ヴィラン 2015-11-04 23:15:58 |
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あぁ、そうだったか…。それは悪いことをしたな。僕の方からも我儘で立て続けに悪いんだけど、ジャックが一番に声を掛けてくれたし、他に参加希望者も居ないみたいだ。滑り止めみたいな言い方になっちゃって不本意だけど…今回の相手はジャックにお願いしても良いか?勿論、無理にとは言わないよ。もし嫌なら言ってくれ。
不本意だなんてとんでもないよー!僕でよかったら是非お願いしても良いかな?滑り止めでもなんだって、君に受け入れて貰えるならこれ以上の喜びはないね。ありがとう。これから宜しくね、ダルメシア。
断られなくて良かった…!色々と迷惑とか掛けるかも知れないけど、此方こそこれから宜しくな。早速だが、設定とかシチュに何か希望はあるか?もしあるなら遠慮なく言ってくれていいぞ、出来る限りジャックの要望に応えるつもりだ!
僕らの仲だから険悪ってことはないと思うんだ。だからもし、恋愛に発展するなら両片想いか、恋人になる迄をじっくり楽しみたいのなら片想いとかどうかなー?ダルメシアはどう思う?それと、世界観とかはどうしようっかー?何かダルメシア側で思い描いてるのはあったりする?手下達が集う城みたいなのがあって其処をメインに話を進めていったりするのも楽しそうだし、色々迷っちゃう。ダルメシアも些細なことでもいいから何かあるなら僕に教えてー?君と物語を紡ぐのが今から楽しみだよ!
そうだなぁ…片想いも魅力的だが、両片想いでお願いしたい。両片想いと言っても僕の方は自分の気持ちに気付いているが、ジャックは自分の気持ちに気付いていないって設定はどうだ?逆でも良いぞ。僕達の集まる城か、それは良いな!城のある場所はヴィランズの世界、それとも人間界どっちが良い?ヴィランズの世界なら人間の姿のまま皆で暮らしてるとか、人間界ならまだリクルート活動を続けていたり、別の時期とか年に再会してそこで寝泊りしてる、なんて云うのも良いな。
両片想いだね。うん、了解!僕は自覚はないけど君に想いを募らせてるって感じでいくね。人間界も捨て難いけれどどうせならどっぷりヴィランズの世界を堪能したいから、ヴィランズの世界で人間の姿で暮らしてる設定で良ーい?手下だけが集う城で暫く生活を送るうちにお互い惹かれ始めていて、とか。素敵な物語になりそうだね!他に注意事項や、確認したいことはある?気に掛かる事があったら教えてー?もし無ければそろそろ始めようか?初回はダルメシアが回してくれたら嬉しい、なんて我儘かな。
よし、分かった!その設定でいこう。今は特にないから、また何かあったら声をかけるよ。ジャックからも何かあれば伝えてくれ。全然大丈夫だ!それじゃあ僕から始めるけど、返しにくかったら遠慮なく言ってくれよ。その時はまた別のを考える!
ん…あ、散歩の時間だ。……おーい、誰かー!散歩に付き合ってくれ!
(人間の姿になって暫く経つものの犬の習性は抜け切っておらず、自室の床で横になり毛布に包まって眠っていればぱちり、と目を覚まし。眉間に皺を寄せ寝惚け眼を擦りながらふと時計を見上げれば針が差しているのは己が散歩しようと決めていた時間。嬉しげな声を上げて急いで立ち上がればベッドの上に乱雑に毛布を投げ捨て、身嗜みを整えて自室から出るなり上機嫌で玄関前まで来るも扉を開けようとした際に一人で散歩するのは少し寂しいな、なんて想いが過ぎると口許に両手を持ってきて、扉を背に大声で叫び。)
頼もしいなダルメシアは!了解、何かあれば確認していこう。初回ありがと!ダルメシアの綺麗な描写に僕も追いつけるように頑張るぞー!
(人間の姿での城内生活にも馴染んできた今日この頃。最近では友達とよべる仲間も増え、一段と城での生活が楽しくなりつつある、今日はどんな一日を過ごそうかと考えながらもベッドの居心地から如何にも抜け出せない始末。本日幾度目かの欠伸を嚙み殺していると、聞き慣れた明るい声が室内にまで届いてきて。きっと城内では一番仲が深いであろう彼の顔が浮かんでくれば居ても立っても居られずに、ベッドから飛び出してエントランスに一目散に駆けて行き)
ダルメシアー!僕が一緒に行くよ。不服はないだろー?
(跳ね上がった後ろ髪を手櫛で整えながら彼の横に並んでは、人懐こい笑みを一つ)
僕もジャックに相応しい相手になれるよう、努力しないとな!じゃ、そろそろ失礼するよ。
ジャック!もちろん無いよー!
(己が叫んで間もなく、足音が聞こえてくると其方へ顔を向け。視線の先に親友である相手の姿を見つければぱぁぁと表情を明るくさせ、無い尻尾が見えそうな程に喜びながら名前を呼んで。寧ろ相手と散歩出来るのならそれ以上に嬉しい事は無く、数度頷いて上記を告げると両手を使って重たい扉を開けた後、相手の肩に手を回し「いやぁ、やっぱり持つべきものは友だな!」と人間界で学んだ言葉を笑みを零しながら胸を張って得意げに言い放ち。)
ダルメシアと散歩するのが大好きなんだー。君となら何だって話せるしね。じゃあ出発進行ーっ!
(快諾を得られれば口許に浮かんでいた笑みを深くし顔をくしゃりとして笑い。開かれた扉から射し込んできた日光は今まで自室に籠もっていた己の目には余計眩しく感じ、慣れるまで暫く眉を寄せていたが、肩に回された手に心踊れば応えるようにして自らも肩に手を乗せ。とびきり元気の良い散歩開始の声を始まりに、散歩の付き添いであったはずなのに彼と居るのが兎に角楽しいらしくいつの間にか此方の歩調の方が勝ってしまい、ぐいぐいと先陣切って散歩ルートを辿りながら「僕の部屋まで声をかけに来てくれても良かったんだよー?もし僕が君の声に気づかなかったらどうしていたのさぁ。他の人と散歩されたら僕が寂しいだろ…?」と明るい声色とは裏腹の、少し拗ねたような表情作っては冗談か本気か判断のつかない言い方で)
(相手の声に返事をするように己も「おー!」と元気な声で叫びながら握った片手の拳を天に突き上げれば、律儀に城の扉を閉めてから相手の隣を歩み。いつも通っているはずの道も親友と一緒に歩いている時はより楽しく景色一つ一つが違って見えるもので、心底楽しげにキョロキョロと忙しなく周りを見渡していて。それもあってか相手と少し距離が空いていた事に気付かず、声を掛けられようやく気が付いたようで慌てて駆け寄れば「悪かった悪かった。次からはちゃんと呼びに行くよ、それで良いだろ?なー?」と宥める様に背中をぽんぽんと叩きながら相手の顔を覗き込み、緩い笑顔を浮かべて。)
許すよ。ゆーるーす、
(それ程怒ってはいないのだが彼の申し訳無さそうな態度に付け入って上から目線で話してみる。邪気のない笑みはまるで犬の様だななんて思いながら、覗き込んでくる彼の頬に思わず手を滑らせては、ふっと此方からも笑いかけ。無性に触れたくなるこの衝動はいつ頃からのものだったか。いくら仲が良いとは言え男同士こんな感情湧いてしまうものなのだろうか、うーんと眉間に皺を寄せ数秒悩んだ末、背中叩く手を緩く掴めばそのまま彼を引き寄せてぎゅっと強く、だが大切な物を扱う手つきで抱き締めて「ダルメシア、大好きだよ」この気持ちは友情からくるものであると思い込んでいるせいで、込み上げてくる感情を恥ずかしげもなく吐露すれば抱き締めた腕から伝わる暖かみを感じながら周りの景色を楽しむ無邪気っぷりを発揮)
ジャック?……うん、僕も大好き!
(不意に抱き締められるとドクン、と一際大きく脈打つ心臓。驚いて目を見開き思わず身を引いてしまうも相手の腕の中から抜け出そうとはせず成すがままにされていれば、困ったような笑みを洩らしながら赤く火照った頬を人差し指で掻き。恐らく相手の好きと己の好きは少し意味が違うのだろう。それでも相手の口から大好きだと言われるのは嬉しく、堪え切れない笑顔を浮かべつつ己もきつく抱き締め返せば相手の肩に顔を埋め首筋にぐりぐりと頭を押し付けながら今の関係を壊してしまわないように、あくまで友達として、親友としての意味で好きと云う言葉を返し。しかし一度言ってしまうと己の気持ちに嘘は吐けず「…多分、ジャックよりも、もっと。」なんて聞こえるかどうか怪しい程の声量で無意識の内に呟きながら相手を抱き締める腕に更に力を込めて。)
君も…?すごく嬉しいよ!
(己と同じ様な答えが返ってくると嬉しげに頬綻ばせ、視線を景色から腕の中の彼へと移せば至極幸せそうに。友という範囲内で、というのは承知の上ではあるものの、胸が高鳴ってしまうのを誰が止められるはずも無く。友情だけでは片付けられないくらいの感情に戸惑っていれば、続け様彼が吐いた言葉が上手く聞き取れなくて。抱き締めていた手緩めては首筋にじゃれてくる彼との体に僅かな隙間作り出し「…へ?今何て?」と至近距離で問い掛け。と同時に赤みがかった頬に気づくと不思議そうに見詰めた後、面白半分で突いてみたり)
え?…なんでもないよ。気にするな!
(質問の意図が分からず頭上に幾つもの疑問符を浮かべながらきょと、と間抜けな表情を晒し首を傾げて。片方の手は相手の腰に回したまま、空いたもう片方の手を己の顎に当て俯き気味に考え込むものの無意識の発言故に答えは見つからず。変な事を口走ってなければ良いのだが、などと云う不安に駆られつつも笑って返せば悪戯し返す様に相手と己の額をくっつけじ、と目を見詰めるも沸々と湧き上がる羞恥心に負け、より頬を赤く染め。気まずげに視線を逸らし相手から身体を離せば「さて、散歩の続きだ!」と誤魔化すように手を引きながら歩み出し。)
(気にするなと言われると余計気になる質で。もやもや、とした心中を晴らしてくれるのもまた、彼の些か大胆な行動であり。額合うと呼吸さえ聞き取られそうな程の距離にたじろぐも、直ぐに楽しげに口許弧を描くとほんの少し赤みを増した頬に触れようと思ったのだが。彼は早々と散歩を再開させ、頬に伸ばしたはずの手はいつの間にか引かれており、一先ず彼の意向に素直に従って散歩へ戻るとしよう)
君との散歩は久々だ。最近のお気に入りスポットはあるの?
(遅れをとらないように早歩きしながら訊ね)
お気に入りかー…あ、あるぞ。大きい草原!
(うーん、と頭を悩ませながら辺りを見渡していると視界に入ったのは何処か見覚えのある木。ぴたりと足を止め首を傾げながらその木を見詰めていれば、ふと先日一人で散歩していた際に偶然見つけた場所を思い出し子供のようにキラキラとした笑顔を浮かべて。「湖もあって綺麗なんだー。確かこっちだ!」普段散歩する道とは違う為、草原の景色は覚えているのだが其処に行くまでの道筋はあまり明細に覚えておらず、不安の残る言い方をしながらも朧気な記憶と己の嗅覚を頼りに再び相手の手を引いて歩みを進め。)
本当!?連れてって。
(少年のように純粋な笑み浮かべられてしまえば彼が言う場所が気に掛かり、興味津々といった感じで身を乗り出せば案内を願い。でも、歩いたことのない道であったり、陽も傾きかけていることもあってか心細くなってきたのか握る手の力無意識に強めて「ねぇ、ダルメシアこっちであってるの?」なんて男のくせに情けないと思いつつ、消え入りそうな声で尋ね。小さな恐怖感が生まれたせいで足取りはどんどん遅くなってきてしまい)
多分合ってるよ。だから心配するな!
(手を離しながらふ、と微笑みかけて優しく相手の背中を撫でれば根拠の無い自信からくる言葉を放ち。数度鼻を鳴らして辺りの匂いを確認すると手を握り直し、相手の歩調に合わせ己もゆっくりと歩んで。鼻と勘だけを頼りに無闇矢鱈に進んでいればすっかり暗くなり空に星が出てきた頃、大きく開けた場所に出て。其処は己の記憶にはっきりと残っていたもので、目を輝かせながら「ほらジャック、着いたよ!」と無邪気に声を掛け。)
う、うん。大丈夫。信じてるから、
(元気付けてもらうと、男気のない発言をしてしまったことを後悔しながら、せっせと彼の後ろをついて行き。此方を気遣いつつも、鼻を利かせて進んでいく彼を信頼して手をきゅうっと握り締め、暫く歩いた頃気付けば辺りは闇に包まれていて。初めて足を踏み入れる其処は夜ということもあってか幻想的な魅力たっぷり。此処まで歩いてきた疲れも忘れ、ぐるっと周り見回しては無邪気な彼に笑いかけ「とっても素敵な場所だね。僕と来るより女の子を連れてきた方が良かったんじゃない?」なんて茶化すように)
そんな事ないよ、ジャックと一緒に来れて良かった!
(前回己が来たのは昼頃だったが、夜の景色も良いなと思いながら腰に手を置き満足げに辺りを見渡していて。すると茶化してくるような言葉にぶんぶんと頭を左右に振って否定し、相手の肩を軽く叩きながら笑顔浮かべ。しかし皆にこの場所を秘密にしているのも勿体無い、今度は他の仲間達も連れて来ようか、なんて腕を組みながら考えるも「…あいつら、着く前に帰りそうだなぁ。特に女子達は。」と一人一人の顔を思い浮かべつつ眉間に皺を寄せ考え込んでしまい。)
僕と居るのに他の子のこと考えないで、
(一緒に来れて良かったと言ってもらえると嬉しさで頬は緩みきってしまう。感情豊かなのは性格であるが、自分でも他人の言葉一つでこんなに浮き沈みする方だとは思ってなかった。続けられた彼の口から、女性たちの話題が出れば一転してどよーん、としたオーラを纏い。先ほど感じたもやもやがまたも己の心を暗くして、思ったことがそのままぽろり、出てしまうと自分で言っておいて訳が分からず顔に熱集まるのを感じながらただ俯いて)
えっ、あ…ごめん…?
(何やら落ち込んだ様子の相手に条件反射で謝罪すると肩に手を置こうとするも、スッと引っ込めてしまい。それ程気に障ったのかな、なんて考えつつ後ろで手を組み空を見上げながら相手の前を行ったり来たりしては、時折様子を伺う様に立ち止まって視線を送ると云った行動を幾度か繰り返していると突然動きを止め。両手で相手の頬を包み込む様に挟んでぐい、と顔を上に向けさせると「えっと…ジャックと二人きりの時は、君の事だけ考えるから。だから、その…ジャックも、僕の事だけ考えて?」と顔を耳まで真っ赤にさせ目を見詰めれば言葉に詰まりながらも必死に続けて。)
(頬の火照り抑えるために無関係のこと考えたりして、彼が今どんな顔をしてるだとかそういったことまで気が回らず。頬包まれただけでも、退いた筈の熱が再び集まりだすというのに、彼からの照れを含んだ気持ち受け取って仕舞えば、崩れかけていた何かが心の中で音を立てて散り散りに)
今だって…君のことしか考えられなくてちょっと困ってるくらいだよ。
(こくこく頷いてはにかんで、照れ臭そうに頬を掻き。溢れる愛おしさは自分の胸中だけでは処理しきれない、もうこんなに恥を晒してしまったんだし、どうにでもなってしまえ。半ば自棄気味に包まれた両手に己の手を重ねては、ぐっと力を入れて避けられなかったならば唇を合わせてしまおうか)
それはそれで、何だか照れるな。
(眉を八の字に下げ、へらりと柔らかに微笑み。重ねられた手を少しだけ強引に離せば相手の肩に両手を置き、膝を曲げて軽く屈むと目を瞑りながら己から迎えに行く様に口付けを落とすも、唇が触れ合ったのはほんの一瞬の事。ハッと我に返れば、相手にも聞こえているんじゃないかと心配になる程煩く脈打つ鼓動に息苦しさを覚え。視線を彼方此方へと泳がせながら相手の脇の下へと腕を通し、しがみつく様に抱き締めれば心を落ち着かせようとそのまま肩に口許を埋めて。相手に抱いている想いを告げたら関係が壊れてしまうかも、嫌われてしまうかも、そんな事を思いながら弱弱しく小さな唸り声を上げていたも「…ジャック、好きだ。友達としてじゃなくて、それ以上に。」と散々迷った末に導き出した言葉を告げつつ、照れ隠しするかのように相手の肩に額を押し当て。)
キリもいいし、次レスからは数日後っていう感じでレスしようと思うんだけれど、どうかな?
…今日の僕はおかしいんだ。何か変なモノでも食べたっけ、
(避けられると思っていたので、受け入れられたことに驚いてしまって、瞳ぱちくりと。一瞬だったけど確かに触れた唇は柔らかく、もう一度…、なんて甘い考えまで浮かんでしまうほど。だが、心のどこかでは同性にこんな感情抱くのはおかしいのだとブレーキがかかり。ばっくばっく、と張り裂けんばかりの鼓動に戸惑い、そして悩んで。そうこうしているとふわり、抱き締められれば顔は激しく紅潮して、打ち明けられた想いに嬉しさばかりが込み上げる中、己の気持ちにもハッキリ気づいたばかりで収集がつかない現状も苦しくて、言いづらそうに上記呟き。嬉しいならはしゃげばいいのに、初めての恋を知ったせいで、いつもの自分が出せなくてぐいっ、と彼の肩を押して眉下げれば「ごご、ごめん」とだけ告げてその場に留まっていれず、彼に背中を向けると走り去ってしまって。断ったつもりはない、けど彼からしたらどうだろう。己の戸惑いのせいで酷く傷つけてしまったかもしれない、でも戻る勇気も今はない。煩い心臓は落ち着くことを知らず、まだ早く脈絡打つ中、帰り道幾度も迷った末ようやく着いた城でふらふらっ、部屋のベッドに倒れ込めば目を閉じると浮かぶ彼の顔にまたどきり、そんなこと繰り返しているといつの間にか眠りに落ちていて)
分かった!他に何か提案があったり、返し難かったりしたら教えてくれ。
(己が想いを告げてから数日間、以前より相手と関わることも少なくなり夜も満足に眠れない程落ち込んでいて。ベッドの横で掛け布団を頭まで被ったまま膝を抱え、その間に顔を埋めれば深い溜息を一つ。別の事を考えようにもぐるぐると頭に浮かんでくるのは先日起きたことばかりで、嫌われてしまっただろうと一方的に思い込めば、丸まった背中を更に丸めてしまい。せめて元の関係に戻れたら、どんなに良いことか。そんな僅かな希望に後押しされ謝りに行こうと決意し立ち上がれば自室を出て、相手の部屋へと向かい。暫く扉の前でウロウロとしていたものの、立ち止まってコートを整えながら溜息を零すと、相手の部屋の扉を数回ノックし。「…ジャック、居るか?あのー…ほら、この間のは冗談だ。忘れてくれ!」冗談でも無ければ、忘れて欲しくも無い。嘘を吐く度にチクリ、と痛む心臓に顔を歪めながらも必死に笑顔を取り繕い。今にも泣き出してしまいそうな程緊張しているにも関わらず、声が震えないように精一杯の声を出して。)
ありがとう!ダルメシアも何かあれば遠慮せずに言ってね。じゃあまた!
(あれから彼とは気まずくて、みんなで食事をとる時や廊下ですれ違うくらいしか顔を合わせていなくて。部屋でひとりになる度に考えてしまうのは、彼の言葉と顔。やはり思い出すだけで心臓が煩くなって、顔が赤くなってしまう。あの時は驚いてしまって落ち着いて考えられなかったけど、数日間悩んでも答えは出ない、それもそのはず答えは最初からわかりきってた。彼が好き、同性だとか、友だちとしての想いだとか、何度も何度も考えたけれど最後に勝つのは彼を想う恋心であり。この気持ちどうやって伝えようかと自室で悩んでいれば、軽いノックから程なくして彼の声が聞こえて。冗談だなんて言わないよ、忘れてなんて言わないでよと心の声が届くはずもなく、全て聞き終えるとトボトボ、扉の前に行くとかちゃ、と目だけが見えるくらいの隙間を開けてそこから外を覗き「冗談…だったの?」なるべく気を遣わせないように平気なふりをして問い掛けては、ギュウとドアノブを握りしめ)
…っああ!いつもの悪ふざけだ。
(まさか扉を開けて貰えるとは思っておらず、驚きと共に嬉しさやより込み上げる緊張に頭が一杯になってしまうも、閉められてしまわないよう慌てて扉の隙間に手を添えて。違うのに。冗談なんかじゃなくて、本気だったのに。そう心の中で必死に訴えかけるのも空しく、喉元まで出かけた本音をごくりと腹の底まで飲み込めば頷いて普段通りの笑顔を貼り付け。己の気持ちが受け入れられなかったのなら仕方が無い、全て無かった事にしよう。なんて相変わらず針で突かれているかのように痛み続ける心臓を無視して考えながら、人差し指で頬を掻けば「怒ったなら謝るよ、ごめんな?」と目元だけしか見えない相手の表情を伺うように首を傾げ。)
悪ふざけ、か…。
(なぁんだ、気にしてたのは己だけだったのか。さっきまでいっぱいいっぱいだったはずの気持ちが、さーっと引いていくのが己自身わかって。あれやこれやと勘違いし、思い悩んでいたのは己のみだったなんて、空回りするにも程がある。ふり絞ってぽつ、と上記伝えると、手が挟まれているため閉めようにも閉められない扉を、気まずいながらもゆるゆる開けて。初恋がこんなにあっけない終わりを迎えてしまって、残ったのは言いようのない空しさだけ。扉にあった手を引っ掛けるようにして掴んでは、無言で部屋へと引き入れてぱたん、閉めた扉に背中凭れさせるように彼をやや強引に押しやったことで、やっとまともにお互いの顔がわかる状況になり。彼の顔の真横に両手ついてじ、と見つめ「怒ってなんかないよ。ただ…」今更告白したって意味などもたない。むしろ関係を悪化させるだけかもしれないという恐怖から、言葉が喉奥に引っかかって出てこず、後半濁して不安いっぱいの表情で俯き)
おっ、と……ど、どうしたんだ?
(唐突に部屋へと引き入れられる際思わず驚いた声を出せば、状況が理解出来ずに目をぱちくりとさせ。ようやく脳の整理がついた頃には、己の身は扉と相手の間にあって。いざ相手を目の前にすると喜びよりも先に何処か後ろめたい気持ちになってしまい、素直に顔を見ることが出来ず喉を鳴らして生唾を飲み込みながら顔を背け、視線も逸らし。怒っていないなら良かった、心底安心したように目を伏せ小さく息を吐くも続けられた言葉に引っかかり、視線だけ向ければ其処に映ったのは俯く相手の姿。慌てて声を掛ければ相手の顔に片手を添えて首を傾げ。「僕に出来ることがあれば言って。」己が迷惑をかけてしまったんだ、ある程度の事は手助けしてやらなくては。相手に対する恋心を胸の奥へと仕舞い込めば、自分では優しく微笑んでいるつもりでも、実際は引き攣った笑みを浮かべながら親指の腹で相手の頬を撫で。)
そんなに優しくしないで、
(どこまでも優しい声をかけてくれる彼、でも、そんな優しさは今の己にとっては辛くて、苦しくて。俯いていた顔上げて彼を見れば、やっぱりドキドキする心臓が、切ないくらいに彼のことを好きだと知らせ。もやもや、が悪化してついにはイライラになり、触れられる頬にも赤みさしてくれば、思わず上記言い放ち肩を押して彼をつっぱねてしまい。後退して彼と距離置けばベッドにごろん、背を向けるようにして横たわりあーだとか、うーだとか低く唸りながらごろごろ向きを変え暫くして意を決したらしく「…好き、なんだ。君を見てるとドキドキして。触れたくなるし、もっと触れてほしいとも思う」ギュウ、枕に爪を立ながらあふれる想いぶちまけ。それを伝えたが最後耳まで赤く染めあげれば、ふいっと体ごと寝返り彼に背を向けて。わかりきっている返事を待つのは悲しいけど想いを言葉にできた達成感もあり、なんとも言えない表情浮かべると隠すように握りしめていた枕に顔埋め、背筋も丸めた姿勢はまるで猫)
(また拒絶されてしまった。ベッドに横になる相手を捕まえようと手を伸ばすもそれが届くことは無く、しゅんとした様子で肩を落とせば暫くじっと相手の行動を見て。時間が経つに連れ何だか気まずくなって居た堪れなくなり、部屋から出て行こうと相手に背を向けてドアノブに手を掛けるも、次いで聞こえた相手の言葉に手を止めれば己の耳を疑い。今何と言ったのか。何度も同じ言葉を脳内で繰り返し己の聞き間違いで無い事を確認すると、ドアノブから手を離しそっと相手に近付けばベッドの横で膝立ちし。ベッドの空いたスペースに顔を伏せるときっと何かの間違いだ、己と同じで冗談を…などと悲観的な考えをしてしまうものの、先程奥底に仕舞ったはずの感情が溢れ出て来るのは確かで。想いを我慢する事が出来ずにくいくい、と指先で相手の服を引っ張ると「本当は、冗談なんかじゃないよ。…じゃないと、キスなんてしない。」言葉を発する度に赤く火照っていく頬を隠すように腕に顔を埋めて。)
うそ…、
(重たくならないように、笑顔作って彼を見よう、考えていたのだがちょん、と服を引っ張られればきょとん、とした顔で振り返って。思いがけない告白に目をしばしぱ、瞬きすればそのあと思考がワンテンポ遅れて追いついて。上半身だけ起きあがると、ベッド横に座り込む彼の腕を引き上げ、己の隣へ向き合うように移動させれば「君も僕と同じ気持ちって。嬉しいよ…。夢みたいだ」いや、夢じゃなかろうか、本気で思ったらしく頬をフニフニ、つまみながら話し鈍く走る痛み感じひと安心。さっきまでのどん底ムードから変わって、今ではキラキラしたオーラ撒き散らしながら彼を見)
夢じゃないよ。
(ベッドの上で正座しては、相手が摘んでいた頬を指で撫でてやり。首に手を回せば相手に体重を預けるかのように圧し掛かり、自然と溢れ出る笑みを堪え切れないまますりすりと頬を擦り寄せて。これで相手への想いを封じ込まなくて良くなったと嬉しく感じる反面、不安に思う事もあり、一旦身体を離すと「ほんとに僕で良いのか?…実は嫌いだったりしない?」なんて、女々しいだろうかと思いつつも一度沸いた不安は簡単に消すことができず、様々な返答を予想しながら怖ず怖ずと問いかけると相手を見上げるように首を傾げ。)
夢じゃないね、
(頬に感じた彼の手の平のあたたかさにすっと目細め、現実噛みしめじわり、心まであたたかくなってきて上記呟き。犬みたいにして擦り寄られれば、頭にぽふッ、と手を乗せ撫でて。嫌いであるわけないのに、見つめてくる目は潤んでいて思わず、ギュウウッ、と抱きしめると「嫌いなもんか。好きだ、ダルメシア」体離して顔を見て、唇めがけて互いの合わせれば長めにキスをして)
(安堵してふ、と息を零せるような暇があったのも束の間、口付けされれば目を丸くしたままぴたりと固まってしまい。次第に身体の力を抜いて嬉しげに目尻を下げると、相手の背中に手を回して黙って受け入れ。しかし呼吸しても良いものなのか分からず、迷った末息を止めていれば当然苦しくなってくる訳で。唯でさえ喜びで胸が一杯なのに、より締め付けられる心臓に顔を顰めぺしぺし、と相手の肩叩けば唇を離し「…こういうのは慣れないな。」と大きく息を吸った後、照れたように笑って。)
かわいい。もっとしたくなっちゃうじゃないか…
(キスに馴れているわけじゃないけれど、思い通じた喜びで行為に夢中になっていて。肩を押されるまでは、彼の異変に気づいてあげられなくて、押し返されると素直に唇離し。ひと呼吸おくのを見れば、肩押された理由わかった気がして、いつもと違う色っぽい彼…いやもしかしたら己の瞳がそう映し出してるだけかもしれないけど「ね、していいよね…?」と溢れる気持ち隠さずにこー、っと笑えば頬のハートも少し曲がり。キュウ、と彼の片手を、両手で優しく包み込んで)
そんなにがっついてると、躾のなってない野良犬みたいに見えるぞ?
(今の相手の様子に何か感じるものがあり、それを如何伝えようかと頭を悩ませ。脳内で色々な言葉を並べるも結局当て嵌るものは見つからず、感じた事を率直に告げればお互いの鼻頭をぴと、と軽く合わせ、片側の口角を上げて悪戯っ子のような笑顔を浮かべ。再び先程と同じような口付けをされるのは決して嫌な訳ではない。寧ろ己からもしてやりたい程なのだが、行動に移すのも小恥ずかしく「…仕方ないなぁ。特別だよ。」と少しだけ意地を張ると鼻先に短いキスをした後、呼吸が聞こえそうな程顔を近付けてじっと待ち。)
野良犬…、
(わっふわっふと落ち着かないでいたが、躾のなっていないとか、野良犬だとか、彼からしたら嫌悪感抱かれているのかもしれないと一抹の不安過れば、しゅんとそれこそ犬耳なんかが見えそうなくらいうな垂れて。掠めた鼻先、くすぐったくなるくらいの至近距離にそそられ唇重ねたくなるのをグッ、とこらえれば「僕だって我慢くらいできるんだからね!」なんて意地を張り言い放ち、ぷーいっと顔を逸らし。例えるなら犬の待て状態のままこらえて)
…ちゃんと我慢出来るのかー?
(落ち込ませてしまった、と内心密かに焦ってそわそわと視線を泳がせ。本当はして欲しいのだが、無駄な意地を張った手前今更己から口付けするのは気が引け、にっこりと笑えば煽り口調で首を傾げながら両手で相手の耳辺りをわしゃわしゃ、と動物にするかのように少し乱暴に撫で。「それじゃ、暫くこのまま待て、だ。」普段は周りに命令される側である己。故に他人に命令する機会はあまり無く、僅かな優越感を覚えながら楽しげに述べると、腰に手を回して相手の肩に顎を乗せ。)
できる!……はず。
(噛み付くように言い返すも、自信満々とはいかないようで、ぽそっと最後に付け足し。命じられてしまえば、不覚にも犬になった気分に陥り、黙ってじっとしていたが、いやいや…彼と立場が逆じゃないか?と眉を八の字に下げ、首をぶんぶん横に振って。待てと言ってきたにもかかわらず密着具合は増した気がして「待てって言ったのは君だろ?くっついてこないでよ」文句垂れながら己も彼の肩に顔寄せれば、言葉に矛盾した行動だとわかっていながらもすりすりと額擦りつけ甘え)
自信が無いなら、そんな事言わない方が良いぞ!
(付け足された言葉までちゃんと聞き取れば、己なら出来るだろうから、と自慢げに笑いながら相手の頬をぐい、と痛くない程度に人差し指で押して。矛盾した言動への反応に困ってしまうも、素直に言う事を聞いて相手から離れるのは嫌だと云った感情が勝てば、腰に回した腕にぎゅっと力を込めて更に距離を詰め「やだねー!焦らさなきゃ躾にならないじゃないか。」既に躾の意味を成していないような気もするが、本音を隠して最もそれらしい適当な理由を付ければ、背中を撫でながら拗ねた声色で。)
ダルメシアの意地悪、
(彼の耳には最後まで行き届いてしまったようで、ごもっともな発言に眉八の字にして怯むと、上回る返事も浮かばず頬押されたついでに、その方向へ顔を背け。離れるどころか、きついくらいの抱擁へと出た彼の行動に思わずきょとん。心は素直、己の鼓動早くなりやっぱり犬にはなりきれない、ひとりの男であると否が応でも感じてしまうじゃないか「犬のこと甘く見てると痛い目あうぞぉー」と悪戯っ子のような笑み溢れさせたかと思えば、擦り寄っていた首元にちゅう、吸いついて)
そりゃあ僕だってヴィランズの一人だからな!意地悪の一つや二つくらい言うよ。
(ふふん、と鼻を鳴らし誇らしげに胸を張れば、胸元に片手を置きながら目を伏せて精一杯嫌味ったらいく告げるも、表情や雰囲気は飼い主に褒められた仔犬そのもので。それは己の台詞なのでは、と思った矢先、首元に感じる違和感に眉寄せれば「んっ……あはは、なんだよ。くすぐったいだろ。」無意識に出てしまった小さな声。それが己の物だと理解出来るまでに数秒の時間がかかり、恥ずかしさで顔を真っ赤にしては何事も無かったかのように笑いかけ、仕返しにがじがじと耳朶を甘噛みして。)
可愛いなー、君は。これ以上僕の心を弄ばないでくれよー。
(得意げに話してくるのを見、友情として接していた時とはまた異なる愛情が溢れ、アハハっと笑み洩らすとわしゃわしゃ、と犬にやる感じで耳の上辺りを撫で遣り。耳を噛まれる、という日常では触れられることのない部位はデリケートらしく「…や、ぁ。ダルメシアそこはダーメ」と甘さも含んだ声で伝えれば肩をふるり、と震わせて。彼の上擦った声を聞いてから、ドクンと心臓が騒ぎ立て煩くて、赤く染まった顔を1度見てからニヤ、と不敵に笑うと、もっと崩してみたいという思いからか、舌先でチロチロ鎖骨をなぞり始めていて)
引き留めておくだけでも必死なんだ、弄んでる暇なんてないよ。
(心地良さ気に目元を細めながら撫でられていれば、へらりと緩く笑って冗談めかした口調で告げた後、もっと撫でて、とでも言うように相手の手にぐりぐりと頭を擦り寄せ。駄目、と言われてしまえば無理にそれ以上強く出る事も出来ず、クゥンと切なげな声洩らしつつ渋々と云った様子で耳元から顔を離し。声が出てしまわないよう、手の甲で口許を押さえながら暫く相手の為すがままにされていたも、次第にこれじゃ不公平では、そんな思考が過ぎり「…ずるい。耳がダメならこっちにする。」首筋に舌を這わせれば、軽く歯を立てながら片手でぽすぽす、と帽子越しに相手の頭に撫で。)
顔を出せていなくてごめんね。実は事情があって、暫く安定して来れそうにないんだ…。それでも、続けるべきかどうか悩んだのだけれど、いつから来れるとかはっきりしない現状で、待たせるのも気が引けてしまうし、潔くリセをお願いしたいと思ってさ。君と話すのは楽しくて、余裕があればルシファーやチェシャ猫にも興味があったから、是非話してみたかったんだけれど、本当ごめんね。僕とたくさん話してくれてありがとう!君に出会えた僕は幸せ者だよ。また、縁があればいつか君と話せたら、嬉しいな!ありがとう!
気にしなくて良いぞ!どんな事情なのかは詳しく聞かないが、折角繋がった縁だ。僕も君と話しているのは楽しいし、これからももっと話したいと思ってる。だから、君さえ良ければこのまま相手を続けて貰えないか?君が忙しいなら、僕はずっと待ってるよ。じっくり考えて、また暇な時に返事をくれ。それでも答えは変わらないようなら、僕も諦める。けど、もしも変わったなら、無理せず君が来れる時に来てくれれば良いからな。
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