロフィールがだらだらと長くなってしまい、容姿に至っては些か想像しにくい物になってしまいました、申し訳御座いません…。宜しければご検討ください！　)

(　　お待ちしておりました…！予想を遥かに超えた内容に唖然しております…大変素晴らしい息子様ですね！尊敬の念でいっぱいでございます！(ぱちぱち/←)想像しにくいなんてとんでもない、この上なく詳しく考えて頂けて目から汗が止まりません。髪型からピアスやタトゥーの雰囲気までドストライクでry。
是非とも愚息のお相手をお願いしたいと思っているのですが宜しいでしょうか？もし当方Cへのご要望や追加してほしい設定、不備等ございましたらなんなりとお申し付け下さいね！　　)


そういうコト、話が早ェじゃねーか。

(　　抵抗や反発の意志が生まれるかと思いきやすんなりと自身が紡いだ言葉を受け入れる相手に拍子抜けした表情を向ければ、物騒な土地に身を置く理由を漠然と理解したのか名残を残さず口に含んでいた指を解放すると頷き。辺りを見渡しては肩を竦めるも、徐々に自信を表すかの如く目を細めて　　)

…まァここよりは平和呆けした地帯だけどな。──ただ、俺と来れば狩りなんざ目じゃねェ。それにお望み通り死ぬ程愛してやんぜ？

(　/　そんな、勿体無いお言葉をありがとうございます…！素敵なのは息子様の方です、果たして釣り合うかどうか…。努力致しますので宜しくお願い致します！
要望などは無いのですが、息子様のプロフィールを拝見するに現在此方は治療済みではあるものの怪我をしている状況という解釈で間違い御座いませんか？　)


…良いよ、静かなところ好きだし誘拐されてあげる。

(　死ぬ程の愛とやらはとてつもなく魅力的で想像するだけですら高揚感による疼きに微かに体が震えてしまうが、それと同時に諦めの念と疑惑、物足りなさが脳裏を占め。きっと愛してなんてくれないと自らに言い聞かせながら噛み痕が薄く残る指先に唇を寄せ、上目遣いに相手を一瞥すると小首を傾げ承諾の意を示し　)

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