ヴィラン 2015-11-04 23:15:58 |
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ダルメシアー!遅くなってごめん。僕の注意不足で君がくれてた返事に気づいていなかったよー。
で、返事は見せて貰ったんだけど…ごめんね。僕同じ内容のトピを掛け持ちをされるのが苦手でさ。僕の他にも手下の子たちを募集していたみたいだし、今回は遠慮しようかと思ってるんだ。折角ダルメシアと繋がれた縁だけど、僕の我儘で君を苦しめたくはないし…。また何処かで出逢えたら嬉しいなと思ってるよー。
あぁ、そうだったか…。それは悪いことをしたな。僕の方からも我儘で立て続けに悪いんだけど、ジャックが一番に声を掛けてくれたし、他に参加希望者も居ないみたいだ。滑り止めみたいな言い方になっちゃって不本意だけど…今回の相手はジャックにお願いしても良いか?勿論、無理にとは言わないよ。もし嫌なら言ってくれ。
不本意だなんてとんでもないよー!僕でよかったら是非お願いしても良いかな?滑り止めでもなんだって、君に受け入れて貰えるならこれ以上の喜びはないね。ありがとう。これから宜しくね、ダルメシア。
断られなくて良かった…!色々と迷惑とか掛けるかも知れないけど、此方こそこれから宜しくな。早速だが、設定とかシチュに何か希望はあるか?もしあるなら遠慮なく言ってくれていいぞ、出来る限りジャックの要望に応えるつもりだ!
僕らの仲だから険悪ってことはないと思うんだ。だからもし、恋愛に発展するなら両片想いか、恋人になる迄をじっくり楽しみたいのなら片想いとかどうかなー?ダルメシアはどう思う?それと、世界観とかはどうしようっかー?何かダルメシア側で思い描いてるのはあったりする?手下達が集う城みたいなのがあって其処をメインに話を進めていったりするのも楽しそうだし、色々迷っちゃう。ダルメシアも些細なことでもいいから何かあるなら僕に教えてー?君と物語を紡ぐのが今から楽しみだよ!
そうだなぁ…片想いも魅力的だが、両片想いでお願いしたい。両片想いと言っても僕の方は自分の気持ちに気付いているが、ジャックは自分の気持ちに気付いていないって設定はどうだ?逆でも良いぞ。僕達の集まる城か、それは良いな!城のある場所はヴィランズの世界、それとも人間界どっちが良い?ヴィランズの世界なら人間の姿のまま皆で暮らしてるとか、人間界ならまだリクルート活動を続けていたり、別の時期とか年に再会してそこで寝泊りしてる、なんて云うのも良いな。
両片想いだね。うん、了解!僕は自覚はないけど君に想いを募らせてるって感じでいくね。人間界も捨て難いけれどどうせならどっぷりヴィランズの世界を堪能したいから、ヴィランズの世界で人間の姿で暮らしてる設定で良ーい?手下だけが集う城で暫く生活を送るうちにお互い惹かれ始めていて、とか。素敵な物語になりそうだね!他に注意事項や、確認したいことはある?気に掛かる事があったら教えてー?もし無ければそろそろ始めようか?初回はダルメシアが回してくれたら嬉しい、なんて我儘かな。
よし、分かった!その設定でいこう。今は特にないから、また何かあったら声をかけるよ。ジャックからも何かあれば伝えてくれ。全然大丈夫だ!それじゃあ僕から始めるけど、返しにくかったら遠慮なく言ってくれよ。その時はまた別のを考える!
ん…あ、散歩の時間だ。……おーい、誰かー!散歩に付き合ってくれ!
(人間の姿になって暫く経つものの犬の習性は抜け切っておらず、自室の床で横になり毛布に包まって眠っていればぱちり、と目を覚まし。眉間に皺を寄せ寝惚け眼を擦りながらふと時計を見上げれば針が差しているのは己が散歩しようと決めていた時間。嬉しげな声を上げて急いで立ち上がればベッドの上に乱雑に毛布を投げ捨て、身嗜みを整えて自室から出るなり上機嫌で玄関前まで来るも扉を開けようとした際に一人で散歩するのは少し寂しいな、なんて想いが過ぎると口許に両手を持ってきて、扉を背に大声で叫び。)
頼もしいなダルメシアは!了解、何かあれば確認していこう。初回ありがと!ダルメシアの綺麗な描写に僕も追いつけるように頑張るぞー!
(人間の姿での城内生活にも馴染んできた今日この頃。最近では友達とよべる仲間も増え、一段と城での生活が楽しくなりつつある、今日はどんな一日を過ごそうかと考えながらもベッドの居心地から如何にも抜け出せない始末。本日幾度目かの欠伸を嚙み殺していると、聞き慣れた明るい声が室内にまで届いてきて。きっと城内では一番仲が深いであろう彼の顔が浮かんでくれば居ても立っても居られずに、ベッドから飛び出してエントランスに一目散に駆けて行き)
ダルメシアー!僕が一緒に行くよ。不服はないだろー?
(跳ね上がった後ろ髪を手櫛で整えながら彼の横に並んでは、人懐こい笑みを一つ)
僕もジャックに相応しい相手になれるよう、努力しないとな!じゃ、そろそろ失礼するよ。
ジャック!もちろん無いよー!
(己が叫んで間もなく、足音が聞こえてくると其方へ顔を向け。視線の先に親友である相手の姿を見つければぱぁぁと表情を明るくさせ、無い尻尾が見えそうな程に喜びながら名前を呼んで。寧ろ相手と散歩出来るのならそれ以上に嬉しい事は無く、数度頷いて上記を告げると両手を使って重たい扉を開けた後、相手の肩に手を回し「いやぁ、やっぱり持つべきものは友だな!」と人間界で学んだ言葉を笑みを零しながら胸を張って得意げに言い放ち。)
ダルメシアと散歩するのが大好きなんだー。君となら何だって話せるしね。じゃあ出発進行ーっ!
(快諾を得られれば口許に浮かんでいた笑みを深くし顔をくしゃりとして笑い。開かれた扉から射し込んできた日光は今まで自室に籠もっていた己の目には余計眩しく感じ、慣れるまで暫く眉を寄せていたが、肩に回された手に心踊れば応えるようにして自らも肩に手を乗せ。とびきり元気の良い散歩開始の声を始まりに、散歩の付き添いであったはずなのに彼と居るのが兎に角楽しいらしくいつの間にか此方の歩調の方が勝ってしまい、ぐいぐいと先陣切って散歩ルートを辿りながら「僕の部屋まで声をかけに来てくれても良かったんだよー?もし僕が君の声に気づかなかったらどうしていたのさぁ。他の人と散歩されたら僕が寂しいだろ…?」と明るい声色とは裏腹の、少し拗ねたような表情作っては冗談か本気か判断のつかない言い方で)
(相手の声に返事をするように己も「おー!」と元気な声で叫びながら握った片手の拳を天に突き上げれば、律儀に城の扉を閉めてから相手の隣を歩み。いつも通っているはずの道も親友と一緒に歩いている時はより楽しく景色一つ一つが違って見えるもので、心底楽しげにキョロキョロと忙しなく周りを見渡していて。それもあってか相手と少し距離が空いていた事に気付かず、声を掛けられようやく気が付いたようで慌てて駆け寄れば「悪かった悪かった。次からはちゃんと呼びに行くよ、それで良いだろ?なー?」と宥める様に背中をぽんぽんと叩きながら相手の顔を覗き込み、緩い笑顔を浮かべて。)
許すよ。ゆーるーす、
(それ程怒ってはいないのだが彼の申し訳無さそうな態度に付け入って上から目線で話してみる。邪気のない笑みはまるで犬の様だななんて思いながら、覗き込んでくる彼の頬に思わず手を滑らせては、ふっと此方からも笑いかけ。無性に触れたくなるこの衝動はいつ頃からのものだったか。いくら仲が良いとは言え男同士こんな感情湧いてしまうものなのだろうか、うーんと眉間に皺を寄せ数秒悩んだ末、背中叩く手を緩く掴めばそのまま彼を引き寄せてぎゅっと強く、だが大切な物を扱う手つきで抱き締めて「ダルメシア、大好きだよ」この気持ちは友情からくるものであると思い込んでいるせいで、込み上げてくる感情を恥ずかしげもなく吐露すれば抱き締めた腕から伝わる暖かみを感じながら周りの景色を楽しむ無邪気っぷりを発揮)
ジャック?……うん、僕も大好き!
(不意に抱き締められるとドクン、と一際大きく脈打つ心臓。驚いて目を見開き思わず身を引いてしまうも相手の腕の中から抜け出そうとはせず成すがままにされていれば、困ったような笑みを洩らしながら赤く火照った頬を人差し指で掻き。恐らく相手の好きと己の好きは少し意味が違うのだろう。それでも相手の口から大好きだと言われるのは嬉しく、堪え切れない笑顔を浮かべつつ己もきつく抱き締め返せば相手の肩に顔を埋め首筋にぐりぐりと頭を押し付けながら今の関係を壊してしまわないように、あくまで友達として、親友としての意味で好きと云う言葉を返し。しかし一度言ってしまうと己の気持ちに嘘は吐けず「…多分、ジャックよりも、もっと。」なんて聞こえるかどうか怪しい程の声量で無意識の内に呟きながら相手を抱き締める腕に更に力を込めて。)
君も…?すごく嬉しいよ!
(己と同じ様な答えが返ってくると嬉しげに頬綻ばせ、視線を景色から腕の中の彼へと移せば至極幸せそうに。友という範囲内で、というのは承知の上ではあるものの、胸が高鳴ってしまうのを誰が止められるはずも無く。友情だけでは片付けられないくらいの感情に戸惑っていれば、続け様彼が吐いた言葉が上手く聞き取れなくて。抱き締めていた手緩めては首筋にじゃれてくる彼との体に僅かな隙間作り出し「…へ?今何て?」と至近距離で問い掛け。と同時に赤みがかった頬に気づくと不思議そうに見詰めた後、面白半分で突いてみたり)
え?…なんでもないよ。気にするな!
(質問の意図が分からず頭上に幾つもの疑問符を浮かべながらきょと、と間抜けな表情を晒し首を傾げて。片方の手は相手の腰に回したまま、空いたもう片方の手を己の顎に当て俯き気味に考え込むものの無意識の発言故に答えは見つからず。変な事を口走ってなければ良いのだが、などと云う不安に駆られつつも笑って返せば悪戯し返す様に相手と己の額をくっつけじ、と目を見詰めるも沸々と湧き上がる羞恥心に負け、より頬を赤く染め。気まずげに視線を逸らし相手から身体を離せば「さて、散歩の続きだ!」と誤魔化すように手を引きながら歩み出し。)
(気にするなと言われると余計気になる質で。もやもや、とした心中を晴らしてくれるのもまた、彼の些か大胆な行動であり。額合うと呼吸さえ聞き取られそうな程の距離にたじろぐも、直ぐに楽しげに口許弧を描くとほんの少し赤みを増した頬に触れようと思ったのだが。彼は早々と散歩を再開させ、頬に伸ばしたはずの手はいつの間にか引かれており、一先ず彼の意向に素直に従って散歩へ戻るとしよう)
君との散歩は久々だ。最近のお気に入りスポットはあるの?
(遅れをとらないように早歩きしながら訊ね)
お気に入りかー…あ、あるぞ。大きい草原!
(うーん、と頭を悩ませながら辺りを見渡していると視界に入ったのは何処か見覚えのある木。ぴたりと足を止め首を傾げながらその木を見詰めていれば、ふと先日一人で散歩していた際に偶然見つけた場所を思い出し子供のようにキラキラとした笑顔を浮かべて。「湖もあって綺麗なんだー。確かこっちだ!」普段散歩する道とは違う為、草原の景色は覚えているのだが其処に行くまでの道筋はあまり明細に覚えておらず、不安の残る言い方をしながらも朧気な記憶と己の嗅覚を頼りに再び相手の手を引いて歩みを進め。)
本当!?連れてって。
(少年のように純粋な笑み浮かべられてしまえば彼が言う場所が気に掛かり、興味津々といった感じで身を乗り出せば案内を願い。でも、歩いたことのない道であったり、陽も傾きかけていることもあってか心細くなってきたのか握る手の力無意識に強めて「ねぇ、ダルメシアこっちであってるの?」なんて男のくせに情けないと思いつつ、消え入りそうな声で尋ね。小さな恐怖感が生まれたせいで足取りはどんどん遅くなってきてしまい)
多分合ってるよ。だから心配するな!
(手を離しながらふ、と微笑みかけて優しく相手の背中を撫でれば根拠の無い自信からくる言葉を放ち。数度鼻を鳴らして辺りの匂いを確認すると手を握り直し、相手の歩調に合わせ己もゆっくりと歩んで。鼻と勘だけを頼りに無闇矢鱈に進んでいればすっかり暗くなり空に星が出てきた頃、大きく開けた場所に出て。其処は己の記憶にはっきりと残っていたもので、目を輝かせながら「ほらジャック、着いたよ!」と無邪気に声を掛け。)
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